関西テレビ 史上最年少の17歳でタイトルを獲得した高校生プロ棋士の藤井聡太新棋聖が、一夜明け会見を開き、熱戦を振り返りました。 【藤井聡太棋聖】 「(自分では)まだ実感ない。これから徐々に実感する場面が増えてくるのでは。母に電話で『よかったね』と言ってもらえた」 対局中の冷静な表情とは変わり、少しほっとした様子を見せた藤井聡太棋聖(17)。 7月16日、大阪市で開かれた棋聖戦第4局では、現役最強とも称される渡辺明三冠(36)を破り、「棋聖」のタイトルを奪取しました。 17歳11カ月での獲得は、最年少記録の30年ぶりとなる更新です。 タイトルホルダーとなった藤井棋聖は、「探究」という文字を掲げ、意気込みを話しました。 【藤井聡太棋聖】 「将棋というのは難しいゲーム。この立場になってもまだまだわからない。どのような局面でも最善に近づける対応力を伸ばしたい」 藤井棋聖は王位戦でもすでに2連勝中で、2冠獲得を目指します。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
アサヒカメラが同級生 92歳で逝ったアマチュアの歩み
写真愛好家らに親しまれた雑誌「アサヒカメラ」が7月号(6月発売)で休刊になると発表されました。その創刊と同じ1926年に生まれ、アマチュアカメラマンとして活躍した男性が愛知県津島市にいました。佐藤定男さん(昨年1月死去、享年92)。妻の武子さん(90)は、晩年までこの老舗雑誌を愛読していた夫をしのび、「夫と共にあった雑誌でした」と、休刊を惜しんでいます。 定男さんは名古屋市に生まれ、小さいころに三重県長島町(現・桑名市)に転居。旧制中学時代から写真を始めた。「アサヒカメラは、学生だった昭和15(1940)年ごろから買っていたそうです」と武子さんは言う。 戦後、地元の会社で技術者として仕事をする傍ら、合間を縫っては東海3県など各地の撮影に出かけた。手がけたのは農家や職人などの人物写真、田園風景をはじめ自然の写真など。戦災からの再建工事が進む名古屋城の様子(1959年)や、伊勢湾台風(同)など貴重な記録もカメラに収めてきた。 帰宅後にレンズを丁寧に磨く姿… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
家族写真、手袋…ママ発信「本当に必要な」防災リュック
自分だけのオリジナル防災リュックづくりを、防災の啓発に取り組む母親たちのグループが提唱している。「ひとりひとり家庭や住環境が違うので、災害時に必要なものも違う」。親と子どもが一緒に取り組むことで、防災への意識が高まることにも期待する。 愛知県知立市や刈谷市で定期的に防災セミナーなどのイベントを開いている「防災ママかきつばた」。20~40代の母親約10人が中心となって活動している。 「それぞれの防災リュックをつくるのが大切です」。防災士の民間資格を持つ高木一恵代表(34)は話す。自分のものと、小学2年生の長男(7)のもの、二つの防災リュックの中身を見せてくれた。 それぞれ、避難先で1泊するのに必要なものが詰め込まれていた。非常食や飲料水、携帯トイレや除菌シート――。多くの種類があるかばんのうち、リュックを選んだのは、避難時に両手が使えるようにするためだという。 長男用のリュックには、家族写… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
子どもの習い事、どう決める 親がまず考えたいこと
わが子の習い事をどうするか。英語にスポーツ、ピアノなど、あげればきりがありません。まわりと比べると、焦りを感じてしまう人もいるかもしれません。そんなとき、親はどうすればいいか。臨床心理士の中島美鈴さんが解説します。 まわりには習い事をしている子が9割も… 習い事で才能を発揮している子どもを見て、我が子にも何か習わせなければと焦ったことはありませんか。塾通いも、お受験も……中には0歳から習い事を始める親もいるようです。 ADHDの主婦リョウさんもそんな不安を抱えています。リョウさんの娘の通う小学校のクラスでは、英語に体操教室、ピアノに水泳に塾と、習い事をしている子どもが9割を超えています。今日は、保護者同士の会話でこんなことを聞きました。「○○ちゃん、1年生なのにもう英検2級受かったんだってー!」リョウさんは焦りました。英検2級といえば高校卒業レベルです。一方、リョウさんは親子共に小学校という新しい環境に慣れるのに精いっぱいで、英会話教室に通う余裕なんてありません。 リョウ「小学3年生からは英語の授業が始まるっていうし……焦る」 焦る気持ちの背景にあるものとは 初めての子育てで多かれ少なかれ焦る気持ちがあるのは当然です。しかし、この手の不安の強すぎる人もいるようです。なぜ焦りが過剰に生まれてくるのでしょうか? 焦りの背景(1) 「このままだと、~になるのではないか」という不安、恐れ 我が子に習い事をさせるべきかについて不安で焦る親の背景として、「マイナスの結果から逃れたい」という思いがある場合があります。例えば、「受験に失敗したら、人生終わりだ。」とか「自分は受験で大変な思いをしたので、我が子には少しでも楽させたい」といった思いです。この「マイナスの結果から逃れたい」不安は、「~しなくちゃ(大変なことになる)」と悲壮なメッセージを子どもに与え、子どもまで不安にします。そして、きりがないほど長く続くのも特徴です。なぜなら、子育ての結果が出るのには長い年月がかかりますし、実のところ、子育ての結果として何を求めるのかに正解がないからです。子ども側からすれば、親がいつも不安に駆り立てられて、「~しないと、こんな恐ろしいことになる」と脅かしくる。そして、それがいつまでも続くというのは、たまらないものです。子ども自身の人生観も不安に彩られた、味気ないものになってしまうでしょう。親の人生観は、驚くほど子どもに影響します。 焦りの背景(2) 一方で「~という結果が欲しい」というプラスの結果に向かう親も 「いい大学に行って、素晴らしい人生を歩ませたい」「この子の才能を伸ばしたい」などがそうです。ポジティブな結果に向かう動機なので、親の側にも熱意や活気があふれているでしょう。うまくいけば、子どもも人生におけるやりがいを見つけることができて、パワフルな親子になれることでしょう。 しかし、親からみて必要に見えることも、子ども本人にその受け入れ準備ができてなかったり、必要性を感じていなかったりするのであれば、押しつけもしくは時期尚早であるといえるでしょう。それがどんなに正しくためになることでも、です。私がカウンセラーとして働き始めた頃、なかなか自分の心の問題に向き合えずに薬物を使って現実逃避してしまう患者さんに出会いました。私は「この方には、自分の気持ちから目をそらさずに向き合うことがためになる」と思い、セラピーを進めていました。しかし患者さんは私のセラピーでだんだん落ち込んで、イライラするようになりました。その時に担当看護師さんに言われたことを今でも覚えています。「あなたが言っていることは正しいけれど、患者さんは今それができる? 患者さんが、それをしたいといった?」。そうなんです。どんなに正しいことでも、ためになることでも、相手がそれを必要だと思わなければ、そしてそれに取り組む準備ができていなければ、意味がないし、逆効果なんですね。大変反省させられた出来事でした。 教育とは押しつけなのだろうか? 焦りを感じたら、親が自己点検を では、子育ても教育も、そもそも子どもに必要性を認識させて、子ども側の準備を見極めながら進めてきたのでしょうか? 教育現場では、子どもの発達段階や性格などの準備性を考慮しながら、授業のカリキュラムが組み立てられています。家庭における教育、子育てはどうでしょう? センスのよい親は、子どもの日々の様子からなんとなく子どもの今の好みや、できること、もうすぐできそうなこと、まだ無理そうなことを見極めながら、ちょうどいい課題を与えているかもしれません。しかし、我が子のことになると誰しもちょっと距離をとれなくなるもの。ついつい欲張って、「我が子ならこれぐらいできてほしい!」と高めのハードルを用意してしまいがちです。 ハードルが高いぐらいならいいのですが、子どもの生まれつき持っている性質からはまるでかけ離れた方向性に引っ張りたくなる欲も出て来ます。結局親も教育も、子どもが生まれつき持つ素質という頑丈な根っこ、伸びたい方向やスピードを変えられないわけなのですが、やはり我が子のこととなると違いますよね。自分に似ていればなおさらです。親は、子どもたちの伸びる様をそばで見ながら、外敵から守ることもやがてできなくなります。やがて水も肥料も与えたくても与えられなくなるし、与えたとしても育たなくなる日も来ます。この辺がカウンセリングとも似ているなあと思います。親は、こうした子育ての限界をわきまえて、親は習い事に関して期待しすぎず、何かヒットすればラッキーぐらいの心構えでいくのがよいのでしょう。くれぐれも子どもを自分の果たせなかった夢を代わりに果たしてくれるような、自己実現の道具にしないことも大事です。 長くなりましたね。まとめると、子どもの習い事で焦りを感じたら、「あ、今自分はマイナスの結果を避けようとしているのかな? それともプラスの結果をとりにいきたいのかな?」と自己点検することです。自己点検すると、結局は「子どものため」を考えながらも、自分の人生観や未解決の問題が色濃く反映されていることが多いのです。つまり、自分の問題がないか確認してから、子どもの歩み、意思に合わせて習い事を決めていくのがいいでしょう。 コラムの筆者・中島が時間管理×人間関係をテーマに、7月31日(金)「女性のための夢を叶える時間術セミナー」をオンライン開催します。詳細はこちらから。 https://dreamtimemana.peatix.com/ Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文6完)大阪のトンカチを1年ずらすのはやめて(THE PAGE)
JRにはどの程度の先行を求めたいのか 日本経済新聞:日経新聞の奥山です。確認なんですが、先ほどリニアの延伸のお話で、新大阪から先に工事を進めてほしいというふうにおっしゃったんですけど、その前に駅も決まってないのに、認可もないのにどうするんだっていうことがあると思うんですが、JRに言いたいですねっていうのはどのぐらいの【**** 01:38:32】でみていらっしゃいますか。 吉村:いきなりトンカチは始められないですよ。いきなりトンカチ始められないのは分かっているんですけども、まず駅の指定作業がありますよね。駅の特定作業があって、そしてアセスがあります。アセスがあってから今度、ここからトンカチに入る時期が入ってくるわけです。まず、トンカチに入る時期っていうのが今、計画上あって、その前の駅指定とか環境アセスっていうのがやらないと、トンカチには入れないわけですよ。 駅指定とか環境アセスっていうのは、別に静岡とJRが話がまとまってなくてもできるわけです。静岡とJRの話がまとまってないからといって、まずこっち側の手続きを遅らせることはやめてくださいねっていうのが1つのメッセージです。それが遅れたらトンカチのスタートが遅れますから。大事なのは、トンカチの時期っていうのとアセスと、駅指定っていうのが特定したときに、数年後だと思いますが、トンカチの時期っていうのがあって、そこから本当にトンカチ始めるかどうかというときに、今の計画だと、名古屋の工事が終わってからトンカチを始めるという、確か予定になってたと思います。 JRの言い分としたら、名古屋のトンカチの時期が例えば仮に1年ずれたとしたら、大阪のトンカチの時期も合わせて1年ずらすという。だから結果として開業時期がずれるわけじゃないですか。それはやめてくださいよ、ということです。名古屋の時期が1年過ぎたとしても、トンカチのスタートの時期は今と同じ時期からスタートしてくれと。 そうすると、JRからすると、トンカチの時期が重なるわけです。もし1年遅れたら。こっち側で1年、予定どおり開始したらトンカチの時期が重なるわけですけど、でもトンカチっていうのも結局、名古屋と東京のトンカチっていうのは一斉に始めて一斉に終わるわけじゃなくて、部分的に始めて、もう終わってるところとかも出てくるわけ。最後のほうになったら終わってるところいっぱい出てくるわけです。そこになるとたぶん土木の能力っていうのは余るわけだから、だって終わってるんでね。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
AIと対話で呼び起こす“記憶の色” 戦前~戦後の白黒写真がカラーに 「今感じたことも未来に継承される」(ABEMA TIMES)
最新技術と証言を合わせ“過去の記録”に色をつける。戦前から戦後に撮影された白黒写真をカラー化し、1冊にまとめた写真集『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(光文社新書)が16日発売された。手掛けたのは、東京大学の庭田杏珠さんと渡邉英徳教授。 【映像】カラー化された当時の様々な写真 庭田さんは広島出身で、被爆者の思いの継承に関心を持つ中で出会ったのが渡邉教授だった。渡邊教授は以前から、その日にまつわる出来事の白黒写真をカラー化し、Twitterで発信してきた。 インターネット上で公開されているツール「ColouriseSG」に、実際に白黒写真をアップロードすると、あっという間に色がつく。しかし、芝生や肌の色などある程度自然な色合いには近づけられるものの、本来は水色の自転車の車体をAIはグレーだと判断したようだ。 「例えば、僕が背景画像にしている沖縄の戦前の写真。これも沖縄の伝統的な色を知らないので、AIは建物をグレーにしてしまう。写真に“こうであろう”という色をつけてくれるだけで、歴史上の知識があるわけではない」(渡邉教授) より正確な色に近づけるために必要なのが、当時の資料や実際にその景色を見た人が持つ情報だ。庭田さんは写真の持ち主である戦争体験者と対話を重ね、記憶を引き出していった。今は平和公園になった爆心地直下の旧中島地区で実家が理髪店を営んでいた濱井徳三さんも、写真を手に話を聞くとシーンとともに当時の気持ちも語りだしたという。 「家族とご近所の方と一緒にお花見をしている写真。その白黒写真を見ながら話した時はお花見ということぐらいしか思い出さなかったものが、カラー化をして対話しながら戦前のことを聞いた時は、『長寿園』というお花見の有名な場所で家族と親戚で花見をしている写真で、近くにあった弾薬庫が幼心に怖かったとか杉鉄砲を作って遊んでいたとか、家族や友達との日常生活のエピソードが思い出されたというのがあります」(庭田さん) 対話を繰り返し実際の景色に近づけていくことで、徐々に呼び起こされていく当事者の記憶。『服の色とか覚えています?』(渡邉教授)、「服はグレーですよね。兄は黒ですからね。やっぱりあの時代は、食べるものをこぼすのでエプロンして」(濱井さん)といったやりとりをもとに、AIがカラー化した写真の色を手作業で補正していく。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文5)対策しながら社会活動を(THE PAGE)
2037年の大阪延伸が危ぶまれることへの懸念は 時事通信:あと手短に1点だけ。それに関連して、となると2037年の大阪延伸が危ぶまれていることに関する懸念はどうでしょうか。 吉村:だからすごく強い懸念を持ってます。2037年の開業に遅れないように、JR東海と国にはぜひやってもらいたいと思います。これが静岡県の問題で名古屋・東京間が遅れるのであれば、土木工事が終わったところから、大阪・名古屋間には着手してもらって、最終的には2037年という時期には遅れないように、ぜひしてもらいたいというのが僕の考え方です。 大戸川ダムへの府の考えを聞きたい 読売テレビ:すいません、読売テレビの【フチガミ 01:23:01】です。あと、大戸川ダムの関係なんですけれども、今週、流域の関係府県が集まった会議も開かれたと思うんですが、あらためて大戸川ダムについて大阪府としての考えを教えてください。 吉村:大戸川ダムの大阪府に対する治水効果というのが国から示されましたので、これが、国から示された効果というのが果たして適切なのかどうかというのを大阪府としても独自の検証をしたいと思います。大阪府として独自の検証をするために、専門家の意見聴取という手続きに入っていきます。専門家の意見も踏まえた上で、最終的に大阪府としての判断をしたいと思ってます。 読売テレビ:専門家からの意見聴取というのはいつごろを予定されてますでしょうか。 吉村:いや、もう国の意見は出されましたから、もう速やかに専門家の意見を聞く手続き、実務的な手続きに着手したいと思います。 読売テレビ:それと府としての考えというのは、いつごろまでにまとめたいというお考えですか。 吉村:ちょっとそこの時期まで、今具体的には出てませんが、そこは専門家の意見がきちんと出て検証ができ次第、別に延ばすつもりもないですし、適切に判断したい。ただ、きちんと検証はしたいというふうに思います。大戸川ダムがいかに治水効果として、どれだけ大阪にあるのか。当然これは費用も含めてですけども、やっぱりその効果検証はする必要があると思いますから、ここは大阪府においても専門家にきちんと意見を聞いて判断をしていきたいと思います。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
特殊詐欺の見破りに「ポイントカード」原宿署が導入(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 特殊詐欺被害を減らそうと警視庁原宿警察署が導入したのはアポ電などを見破り、通報する度にたまるポイントカード制度です。 原宿警察署が16日から配布を始めたのは、その名も「見破り名人カード」です。このカードは特殊詐欺の犯行予兆電話、いわゆる「アポ電」などを見破り、警察に通報するごとに1ポイントたまります。2ポイントたまるごとに「先生」「師範」「名人」の順にランクが上がり、原宿署から認定証が渡されるという仕組みです。ポイントカードは財布に入れやすいサイズで、特殊詐欺への防犯意識をより身近に感じてもらう狙いがあるということです。町内会などを通じて高齢者を中心に配られます。東京・渋谷区内に住む池田利明さん(67)は以前、自宅に掛かってきた特殊詐欺のアポ電を見破り、原宿署に通報したことがあります。 池田利明さん:「意識がかなり高まるので、こういうことだよということを、また皆さんにもお話しして、さらにその上を目指すというような形にできればなと」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【デロイト調査】日本の若者の弱点「テクノロジーへの理解」、ミレニアル世代が生き延びるには(BUSINESS INSIDER JAPAN)
「日本の若者は、世界と比較すると、デジタルテクノロジーへの理解度や危機意識が低い」。 【全画像をみる】【デロイト調査】日本の若者の弱点「テクノロジーへの理解」、ミレニアル世代が生き延びるには 「コロナショックで企業を頼ろうとする若者が増えている一方で、企業は教育費を削減方向に向かっている」──。 デロイト トーマツ グループが毎年実施している、「ミレニアル年次調査」の2020年版では、日本の若者たちを取り巻く厳しい現状が浮き彫りになった。 日本と世界の若者世代を比較することで、見えてくる日本の課題は何か? 調査を行ったデロイト トーマツ コンサルティングで人材のコンサルティングを担当する2人に聞いた。 調査はデロイト グローバルが実施。世界のミレニアル世代(1983年~1994年生まれ、おおよそ現在の26~37歳)とZ世代(同1995年~2003年生まれ、おおよそ現在の17~25歳)を対象に、2019年11月~2020年5月にかけて行った。 また新型コロナウイルスによる意識変化を図る追加調査も2020年4月~5月に行い、2つの調査を合わせて、43か国の2万7528人(日本国内では1600人)が回答した。 テクノロジーへの関心低い 「デジタルに関する意識やスキルの保有について、日本の若者は世界よりも非常に遅れています。危機意識が足りていないのは、構造的にかなりまずいと感じています」 デロイト トーマツ コンサルティングの澤田修一シニアマネジャーはそう指摘する。 「ミレニアル年次調査」では、IoTやAI、ロボティクスといったテクノロジーが実現する「第4次産業改革」について、世界の若者に質問した。 「第4次産業改革はあなたの現在の仕事にどのような影響を与えると思いますか?」という問いについて、「自分の仕事を増強する」と回答したZ世代は、グローバルでは41%だったが、日本ではたった16%。 日本のミレニアル世代も同じ傾向で、自分の仕事とテクノロジーを結びつけて考える意識が、グローバルと比べ低いという。 「AIやIoTが進化していく社会で、文系の学部であってもプログラミングなど、ある程度の理系的な素養は必要になっています。 ミレニアル世代はデジタルネイティブと言われ、スマホは身近な存在ですが、今の社会で生きていく上で、テクノロジーがどう影響しているのか、イメージできていないという課題があります」(澤田氏) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
超売り手市場に増えた「教えて新人」がコロナショックで生き残れない理由(BUSINESS INSIDER JAPAN)
「教えて新人」にとっては生きづらくなった職場 このような受け身思考の「教えて新人」でも、売り手市場であれば、周囲の上司や先輩がフォローしてきた。 若手人材を採用するのが難しかったこともあり、採用後も会社側は貴重な新人が辞めないように手を尽くした。 しかし、コロナショックにより業績が悪化したことで、そしてさらに先行きも不透明な中で、そのような受け身思考の新人をフォローする余裕が会社側にはなくなっている。 厚生労働省が公表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月から0.12ポイント低下の「1.20倍」となった。これで5カ月連続の低下で、4月から5月の下げ幅は1974年の第1次石油ショック後の1974年2月の0.20ポイント低下に次ぐ、過去2番目の下げ幅だ。 また、厚生労働相の有効求人倍率は、ハローワークに登録された求人数を元に算出されているが、この求人は無料掲載ということもあって更新にタイムラグがあり、実態としてはさらに低い数値になっていると考えられる(実際にはすでに採用していないが、採用活動が停止していることをわざわざハローワークに連絡していない企業も多い)。 20代の若手人材(特に新卒)が多く就職する業種がコロナショックの影響を受けており、ここ数年続いていた売り手市場が終焉を迎え、買い手市場に急激に変わっている。 2018年、19年のように、若手人材が比較的「簡単に内定がもらえる」状況ではなくなり、就職や転職の難易度は間違いなく上がる。 こうした労働市場の変化を受けて、会社にとっての優先順位が「新人を育てる(長期的なメリット)」ことよりも「目先の売り上げを確保する(短期的なメリット)」に移行したことが考えられる。 また、2020年の新人に関しては、入社後すぐに自宅待機期間が発生したことがネガティブに影響しているとも感じる。 通常であれば、入社後研修で同期同士や上司、先輩との対面コミュニケーションにより関係性を構築できた時期に、リモートでの研修に移行してしまったことで、そのような関係性が構築できず、短期離職に至ってしまった人もいる。 実際、2020卒(2020年4月入社)で短期離職した人の理由としては、入社後の在宅期間によって不安や不満が募り、退職に至ったケースが多い。 会社によっては緊急事態宣言が解除されてから、そのままリモートワークに移行するところも多く、新人にとっては「自然と教えてもらえる環境」がかなり減ってしまった印象がある。 「教えて新人」が受け身思考のままでいると、会社にも仕事にも職場の人間関係にも慣れることができず、短期離職となるか、そのまま埋もれてしまうことが懸念される。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース