沖縄の米軍基地で大規模な新型コロナウイルスの感染が判明した。沖縄本島は基地が点在し、軍関係者は基地外にも住んでおり、日常的に県民と接点がある。だが、米軍は感染者の所属や行動履歴など詳しい情報を明かさず、住民の不安に拍車をかけている。 玉城知事「報告に衝撃」 「第2波がやってきたというくらいの緊張感だ」。11日夕、県庁での対策会議を終えて急きょ記者会見をした玉城デニー知事は危機感をあらわにした。 海兵隊内での感染者は10日までの4日間に相次ぎ確認されていたが、人数が跳ね上がった。玉城氏は「報告内容に衝撃を受けるとともに、県民一丸となって感染防止に取り組むなか、米軍関係者の感染が短期間で多数発生したことは極めて遺憾」「米軍の感染対策に強い疑念を抱かざるを得ない」と強い口調で述べた。 拡大する在沖米海兵隊内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄県の玉城デニー知事が緊急の記者会見を開いた=2020年7月11日午後5時3分、那覇市、藤原慎一撮影 地元関係者によると、7月4日の米国の独立記念日前後には基地内で数千人規模、基地外でも数百人規模のパーティーがあり、軍関係者や日本人が参加していた。 基地が集中する沖縄本島中部、… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「いい声」引き出す音の職人 原点はレコーディング現場
凄腕しごとにん 拡大するレッスンで前傾姿勢になってもらうのは、「その方が楽に呼吸できるから」と藤森淳一さん。以前、楽曲収録時に歌い手に同じように助言すると、「あんなに出にくかった高い音が簡単に出るようになった」と驚かれたという=川崎市川崎区、倉田貴志撮影 ボイストレーナー 藤森淳一さん(56) 7月上旬の午前中。川崎市内の集会場で、中高年の女性たちが、間隔を空けて前傾気味の姿勢で立ち並んだ。「大きく吸って、体の中に空気をいっぱい入れて。おなかを動かしながら、大きく吐き出して」。テンポよく指示を投げかけると、「はっはっはっはっ」「まみむめもまみむめも」と、女性たちの声が響き渡る。新型コロナウイルス対策で、めいめいが着けるフェースシールドの下に、汗がにじんでゆく。 呼吸や発声の仕方を教えるボイストレーナーとして20年間、歌手や役者、教員、弁護士、会社員、経営者など3千人以上を教えてきた。俳優の宇津井健さんも生徒だった。川崎市では、認知症予防や健康維持のためのレッスンを2006年から続けている。「胸で吸う胸式呼吸だと、声を出しづらい。大きく息を吐ける腹式呼吸を身につければ、伝わり方も違ってきますよ」 拡大するボイストレーナーの藤森淳一さん=川崎市川崎区、倉田貴志撮影 原点は、ミュージシャンの楽曲の収録や音の調整を手がける、レコーディングエンジニアとしての四半世紀近くの経験だ。歌手出身者が多いボイストレーナーの世界では異色の存在だが、そのぶん「音の職人」として、声を客観的に聴いて「一番いいところを引き出す」指導が持ち味だ。 音には、10代から常にかかわってきた。 人気グループとも仕事 北海道・旭川で高校時代にバン… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
戻った客足、遠のいた「東京が…」 名古屋・錦三は今
新型コロナウイルス対策で、愛知県が接待を伴う飲食店などに出した休業要請が解除されて1カ月が過ぎた。東海地方最大の繁華街として知られる「錦三(きんさん)」地区(名古屋市中区錦3丁目)に、にぎわいは戻ったのか。記者が歩いた。 雑居ビルの1室で1日夜、マジックバー「ハリウッド」が予定より3カ月遅れてオープンした。 目玉のショーで、女性が入った箱に鉄板を差し込んだり、手元から次々と鳥を出現させたりする手品に歓声が上がる。客席を回るマジシャンは、おどけたしぐさで客の手に消毒液をかけていた。 拡大する3カ月遅れて開店したマジックバー。テーブルマジックを披露する際に、マジシャン(右)と来客が手に消毒用スプレーをかけてこすっていた=2020年7月1日夜、名古屋市中区錦3丁目、山本正樹撮影 「コロナも、マジックで消せてしまえばいいんですけどね」と話すのは、代表のHARRY(ハリー)さん(30)。米ロサンゼルスや東京で修業してきた。 「僕らの仕事はエンターテインメント。感染の恐怖の中では楽しめない」と、この3カ月はマジックの練習と開店準備に徹していたという。 店内でマスクはしない。「マジ… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【動画】12日の天気 – 九州・東北 土砂災害に厳重警戒 関東は晴れて厳しい暑さに(12日7時更新)(ウェザーマップ)
ウェザーマップ 九州と東北北部では、雨が続いて土砂災害の危険度が非常に高くなっています。しばらくは危険な場所に近づかないようにしてください。雨は昼頃までの所が多く、午後は東日本中心に晴れ間の出る所もありそうです。 12日(日)は九州や東北北部、北陸で昼頃まで雨が降る見込みです。特に記録的な大雨となっている九州、そして普段あまり雨が降らない東北北部では新たな災害の発生に備えてください。午後は雨の範囲が次第に狭くなる予想です。 一方で、東日本付近では前線が南下するため、東海や関東では晴れ間が期待できそうです。西日本でも中国地方を中心に晴れる所があるでしょう。この日差しで名古屋は30℃、東京は33℃など気温が上がる予想です。西へいくほど湿度も高く、蒸し暑くなるでしょう。なお、関東では夕方にもうひと雨あるかもしれませんので、洗濯物は早めに取り込むのがよさそうです。 あす13日(月)になると前線が北上して西からまた雨の範囲が広がる見込みです。低気圧が近づく14日(火)ごろにかけては、西・東日本中心に再び大雨のおそれがありますので、ハザードマップの確認など、今できる備えをしておいてください。(気象予報士・岡田沙也加) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
12日 九州~関東甲信 日差し戻っても災害に警戒 東北は激しい雨(tenki.jp)
きょう12日は梅雨前線が離れ、九州から関東は雲の間から日の差すことも。ただ、災害の危険の高い状況は続くおそれ。北陸と東北は低気圧の影響で雨。東北は局地的に激しく降る。 12日 各地の天気 きょうは梅雨前線がいったん離れます。ただ、日本海にある低気圧が、東北地方に近づくでしょう。 【各地の天気(西から)】 沖縄はおおむね晴れるでしょう。 九州は昼前まで「熊本県」を中心に発達した雨雲がかかり、激しい雨の降る所があります。昼過ぎには雨が弱まってきて、雲の間から日の差すこともあるでしょう。 中国と四国、近畿、東海3県(三重県・愛知県・岐阜県)にかけて、雨は昼前にはほとんどやむでしょう。晴れ間もありそうです。 静岡県と関東甲信も日が差すでしょう。ただ、湿った空気の影響が残り、大気の不安定な状態が続きます。午前、午後ともに所々で雨雲や雷雲が湧くでしょう。急な雨に備えて、折りたたみの傘を持っておくと安心です。 北陸と東北は午前を中心に広く雨。特に東北では激しく降る所があるでしょう。 北海道も雲が多く、所々でにわか雨がありそうです。 なお、あすは再び梅雨前線が近づき、西日本・東日本は昼頃から広く雨となりそうです。九州や中国、四国では局地的に激しく降るでしょう。 斜面や川は危険な状況 片付け作業など くれぐれも慎重に きょうも災害への警戒が必要です。 特に、日中も局地的に激しい雨が降る「東北」では、すでに北部を中心に地盤のかなり緩んでいる所や増水している川があり、今後の雨で災害の危険度がさらに高まる所がありそうです。 晴れ間のある関東甲信から九州にかけても、気を抜けません。これまでの度重なる大雨により、甲信や東海、九州を中心に地盤の緩んでいる所があり、雨がやんでも土砂災害の危険度の高い状態が続くおそれがあります。川は、しばらく水位の高い状態が続きそうです。また、小さな用水路など、それほど水位が高くなくても、急な流れに足をすくわれて溺れてしまうケースもありますので、むやみに近づかないでください。 大雨による被害のあった地域では、片付け作業にあたる方も多くいらっしゃると思います。引き続き、周囲の状況に十分気を配り、新たな災害に巻き込まれることのないよう、慎重な行動を心がけてください。 最高気温 関東以西は30度前後 猛暑日に迫る所も 最高気温は、北陸から北は、きのうより低くなる所がほとんどです。一方、関東甲信では内陸を中心に35度に迫る猛烈な暑さになる所もあり、東海から西も30度前後の所が多いでしょう。熱中症対策が欠かせません。 日本気象協会 本社 戸田 よしか Source : 国内 – Yahoo!ニュース
九州 かかり続ける活発な雨雲(tenki.jp)
きょう12日も、活発な雨雲が九州にかかり続けており、現在、長崎県五島地方から熊本県北部、宮崎県北部にかけて激しい雨が降っている所があります。また、きのう11日から激しい雨が降り続いている熊本県では、山都町や御船町周辺で土砂災害の危険度が「きわめて危険」なレベルとなっており、厳重な警戒が必要です。 梅雨前線沿いに活発な雨雲発生 梅雨前線は、きのう11日から九州北部付近に停滞し続けており、活発な雨雲が途切れることなく九州にかかり続けています。きょう12日は、長崎県五島地方から激しい雨が降りだしており、東西に延びる帯状の雨雲により、長崎県南部や熊本県北部、宮崎県北部などでも雨脚が強まっています。また、前線から少し南に離れた鹿児島県や宮崎県南部周辺でも一部活発な雨雲が発生し、局地的に雨脚が強まっています。 梅雨前線は、きょう12日は夜にかけて対馬海峡付近へ北上する見込みです。前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で、九州はこのあと昼ごろにかけて激しい雨に注意が必要です。 熊本県 山都町や御船町中心に土砂災害危険度高い 熊本県では、きのう11日から激しい雨が降り続けています。特に、山都町では、12日午前6時までの24時間の雨量が367.5ミリと記録的な大雨が観測されており、御船町周辺にかけて土砂災害の危険度が「きわめて危険」なレベルとなっています。熊本県に限らず、九州は、これまでに降った大雨の影響で土砂災害や洪水の危険度が高い状態が続いており、引き続き警戒が必要です。 日本気象協会 九州支社 君島 由希子 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
動画解説 九州の雨は小康状態も 引き続き土砂災害警戒(ウェザーニュース)
ウェザーニュース 梅雨前線が九州付近から本州の南に停滞し、活動がやや弱まる見込みです。九州などの大雨リスクは昨日までよりやや低下するものの、少しの雨でも土砂災害や洪水に警戒が必要で油断はできません。また可能な限り熱中症対策や衛生対策も行ってください。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
水田整備進む地域 農地保全活動も盛ん 農家グループ土台に 民間研究所調査(日本農業新聞)
水田の整備が進んでいる地域ほど、農地や水路などの維持・保全を支援する農水省の「多面的機能支払交付金」の活動も盛んになっているという調査結果を、民間研究機関の日本水土総合研究所がまとめた。水田1枚の面積を一定の規模以上にするなどの整備事業は、地域の農家がグループを作って話し合うことになる。その集まりが同交付金の活動の土台にもなる傾向があると分析する。 同交付金は、水路の草刈りや泥上げなどが対象の「農地維持支払い」、水路や農道の補修などが対象の「資源向上支払い」の柱で構成。同研究所は47都道府県の水田面積のうち、1枚30アール以上に整備されている面積の割合、同交付金による活動面積の割合を使い、双方の関連性を調べた。 整備率が9割を超える北海道、福井県は農地維持支払いの面積割合も8割以上だった。一方、整備率が1割未満の東京都、神奈川県は農地維持支払いの割合も1割未満だった。47都道府県の傾向を踏まえ、整備率と農地維持支払いの関係性を試算し、数値化。最も関係が強い場合に1になるところ、0・7となった。 整備率と資源向上支払いの関係も調査。整備率9割以上の北海道や福井県は、資源向上支払いの面積割合も7割に上った。関係性の数値は0・5だった。 同研究所は「水田の整備をきっかけに作った農家グループが、多面的機能支払いの活動の土台にもなる傾向がある」(企画研究部)と分析する。 同交付金のうち、農地維持支払いは農家だけのグループでも活用できるが、資源向上支払いは農家以外の地域住民の参加が必要。同研究所では、水田整備によって生まれたグループが消防団、PTAなど農家以外の地域住民も巻き込んで活動しているとみる。 「多面的交付金」愛称は「農地・水」? “先祖返り”で選考休止 農水省は、農道などの保全管理活動を支援する「多面的機能支払交付金」の愛称の選考を休止した。1000通程度の応募が集まった一方、「農地・水」といった以前の制度名を踏まえた応募が大半を占めたのが理由。制度が一定に定着していることが明らかになった格好だが、過去の名称なだけに、最終的にどのような愛称にするか、頭を悩ませている。 同制度は「農地・水保全管理支払交付金」を改称して2014年度に創設。生物多様性など、農作物の生産だけにとどまらない農地が果たす機能を維持、拡大することを目的に「多面的機能」と名付けた。農地ののり面の草刈りや農道の軽微な補修などに対し、面積に応じて交付金を支払う。「内容が固い」といった指摘があり、農家以外の地域住民を含めより多くの人に知ってもらえるよう、昨年愛称を募集していた。 同省によると、1000通程度の応募のうち「のうち・みず」「農地・水」など、スタート当初の制度名を踏まえたものが大半を占めた。この結果を受け選考を休止した。 同省は「制度名が浸透しているのは大変うれしいが、過去の制度名を愛称にするのはいかがなものか。今後の対応を検討する」(農地資源課)としている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
豪雨 農林被害135億円 13府県で農地損壊(日本農業新聞)
農水省は11日、7月豪雨による農林水産関係の被害額が同日の集計時点で134億8000万円に上ったと発表した。熊本、鹿児島県をはじめ全国各地で被害を確認。水稲の冠水、牛や鶏の水死、ハウスの崩壊、農地やため池の損壊などが発生した。現在も調査は続いており、被害額はさらに増える見通しだ。 被害額は30道府県の報告に基づき集計。農産物関係では熊本、鹿児島、香川、和歌山、岐阜など14府県で6000万円の被害を確認した。水稲や野菜、花き、葉タバコ、果樹など幅広い品目で冠水が起きた。岐阜、愛知、三重など8県ではハウスが壊れた。 畜産関係では愛知、佐賀、熊本、大分で家畜が水死。鶏、牛など3万1005匹が犠牲になった。食肉処理施設、畜舎など関連施設にも被害が出ており、調査を続けている。 農地、農業用施設の被害額は21億4000万円に上った。長野、静岡など13府県で農地が損壊。15府県で水路などの施設が損傷した。 大雨特別警報が出た市町村の防災重点ため池1992カ所のうち、1157カ所で点検を終えた。熊本県で決壊1カ所、損傷3カ所、佐賀県で損傷1カ所と計5カ所で異常を確認した。これとは別に、大分県の防災重点ため池2カ所で損傷が出ている。いずれも人的被害は出ていない。 林野関係の被害額は112億円に上った。北海道、滋賀、大分など23道府県で土砂崩れが発生し、20府県の林道が損傷した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ウイルスの実態と合わない対策 過剰な恐怖広げた専門家
新型コロナウイルスへの対応をめぐり、「専門家」のあり方が問われている。「正しく恐れる」ために欠かせない情報をきちんと示さず、社会や経済の混乱につながっているという。どういうことなのか。国立感染症研究所(感染研)や米疾病対策センター(CDC)などで研究してきたウイルス学者、西村秀一さんに聞いた。 拡大する国立病院機構仙台医療センターの西村秀一・ウイルスセンター長=2020年6月20日、仙台市宮城野区、小玉重隆撮影 ――日本社会の新型コロナへの対応を批判していますね。 「実態と合わない対応が続いていることを危惧しています。亡くなった方を遺族にも会わせずに火葬したり、学校で毎日机やボールを消毒したり、おかしなことだらけです。私は『もうやめよう』と提案しています。コロナ対策の委員をしている宮城県の会議でも訴えました」 ――どこが問題ですか? 「まず強調したいのは、病院と… 980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル