東京都の小池百合子知事が11日、新型コロナウイルス対策を担当する西村康稔経済再生相と都内で会談した。小池知事は会談後、報道陣に、従来のPCR検査とは別の抗原・抗体検査を実施するため、国に支援を求めたことを明らかにした。「それぞれの特徴を生かして、都としても検査を進めたい」と述べた。 抗原検査はウイルスを形づくるたんぱく質を直接検出する方法で、国が13日にも承認すると見込まれている。抗体検査は体内で免疫反応が起きた際にできる抗体を調べるもので、過去の新型コロナの感染歴が分かる。いずれもPCR検査よりも感染結果が早く分かるとされている。小池知事は「抗原・抗体検査の有効性を確認して、速やかに導入を図っていただきたい」と述べた。 小池知事は、緊急事態宣言の解除基準について西村氏と話したことも明らかにした。その上で「様々な数字や数値が(解除基準に)あるが、どのような形が考えられるのか前もって都に知らせてほしいとお願いした」と述べた。(軽部理人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
通天閣、赤黄緑にライトアップ 大阪モデルを色で周知
大阪府が休業、外出自粛要請の段階的解除に向けた独自基準「大阪モデル」の到達度を赤、黄、緑の3色で公表を始めたことを受け、大阪市浪速区の通天閣が11日夕から、同じ色でのライトアップを始める。運営会社の通天閣観光が8日発表した。 府は三つの指標値を定め、一つでも基準を上回れば赤信号、すべてが下回れば黄信号としている。黄信号が7日続けば、緑信号に変え、外出自粛要請などを段階的に解除する。 通天閣でのライトアップは31日までの予定で、日中も点灯する。府の協力要請を受けた通天閣観光の高井隆光社長(45)は「一日も早い経済活動の再開とコロナの終息のため、協力していきたい」と話した。(添田樹紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
総文祭、生徒を集めない開催を検討 オンラインなど活用
高知県で7月31日~8月6日に開かれる予定の全国高校総合文化祭(総文祭、文化庁・公益社団法人全国高等学校文化連盟など主催)について、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、主催者側が生徒を会場に集めて開くことを見送る方向で検討していることが、関係者への取材で分かった。文化庁などが12日に発表する見通し。インターネットなどを活用し、生徒が集まらなくても実施可能な方法を模索しているという。 「文化部のインターハイ」と呼ばれる総文祭は1977年に始まり、毎年開かれてきた。今年は高知県内の9市町村が主会場となり、全国各地から約2万人の高校生が参加し、吹奏楽や将棋、演劇など23部門が実施される予定だった。 だが、大勢の生徒らが全国から集まることで、会場は「3密」の状況が生まれる恐れがあり、主催者側は開催の方法について検討を続けてきた。関係者によれば、会場に集まって披露したり、競技したりする内容については見送る方向で、オンラインなどの活用も検討中としている。 これまで新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国高校総合体育大会(インターハイ)の夏季大会の中止が決まっている。(丸山ひかり) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
難病薬1.6億円保険適用へ 過去最高、乳幼児の筋萎縮症(共同通信)
厚生労働省は11日、難病の脊髄性筋萎縮症の遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」について、約1億6700万円で公的医療保険の適用対象にする方針を固めた。13日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に提案する。薬は2歳未満の患者が対象。1回の投与で治療が済むが、保険で使える薬の薬価としては最高額となる。 製薬大手ノバルティスファーマが製造、販売する。米国では2億円以上の費用がかかり、「世界一高い薬」として日本での薬価にも注目が集まっていた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
感染者体調、アプリで把握 厚労省が一元管理へ(共同通信)
厚生労働省は11日、新型コロナウイルスの感染者の体調を保健所や都道府県、国などの行政機関がリアルタイムで一元的に把握する新システムの運用を5月中に始めると発表した。軽症の患者や濃厚接触者が体調をスマートフォンのアプリを通じて自ら報告する仕組みなどで行政機関側の作業を減らし、効率的な感染拡大防止につなげる。 今週中にも一部自治体で試行的に導入し、5月中には全国での運用を開始する予定だ。位置情報などによる個人の監視は目的としていない。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
政府、34県の一斉解除で調整 緊急事態宣言、特定警戒の一部も(共同通信)
政府は、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言について、重点的な対策が必要な「特定警戒都道府県」以外の34県を一斉に解除する方向で調整に入った。複数の政府関係者が11日明らかにした。特定警戒の13都道府県の一部も同時に解除することも視野に、引き続き分析を進める。専門家の意見を踏まえ、14日に最終判断する方針だ。 新規感染者数の推移や感染経路が不明な人の割合、医療供給体制の状況などが判断材料となる。関係者によると、14日の一斉解除は34県に加え、特定警戒の13都道府県のうち茨城、岐阜両県も検討対象に入っているという。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
開幕できない長良川鵜飼 安全祈願祭で新しい観覧船「光秀丸」お披露目 鵜匠「すぐにでも漁をしたい」 岐阜市(中京テレビNEWS)
11日に開幕するはずだった岐阜市の長良川鵜飼。新型コロナウイルスの影響で、緊急事態宣言の延長に伴い、鵜飼い漁が当面延期となる中、安全祈願祭が行われ、新たに就航した観覧船「光秀丸」が公開されました。 毎年、漁の初日に行われる安全祈願祭。今年は出席者を例年の1割程度と規模を縮小、感染対策を徹底して行われました。 また、今年新たに就航した観覧船「光秀丸」が公開されましたが、観覧船の運航も延期となっていて、現時点では鵜飼い漁、観覧船ともに開始の見通しは立っていないということです。 鵜匠の杉山雅彦さんは、「漁の準備はできているので、すぐにでも漁をしたい」と話していました。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
東京感染者、集計ミスで76人増 保健所の報告漏れや二重計上(共同通信)
東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者に関し、都内の保健所から計111人分の報告漏れと35人分の二重計上があった結果、全体の感染者数が76人増加することになると明らかにした。従来の集計では、新たに15人の感染が確認された11日の累計は4883人だが、ミスによる76人が加わって全体の感染者数は4959人となる。 都はこれまで連日発表していた都内の感染者数について、今後訂正するとしている。 小池百合子知事が同日夕に都の配信動画で説明した内容によると、発症から療養までを一元的に管理するセンターを設立し、これまでのデータを精査する中で報告漏れなどが判明した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
遺棄容疑でベトナム人逮捕 被害男性と同居、富山県警(共同通信)
富山市の側溝で、ベトナム人技能実習生の男性の他殺体が見つかった事件で、富山中央署捜査本部は11日、死体遺棄の疑いで、側溝脇のアパートで男性と同居していたベトナム国籍の技能実習生で清掃作業員ゴ・コン・ミン容疑者(20)を逮捕した。捜査本部は認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は4月ごろ、清掃作業員グエン・バン・ドゥックさん(21)の遺体を同市赤田の側溝に運び、遺棄した疑い。 捜査本部によると、ミン容疑者はドゥックさんとともに昨年7月に来日。2人は11月から富山市のこのアパートで同居していた。ドゥックさんは4月2日早朝を最後に、姿が見えなくなっていた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
横浜の救急隊員も発熱 神奈川で7人感染、4人死亡
神奈川県内では11日、新型コロナウイルスをめぐり、新たに感染者7人と死者4人が発表された。県内で発表された感染者は累計1178人、死者は57人(朝日新聞集計)となった。 死亡したのは、小田原市の70代以上の女性と横須賀市の70代男性、県発表で居住地非公表の90代男性、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院に入院していた80代男性。同病院の看護師2人の感染も判明した。同病院関連の感染者は患者33人、職員27人の計60人で、死者は10人になった。 新たな感染判明は、小田原市1人、横浜市6人。横浜市消防局の30代男性救急隊員は、今月2日に感染者を転院させるため搬送し、7日に発熱したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル