「したたかでやっかい」。新型コロナウイルスはよくこう表現される。感染しても症状が出ない人がいる。さらに、症状が出る2日ほど前から周囲にうつすことがわかってきた。まさに未知のウイルスだ。 この流行はいつ終わるのか。明確な答えはないが、米ハーバード大のチームは、世界的流行を抑えるには、外出規制などの措置を2022年まで断続的に続ける必要があると予測する。年単位の対策が求められる、と国内の複数の専門家も言う。 国は、「密閉、密集、密接」の状態を避けるなどの行動変容を住民に促し、感染拡大の抑制をめざした。医療態勢を整えるための時間稼ぎでもあった。 国内の新規感染者数は、4月中… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遺品手放せない人の背を押す「感謝離」 共感広がり本に
妻の遺品整理を「感謝離(かんしゃり)」と名付け、妻への思いをつづった新聞投稿をきっかけとした本が生まれた。「感謝離 ずっと一緒に」(双葉社)。大切な人との出会いに感謝しつつ、思い出が詰まった物との別れを前向きにとらえ直す姿勢と夫婦愛に、共感が広がっている。 拡大する伊豆へ旅行した時の河崎啓一さん(右)と和子さん。2008年ごろ=河崎さん提供 著者は東京都府中市の元銀行員、河崎啓一さん(90)。「赤い糸で結ばれ」、62年余り連れ添った和子さんが昨年3月、88歳で亡くなった。寂しさのなか、妻の服に「ありがとう」と頭を下げながら整理したことを、「断捨離」にあやかって感謝離と名付けた。 その心模様を軽妙な筆致でつづり、朝日新聞リライフ面の「男のひといき」に投稿。昨年5月に掲載されると反響を呼び、翌月にはそれらの声をまとめた続報の記事も載った。 拡大する河崎啓一さん(右)と和子さん。油絵を習っていた和子さんの先生の展覧会で。2008年ごろ=河崎さん提供 編集者の体験も投影 今回、出版を企画したのは、この記事を読んだ双葉社の編集者、湯口真希さん(49)だ。 湯口さんの父は5年前に76歳で急逝。突然倒れてからわずか2週間後、膵臓(すいぞう)がんだった。父が愛用していたマフラー、帽子、パジャマ、趣味で書いていた小説の原稿……。ぬくもりを感じる数々の遺品に母(80)は1年間手をつけられなかった。葛藤を抱えつつも少しずつ遺品を整理していく母。遠方で暮らす湯口さんは、案じながらも力になれなかったという後悔を抱き続けてきた。そんな時に目にしたのが「感謝離」の反響編の記事だった。 「奥様への深い愛情とともに、物や人に感謝を込める生き方に感動しました。愛着のある物を捨てるのはその人とのつながりまでも断つようでつらい。でも、感謝して手放せば、むしろ心のふさぎがとれ、前を向いて生きられる。考え方一つでこんなにも豊かな人生が送れるのだと気づかせてくれた感謝離は、私にとって一筋の光です」 そして気付いた。ぬくもりが詰… 月980円で有料会員限定記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米国立衛生研究所・峰宗太郎氏、コロナのワクチンは「1年以内に投与可能となるとは思えない」(スポーツ報知)
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、明確な治療法がない中、世界中が待ちわびているのが、治療薬とワクチンの完成だ。国内では、治療薬として期待される「レムデシビル」が、早ければ週内にも承認され、使用可能となる。一方、ワクチンについて米国立衛生研究所(NIH)の峰宗太郎氏(病理専門医)は「少なくとも1年以内に投与可能となるとは思えない」とし、“有効性”と“安全性”の立証を慎重に進めるべきとの考えを示している。(竹内 竜也、奥津 友希乃) 治療薬は一から薬を開発するのではなく、他のウイルス治療薬を「スイッチ」、つまり転用して、今回の新型コロナウイルスに効くものを探そうという探索が行われている状況です。 いくつも候補薬がありますが、これらは既に臨床試験が実施されており、他の病気に承認されている薬であることから、新型コロナの増殖を抑えられるか、新型肺炎を治療できるか、ということを実証する「Phase(フェーズ)3」という段階から実施されているものが多くあります。 よって、これらの試験結果が出て、有望なものが得られれば、比較的早く治療薬は利用できるようになるのではないかと思っています。結果は数か月単位までで出そろうと考えています。 一方で、ワクチン開発は、時間がかかると考えられます。ワクチンというのは、体にウイルスの一部などを入れることで、主にそれに対する抗体を作らせる医薬品です。 まずは抗体ができるかどうかの基本的な検討を行い、ワクチンとなる医薬品の部分を作り、その安全性を確認します。その上で、用量や用法を確定し、そして効果があるかどうかを見ていくという試験を行わなければなりません。 既に、健常な成人に投与を行って安全性を確認する「PhaseI」という試験に入っているワクチン候補も複数ありますが、慎重に進めるべきであり、時間はかかるでしょう。少なくとも1年以内に一般人に投与可能となるとは思えません。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
コロナ治療薬使い分けも…レムデシビルは重症患者の7割近く改善でアビガンは軽症9割改善傾向(スポーツ報知)
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、明確な治療法がない中、世界中が待ちわびているのが、治療薬とワクチンの完成だ。国内では、治療薬として期待される「レムデシビル」が、早ければ週内にも承認され、使用可能となる。(竹内 竜也、奥津 友希乃) 有効な治療薬の候補として、現在注目を集めているのが「レムデシビル」と「アビガン」だ。 米製薬会社ギリアド・サイエンシズは4日、「レムデシビル」を厚生労働省に承認申請した。同省は審査までの手続きを簡略化する制度「特例承認」を適用する方針で、早ければ週内にも国内初の新型コロナ治療薬として承認される見通しだ。 エボラ出血熱の治療を目指して開発された同薬は、日本の研究機関も参加した臨床研究で、投与された重症患者53人の7割近くで症状が改善したことや、海外メーカーからの提供量が限られる可能性があるため、重症患者を中心に投与される方針。ギリアド・サイエンシズの日本法人によると、国内でも先月14日から患者への投与が始まり、世界の治験4000例のうち日本は90例。広報担当者は「一日も早く治療法として確立するための努力をしている」。副作用として、腎機能低下などの報告があるため、効果や安全性の検証を続けていく。 国内メーカー開発の新型インフルエンザ治療薬「アビガン」は、感染した俳優・石田純一(66)や人気脚本家・宮藤官九郎氏(49)らが投与後に熱が下がったなどと報じられた一方で、厚労省によると、動物実験で催奇形性(女性・男性ともに、内服した際に胎児に悪影響を及ぼす可能性がある)などの副作用が報告されている。 同薬は観察研究が進められており、先月の日本感染症学会特別シンポジウムでは、服用を始めて2週間後、酸素投与を必要としない軽症者の9割に症状改善傾向が見られたと報告された。国内での増産が始まり、政府は備蓄量を200万人分まで拡大することを決定。症状の重さに応じてレムデシビルとアビガンを使い分ける可能性もある。 アビガンは現在、臨床研究に参加登録した医療機関で、医師の判断のもと患者が同意した場合に使用でき、先月26日までに1100の医療機関で、2194人の患者に研究としての投与が行われた。現時点では新型コロナに効くかどうかは科学的に証明されていないが、政府は新型コロナ治療薬として、早期の薬事承認を目指して治験を進めている。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
緊急事態宣言、14日一部解除の可能性初めて言及も安倍首相基準語らず…31日まで延長正式表明(スポーツ報知)
安倍晋三首相(65)は4日、新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言の期限を当初の6日から今月31日まで全都道府県を対象に延長すると正式表明した。さらに今月14日に状況を再分析した上で宣言を途中解除する可能性についても言及。外出自粛と休業の延長などを促すための決定とみられるが、解除の基準については明示しなかった。 官邸での会見に臨んだ安倍首相は、緊急事態宣言延長について身ぶり手ぶりを交えて語った。「5月は収束のための1か月。次なるステップへの準備期間。長期戦を覚悟する必要があります。前を向いて頑張れば現在の困難を乗り越えられる!」。質疑応答に入る前、22分間にわたって国民にメッセージを発した。 4月7日に7都府県に対して発出し、同16日に全都道府県に対象を拡大した緊急事態宣言。さらに約1か月の延長が正式決定した。「もうしばらくの間、努力をしていただくと率直にお伝えしなくてはなりません。1か月での収束を目指しましたが、責任を痛感しています」。大型連休後も生活面での制約が続く異例の事態となる。 また、「14日をめどに専門家の皆さんに状況を詳細に分析していただき、改めて評価していただきたい。可能であると判断すれば期限(31日)を待たずに緊急事態を解除したい」とも発言。途中解除の可能性に初めて言及し「努力が緩むことのないようにお願い致します」と訴えた。 だが、どうなったら宣言は解除されるのか、という本題については1時間超の会見の中で一度も触れなかった。解除の判断には感染者数、感染経路不明者の割合、PCR検査数など様々な要素が考えられるが、数値的な目標は全く語らず。さらに、期限延長によって国民の経済的打撃は増大するが、補償について「政府の総力でスピード感を持ってお届けする。守り抜く」などとし、新たな具体的対策は明示しなかった。 特定警戒都道府県以外の34県は地域に応じて感染拡大防止と社会活動維持を両立できる取り組みに徐々に移行していく。一方、東京、大阪など特定警戒都道府県の13都道府県については途中解除の可能性は低そうだ。 全国知事会は一部地域のみの解除では人の移動が生じかねないとして全国一律での延長を国に要請。延長幅は6月6日頃まで延長する案もあったが「数字の切りがいいかどうかも重要」(政府高官)として5月31日を区切りとした。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【動画】5日の天気 – 日中は広く晴れ「立夏」 暑さに注意 関東 午後は急な雨や雷雨に注意(5日7時更新)(ウェザーマップ)
ウェザーマップ こどもの日のきょう(5日・火)の日中は晴れる所が多いものの、関東を中心に、午後は急な雨や雷雨に注意が必要です。そして、きょうは二十四節気の「立夏」です。暦の上では夏の始まり。過ごしやすい陽気になる頃ですが、関東から西では25℃以上の夏日になる所が多く、内陸では30℃近くまで上がる所もあるでしょう。家の中でも熱中症に注意してください。 きょうは、高気圧に覆われて、日中は広く晴れそうです。青空のもと、西日本や東日本ではこいのぼりが気持ちよく泳ぐような風が吹くでしょう。北日本では強い風に注意してください。 ただ、関東や静岡県は湿った空気の影響で午後は不安定な天気になります。午後になると、内陸で雨雲が湧きだし、夕方から夜にかけては、あちらこちらでにわか雨や雷雨になる所があるでしょう。局地的にはざっと雨の強まる所もありそうです。洗濯物を外に干す際は空模様の変化にお気をつけください。 また、夜は中国地方や四国など、西日本でも雨の降る所がありそうです。 日中の気温は東北南部から九州にかけて、25℃前後の所が多いでしょう。名古屋や大阪は27℃、前橋は28℃など、汗ばむくらいになりそうです。 大分県の日田では31℃と真夏日の予想。内陸では30℃近くまで上がる所もあるため、家の中でもこまめに水分をとって、暑いときは我慢しないでエアコンを使用するようにしてください。 山陰から北の日本海側は、寒気の影響できのう(月)より低い所が多く、札幌は13℃など、昼間も風が冷たく感じられそうです。(気象予報士・及川藍) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
新型コロナ死者25万人超す 被害拡大、依然衰えず(共同通信)
【ジュネーブ共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が4日、世界全体で25万人を超えた。2日に24万人を上回ったばかりで、死者の85%が集中する欧米を中心に、被害拡大の勢いは衰えていない。 「陽性」マドンナさん、インスタで「明日はドライブ」 死者は3月31日に4万人を上回ってからは、1~2日ごとに1万人以上が増える状態が1カ月以上にわたって続いてきている。感染者は4日に350万人を超えた。 死者が最も多いのは約6万8千人の米国。710万件を超えるウイルス検査を実施していることも反映し、感染者も約117万人と世界最多となっている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
夜の路上に倒れていた71歳女性 軽トラにひかれて死亡 運転の男性、反対車線の車に気を取られる(東海テレビ)
愛知県大治町で4日夜、路上に倒れていた71歳の女性が車にひかれ、死亡しました。 愛知県大治町西条で4日午後8時15分ごろ、路上に倒れていた女性が55歳の男性の運転する軽トラックにひかれました。女性は近くに住む71歳の女性で、病院に運ばれましたが、およそ1時間10分後に死亡しました。 警察によりますと、事故当時、反対車線には車が停まっていて、運転手の男性はそれを避けて走ってきた車に気をとられ、「人が倒れていたのは気付いたが、間に合わなかった」と話しているということです。 また、目撃者も女性が事故の前から路上に倒れていたと話しているということで、警察は事故の原因を詳しく調べています。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
福岡市役所の派遣社員が感染 コロナ電話相談業務を担当
福岡市は4日、新たに30代の人材派遣会社員の女性1人が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の感染者は計648人になった。 女性は福岡市役所で、市が運営する「新型コロナウイルス感染症相談ダイヤル」の電話相談業務に携わっていたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「公務員やめました」 先生よ、ユーチューバーになろう
オンライン授業に悩む全国の先生たちへ、ユーチューバーのススメ――。新型コロナウイルスの影響で休校が長引くなか、愛知県の小学校教師がそんな提言をしている。「たいち先生」として、動画投稿サイトYouTube(ユーチューブ)で配信する深見太一さん(39)は「恐れず挑戦すれば色々なつながりが得られる。先生方も大変な時代だけど、力を合わせて乗り切りましょう」と話す。 拡大する2月に「対話でみんながまとまる! たいち先生のクラス会議」という初の著書を出した深見太一さん(本人提供) 「日本中の先生を勇気づけたいー」。そんな合言葉と両親指を立てたサムズアップの笑顔から、「たいち先生」の動画は始まる。 深見さんは3月末まで、愛知県の公立小学校に勤務。4月からは、瀬戸市に来春開校する国際型の私立「瀬戸SOLAN小学校」の立ち上げメンバーとして、生徒募集やカリキュラム作りに取り組んでいる。 現役教師として始めたユーチューブのチャンネル登録者数は4月28日現在で1400人、ツイッターのフォロワー数は7千人を超えた。約1年前から配信した動画は200本を超す。扱ってきたテーマは、休校中の学習支援、愛読書の紹介、母親の悩み相談など幅広い。時にはコメント欄で視聴者とつながるライブ配信もする。「先日は宮古島の先生から『見てます』とメールをもらって、素直にうれしい」と話す。 拡大する「たいち先生」のユーチューブチャンネルのページ。4月下旬、登録者数が1400人を超えた(ユーチューブから) きっかけは、ツイッター上で「教員はブラック職場」という投稿を見かけたことだ。自分の学校や教員仲間からは聞けない悲痛な叫びだった。元塾講師の教育系ユーチューバー葉一(はいち)さんの人気動画「とある男が授業をしてみた」を見たことも刺激になった。「教え方も上手で、学校の先生より全然面白いじゃんと。これは負けられないと思いました」 そこで「まずは自身の経験から… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル