新型コロナウイルスの感染が拡大するなかで迎えた憲法記念日。感染防止を理由に外出や営業の「自粛」ムードが強まっていることに、志田陽子・武蔵野美術大教授(憲法)は異議を唱える。憲法で保障された権利と、それを制約する「公共の福祉」のバランスをどう考えるべきなのか。 補償なく休業「強制」、おかしい ――今の「自粛」の何が問題なのですか。 何が良くて何がダメなのか基準がはっきりしないため、行き過ぎた萎縮や圧力が生まれている。一斉休校中に子どもを公園に連れて行っただけで、警察に通報する人が相次いだ。感染した人を「殺人鬼」と表現した議員もいた。過剰な正義感は隣人を追い詰め、差別を生む。外出自粛は強制ではなく要請なのに、東京では警察が新宿・歌舞伎町などで巡回を始めた。 ――警察も強制にならないよう配慮しているようですが。 警棒を手にした「お願い」は威嚇であり、強制と受け止める人が多いだろう。 営業できなければ生きていけな… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナで運営厳しく 原爆の図丸木美術館が寄付呼びかけ
被爆の惨状を描いた丸木位里(いり)・俊(とし)夫妻の連作「原爆の図」を所蔵する「原爆の図丸木美術館」(埼玉県東松山市)が、存続のために緊急の寄付を呼びかけている。コロナ禍で多くの文化施設が休館する中、行政や企業からの大きな助成のない私設の同美術館は、休館による減収で運営が厳しくなっているという。 同美術館は、夫妻が「原爆の図」を広く公開するため、1967年に開設した。「原爆の図」全15部のうち、長崎原爆資料館にある第15部を除く14部を所蔵する。70歳を過ぎて独学で絵を描き始めた位里の母スマの作品でも知られる。 運営経費は年間約2500万円。年間約1千万円の入館料収入や、友の会会費、作品の貸出料、寄付などでまかなってきた。しかし、新型コロナウイルスの影響で4月9日から臨時休館し、入館料収入はゼロに。学校などの団体予約はすべてキャンセルになり、作品の貸し出しや巡回展も中止や延期になった。 老朽化した施設の改修資金を2017年から募っていたが、美術館の存続のための緊急募金も先月30日から始めた。岡村幸宣(ゆきのり)学芸員は「災害や疫病など命について考える状況が続いているが、位里・俊の作品には、命を見つめるまなざしがある」といい、「感染の終息後に見て頂きたい。次の世代に『原爆の図』のある美術館をつなぎたい」と話す。緊急募金はサイト(https://congrant.com/project/marukigallery/1587)で受け付けている。(千葉恵理子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
与野党、憲法改正巡り論戦 自民は協議訴え、野党は不快感(共同通信)
憲法記念日を迎えた3日、与野党はNHK番組で、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえた憲法改正論議について討論した。自民党の稲田朋美幹事長代行は、憲法上の「公共の福祉」の範囲で、休業要請などの私権制限をどこまでできるのか国会で協議するよう提起した。多くの野党は「コロナに乗じるのはやめてもらいたい」(福山哲郎立憲民主党幹事長)などと不快感を示した。 稲田氏は、国会議員が多数感染した場合の国会機能維持なども論点に挙げ「国会の憲法審査会で議論するのは政治の責務だ」と呼び掛けた。日本維新の会の馬場伸幸幹事長も「コロナ対策のもう片方で、憲法審で緊急事態について議論を進めるのは当然だ」と訴えた。 これに対し、福山氏は憲法が保障する「健康で文化的な最低限度の生活」を守るためのコロナ対策を優先すべきだと主張。国民民主党の平野博文幹事長は「私権制限は現行の法体系で対応できる。改憲議論は優先すべきことではない」と述べた。共産党の小池晃書記局長は「コロナ対応で結束を国民に呼び掛けながら、改憲をこの時期に持ち出すとは最悪だ」と批判した。 公明党の斉藤鉄夫幹事長は、私権制限を進める憲法論議に対し「法律の世界の話」と否定。国会議員任期延長の論点については「憲法審でじっくり議論すべきだ」と一定の理解を示した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
北海道で今年初の真夏日 陸別は朝から27℃上昇で30℃超(ウェザーニュース)
今日3日(日)は晴れた関東や北日本で気温が上がりました。北海道でも30℃を超えた所があり、今年初の真夏日です。 日本列島の上空には今日も暖かな空気が流れ込んでいます。特に日差しが届き、西よりの風が山越えとなった東北太平洋側と北海道道東で気温が上昇、各地で30℃を超える真夏日になりました。 15時までに全国で最も気温が上がったのは福島県二本松で32.8℃、福島も31.1℃を観測し、2日連続の真夏日です。また、北海道でも中徹別や陸別など4地点で30℃を超えています。 北海道は一日の気温差が25℃以上の所も 北海道は朝と昼の気温差も非常に大きくなりました。冬は厳しい寒さで知られる陸別は未明の3時04分に最低気温3.2℃を観測。日が昇ってからは気温が急上昇し、13時16分には30.2℃。一日の気温差は27℃に達しました。 明日4日(月)は天気崩れて気温大幅ダウン 明日4日(月)は低気圧や前線の通過に伴い、北日本や関東は天気が崩れます。日差しがなくなり、気温はあまり上がりません。 5月に入って3日連続夏日の東京は21℃止まり。北日本は今日に比べると10℃以上低い予想の所があります。大きな気温変化で体調を崩さないように注意が必要です。 ウェザーニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
栃木のパチンコ店が休業除外要望 「運転資金難で破綻も」と悲鳴(共同通信)
栃木県内のパチンコ店でつくる県遊技業協同組合は3日までに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請への協力で経営が悪化しているとして、要請対象からパチンコ店を外すよう県に要望した。1日に福田富一知事に要望書を提出した。 県内の169店舗全てが休業中で、緊急事態宣言の延長に伴い休業が長引けば「運転資金が確保できない店は破綻してしまう」と訴え、店では感染防止策をとっており全国的にクラスター(感染者集団)が発生した事例はないとも主張している。 県によると、福田知事は「本県だけ除外すれば客が集中してしまう」と組合に回答し、国にも要望内容は伝えた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
4日みどりの日 新緑潤す雨 STAY HOMEも促す(tenki.jp)
強い日差しが照り付け、季節外れの暑さとなった東日本や北日本も、あす4日は一転、新緑を潤す雨に。 4日みどりの日 日差し一転、広く雨に 東日本や北日本ではたっぷりの日差しと暖かい南風の影響で、きょう3日憲法記念日は季節外れの暑さになりました。午後3時までの最高気温は、最も高い福島県二本松市で32.8度、アメダス43地点で30度以上の真夏日になりました。あす4日みどりの日は一転、雨の降る所が多く、暑さも和らぎそうです。 各地の詳しい予報です。沖縄と九州、四国は、朝まで雨や雷雨の所がありそうです。日中は天気が回復し、次第に晴れる所があるでしょう。中国地方は、晴れ間がありますが、朝晩は山陰を中心に雨が降りそうです。近畿と東海は、午前中は雨の降る所が多いでしょう。午後は雨がやんでくる見込みです。関東は雨が降ったりやんだりの天気で、日中、雲の多い北陸や東北でも夜は広く雨が降るでしょう。北海道は昼ごろから次第に雨が降り出す見込みです。 STAY HOMEを意識して! 例年なら行楽地などで賑わいを見せる大型連休。今年はSTAY HOMEです。外出自粛が長引くにつれ、思わず気が緩んでしまいがちですが、ここは我慢です。今は新型コロナウイルスとの戦いであり、自分の欲求との戦いでもあります。家族など身近にいる人、普段なら当たり前にできることや事柄に感謝して、「私たちはコロナウイルスなんかに絶対負けない!」この意識をもって日々過ごしましょう! 日本気象協会 本社 樋口 康弘 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
日比谷線初代車両が22年引退へ 長野電鉄に譲渡のマッコウクジラ(共同通信)
東京メトロ日比谷線の初代車両で、丸みを帯びた先頭車の形から「マッコウクジラ」の愛称で親しまれた電車3000系が、譲渡を受けて唯一走っている長野電鉄から2022年までに引退する予定になったことが3日、分かった。1961年に登場して60年近く駆けてきた人気の車両だけに、鉄道愛好家らから引退を惜しむ声が出そうだ。 3000系はステンレス製で、ゆがみを目立たなくするために「コルゲート」と呼ばれる波板を取り付けた外観が特色。自動列車制御装置(ATC)を日本でいち早く採用した先進的な車両として注目され、当時の営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線で94年まで活躍した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大気汚染、致死率に影響か コロナ感染、欧米で調査(共同通信)
【ロンドン共同】ドイツと米国の大学による新型コロナウイルス感染者の調査で、大気汚染が深刻な地域になるほど、感染後の致死率が高くなる傾向があることが3日までに分かった。 マルティン・ルター大(ドイツ)の研究者らは、イタリアとスペイン、フランス、ドイツを対象に調査。3月19日までに確認された約4400の死亡例について、計66の行政区ごとに分類すると、全体の78%がイタリア北部とスペイン中部の五つの行政区に集中していることが判明した。 この五つの行政区は大気汚染の原因となる二酸化窒素の濃度が今年1~2月に高く、山地に囲まれ大気汚染が解消しにくい地形だった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
未利用の食費まで請求 新大学生、お金払って住居手放す
新型コロナウイルスの感染拡大が、学生の学びに深刻な影響を与えている。今春、北海道の大学に合格した三重県四日市市の男子学生(18)は、大学の「来道自粛」要請などで、地元を離れられないでいるが、契約した学生会館からは、利用していない食費の支払いまで求められた。男性は「助けてほしいのに、逆に費用がかさむ」と話す。 入試に合格後、男子学生は大学生協のサイトを通じて、食事付きの学生会館に申し込み、3月上旬、仲介の不動産会社に、入館金と保証金、4月分の家賃など17万円余りを支払った。入学金も納め、布団などの荷物も送った。あとは新生活を待つだけだった。 だが、大学は入学式の中止に続き、授業開始を5月11日に遅らせると決定。道外の学生には、来道の自粛も求めた。 男子学生には肺気胸の持病がある。新型ウイルスに感染すれば重篤化の恐れもある。大学はオンライン授業をする方針で、当面の北海道行きは断念した。 対面授業の再開に備え、学生会館の家賃と管理費は払い続けるつもりだった。しかし、利用していないのに、毎月計3万円以上が掛かる食費や水道料などの支払いには疑問がわいた。不動産会社に減免を求めたが、「契約上できない」と繰り返すばかりだった。 大学の再開時期が見通せず、今… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「なぜ今帰ってくる」留学から望まぬ帰国、続く自宅待機
4月8日、留学先から帰国した富山大生がいる。海外での外出制限と帰国後の自宅待機で1カ月余り、さらにこれから2週間、故郷でも自宅待機が続く。 「帰ってきた喜びも、実感もない」。電話取材に応じた経済学部4年の林沙紀さん(21)は沈んでいた。 拡大するマレーシアに留学していた時の林沙紀さん(本人提供) 「多文化共生に何が大切なのか知りたい」と、マレーシアの大学に留学。官民協働の留学支援事業「トビタテ!留学JAPAN」の奨学金を受け、昨年10月からビジネスや現地の文化などを学んでいた。 だが、新型コロナウイルスの感染拡大で、1年だった留学は半年に。政府が不要不急の渡航をやめるよう呼びかけ、現地に残れば奨学金が止まることになり、「生活費を確保できなくなる」として帰国を決めた。 感染対策したが… 政府は、マレーシアからの帰国者に自宅などでの14日間の待機と、公共交通機関を使わないよう要請していた。林さんは東京都内の短期賃貸マンションを予約。送迎を知人に頼んだ。 拡大するPCR検査後、中部空港までの政府チャーター便に搭乗するため、成田空港で乗ったバスの車内。白いシートが張り巡らされている=林沙紀さん提供 だが、成田空港の検疫官は「そ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル