静岡中央署は16日、女性が飛び降り自殺するのを防いだとして静岡市葵区の会社員川崎紗代子さん(32)と、ひき逃げの被疑者検挙に貢献したとして静岡中央郵便局の委託職員、田中奈央さん(26)に感謝状を贈った。2人の非常時における冷静な対応と勇気をたたえた。 川崎さんは医療機器の営業職。9月30日に車で病院に向かう途中、橋の欄干から飛び降りようとする女性が見えた。近くには靴とカバンが置かれ、周囲には誰もいない。車を止めて音を立てずに後ろからゆっくり近づき、女性の服をつかんで「だめだよ」と優しく声をかけた。 さらに偶然近くを通りかかった警察官2人が女性の飛び降りを止めようとする川崎さんに気付き、3人がかりで救助した。川崎さんは「表彰には驚きですが、似たような状況を見たとき、手助けできる人が増えたらいいのかなと思います」。 田中さんは10月23日、目の前で車が後進し、自転車の男子小学生にぶつかる現場を目撃。小学生は軽傷で済んだが、逃げ去った車の特徴を同署に伝え、早期検挙につながった。感謝状を受け取り、「人として当然のことをしただけなので、表彰には驚きでした」と話した。(植松敬) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京湾の最深部に江戸前の情緒 海鳥に神業の美しさ
東京湾の最奥部に、埋め立てや都市開発の波をすり抜けた干潟が広がる。都会の一角に、江戸前の情緒を残す。 拡大する潮が引いて干潟になった三番瀬。砂地には段々畑のようなしま模様が浮かび上がった=千葉県船橋市、関田航撮影 干潮時には波打ち際まで数百メートルの干潟が現れる。黒い砂は意外と硬く、歩くと「ギュッギュッ」と音がした。この下に、多くの貝やカニが生きる。それを狙い、野鳥たちが夢中で砂をつついていた。 拡大する日没後、夕焼けの赤と、夜を迎える青い空のコントラストが三番瀬を染めた=2020年11月11日午後、千葉県船橋市、関田航撮影 千葉県の浦安、市川、船橋、習志野4市にまたがる「三番瀬(さんばんぜ)」。浅瀬と干潟で計1800ヘクタールあり、近くにある東京ディズニーランド35個分の広さがある。東京湾の最奥部。1990年代には大幅に埋め立てて幹線道路や住宅などにする計画が本格化したが、知事選の争点にもなり、今の姿が守られた。 拡大する三番瀬の沖を、野鳥が群れをなして飛んでいた=2020年11月11日午前、千葉県船橋市、関田航撮影 バードウォッチャーの楽園だ。越冬する数万羽のスズガモなど、野鳥とカメラの間を遮るものはなく、ある程度近づくこともできる。 拡大する三番瀬の上空を悠々と飛ぶウミネコ=2020年11月11日午後、千葉県船橋市、関田航撮影 県内に住む迷彩服姿の70代男性の狙いはミヤコドリ。米国などから日本に飛来するうち7~8割の400羽程度が三番瀬に集まるという。退職後、600ミリの超望遠レンズを思い切って買った。「レンズを通して見る鳥の羽はぞくっとするくらい美しい。人間には作れない完璧さ。神業だって思う」 拡大する小さなカニが、潮が引いて干潟になった三番瀬の浜を歩いていた=2020年11月11日午前、千葉県船橋市、関田航撮影 三番瀬や周辺の海は、もともと豊かな漁場で「江戸前」と呼ばれた。江戸時代は、ここでとれた海産物が将軍家に献上された。今も周辺で養殖されるのりは高級のりになるという。船橋市漁業協同組合によると、スズキや、かつて「大アサリ」とも呼ばれた北米原産のホンビノス貝が、特産として水揚げされている。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員限定のプレゼントもあります。 拡大する三番瀬の桟橋の上からは、遠くにスカイツリーを望むことも出来る=2020年11月11日午後、千葉県船橋市、関田航撮影 干潟からは浦安の高層マンショ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「私のもう半分は何?」と葛藤…精子提供で生まれた子ら、民法特例法案の修正求めて会見(ハフポスト日本版)
第三者から精子や卵子の提供を受けて生まれた子どもの親子関係を定める民法特例法案をめぐり、精子提供で生まれた人たちや専門家らが11月24日、記者会見を開き、子どもの「出自を知る権利」などを法案に盛り込むよう訴えた。 特例法案は、20日に参院本会議で賛成多数で可決された。今国会中に成立する見通しとなっている。 ドナー分からず苦悩 何が問題になっているのか? 法案は、ドナーから提供を受けて生まれた子の親子関係について、 ・女性が、自分以外の女性から卵子の提供を受けて出産した場合は、出産した女性を子どもの「母」とする ・妻が夫の同意を得て、夫以外の精子の提供を受けて出産した場合、夫はその子が嫡出であることを否認できない と定めている。一方で、ドナーに関する情報の保管や、ドナー情報の子どもへの開示手続きには規定せず、附則で「おおむね2年をめどに検討」との記載にとどまる。子どもの「出自を知る権利」は後回しにした格好だ。 会見には、非配偶者間人工授精(AID)で生まれた人の自助グループDOGのメンバーなどが出席。メンバーの女性は、親の離婚の際、自身が精子提供を受けて生まれ、父親と血がつながっていないことを告げられた。 女性は当時、すでに結婚し子どもがいた。親から出自を隠され続けたことの喪失感や、ドナーが誰かが分からないことに苦しんだという。「事実を聞くまでの人生が手からこぼれ落ちる感覚。孤独を感じ、私のもう半分は何なんだろうと葛藤しました」 「欠けた自分の半分が知りたい。提供者を知ることができるなら、心の整理ができる。この技術で生まれてくる子どもたちに、同じような苦しい思いをしてほしくないのです」 「親の告知」が両輪 DOGメンバーの石塚幸子さんは、出自を知る権利には、「親からの告知」「子供が提供者の情報を得る」の2段階があると説明。「親からの告知が早い時期に、また適切にされれば、親子間の信頼関係が傷を負うことなくなるのでは」と訴える。 「自助グループのメンバーのほとんどが、成人後に突然事実を知らされた。告知の時期が遅いので、長い間事実を隠されてきて親に裏切られたと感じている人も多い。事実を伏せようとする親の態度から、子どもが『親自身も後ろめたく、恥じているのでは』と感じ、自分を肯定的に受け止められないことにもなる」(石塚さん) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
熊本・根子岳で男性滑落、死亡 グループ登山中、50m下で発見(共同通信)
23日午後3時40分ごろ、熊本県阿蘇市と高森町にまたがる根子岳で「登山グループの1人が滑落して動けない」と119番があった。24日午前7時35分ごろ、捜索していた消防のヘリコプターが滑落場所から約50メートル下で福岡市南区の教員山崎義典さん(56)を発見したが、その後死亡が確認された。 阿蘇署などによると、山崎さんは仲間3人と登山にきていて、ロープをつかって下山途中だった。うち2人が電波が通じる場所まで移動し、通報した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
秘書ら事情聴取「安倍前首相に説明責任ある」 公明・山口代表 (産経新聞)
公明党の山口那津男代表は24日の記者会見で、安倍晋三前首相主催の「桜を見る会」前夜に開かれた夕食会をめぐり、参加した有権者に飲食代を提供するなどしたとして安倍氏の秘書らが東京地検に任意で事情聴取されたことに関し、「(安倍氏)本人に説明責任はある」と述べた。 野党は安倍氏の国会招致を求めているが、山口氏は「捜査をしっかり遂げてもらうことが大事だ。それを見守るのが政治の側の基本だ」と述べ、招致は必要ないとの認識を示した。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
関東 きのうより気温大幅ダウン 東京都心の正午の気温12.3℃(tenki.jp)
きょう24日、関東は沿岸部を中心に雲に覆われ、弱い雨の降っている所もあります。日中も空気が冷たく、正午の気温は東京都心で12.3℃ときのうより8℃くらい低くなっています。 空気ヒンヤリ きょう24日、関東は沿岸部を中心に雲に覆われ、弱い雨の降っている所もあります。日中も気温は横ばいで経過しており、空気がヒンヤリしています。正午の気温は東京都心で12.3℃ときのうより8℃くらい低く、12月上旬並みとなっています。そのほか、正午の気温は横浜市で12.7℃、千葉市で12.6℃、水戸市で12.5℃などと、厚手の上着が欲しい寒さとなっています。 このあとも、気温はほとんど上がらず、空気は冷たいままでしょう。暖かくしてお過ごし下さい。 あす25日も空気冷たく あす25日の関東は、明け方まで雨の降る所があるでしょう。日中も雲の多い天気で、最高気温は14℃くらいの所が多く、空気がヒンヤリしそうです。 先週は季節外れの暖かさでしたが、連休明けから急に寒くなっています。体調を崩さないよう服装で上手に調節して下さい。 日本気象協会 本社 日直主任 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
“学校インターン”がコロナ禍の学校の人手不足と教員志望の学生を救う(FNNプライムオンライン)
学校はいまコロナの感染対策や学びの保障で、深刻な人手不足に悩んでいる。一方、教員志望の学生は教育実習の機会が減り今後への不安を隠せない。そこで自治体によっては、コロナ禍における学校と学生のニーズをマッチングさせた、教員志望の学生を学校に派遣するインターンシップ(以下インターン)を始めるところも現れた。全国に先駆けてインターンが行われている自治体の1つである埼玉県戸田市を取材した。 【画像】「子どもと向き合うのは凄く尊いものだ」と語る「lightful」代表の田中あゆみさん 「母校の恩師を手伝いたい」から始まった 「インターンプログラムをやろうと思ったのは2年前、卒業後母校に行ったときです。恩師と話していると凄く忙しそうだったので、『卒業生が何かお役に立てませんか』と聞いてみると『それはいいね』とおっしゃられて。そこで教員志望の卒業生が母校でインターンとして働かせてもらうことを始めました」 こう語るのは、教員志望の学生をインターンとして派遣するプログラム『TEST』を立ち上げた一般社団法人「lightful(以下ライトフル)」の代表、田中あゆみさんだ。 田中さんはいまデジタルハリウッド大学の2年生として学びながら、コロナ禍で人手不足がより深刻になっている学校と教育実習の機会が奪われた大学生をつないでいる。 学校の先生の“リアル”を知るインターン 「母校でできたのでほかの学校でもやってみようとなって、次は学生をインターンとして派遣する仕組みを作りました。そして去年の10月頃から横浜市内の公立小学校で実証実験を始めました」(田中さん) 横浜では教員志望の学生が週に1日インターンとして授業支援を行った。教育実習は教科指導に重きを置くが、『TEST』では「学校の先生の“リアル”を知る」ために、朝から1日教師の校務を手伝う。また学生はインターン中、ライトフルのメンターと意見交換しながら、教師という職業に対する考え、自身の教育への向き合い方を振り返った。 コロナ禍の地域の教育課題を解決する その後コロナの感染拡大で、学校は学びの保障や感染防止に追われることになり、学生の教育実習は中止や短縮に追い込まれた。 こうしたとき田中さんが学生団体の集まりで出会ったのが、埼玉県戸田市で学童保育を運営する一般社団法人「merry attic(以下メリーアティック)」のCOO石原悠太さんだ。 東京学芸大学に通い教員免許取得を目指している石原さんは、田中さんの取り組みに惹かれ「戸田市でも連携できないか」と誘った。 「コロナによる地域の教育課題を解決するために、教員志望の学生による学習支援ができたらと思いました。これを戸田市の教育委員会に打診したところ、次世代教員養成プログラム『TEST』として始まることになったのです」(石原さん) 戸田市では10月から『TEST』を開始し、小学校2校と中学校1校で教員志望の学生8人をインターンとして受け入れた。『TEST』を採用した理由を戸田市教育委員会の戸ヶ﨑勤教育長はこう語る。 「コロナ禍にあって学校はとにかく人手が欲しい、教師を目指す学生は教師としての体験の場や機会が狭められている。こういう状況をどうにかしたいと考えていました。そこにこの話があり、願ったり叶ったりですぐに飛びついたのです」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【動画解説】寒暖差大 無理せず暖房を 週末にかけ12月並み寒さも(ウェザーマップ)
記録的な暖かさとなった先週から一転、この先は一気に寒くなります。12月並みの寒さとなる日もあり、冬のコートの出番も出てきそうです。 きょうは11月24日。こちらの写真は、4年前の今日に関東で撮られた写真です。東京で観測史上初めて、11月に雪が積もったのが4年前の今日でした。 今年は、さすがに関東で雪が降るまでにはなりませんが、先週に比べると、この先一気に寒くなりそうです。 先週は各地で記録的な暖かさとなり、東京でも24.9℃と9月並みの気温となりました。 それが、きょう24日は先週と比べて10℃くらい下がります。さらに金曜は12℃と、12月中旬並みまでしか上がりません。冬のコートが必要な寒さです。 全国の週間予報を見ても、特に日曜日に寒くなります。札幌や青森にも雪マーク、西日本でも12月並みとなりそうです。新型コロナウイルス対策としても、寒いのを我慢せずに暖房を使って、体調管理に気を付けていきましょう。 (気象予報士・千種ゆり子) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大阪府、「第2波」と異なる感染急増 クラスター多様化
新型コロナウイルスの「第3波」で、大阪府内の感染が目立って拡大している。府の分析によると、人口10万人あたりの新規陽性者数は16・22人。感染の急拡大などで政府が注視している7都道府県の中で2番目に多い。今のところ、あらゆる世代や地域で感染が広がり、若者や繁華街に集中した「第2波」とは状況が異なっている。 連休前の19日までの府の分析によると、第3波と位置付ける10月10日~11月19日の府内の新規陽性者は5317人で、このうち重症者は148人(重症率2・8%)。死者は41人(死亡率0・8%)だった。 1日あたりの新規陽性者は、22日発表で全国最多の490人にのぼり、4日続けて過去最多を更新した。23日発表の直近1週間の人口10万人あたりの新規陽性者数は27・61人で、政府の専門家分科会が「ステージ3(感染急増段階)」の指標とする「15人以上」を上回った。1週間平均の陽性率も11・4%で、指標の「10%以上」を超えた。 国が注視する北海道、東京、神… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阪急神戸線、一部で運転再開 車と衝突し設備故障
神戸市灘区宮山町1丁目の阪急神戸線の高羽踏切で23日夜、特急電車と車が衝突した事故で、同線では24日も、始発から夙川―新開地間の上下線で運転を見合わせていたが、同午前10時半までに運転を再開した。 事故は23日午後7時45分ごろに発生。踏切内で、大阪梅田行き特急電車と車が衝突し、特急電車の先頭車両が脱線したが、けが人はいないという。国の運輸安全委員会も24日から鉄道事故調査官2人を派遣し、事故の原因を調べる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル