安倍晋三首相は11日、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、緊急事態宣言が出ている7都府県のすべての企業に対し、職場への出勤者を最低7割減らす要請を出すよう閣僚らに指示した。繁華街の接客を伴う飲食店などの利用自粛要請については、7都府県だけでなく、全国に広げることも決めた。 政府は感染の収束に向け、人と人の接触機会を「最低7割、極力8割」削減することを目標に掲げている。首相は同日の政府対策本部で「削減目標との関係では、いまだ通勤者の減少が十分ではない」と指摘。もう一段の国民の協力が不可欠だとして、「オフィス」での仕事は原則在宅で行えるようにし、「どうしても出勤が必要な場合でも出勤者を最低7割は減らす」ことを求めた。関係省庁から要請を徹底するよう指示した。 新型コロナ対応を担当する西村康稔経済再生相は11日、記者団の問いに「(店舗や医療機関などの)現場の人数を減らすと(サービスなどが)提供できないが、オフィスは様々な工夫ができるので、努力を求めたい」と話した。 政府は、宣言した7日に改定した基本的対処方針で「職場への出勤は、外出自粛等の要請から除かれる」と明記しつつも、「出勤者の4割減少はもとより、テレワークなどを活用することで」接触機会を減らす必要があるとも示した。 さらなる対応が必要と判断したが、首相は会合で、要請の法的根拠や「オフィス」の範囲、「最低7割」と判断した理由は示さなかった。経済産業省は、中小・小規模事業者向けに在宅勤務に必要な機器の導入を補助する策を打ち出しているが、募集開始は6月としており、支援は本格化していない。 都市部では通勤時の満員電車が… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報】北九州市で3人感染 40代の女性教諭ら(西日本新聞)
北九州市は11日、新たに3人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。また、県は同日、行橋市4人、豊前市1人、北九州市1人の感染が判明したと発表した。北九州・京築地区の同日の新たな感染者は計9人となった。 【動画】手作りガーゼマスク10分で完成 北九州市によると、同市で感染が確認されたのは、八幡西区の40代女性、小倉南区の60代男性、八幡西区の70代女性の3人。40代女性は八児小(同区)教諭で、これまでに感染が確認された同小教諭2人の同僚。 県によると、行橋市で確認された4人は9日に感染が判明した90代女性の家族で、60代女性、孫で保育士の40代女性とその40代の夫、この夫婦の息子の10代男性。保育士の女性はみやこ町の認定こども園「ポランのひろば」に勤務しているという。 豊前市の感染者は同市で感染が確認されていた1歳未満の男児と40代の母親の家族で、学生の10代女性。 県が確認した北九州市の1人は、40代男性で同市以外の地域でPCR検査を行った結果、陽性だった。 西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「#吉村寝ろ」に大阪府知事「ちゃんと寝てます」(日刊スポーツ)
新型コロナウイルスの感染者数が東京に次ぎ2番目に多い、大阪府の吉村洋文知事の体調を気遣う「#吉村寝ろ」などのワードが11日、ツイッターで一時トレンド1位になったことについて、吉村知事が同日夜、自身のツイッターで「ちゃんと寝てます」などとリアクションした。 【写真】マスク姿で外出自粛を求める大阪吉村知事 吉村知事は「ちゃんと寝てます。しんどいのは府民、国民の皆様の方です」と投稿。さらに「橋下さんの言葉を借りれば、政治家は使い捨てでいいんです。この先、さらに厳しい状況になるかもしれませんが、国難を一致団結して乗り越えましょう」と呼びかけた。 吉村知事は、連日感染者が増え続ける大阪府の陣頭指揮を執り続けている。さらに、記者会見やテレビ番組にも積極的に出演、外出自粛や国への疑問を発信している。早朝から深夜にまでテレビ出演などしていることから、目の下のクマや、疲弊していることが表情に表れている。知事の働きぶりや、トレンド入りに、ツイッターでは「分かった。私らは家におるから、知事寝てや。休んでや」「将来的に総理候補になってほしい」など、大阪府民が一丸となり、まとまる現象が見られていた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
花火でストレス和らげて 北九州の会社が無償打ち上げ(西日本新聞)
新型コロナウイルスの感染拡大で外出を自粛する市民のストレスを和らげようと、北九州市小倉南区の花火製造会社「ワキノアートファクトリー」が、自宅から楽しめる花火を打ち上げる企画を始めた。同社の花火師らが発案し、無償で実施する。第1弾として10日夜、同区東谷地区で高さ約100メートルに大輪の30発を打ち上げた。今後、市内各地での開催を目指す。 【写真】打ち上げ花火を見る親子 同社はハウステンボス(長崎県佐世保市)の打ち上げ花火を手掛けるなど、業界では知られた老舗。花火師で同社マネジャーの相田英寿(えいじゅ)さん(41)が「今だからこそ花火で何かできないか」と同僚と2人で計画した。会社から花火を買い上げて実施する予定だったが、心意気を知った社長が無償で打ち上げを提案した。 10日夜の打ち上げは、人の密集を避けるために場所は明かさず、花火が上がる方角のみを地元自治会から住民に告知してもらった。打ち上げ時間は短かったが、自宅の庭から家族で花火を見上げた中村重信さん(60)は「趣旨を聞いて感動した。美しさもひと味違う」と顔をほころばせた。17日夜には、同地区の別の場所で第2弾を実施する予定という。 「市民に1回は見てもらいたい」。相田さんらは市内全域での打ち上げを目指し、開催地区を募っている。(白波宏野) 西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
1人暮らしで発症したら~感染症専門医が解説 新型コロナウイルス(ニッポン放送)
ニッポン放送「ザ・フォーカス」(4月8日放送)に日本感染症学会の専門医で東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科の寺嶋毅教授が出演。新型コロナウイルスの対策について解説した。 新型コロナウイルス抗体検査の有効性 日本では新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が出されたが、感染の拡大が進む海外ではさらに抗体検査が進められている。ゲストの寺嶋教授が抗体検査の有効性、リスクについて述べた。 野村修也<中央大学法科大学院教授・弁護士>)世界ではさまざまな取り組みがされています。日本ではみんなで外出を控えることによって感染し合わないようにしようと頑張っていますが、他方で海外では抗体検査、かかってしまった人を発見するといったことをやり始めた国もあります。これはどう見たらいいでしょうか。 寺嶋)抗体というのはかかってすぐに出るIgMという抗体と、かかって3、4週間経ってからあがってくるIgGがあります。もう感染した記号というかそういったものを調べる検査があって、確かに中国や海外ではそれを調べることも行われています。キットによっては当たりは当たりで間違いを逃さないと言われていますが、一方で国立の医療センターではそういうことももちろんやられていて、IgMという急性期にあがるものでキットによってわかるのは5,6割程度ではないかと。ただ、PCR検査では鼻の奥から拭い液を採るのでその際の感染の心配もありますし、検査をする側も防護して臨みます。しかし、最近ではその物資そのものが不足の気配が出てきていますので血液検査で調べられるのは有効な手段だと思います。特にIgGに関しては、日本はもっとたくさんかかっている人がいるのではないかという疑問に答えるにはIgGを調べることによって実はかかっていたという疫学的というか、それを知ることによって今後の対策にも有効な情報になると思います。いまは3つくらいの会社から出ているキットがありますが、なかなか品薄で手に入りません。 次ページは:個人でできる対策~生活のなかで気をつけられること 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
解雇の運転手、撤回求め団交要求 ロイヤルリムジングループに(共同通信)
タクシーとハイヤー事業を展開するロイヤルリムジングループ(東京)が運転手約600人に解雇を言い渡した問題で、解雇通告された運転手数人が労働組合に加入し、11日、解雇の撤回などを求め会社側に団体交渉を申し込んだ。 労組に加入した斎藤泰弘さん(53)らは11日午後、東京・銀座にある営業所で、同グループの金子健作社長に申し入れ書を手渡した。金子社長は後日、団交に応じる意向を示したという。 斎藤さんによると、この日、解雇に同意していない十数人の運転手が営業所を訪れた。会社側は3月までの給与を約束したが、今後の対応などは説明しなかった。会社側は取材に応じなかった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
人が消えた関西の街、緊急事態宣言後初の週末(産経新聞)
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7都府県に緊急事態宣言が発令されてから初の週末を迎えた11日、各地の繁華街では人通りが大幅に減少、自粛の動きはさらに加速した。 大阪の玄関口で、普段の週末なら多数の観光客で混雑するJR新大阪駅(大阪市淀川区)。しかし、この日、新幹線の改札を通過する人は数えるほどで、ずらりと並ぶ券売機の利用者もほとんどいなかった。 「乗車した車両にいた乗客はわずか3、4人。新大阪駅の人の少なさにも驚いた」と話すのは、仕事で滞在していた広島市から大阪市内の家に帰るという会社員の男性(53)。緊急事態宣言が出ていない広島と比べ、「大阪は緊迫感を覚える」という。 梅田では百貨店など商業施設の多くが営業を自粛。シャッターが下りた街を行き交う人は少なかった。土日は食品売り場を含め全館を休業する阪神梅田本店(北区)の前では、休業を知らせる張り紙を呆然(ぼうぜん)と眺める人の姿もみられた。 ただ一部では府が自粛を求めている「不要不急」の外出とおぼしき人も。「正直、休みの日ぐらい自由にしたい」とこぼした大阪市の会社員の男性(53)は友人らと食事した後に街をぶらぶらするという。 一方、日本一長い商店街としても知られる天神橋筋商店街(北区)では、飲食店を中心に営業を続ける店舗が目立った。 「今は耐えるしかない」と話すのは洋服店のマネジャー、岡淳一さん(41)。3月の売り上げは例年の約半分に落ち込んだ。「緊急事態宣言を受け、特に夕方以降の人出が減ったと感じる」と説明する。 宣言の対象外になっている京都府でも、府や京都市が政府に対象地域に含めるよう要請したことも影響したのか観光客は一段と減少、街は閑散としていた。 お茶屋や飲食店が多く立ち並び、歴史情緒あふれる街並みで知られる祇園の花見小路通(京都市東山区)は、行き交う人もほとんどいない状態に。祇園商店街振興組合の担当者は「臨時休業している店もかなりあり先が見通せない」と不安をのぞかせる一方、門川大作市長が観光自粛を訴えたことには、「感染者数も増えている状況では仕方ないのでは」と理解を示した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
東京都で新たに197人の感染確認 4日連続で最多更新
東京都内で11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに197人確認されたことが関係者への取材でわかった。1日当たりの感染者数は4日連続で最多を更新した。 都内では、10日までに1705人の感染者が確認されている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
上方漫才大賞にシャンプーハット 劇場でなく収録発表
第55回上方漫才大賞(ラジオ大阪、関西テレビ主催)の大賞をシャンプーハット(吉本興業所属)が初めて受賞した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、恒例の劇場での発表会と生放送は中止となり、11日に放送した収録番組のなかで発表された。 シャンプーハットは、大阪府高槻市出身のこいで(44)と堺市出身のてつじ(44)が1994年に結成したコンビ。関西を拠点に活動し、こいでのボケに、てつじが突っ込まず応援する独特の漫才スタイルで知られる。こいでは「うれしい半面、お客さんの前で漫才がいつできるか分からないので、その日を楽しみにやっていくしかないです。何とか日本を盛り上げていきたい」、てつじは「皆さんの前で漫才が披露できるとき、この賞に恥じないような漫才をしたい」とそれぞれコメントした。 上方漫才大賞は年間を通しての活躍を評価する賞で、歴代受賞コンビには夢路いとし・喜味こいし、横山やすし・西川きよし、オール阪神・巨人、ダウンタウン、中川家らがいる。例年は、発表会でのコンテストで奨励賞と新人賞の受賞者を決めるが、今年の選考はなかった。(篠塚健一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
介護で疲弊、夫婦生活拒んだら…普通の家族が壊れるまで
介護保険ができる前、家族介護を支えたのは「嫁」、つまり息子の配偶者だった。山形県の女性(74)も、「嫁介護」が当然視された時代を生きた一人だ。7年間に及ぶ義父母の介護の後に待っていたのは、ねぎらいではなく、激しい夫のDVだった。義父母をみとって20年以上の歳月が流れた今も、苦悩は続く。 同居の義父がALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されたのは1991年のことだ。会社を休み、病院に毎日のように通った。 オムツの中に手をいれて便を口に運んでいたのを目にした日、ショックで涙がぽろぽろこぼれた。温かいタオルで義父の下半身を拭いていると、女性の手首をつかんで離さなくなることが幾度かあった。看護師に相談すると「男性にはたまにあること」「(体に)触らせてあげている人もいる」と言われた。ずっと家族にも言えなかった。発病から3年、義父は81歳で亡くなった。 その頃からパーキンソン病を患っていた義母の認知症が進み、介護負担が重くなった。初期は深夜の単独外出が続いた。出入り口にかぎをかけても窓から出てしまう。2、3日に一度の頻度で繰り返し、行方がわからなくなったこともあった。 義母のベッドの隣に布団をしき、義母と自分の手首を太い毛糸で結んで寝た。寝たきりになったとき「率直に言えば、ほっとしました」。 オムツ交換や15分おきのたんの吸引。満足に睡眠がとれない日々は続いた。腰を痛め、過労で何度か倒れた。 それでも、夫は介護に一切関わろうとしなかった。 「あなたの親でしょう、手を貸… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル