2021年4月21日 22時40分 東京オリンピック(五輪)での観客数について、大会組織委員会の橋本聖子会長は21日、最終的な判断時期を「検討中」と述べ、遅ければ6月になる可能性も示唆した。月内に国際オリンピック委員会(IOC)や政府、組織委、東京都などで5者協議を開いて「方向性」を出すという。 組織委はこの日、オンライン形式で開かれたIOCの理事会で、新型コロナウイルス対策や、月内に改訂する選手らの大会時の行動規範を定めたルールブック(プレーブック)などの検討状況を報告した。選手への検査について、橋本会長は「毎日することになると思う」と述べた。政府は月内に再び都内などに緊急事態宣言を発出する方向で調整している。組織委は5月1日から飛び込みのテスト大会を予定しているが、組織委の武藤敏郎事務総長は、発出された場合も実施する意向を示した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「男前やのにかわいらしい」間寛平さん、浜さんをしのぶ
2021年4月21日 19時33分 チャーリー浜さんの訃報(ふほう)を受けて、吉本新喜劇の舞台でともに笑わせてきた芸人たちがコメントを発表した。 1歳年下の池乃めだかさんは「若かりし頃はよく一緒にゴルフに行ってました。その頃からずっと変わらず、いつもにぎやかでユニークな方でした。芸人として青春時代を共に過ごした仲間がいなくなることに寂しさを感じております」と悼んだ。 間寛平さんは「めっちゃ男前やのにかわいらしい人で、大スターやった。短気なところもあったけど、僕にはとても優しい人でした」。座長の小籔千豊さんは「全国の方々に吉本新喜劇を知っていただくきっかけを作った最大の功労者のひとりであり、偉大な先輩です。舞台でなくともずっと芸人でいらっしゃいました。時に見せる素の部分は人間らしい方でした。非常に残念です」としのんだ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京地検、武藤元衆院議員を不起訴 在職中ひき逃げ容疑
2021年4月21日 19時40分 車を運転中に人と接触してけがを負わせたのに逃げたとして道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで書類送検された武藤貴也・元衆院議員(41)について、東京地検は21日、いずれも不起訴(嫌疑不十分)とし、発表した。「武藤元議員が車を運転していたという犯人性に関する十分な証拠が得られなかった」と説明した。 武藤元議員は議員在職中の2016年7月16日未明、東京都中野区の都道で乗用車を運転中、路肩にいた60代男性に接触して右腕打撲などのけがをさせたのに、救護措置をとらずに立ち去ったとして書類送検されていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国初、走らない聖火リレー 無観客式典に目隠しシート
新型コロナウイルスの感染拡大で「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請した愛媛県で21日、東京五輪の聖火リレーが始まった。松山市では公道でのリレーが中止になり、無観客の点火セレモニーが開かれた。聖火リレーが3月25日に福島県で始まってから28日目で、全国で初めて走らない聖火リレーになった。 松山市では3月下旬、繁華街で大規模なクラスター(感染者集団)が発生し、感染者が急増。大会組織委員会が4月14日、松山市の公道でのリレー中止を発表した。 聖火は21日夕、愛媛県内8市町を経て松山市に到着。松山城を望む公園で到着式があり、市内を走るはずだったランナー27人が一列に並び、「トーチキス」で約100メートル先のステージ上の聖火皿まで聖火をつないだ。式典には一般の観覧客を入れず、通行人が足を止めないよう周囲に目隠し用のシートが張られた。松山市以外では予定通り公道でのリレーが実施される。(足立菜摘) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2月出生数、前年比7千人減 2004年以降で最少
新型コロナウイルスの感染が収束しない中で、出生数の減少傾向に歯止めがかからない。厚生労働省が発表した人口動態統計の速報値によると、2月の出生数は前年より10・3%少ない5万9789人となった。速報値には、国内の外国人や国外で生まれた日本人も含まれる。厚労省によると、単月の出生数としては2004年1月以降で最少という。14・6%減だった1月に続き、大幅な減少幅となった。 2月の出生数は昨年2月の6万6639人から、6850人減った。月ごとの前年比の減少幅は、昨年は5月の9・7%減が最大だったが、今年は2カ月連続2ケタのマイナス幅になった。通年の減少幅をみても、昨年は前年比2・9%減だったのに対し、今年は2月までで12・6%減で推移している。(久永隆一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
想田監督夫妻の訴え退ける 別姓婚めぐり東京地裁
24年前に米国で別姓のまま結婚した映画監督・想田(そうだ)和弘さん(50)と柏木規与子さんが、日本でも婚姻関係にあることの確認を国に求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。市原義孝裁判長は「婚姻自体は有効に成立している」と判断したうえで、不服があれば戸籍法に基づいて家裁に申し立てるのが適切だとして訴えを退けた。 夫婦同姓を定めた民法の規定については、「合憲」と判断した2015年の最高裁の大法廷判決を踏襲した。 想田さんと柏木さんは1997年、米国ニューヨーク州で同州の方式に従って別姓のまま結婚した。2018年になって日本で婚姻届を提出。「婚姻後の夫婦の氏」の欄には「夫の氏」と「妻の氏」の両方にレ点を付けた。しかし、「夫婦は夫または妻の氏を称する」と定めた民法750条と、婚姻届には「夫婦が称する氏」を記載すると定めた戸籍法74条とに違反するとして受理されなかった。 「互いのルーツや違いを尊重したい」 想田夫婦の思い 2人は「米国での別姓婚は日本でも有効」として、同年に国を提訴した。民法が定める夫婦同姓については「婚姻の実質的な成立要件ではない」と主張。外国の方式で「夫婦が称する氏」を決めないまま結婚した日本人夫婦の婚姻関係を公的に証明する規定が戸籍法にないのは立法の不備で、両性の平等を定める憲法に反するとも訴えた。 一方、国側は、民法の夫婦同姓規定は「婚姻の実質的な成立要件」だと反論。「夫婦が称する氏」について合意していない2人の婚姻は「日本では成立していない」と主張していた。 この裁判で意見陳述した想田… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
震災前の面影、阪急神戸三宮の駅ビルが26日オープン
遠藤美波2021年4月21日 17時00分 神戸市中心部の阪急神戸三宮駅に完成した新しい駅ビルが、26日のオープンを前に、報道陣に21日公開された。阪神・淡路大震災で解体された「神戸阪急ビル東館」の面影を残す超高層ビルに生まれ変わった。 「神戸三宮阪急ビル」は、地上29階地下3階建て、延べ床面積は約2万8850平方メートル。高層階には客室数209室のホテル「レムプラス神戸三宮」が入り、中層階はオフィスフロアになる。駅直通の地下2階~地上3階と高架下は商業施設「EKIZO神戸三宮」で、飲食店など計37店舗が出店する。うち21店舗が神戸初出店だ。 1936年完成の旧ビルは、ビル側面のアーチを電車が出入りする構造が特徴で「神戸の顔」として親しまれたが、震災で半壊。2016年まで仮設ビルが営業していた。新ビルは旧ビルの手書きの設計図などを参照して設計した。ビル低層部は円柱形の塔や大きなアーチ型の窓など、旧ビルのデザインを取り入れている。 阪急阪神不動産の森永純常務は「かつての面影を思い起こして頂けるランドマークに生まれ変わらせた。三宮の魅力に貢献できるようまちづくりに取り組んでいく」と話した。(遠藤美波) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
弁護士の法知識、無償提供します 大手事務所も取り組み
弁護士が無償で法知識を駆使して、課題の解決に挑む――。NPO法人などの取り組みをボランティアで支える「プロボノ活動」が、企業法務に携わる弁護士を中心に広がっている。弁護士会や法律事務所も組織として後押しを始めた。 肖像権や著作権どう守る? NPO法人に無償で助言 「どんな許可を誰にとればいいか、わからなかった」。一般社団法人「スポーツを止めるな」の代表理事・野沢武史さん(41)は、コロナ禍で高校生の競技会が中止になるなか、プレー動画をSNSで拡散して大学進学を支援してきたが、未成年の動画をネット公開する際の注意点が疑問だった。 そこへ、大学の同窓生で知り合いだった「オリック東京法律事務所・外国法共同事業」の杉田泰樹弁護士(41)が昨年から活動に加わった。トラブルが起きないよう個人情報の規約を無償で整備したほか、映り込む対戦相手などの肖像権や撮影者の著作権を守りながら動画を活用できるアドバイスをしている。 「弁護士が身近になった」 杉田弁護士は「法律の知識を生かして、がんばっている人に光を当てられる。弁護士の使命を全うできる」と活動の意義を話す。野沢さんは「敷居が高いイメージだった弁護士が身近になった」。 杉田弁護士ら約6千人の弁護士が所属する第一東京弁護士会は、プロボノの促進に会としても力をいれる。国選弁護の受任など会員に義務づける公益活動に2007年、プロボノ活動を加えた。さらに今年4月に、より活動しやすくなるように再び変更。プロボノの定義を「無償での法律事務に準ずるサービスの提供」と広げた。 次の課題は、NPO法人側の… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:385文字/全文:1065文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都心で初の夏日 広範囲に高気圧、九州では29度台
2021年4月21日 13時47分 21日午後0時32分、東京都心で気温25・0度を観測した。都心で気温25度以上の「夏日」となったのは今年初めて。 気象庁によると、この日は日本列島の広い範囲で高気圧に覆われ、各地で晴れて夏のような陽気に。午後0時50分までに、熊本県菊池市で29・4度、大分県日田市で29・3度を観測した。正午までに名古屋市で25・3度、大阪市で23・7度、福岡市中央区で23・6度まで上昇している。 今週末までは晴れる日が続く地域が多く、最高気温が25度を超える日も予想されている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「桜の涙」 脱線事故後に自死した息子、母が作詞し歌
16年前のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で体と心に傷を負った一人息子は、その後、自ら命を絶った。残された母は桜を育て、その花に息子への思いを重ねた歌詞を書いた。歌を耳にした人たちの心に、あの悲しい事故のことが残ってほしいと願って。 ともに「桜の涙」と題する二つの歌。兵庫県宝塚市の岸本早苗さん(77)が作詞した。さらさらと庭先に舞い落ちる桜の花びらに、この世から去った息子の遼太さんの涙を思った。 2005年4月25日。22歳の誕生日を迎えた遼太さんは、京都府内の大学に通うため、事故車両の4両目にいた。けがは首の捻挫だったが、くの字につぶれた2両目を目の当たりにし、2カ月後、パニックを起こした。心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。 うつ病も発症した。遼太さんのブログには、なぜ生き残ったのかと悩む投稿があった。事故から3年5カ月後、自宅で亡くなった。 夫も他界しており、一人残された岸本さんは、兵庫県尼崎市の事故現場に建てられた慰霊碑に、遼太さんの名前を刻むようJR西日本に求め続けた。その願いは今もかなっていない。 2年半ほど前、自宅に1本の桜を植えた。誕生日であり、事故の日でもある4月25日前後にピンクの花をつける遅咲きの桜に、花が好きだった遼太さんの姿を思い、「遼ちゃん桜」と名付けた。ときどき話しかけると、慰められた。 岸本さんは体調を崩し、高齢者施設に一時入った。地元の人たちの協力もあって、桜は昨年10月、自宅隣の公園に移植された。悲しい事故があったこと、苦しんだ息子のことを自分なりに訴えてきた。「もうじっとしていたい」。そんな思いもよぎった。 でも、「ママ、それでいいの?」。遼太さんの声が聞こえた気がした。 合唱の経験がある岸本さん… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1033文字/全文:1777文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル