第67回日本伝統工芸展京都展(日本工芸会、朝日新聞社など主催)が14日、京都市下京区の京都産業会館で始まる。陶芸や人形など7部門の入賞16点を含め、入選196点と遺作1点が展示される。16日まで。 ガラス作家安田公子さん(44)=大阪市=は、日本工芸会新人賞を受賞した被硝子切子鉢(きせがらすきりこばち)「糸遊(いとゆう)」を出品した。新型コロナウイルスの感染拡大で外出機会が減った分、家にこもり、いつも以上に集中できたといい「削りの深さを段階的に変え、色の柔らかさを表現した。光の当たり方や、細かな線にも注意して見てほしい」と語った。 13日に内覧会があり、受賞者や関西外国語大(大阪府枚方市)の学生らが訪れた。学生らは、作品の写真を撮影。伝統工芸になじみのない若者らに関心を持ってもらうため、SNSで発信するという。3年椿(つばき)佳菜子さん(20)は「心が落ち着いた。友達にも伝統工芸の良さを味わってほしい」と話していた。 入場時間は午前10時~午後7時(16日は午後4時半まで)。入場無料。問い合わせは、京都府文化財保護課(075・414・5905)へ。(吉村駿) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
浜田青陵賞の志、未来へ コロナで延期、来年に持ち越し
新型コロナウイルスの感染拡大によって、考古学とその関連分野の優れた研究者におくられる今年の浜田青陵賞(大阪府岸和田市、朝日新聞社主催)が延期された。選考は来年に持ち越される。これを機に賞の歩みを振り返り、その志と意義を考えたい。 日進月歩の考古学の世界で、浜田青陵賞は将来の学界を担う新進の研究者を主な対象にしつつも、時代の要請を受け、その受賞者もより幅広い分野と人材に広がっている。 変わらないのは浜田耕作博士(1881~1938、号・青陵)が残した精神だ。 大阪府岸和田市出身の浜田は、当時150年余りの年月を重ねて体系化されていた欧州の考古学を日本に取り入れた。国内で初めて設置された京都大学の考古学講座の初代教授も務めた。その功績で「日本考古学の父」とされる。 彼の名を冠するこの賞は、浜田の没後50年の1988年につくられた。以来、学界を担う多士済々の人材を輩出し、多くの研究者がめざす賞になった。30年以上にわたる歴史からは、考古学界を取り巻く動向の変化や研究の深化をうかがい知ることができる。 第33回を迎えた今年、新型コロナで緊急事態宣言が出されたことを受け、岸和田市は4月、今年度の選考を延期すると発表した。秋に予定された授賞式と記念シンポジウムも中止に。 事務局を取り仕切ってきた岸和… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
引退YS11を次の舞台へ 平均70歳の元整備士ら集結
戦後初の国産民間輸送機として産業史に残る「YS11」の量産初号機を組み立て直す作業が茨城県筑西市で進められている。作業にあたるのは、平均年齢70歳の現役を退いた30人の元整備士たち。来春の公開に向け、リタイアした機体を再び輝かせようと汗を流している。 YS11 純国産のプロペラ機。第2次大戦後、連合国軍総司令部(GHQ)に航空機の製造を7年間禁止された日本が遅れを取り戻そうと国を挙げて取り組んだ。戦中に戦闘機を手がけた著名な設計者らが関わり、試作機2機を含め182機が製造され、旅客機として高度成長期を支えた。量産初号機は1965年に旧運輸省に納入され、各地の管制施設の点検などにあたる飛行検査機として、98年まで活躍。日本機械学会の「機械遺産」、日本航空協会の「重要航空遺産」に認定されている。 筑西市のテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」に新設された建屋に9月中旬、元整備士たち16人が集まった。この日の作業は尾翼と垂直尾翼の取り付け。重機を使い、ワイヤで長さ12メートル、重さ360キロの尾翼をつり上げる。76歳の元整備士、井坂富夫さんも腰に安全帯を付け、高さ4メートルの尾翼に乗り移った。 井坂さんら多くの元整備士は首都圏在住の65~79歳。建屋そばの宿泊施設やホテルに泊まり込む。1日6人前後でシフトを組み、6時間ほど作業。1人あたり週2、3日、月計60時間ほど、有償で働く。 機体は元々、国立科学博物館(東京・上野)が所有し、羽田空港の格納庫に保管されていた。だが、維持管理に年間約1千万円かかり、移設先を探していたところ、旧型の新幹線車両などを展示するヒロサワが名乗りを上げた。 機体の分解・組み立てにかかる約8千万円は科博側が、展示建物の建設費4億5千万円や機体の維持管理費はヒロサワ側が負担する。昨年9月に羽田空港で解体作業を始め、今年3月に筑西市へ移送。新型コロナウイルスの影響で、組み立て開始は6月にずれ込んだ。 けが心配、家族反対…でも「自然と体動いた」 「分解して組み立てる仕事に参… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
上陸できなかったイージス・アショア 地元に残った不信感、分断、イノシシよけの電気柵…(ABEMA TIMES)
日本海に面する人口およそ3200人の小さな町・山口県阿武町。基幹産業は農業だ。そんな阿武町で特産品のスイカを育てる原スミ子さん(77)の自宅の裏山は、「イージス・アショア」の配備候補地とされた。 【動画で見る】盾はスイカも守れない~上陸できなかったイージス~ 日本の「弾道ミサイル防衛能力」を飛躍的に向上させると謳われる陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」。弾道ミサイルをレーダーで探知し、迎撃ミサイルによって大気圏外で撃ち落とすもので、イージス艦の迎撃ミサイルシステムを陸上に配備する構想だった。政府は2017年12月、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対応するために導入を閣議決定。30年間の維持・運用費を含めおよそ4500億円かかるが、これを山口県と秋田県に配備することで、日本全域を24時間365日、最も効率的に防護できるとされた。 このうち、山口県の配備候補地となったのが、萩市にある陸上自衛隊むつみ演習場だった。その北側に隣接する阿武町は、レーダーが照射される北朝鮮方向の真下に当たる。そこで住民が懸念を示したのが、迎撃ミサイルの発射直後の上昇を補助した後で切り離される、長さ約1.7m、重さ200kg強の部品「ブースター」の落下だ。 反対の声の中、今年6月、河野太郎防衛大臣(当時)が配備に関するプロセスを停止する決断を下した。6月19日、山口県庁では村岡嗣政山口県知事と相対した河野太郎防衛大臣は、「ブースターの落下につきまして、最初から十分な精査を行った上で、回答や説明をしてこなかったというご指摘につきまして、本当に申し訳なく思います」と陳謝。「地元住民に無用の分断をもたらしたといっても過言ではありません」と語った萩市の藤道健二市長にも「本当に心よりお詫びを…」と頭を下げた。 「拙速であったのではないかなという風な思いは致します」。会見でそう述べたのが、阿武町の花田憲彦町長だ。最強の盾「イージス」が上陸できなかった山里に残されたものとは…。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
関電社長が経産省に業績改善計画の進捗報告 調査終了後に700万円相当の商品券などの受領発覚(読売テレビ)
読売テレビ 関西電力の森本孝社長は、金品受領問題を受け、経済産業省に提出していた業務改善計画の進捗状況を、13日報告した。 この問題では、第三者委員会による調査終了後に、子会社の社長らが合わせて700万円相当の商品券などを受け取っていたことが分かり、報告書には追加の再発防止策が記載された。 関西電力 森本孝社長「申告が漏れてたってことは大変残念ですし、私は重く受けとめております。」 関西電力はあす、福井県にも報告を行うとしている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
週末にかけ寒暖差に注意!北海道では積雪レベルの寒気が南下(tenki.jp)
10月は半ばに差し掛かり、朝は顔を洗う水がキリッと冷たく感じられるようになりました。これから週末にかけて北日本には寒気が流れ込み、秋から冬へと季節が一歩前進します。詩人が愛した山々も雪化粧し、初冠雪があるかもしれません。 季節が一進一退 北日本には冬の便りも 今夜からあす15日にかけて上空1500m付近には、山で雪となる目安の寒気(0度以下)が東北地方に、平地で雪となる目安の寒気(氷点下6度以下)が北海道に南下する見込みです。このため、北海道では、標高の高い峠や山間部中心に積もるレベルの雪が降り、路面が凍結する恐れがあります。東北地方でも青森県の岩木山や八甲田山、石川啄木や宮沢賢治など日本を代表する詩人が作品のモチーフにした岩手県の岩手山などで山頂が雪化粧し、初冠雪の便りがあるかもしれません。 きょう14日から週末にかけての最高気温をご覧頂きますと、きょう14日は、平年並みかやや高めですが、あす15日以降は、平年より気温の低い日が多くなります。旭川のあすは11度と11月上旬並み。札幌の12度も11月上旬並みと晩秋の寒さです。 東京都心もきょうは23度とこの時期らしい気温ですが、その後は20度に届かない日が土曜日にかけて続くと予想されます。東京都心ではきのう、おとといと2日続けて25度以上の夏日でしたが、週末にかけて季節が大きく前進し、金曜日と土曜日はコートが欲しくなる寒さになります。 服装指数 一般的に気温が5度変わると装いが変わるといわれます。日々の気温のアップダウンが大きくなるこれからの季節、お出かけに何を着れば良いか迷ってしまいますよね。tenki.jpでは日々の服装指数を確認することができます。ぜひ参考にしてみてください。 日本気象協会 本社 樋口 康弘 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
スズケン含む医薬品卸売4社に家宅捜索 入札で談合の疑い 東京地検特捜部(CBCテレビ)
CBCテレビ 医薬品の入札を巡り談合した疑いで、名古屋の「スズケン」など大手卸売4社が家宅捜索を受けました。 東京地検特捜部と公正取引委員会が独占禁止法違反の疑いで家宅捜索したのは、名古屋の「スズケン」など大手卸売り業者4社です。 関係者によりますと4社は「地域医療機能推進機構」が、おととし行った7000点を超える医薬品の入札で、品目ごとに受注業者を事前に割り振るなど談合した疑いが持たれています。 スズケンは「捜索について厳粛に受け止め、コンプライアンスの徹底に取り組みたい」とコメントしています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
銭湯の“定番”販売終了へ 「嘘と言って」との声も(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 銭湯などでお風呂上がりの定番として長年親しまれていたあの商品がまもなくお別れ。惜しむ声が相次いでいます。 小岩井乳業は、温浴施設などで販売されてきたビン入りの乳飲料「小岩井フルーツ」の販売を31日で終了します。小岩井フルーツは、生乳にオレンジなどの果汁を加えたさわやかな後味を特徴とする商品で、販売している銭湯では特に、子どもたちに人気があったということです。しかし、時代の変化とともに消費者の好みが多様化したことで近年、徐々に販売量が減少していました。今回の販売終了について、SNSには「温泉後はどうすれば良いのだ。。」「嘘と言ってくれ!」など惜しむ声が相次いでいます。小岩井乳業の担当者は、「反響の大きさに驚くとともに、深く感謝したい。時代の変化により、役目を終える時が来たと判断致しました」とコメントしています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
関電が業務改善報告(MBSニュース)
MBSニュース 前会長らが多額の金品を受け取っていた問題で関西電力の森本社長が経済産業省に再発防止策を報告しました。 関電の森本孝社長は13日夕方、経済産業省を訪れ資源エネルギー庁長官に対し、再発防止策などを報告しました。一連の問題では関西電力の前会長を含む幹部社員ら75人以上が福井県高浜町の森山元助役からあわせて3億6千万円分の金品を受け取っていたほか、子会社の元社長らも受け取っていたことがわかっています。関電は経産省から業務改善命令を受けていて今年3月に業務改善計画を提出していました。 「組織として風通しの良いものをしっかりつくっていくこれをさらに努力していきたい」(関西電力 森本孝社長) 業務改善状況の報告は今後も行うということです。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「内部情報」で馬券購入疑い 笠松競馬の調教師と騎手
岐阜県笠松町の笠松競馬場で調教師と騎手の計4人が6月、馬券を購入した疑いで強制捜査を受けた競馬法違反容疑事件で、県警の事情聴取に対し、少なくとも2人が馬券購入を大筋で認めていたことがわかった。出走馬の不調など「内部情報」を仲間内で共有し、購入する馬券を決めていたという。県警は4人のうち、容疑が固まった人物を書類送検するとみられる。 県警は4人の自宅や厩舎(きゅうしゃ)を同容疑で家宅捜索し、騎手ら競馬場関係者を任意で事情聴取した。競馬法は、地方競馬に所属する調教師や騎手、厩務(きゅうむ)員は全国の地方競馬の馬券購入や譲り受けを禁じており、100万円以下の罰金が科せられる。 関係者によると、調教師らは共謀して、インターネットの馬券購入サイト「オッズパーク」を利用し、6月ごろ、調教師の知人名義で馬券を購入するなどした疑いがある。 4人は地方競馬全国協会が交付する調教師・騎手の免許が更新されず、8月に引退扱いとなった。 4人のうち、元調教師の男性は取材に馬券購入を認めたうえで、「2012年から15年ごろまで(別の競馬関係者らと)購入し、昨年11月ごろに(4人を中心に)購入を再開した」と話している。男性によると、出走馬の体調や脚の状態といった関係者しか知り得ない情報をもとに、1着から3着まで順番通りにあて高倍率になる3連勝単式馬券を買っていたという。 元騎手のうち2人は「特に話すことはない」「話せない」と取材に答えた。別の元騎手1人は親族が「取材は受けない」と答えた。 ■元調教師「収支マイナスの年な… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル