政府は21日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を継続してきた8都道府県のうち、新規感染者数が大幅に減少している大阪、京都、兵庫の近畿3府県で宣言を解除した。安倍晋三首相は残る東京、神奈川、千葉、埼玉、北海道の5都道県の解除の可否を25日にも判断する考えを示し、「25日にも専門家に改めて状況を評価していただき、可能であれば31日の(宣言の)期間を待つことなく解除する」と表明した。 政府は21日、首相官邸で新型コロナウイルス感染症対策本部会合を開き、近畿3府県の宣言解除を決定した。西村康稔経済再生担当相は21日の記者会見で、宣言を継続した5都道県について、25日にも「基本的対処方針等諮問委員会」(会長=尾身茂・地域医療機能推進機構理事長)を開き、解除を諮る考えを示した。 首相は対策本部会合で、東京など5都道県について「感染の状況や医療提供体制に改善がみられる」と述べつつ、「リスクは残っている」と指摘し、引き続き外出自粛などを求めた。 宣言を解除した近畿3府県については「感染拡大防止策をしっかりと講じ、社会経済活動を段階的に引き上げていただきたい」と述べた。 政府は対策本部会合に先立ち、諮問委員会を開催。西村氏が近畿3府県の直近1週間の感染状況を踏まえて宣言解除を諮問し、了承を得た。 一方、東京都では21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに11人報告された。21日までの1週間で人口10万人当たりの感染者数は0・42人となった。「直近1週間の新規感染者数が人口10万人当たり0・5人程度以下」との緊急事態宣言の解除の目安が示された14日以降、下回るのは初めて。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「苦労を共有したい」 千葉知事、給与243万円減額へ
千葉県の森田健作知事は21日、定例記者会見で、知事給与を8カ月間、月額20%削減する考えを明らかにした。条例改正案を6月県議会に提出する予定で、早ければ8月から減額される。 県総務課によると、知事の給与は地域手当12万7880円を含めて月額151万7880円。減額は計約243万円になる。 県内では大型連休以降、新型コロナウイルスの感染者数が減っている。森田知事は「県民の大変な苦労と頑張りのおかげ。苦労を私も共有したい」と述べた。 減額分をどう使うかを尋ねられると「まずはカットして、これから考える」と述べるにとどめた。副知事2人についても給与を減額するという。(上田雅文) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
埼玉県越生町で町職員の家族が感染 県内のべ998人に
埼玉県は21日、新たに1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で確認された感染者は中国・武漢市からの帰国者4人を含め、延べ998人となった。 県によると、感染が確認されたのは、越生(おごせ)町在住の50代の無職男性。すでに感染が判明していた同町職員の50代女性の同居家族だった。別の同居家族1人は、PCR検査で陰性だったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「事実と異なる部分もある」 黒川検事長がコメント公表
黒川弘務・東京高検検事長が21日、公表したコメントの全文は以下の通り。 本日、内閣総理大臣宛てに辞職願を提出しました。 この度報道された内容は、一部事実と異なる部分もありますが、緊急事態宣言下における私の行動は、緊張感に欠け、軽率にすぎるものであり、猛省しています。 このまま検事長の職にとどまることは相当でないと判断し、辞職を願い出たものです。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
USJへの休業要請解除「経済の命も守る」吉村知事(日刊スポーツ)
近畿3府県で緊急事態宣言が解除されたことを受け、大阪府の吉村洋文知事(44)が21日、クラスターが発生した施設を除き、休業要請を大幅に解除することを表明した。大阪市此花区の米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」について休業要請を解除することを発表した。 【写真】ジャンパーを脱ぎ腕まくりをして会見を行う吉村知事 21日夜、会見した吉村知事は、休業要請していたテーマパークや体育館、パチンコ店といった不特定多数の人が集まる大規模施設について「USJ、海遊館といった大規模施設についても、きちんと感染症対策をとっていただくということを前提に休業要請を解除します」と宣言した。 吉村知事は「事業者のみなさんにも、なんとかそれぞれの感染症対策をとっていただき、なんとか社会、経済が回り、失業者を出さない、倒産はさせない。感染症の命を守りながら、経済のほうの命を守りたい」と訴えた。 USJは4月7日に発令された政府の緊急事態宣言を受け、休業期間を5月中旬以降に延長すると発表。さらに緊急事態宣言が5月31日まで延長されたことで、当面の間、休業を延長することを決定した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
黒川検事長が辞表提出…ステイホーム期間に賭けマージャンで「訓告処分」安倍首相は森法相の報告を了承(FNNプライムオンライン)
新聞記者らと6時間半… 5月21日午後5時前、都内の自宅を出た渦中の人。東京高検の黒川弘務検事長は、無数のフラッシュを浴びながら自宅を後にした。 【画像】安倍首相は「総理大臣として責任がある」とコメント その直後、森法相は首相官邸で報道陣の取材に応じた。 森 雅子法相:黒川東京高検検事長について法務省の方で調査をいたしましたので、その結果を総理に報告をいたしました。その結果、黒川検事長は東京高等検察庁の検事長という立場にありながら、金銭を賭けてマージャンを行っていたことが分かりました。この行為は誠に不適切と言う他なく、極めて遺憾です。これらの事実関係が認められたことから、黒川検事長に対し監督上の処分として訓告としました。 発端は、21日発売の週刊文春が報じた黒川検事長の信じがたい行為。 東京高等検察庁のトップの立場にありながら、緊急事態宣言でステイホームが呼びかけられていた5月1日、産経新聞記者の自宅で朝日新聞の元記者らなどと6時間半に渡り、賭けマージャンに興じていたというのだ。 賭けマージャンは賭博罪にあたる可能性も この報道に対し、森法相は21日午前、厳しく処分する考えを示していた。 森雅子法相:もし報道されているような事実があれば、大変由々しきことでございますので厳正に処分したいと思っています。賭けマージャンということであれば、賭博罪に当たる恐れもあります。 週刊文春は、記事の中で「記者らと近い距離で卓を囲むマージャンは“3密”そのもの」であり、「賭けマージャンは賭博罪にあたる」と指摘している。 その場に元記者がいた朝日新聞は、事実関係を認めた上で「極めて不適切な行為でおわびします」とコメント。また、産経新聞は「取材過程で不適切な行為があった場合、社内規定にのっとって適切に対処してまいります」としている。 関係者によると、黒川氏も賭けマージャンの事実を認め、検事長を辞職する意向を固めた。 SNS上では今回の報道を受け、退職金を受け取れない「懲戒免職」を求める声があふれていた。 野党は森法相や安倍首相の任命責任を含め、厳しく追及する構えだ。 立憲民主党 安住淳国対委員長:森法相や安倍首相の任命責任、特に森法相については大きな政治責任が発生したと思いますので。本来だったら総辞職に値すると私は思います。 Live News it!のスタジオでは… 加藤綾子キャスター:柳沢さん、検察のナンバーツーが賭けマージャンで辞職、という前代未聞の事態です ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:森法相は「厳正に処分する」とに言っているのですが、実際のところ「訓告処分」と非常に軽いものです。これは、口頭あるいは文書で注意するだけ。これで辞職してしまうと、本人には退職金がまるまる出るんですよ。本来だったら「懲戒免職」という形で厳しく処分すべきではないかという声もあります 加藤綾子キャスター:今後、もし賭博罪などの罪に? ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:立件しようと思えば賭博罪、あるいは便宜供与を受けていますよね、新聞社のハイヤーを利用している。その時に情報のやりとりがあって、そのような便宜供与を受けているのであれば、これは贈収賄ということにもなりかねない。ですから、捜査当局がこれに基づいて本当に立件するのかしないのか、国民はしっかりと見ていかなければならない部分だと思います。 その後午後6時すぎ、安倍首相は黒川検事長について森法相から報告を受けたとして、次のようにコメントした。 安倍晋三首相:私としては、この法務省としての対応を了承したところであります。人事について、正義がなされたわけでありますが、最終的には内閣として決定いたしますので、総理大臣として当然、責任があると考えております。ご批判は真摯に受け止めたいと思っています。 政府は、22日の閣議で黒川検事長の辞職を了承する方針だ。 (「Live News it!」5月21日放送分より) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
吉村洋文大阪府知事が京阪神の緊急事態宣言解除で府民に感謝「孫に会いに行く、大阪の百貨店に行くなどは僕は大丈夫だと思っている」(スポーツ報知)
近畿3府県の緊急事態宣言解除を受け、大阪府の吉村洋文知事(44)は21日夜、大阪府庁で会見。23日午前0時をもって社会生活を維持する上で必要な施設の自粛要請を解除し、テーマパークなど1000平米を超える遊技施設などの対象業者を発表した。飲食店の営業時間制限も外す。 一方で、接待を伴う飲食店やスポーツジム、ライブハウスなど、これまでにクラスターが発生した事業者や施設については「もう一段の慎重な措置を取らせていただきたい。遅くとも29日までに判断したい」と、さらなる辛抱をお願いした。 緊急事態宣言解除については「この日を迎えることができたことは府民、事業者の皆様のご協力のおかげ。感謝申し上げたい」。いまだ感染リスクはゼロではないことを強調しながら「外出しないでくださいとは言いません。外出の仕方に気をつけていただきたい」と3密回避を呼びかけ、府県をまたぐ外出については「全部は無理だと思う。孫に会いに行く、大阪の百貨店に行くなどは僕は大丈夫だと思っているが、(不要不急の)レジャーとか旅行などは29日まではできるだけお控えをいただきたい」と国の方針も尊重した。 学校活動は6月1日から再開する。12日までは分散登校、短縮授業を実施し、15日の月曜日から本格的に通常授業を行い、部活動もGOサインを出す。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
尾身会長、解除判断の25日前倒しに「評価を頻繁にやるというのは適切」(ABEMA TIMES)
安倍総理はきょう、大阪・京都・兵庫の緊急事態宣言を解除する方針を明らかにした。そのうえで、残りの5都道県についても政府対策本部の会議の中で言及し「新規感染者は減っている。25日にも専門家に状況を評価していただく。感染の状況や医療体制に改善がみられることから、25日にも状況を評価していただき、可能であれば31日を待たずに緊急事態宣言を解除する考えだ」と話した。 【映像】首相、残る5都道県は25日判断 安倍総理が残る5都道県の緊急事態宣言解除の判断を「25日に前倒しする」としたことの妥当性を問われた政府諮問委員会の尾身茂会長は「評価を頻繁にやるというのは適切だ」としたうえで「専門家としては、結論ありきではなく、我々は解除の基準について定量的なこと、定性的なこと以前に考え方を示してきた。最終的には政府が決めることだが、今回も私たちの立場というのは、今まで提案してきた基本的な考え方や基準を踏まえる、判断するということ。25日に仮に開かれるのであれば、そこをしないと整合性がとれないし、社会的説明ができない」と述べた。(ANNニュース) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
西村担当相「残る5都道県、月末待たず解除も」 25日にも専門家が分析(THE PAGE)
西村康稔経済再生担当相と基本的対処方針等諮問委員会の尾身茂会長(地域医療機能推進機構・理事長)は21日、記者会見した。 西村担当相は、緊急事態宣言下に引き続きある北海道、東京、神奈川、千葉、埼玉の5都道県について、医療提供体制の改善・新規感染者は減少が進んでいると指摘し「現在の傾向が続けば、今月末を待つことなく解除も可能になるのではないか。(新規感染者が)かなり減少してきているので、そうした観点からも、週明け早々の25日にも改めて専門家のみなさんに評価・分析いただきたい」と述べ、残る5都道県が5月31日前に解除になる可能性についても言及した。 西村担当相は5都道県の住民に対し「収束までもう少しのところ。もうしばらく我慢をしていただければ6月に入って段階的に経済活動を引き上げていくことが確実なことになる。是非もうしばらくの協力をお願いしたい」と語り、「その間の経済、事業の継続、雇用、生活、これは補正予算で手当てされたものを執行していくのと同時に二次予算を編成していく」とした。 そして、「5月31日までに大きな(感染の)波を収束させていく。その後に小さな波が起こってもそれを検知して、クラスター対策で封じ込めていく。大きな波は二度と起こさせない。その決意で引き続き対策をしっかり講じていきたい」と述べた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
マイナンバー「ひも付け」論、急加速の構図 プライバシー主張で頓挫していたが…(J-CASTニュース)
マイナンバーと銀行口座を紐付ける法案の成立に、政府・与党が動き出した。 背景には、新型コロナウイルスの経済対策として、国民に一律10万円支給される「特別定額給付金」がある。オンライン申請の手続きや、それにともなうシステム障害により、自治体の業務負担が増していることが要因で、野党からも前向きな声が出ている。 ■内閣提出法案でも対応できるよう準備 新藤義孝元総務相を座長とする自民党のワーキングチームは2020年5月19日、マイナンバーの活用案に関する提言をまとめた。その目玉が、銀行口座とのひも付け義務化だ。今回の給付金を例に出すと、現行制度では申請のたびに自治体は銀行口座を確認する必要がある。ひも付けられれば、都度の確認は不要となり、省力化や迅速化が見込めるようになる。 高市早苗総務相(マイナンバー制度担当相を兼務)は同日の会見で、正式に党の提言となれば、「政府に関わる部分については、提言を真摯に受け止めて、しっかりと検討させていただきます」と前向きな姿勢を示した。 与党・政府だけではない。国民民主党の玉木雄一郎代表は20日の会見で、口座ひも付けについて言及。党としての案をもとに、立憲民主党などとの共同会派としてもまとめ、与野党協議を行いたいとした。 高市氏は21日の衆院総務委員会でも、現行制度で同様の給付を行うことがあれば、国民や自治体職員による手続き・照合が再度必要になるとして、緊急時や年金・税還付などの給付を目的とする口座を登録してもらうのは「非常に有意義」と答弁した。議員立法に加えて、閣法(内閣提出法案)でも対応できるよう準備を進めるとしている。 半年後に迫る「めど」 ひも付け義務化としたときに、最大の懸念とされるのは、プライバシー保護の観点だ。金融機関では18年1月以降、顧客からのマイナンバー提出を任意で呼びかけている。この方針が閣議決定された15年3月10日、日本弁護士連合会は、村越進会長(当時)による「預貯金口座をマイナンバーにより検索できる状態で管理することに反対する会長声明」を出した。ここでは情報漏洩や「なりすまし」など、プライバシー侵害のリスクが高まることや、一部資産のみを把握することで税務執行が不公平になる可能性などを理由に、反対の姿勢を示している。 同日行われた麻生太郎財務相会見では、大半の納税者が税務調査の対象でないことを理由に、預貯金者への告知義務を見送ったと発言。施行3年後の状況を見て、促進に向けた施策を行うか検討するとの方針を示していた。その「3年後」のめどは、約半年後に迫っている。 なお、議論加速の契機は「コロナ禍」にあるが、それが本格化する以前から動きはあった。高市氏は20年1月17日の会見で、相続や災害発生時の国民負担を軽減させるため、マイナンバー付番の義務化を財務省・金融庁に検討要請したと明かしている。日本国内での初感染者が公表されたのは、この前日のことだった。 (J-CASTニュース編集部 城戸譲) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース