原子力規制委員会は13日、日本原燃六ケ所再処理工場(青森県)の安全対策の基本方針が新規制基準に適合すると認める審査書案を公表し、定例会で審議を始めた。了承すれば、原発の使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出して再利用する「核燃料サイクル政策」の中核施設が本格稼働に近づくことになる。 原燃は2021年度前半の完成をめざすが、完成時期はトラブルなどで24回延期。建設費は当初の4倍の約2・9兆円に膨らんでいる。新基準への適合が認められても、残る詳細設計の審査や工事に時間がかかり、工場の必要性も薄れているため、先行きは不透明だ。本格稼働には青森県や六ケ所村の同意も必要だ。 再処理工場は、使用済み核燃料を硝酸で溶かし、プルトニウムとウランを回収する化学工場のような施設。高レベルの放射性廃液も出し、原発とは異なる特有の危険性がある。原燃は、地震の揺れの想定を引き上げるなど自然災害への備えを強化し、高レベル廃液が沸騰して放射性物質が放出される重大事故などの対策をとった。規制委は約6年で113回の会合と5回の現地調査を実施し、対策が妥当か審査してきた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マイナンバーカードないと「評価悪影響」 職員にメール
山梨県甲州市と山梨市の消防を担う東山梨消防本部の総務課長が、マイナンバーカードを取得しなければ人事評価に悪影響を及ぼすという内容のメールを職員に送っていたことが12日、朝日新聞の取材でわかった。カードの取得は法律上の義務ではなく、同本部を管理する東山梨行政事務組合は、取得を強要する不適切な行為だったとして処分を検討している。 メールは4月下旬に送信された。カードを取得していない複数の職員に対し、「国の主導により公務員及び被扶養者の取得に期限を設定されております」「あなたは、国の要請によっても、取得しない公務員と見なされてもしょうがありません」などと取得を促す内容が記されていた。 また、6月までに申請済みの返信メールが来ない職員に対し、7月に最終面談を行い、12月の勤勉手当の勤務成績が良好でない職員に該当する恐れがあると言及。定期昇給が上がらない可能性が出てくるとも書いていた。 メールを受け取った職員は「カードの取得は推奨であって義務や強制ではない。勤務評定と結びつけ、脅迫的な内容なので驚いた。パワハラ行為だと思う」と話す。 これに対し、同本部は「本人も『言い過ぎた面があった』と反省している」と説明。処分に向けて事実関係を調べているという。 マイナンバーカードの取得は国が推進している。昨秋、各省庁が全職員に対し、取得の有無などを家族(被扶養者)を含めて尋ねる調査をしていたことが朝日新聞の報道で明らかになった。国はその際、強制ではなく、人事査定に影響はないと説明している。(永沼仁) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ごみ袋で防護服、「発明家」の看護師が考案 3分で簡単
新型コロナウイルスの感染拡大で医療用の物資が不足する中、東京都府中市の榊原記念病院がホームページ上で、ごみ袋から防護服をつくる方法を動画などで紹介している。考案したのは「発明家」の顔も持つ看護師。「最前線の医療現場の問題を少しでも解決したい」との思いが広がり、各地で反響が相次いでいる。 医療現場では手術などで防護服を使っているが、感染拡大とともに各地で不足し、同病院でも3月以降は業者から届く量が激減。今月中に在庫が無くなる見通しの部署もあるという。副看護師長の村田詩子(うたこ)さん(45)は医師から頼まれ、看護師仲間と一緒に、余った不織布で防護服を作成。さらに、身近なものでたくさん作れないかと考えるなかで、ごみ袋を活用することにした。 作り方はシンプルだ。用意するのは、45リットルのごみ袋2枚に、はさみと粘着テープ。切り込みは直線だけで、2カ所を折りたたみ、4カ所をテープで留める。3分ほどの工程で、上半身用の袖口や下半身用の腰ひもまでできる。「見た瞬間に『ちょっと作ってみよう』と思えるように」と単純な作り方にしたという。 感染を防ぐ防護服はトイレに行くたびに替える必要があり、節約しようと勤務中に水分補給を控える医師もいる。同病院の医師から「着心地も良く、脱ぎやすい」と推す声があがり、感染疑いのある患者の搬送の際に使われたという。 村田さんは大阪府出身。2000年に長女を出産したときの経験をもとに、肌が露出しない授乳服を発明。1千点以上売れるヒット商品となり、ほかにも医療グッズなどを次々と考案してきた。 「私の発明で人の命は直接は救えないけど、『困った』を解決することはできる」と村田さん。看護師や事務職員らが空いた時間に防護服を作っており、磯部光章院長(67)も「とても頼もしく、勇気をもらっている」と話す。 4月20日に同病院のホームペ… 【5/19まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
八代弁護士、34県の緊急事態解除の検討に見解…「政府の知恵の絞り所。本当に無策としかいいようがない」(スポーツ報知)
13日放送のTBS系「ひるおび!」(月~金曜・前10時25分)で、緊急事態宣言について、政府が「特定警戒都道府県」の一部とそれ以外の34県すべてで解除する方向で検討していることを伝えた。 ただ、解除後も感染拡大の防止を徹底する必要があるとして「特定警戒都道府県」との往来は引き続き自粛するよう呼びかける方針で、政府は14日に専門家会議を開き、5月末の期限を待たずに解除を検討する。 専門家会議は解除にあたって、直近1、2週間の人口10万人あたりの新たな感染者数や、重症者に対応できる医療提供体制の確保の状況など基準を設けることにしている。一方で群馬県の山本知事は、解除を遅らせるように要望している。 コメンテーターでリモート出演した八代英輝弁護士は34県の解除に「34県の首長さんが怖がっているのは首都圏からの人の移動です」とした。 その上で「広域の移動をうまい知恵を絞って制限していくのは国の責任だと思います。ですから鉄道ですね。上野発の茨城県内行きとか、群馬県内行きとか、栃木県内行きとか普通に運行してます」とし「不要不急でないお仕事の方、物流に関わる方、医療従事者の方の移動は仕方なですけど、その中にはパチンコ行く人もいれば、サーフィン行く人もいれば、そういう人も含まれてきてしまうわけですよね」と指摘した。 さらに「それをどう制限していくかは政府の知恵の絞り所だと思います。これに関しては本当に無策としかいいようがない」とコメントしていた。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
乳幼児難病の薬、1.6億円 国内最高額、保険適用を承認(共同通信)
厚生労働省は13日、難病の脊髄性筋萎縮症の遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」について、1億6707万円の薬価で公的医療保険の適用対象にすることを決めた。薬は2歳未満の患者が対象。1回の投与で治療は済むが、保険で使える薬としては国内最高額となる。20日にも適用する。中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に提案し、了承された。 治療を待ち望んでいた患者や家族にとっては朗報となる。公的保険の医療費の窓口自己負担は、2歳未満の患者の場合は2割。国や自治体の助成制度があるため、実際には費用はほとんどかからない。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
おうち時間でじっくり投票先を考えよう。【小田原市長選】新人 守屋輝彦氏 VS 現職 加藤憲一氏(選挙ドットコム)
5月10日に告示された小田原市長選には、自民党が推薦する新人の守屋輝彦(もりや・てるひこ)氏(53)、現職の加藤憲一(かとう・けんいち)氏(56)の2名が立候補しました。投開票は5月17日に行われます。 今回は加藤市政の是非、市の活性化策、人口減少対策、市が建て替えを検討している市民病院再建のあり方などが争点と考えられます。 コロナに打ち勝ち小田原を守れば、小田原が輝く、小田原は変わる。新人 守屋輝彦氏 守屋氏は小田原市生まれ、東京電機大学建築学科卒業、東京大学大学院都市工学専攻修了。1992年に神奈川県庁に入庁し、2010年に退職。2011年の神奈川県議選に初当選し2期8年務めました。 守屋氏は政策「世界が憧れるまち計画」を掲げました。(画像参照) 「市民力」「地域力」「協働」の総仕上げで愛すべきふるさと、小田原の実現を。現職 加藤憲一氏 加藤氏は小田原市生まれ、京都大学法学部卒業。1992年から1996年まで民間教育団体の初代事務局長を務めた後、小田原市内で独立し林業、漁業、農業を手掛けました。小田原市政策総合研究所市民研究員、「ほっとファイブタウン」(小田原の街づくり組織)理事、小田原インキュベーションフォーラム事務局長、国土交通省関連の審議会(都市経済研究所)委員などを歴任しました。2004年の小田原市長選に立候補しましたが落選。2008年に再度小田原市長選に挑戦し初当選、以降3期連続当選を果たしました。今回は4期目への挑戦となります。 加藤氏は以下の政策を掲げました。(画像参照) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
関東は天気の急変のおそれ 東京でもにわか雨に注意(ウェザーニュース)
関東では、今日13日(水)は朝から晴れて、気温が上がっています。 ただ、関東の北部ではすでに雨雲が発生していて、栃木県などには気象台から竜巻注意情報が出されました。今夜にかけてはにわか雨や雷雨のおそれがあります。 東京都心でも午後はにわか雨の可能性があり、晴れていても天気の急変には注意が必要です。 東京都心でもにわか雨に注意 北日本の上空に強い寒気が流れ込んでいいる一方、関東地方では朝から気温が上がっていて、大気の状態が不安定になります。 このため、このあと関東北部の雨雲は発達する見込みで、局地的に雷を伴った強い雨が降る見込みです。 特に降りやすいのは栃木や茨城、千葉となる見込みですが、東京都心でも午後はにわか雨のおそれがあります。 晴れていても油断せず、空が暗くなったら洗濯物を部屋に取り込むようにしましょう。また、止むをえず外出をする方は、折りたたみの傘があると良さそうです。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
日本のコロナ感染者数は本当に少ないのか? 議論には正しいデータが必要(THE PAGE)
諸外国と比較して、日本における新型コロナウイルス感染者数が低く推移していることが注目を集めています。「検査をしていないだけで実際には多数の感染者が存在している」との指摘もありますが、一方で、日本特有の生活様式が感染拡大を防いでいるとの見解も出ています。日本の感染者数についてはどう考えればよいのでしょうか。 貧弱なPCR検査体制 日本国内に何人の感染者が存在するのかについて正しい情報を得るためには、一定のサンプリング調査を行って市中感染率を推定することが必須要件です。しかし、日本は先進各国や中国、韓国と比較してPCR検査の体制が極めて貧弱であり、いまだに広範囲な検査を実施できていません。このため正確な感染率を推定できないという状況が続いています。 しかしながら、仮に欧米と同水準まで感染が拡大しているのだとすると、病院に運ばれる重症者や死亡者の数も多いはずですから、少なくとも死者数という点において諸外国より少ないのは事実でしょう。新型コロナウイルスによる肺炎で死亡した人を一般的な肺炎と診断した可能性も残されていますが、ここまでの死者数の差を説明することはできません。 衛生概念の高さが感染拡大を防ぐ? 一部では、うがい、手洗い、靴を脱ぐといった日本人の生活様式が感染拡大を防いでいるとの見解も出ていますが、こうした情報は単なるイメージである可能性も高いですから、鵜呑みにするのは危険でしょう。まず、靴を脱ぐという生活様式は日本だけのものではなく、アジアや中東など多くの国でみられる習慣です。また、ユナイテッド・ヘルスコミュニケーション株式会社が行ったアンケート調査によると、通勤電車で会社に出社した人の中で、出社後に毎日手洗いをしている人は55.6%しかおらず、しかも18.3%はまったく手洗いをしていませんでした。 もし日本人の衛生概念が他国よりも本当に高いのだとすると、インフルエンザなど通常の感染症についても大幅に罹患者が少ないはずです。しかし日本では毎年推定約1000万人がインフルエンザに感染しています。米国は約3000万人と推定されていますから、日本で特段感染症が少ないというわけではなさそうです。加えて言うと、職場での消毒習慣はむしろ欧米の方が定着していたという事実も合わせて考慮しておくべきでしょう。欧米人とアジア人で罹患しやすさが異なるとの指摘もあるようですが、科学的な検証が行われたわけではありません。 いずれにせよ、主要国の中で、正確な市中感染率を推定できていないのは日本だけであり、正しいデータがなければそもそも議論になりません。できるだけ早く広範囲な検査を実施し、いったい何人が感染しているのか正確な情報を得る必要があるでしょう。 (The Capital Tribune Japan) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
保育士が医療用ガウンを手作り 園児が減少…得意の手作業で病院にエール(西日本新聞)
福岡市内の二つの保育園で、保育士たちが新型コロナウイルスの影響で不足している医療従事者向けのガウン作りを続けている。園児の登園自粛で手の空いた保育士が作業し、病院などに寄付している。 【写真】ガウンにメッセージを書く保育士 社会福祉法人「さわら福祉会」(西区)が運営する愛宕けいあい保育園(同)と大池けいあい保育園(南区)で、ともに今年4月開園。当初、愛宕は約40人、大池は約60人の園児が通う予定だったが、緊急事態宣言の発令を受けて市が保育園などの利用自粛を呼び掛けたことから、現在の利用はそれぞれ20人ほど。 保育士は、感染リスクを減らすために2班に分かれて交代で勤務。在宅勤務の日は、園児用の遊び道具作りや保育の研修をしていた。そうした中で、さわら福祉会が提携している村上華林堂病院(西区)から、医療用ガウン不足の情報が寄せられた。 ガウンは発熱症状など新型コロナの感染疑いがある患者を診察するたびに交換するが、全国的な品薄で入荷は限られる。同病院では、放射線技師が農業用ビニールを使った簡易ガウンの作り方を考え、空いたスタッフが作っていた。 「手作業の得意な保育士が協力できるのではないか」。事情を知った愛宕の赤星佐保園長(54)たちが両園の保育士に呼び掛け、4月下旬から保育のない時間にガウン作りを始めた。 まず、ビニールを縦1メートル40センチ、横1メートル80センチに切りそろえる。袖と後ろで結ぶひもの部分に切り込みを入れ、袖をテープで貼り付ければ完成。2時間程度の作業で、多ければ約100枚を作ることができるという。 ガウンの前側には、油性ペンで「いつもありがとう」「コロナに負けない」などとイラスト付きのメッセージが添えられている。「こういう大変なときこそ助け合いが大切。少しでも前向きになれるように書いています」と保育士の高木あゆみさん(20)。 ガウンを贈られた村上華林堂病院の北野晃祐事務部長(44)は「1日数十着は必要で、スタッフの負担も増していた。大変ありがたい」と話した。(石田剛) 西日本新聞 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ラブライブ!と厚労省がコラボ 手洗い呼びかけポスター
静岡県沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のキャラクターが、新型コロナウイルス感染症予防を目的とした手洗いを呼びかけている。厚生労働省の企画で、ラブライブを制作するサンライズ(東京都)と協力し、12日に啓発ポスターを公開した。 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、若い人たちに人気のアニメを使い、予防の徹底を促した。ポスターは同省のホームページやアニメ公式サイトなどで無料でダウンロードできる。 印刷して学校や図書館などの施設で張り出してもらい、手洗いの普及に役立ててもらう考えだ。サンライズの担当者は「誰でもできる感染症予防の基礎となる部分を見直すことで、一日でも早い事態の収束への一助になれば」とコメントした。(和田翔太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル