環境省と経済産業省が風力発電についてタッグを組んだ。環境アセスメントをめぐって対立することもある両省だが、菅義偉首相が掲げる脱炭素社会の実現に向けて規制緩和の方針をまとめた。ただ、豊かな自然が損なわれたり、地域でのトラブルが増えたりしないかといった懸念も出ている。 見直しのきっかけは昨年12月。再エネの規制改革に関する会合があり、河野太郎・行政改革担当相が年度内に見直しの方向性を示すよう求めたことだった。 現在、発電にあたり「1万キロワット以上」の発電所では、稼働するには法律に基づく環境影響評価(環境アセス)が必要になっている。騒音や低周波音など、自然や生態系に及ぼす影響を事前に調べるものだ。 この基準を緩和すれば、事業… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
やまゆり園パラ採火「場所変更含め判断」 相模原市長
障害者と職員ら45人が殺傷される事件が起きた「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で東京パラリンピックの採火式を行うことを遺族らが反対している問題で、本村賢太郎市長は20日の定例会見で、「場所の変更も含めて総合的に判断する」と述べ、従来の姿勢にこだわらない見解を示した。遺族や家族らに手紙を出しており、意見を踏まえて最終決定するという。 本村市長は定例会見で「市のトップとして、当事者やご家族に寄り添う気持ちが足りなかった」と謝罪。同園での採火は市長自身が提案したという。 遺族の代理人弁護士や負傷者家族が再考を求める文書を提出したことを受け、市は17日にあった利用者の家族会役員会や遺族らへの手紙を通して、事件の風化を防ぐ思いから採火場所として選び、実施する場合は厳かに行う方針などを説明したという。遺族には26日ごろを期限に、任意・無記名で意見を求めているという。(岩堀滋) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山菜採りの男性、クマに襲われ顔面骨折 鎌で応戦 秋田
20日正午すぎ、秋田県大館市比内町独鈷(とっこ)の山林で、山菜採りをしていた市内の男性(75)がクマに襲われてケガをしたと、同行していた男性(70)から119番通報があった。男性は顔面骨折などの重傷を負ったが、意識はあり歩けるという。県警によると、クマによる人身被害は今年初めて。 大館署によると、負傷した男性は同市比内町扇田の無職川口良雄さん(75)。現場の山中は民家から300メートルほど離れていた。 通報した男性によると、山菜採りから下山しようと声を掛け合っていたところ、20メートルほど離れた所で川口さんの悲鳴が聞こえた。駆け寄るとクマが覆いかぶさり、顔面をひっかいていた。川口さんは持参していた鎌で応戦していたという。逃げたクマは太っていたという。 2人は毎年、この現場を山菜… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
現役騎手ら10人弱、競馬関与停止へ 岐阜・笠松競馬
笠松競馬(岐阜県笠松町)の調教師や騎手が不正に馬券を購入していた問題で、レース主催者の県地方競馬組合が既に引退した元調教師と元騎手の計4人を最も重い「競馬関与禁止」に、馬券購入などに関与した現役の調教師と騎手10人弱を「関与停止」の処分とする方針を決めたことが関係者への取材で分かった。 笠松競馬所属の騎手・調教師34人のうち10人弱がレースに関与できなくなる。21日にも騎手らに通知し、公表する予定で、5月下旬~6月上旬のレース再開を目指すという。 この問題を巡っては、弁護士らでつくる第三者委員会が3月末に調査報告書を同組合に提出。関係者によると組合はこれを受け、規則に基づいた処分予定を本人らに連絡。4月中旬、面談で反論や意見を聞いた上で、最終的な処分内容を決めたという。 競馬法違反の罪で罰金の略式… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
銀座の「宇宙船」ビル、住人の退去進む 名建築が岐路に
空を飛ぶ宇宙船のように見えて、細胞の集合体のようでもあり、近未来を感じさせる東京・銀座の「中銀(なかぎん)カプセルタワービル」。建築家の故黒川紀章さんが設計し、世界的にも「名建築」として知られるが、敷地の売却が決まり、住人の退去が始まっている。建てられたのは約50年前。老朽化に加え、ここにもコロナ禍の影響が及ぶ。 約10平方メートルの四角いカプセルに直径130センチの丸い窓。SFの世界観を醸し出す140室が、中銀カプセルタワービル(11階、一部13階建て)に取り付けられている。 「空飛ぶ円盤に搭乗している気分。外とは別の時間の流れを感じられ、ここにいる時間がすごく好き」 11階の1部屋を借りる「住人」でDJの声(こえ)さん(41)はそう話す。週に3~4回、アニメ曲のレコードを流し、SNSで配信。部屋には新世紀エヴァンゲリオンの「綾波レイ」の等身大フィギュアに、怪獣ヘドラや宇宙人の大型人形などが並ぶ。「中銀カプセルタワービル」と刺繡(ししゅう)した特注の特攻服も飾ってある。 出会いは2001年、大阪から上京したばかりの声さんは、首都高で銀座方面に向かっている時、高層ビル群の中で異彩を放つその姿に目がとまった。 「大きな円窓の四角い部屋が… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「筋肉は裏切らない」の彼も 次々回朝ドラ追加キャスト
筋肉は、いや、朝ドラは裏切らない――。今年度後期放送の「カムカムエヴリバディ」の新たな出演者9人が決まった。「筋肉体操」で人気を集めたあの人も登場する。 「カムカムエヴリバディ」は、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈の主人公3人の物語。ラジオ英語講座を題材に、祖母、母、娘の3世代100年のファミリーヒストリーが描かれる。初代主人公の橘安子は大正生まれ、岡山の和菓子屋の看板娘で、上白石が演じる。 NHKが20日に発表したのは、安子を取り巻く登場人物たち。軍靴の足音が近づく中でラジオ英語講座と出会う主人公に、様々な影響をもたらす。 安子の運命を動かす進駐軍の将校、ロバート・ローズウッドを演じるのは、村雨辰剛(むらさめたつまさ)。朝ドラの出演は初めて。スウェーデン出身の庭師という異色の経歴の持ち主で、「筋肉は裏切らない」でおなじみの番組「みんなで筋肉体操」(NHK)の筋肉アシスタントとして出演、話題になった。 「役者経験はほとんどありませんが、豪華なキャストの方々と一緒に出演させて頂く事に、純粋にワクワクしております。今からとても緊張しています」とコメントしている。 海軍の軍人、神田猛役には… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
駅に咲いた、ことばのサクラ きっかけは2人の若手駅員
満開の「桜」が、今も駅の構内で咲いている。「みんなに明るい春が来ますように」「新生活、頑張るぞ! あきらめない!」。花びらを模した紙に、思い思いのメッセージがあふれる。 兵庫県加古川市にあるJR加古川駅。書いたのは、駅を利用する通勤・通学客や駅職員だ。 「新生活応援メッセージ募集」 駅は3月初め、花びらの形に切った紙を駅のコンコースに置き、利用客に書いてもらうことにした。メッセージは1カ月で300を超えた。 きっかけは、2人の若手駅員だった。 2月上旬。駅員の大西広太さん(20)は、受験票を手にした学生らを駅改札前で見送っていた。 新型コロナウイルスの感染が再び広がり、2度目の緊急事態宣言が出ていた時期。緊張と不安が入り交じったような受験生の表情が気になった。 「みんなの背中を押したい。何かできないかな」 同僚に相談する中で、応援メッセージを駅の利用者に書いてもらい、届けることを思いつく。 そして、昨年入社した内山永哲さん(23)に声を掛けた。 2年目の内山さんはコロナで入社式がなく、大好きな旅行にも行けなかった。東京の実家にも帰れない日々が続いていた。「みんなつらいのは一緒。少しでもほっと安心してほしい」 2人は勤務時間の合間を見つけて桜の花びらをつくった。一枚一枚手作業で切る姿を見て、同僚たちも次々に加わった。駅職員約40人、みんなで協力して仕上げた。 隣の宝殿駅で倉庫に眠っていた黒板を引っ張り出し、3月31日の夜、メッセージが書かれた花びらを丁寧に貼り付けた。 4月1日の朝、メッセージで満開になった桜が駅にお目見えした。黒板には、白のチョークで「この現状がいつまで続くかわかりませんが、つらい経験はいつか人生の糧になります」。 駅員代表としての内山さんの言葉だった。「同じような経験をした人の言葉なら伝わるはず」と大西さんが頼んだ。 駅利用客らが足を止め、写真を撮り、SNSでも瞬く間に広まった。「心温まりました」「粋な計らいですね」「素敵な企画をありがとう」――。感謝を伝える書き込みであふれていた。 内山さんは言う。「こんな状況だけど、肩ひじ張らずに自分たちのペースで頑張ろうって思ってほしい」 満開の桜は、28日まで設置される予定だ。(岩本修弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ブルートレイン車両が遍路宿へ うどん店主が移設し修繕
福家司2021年4月20日 10時35分 【動画】鹿児島から香川に到着したブルートレイン車両=福家司撮影 鹿児島県阿久根市で雨ざらしになっていた寝台特急「ブルートレイン」の寝台車2両が移設され、18日に香川県観音寺市に到着した。善通寺市のうどん店主、岸井正樹さん(60)が車両を修繕し、今秋にも四国霊場八十八カ所の遍路宿としてよみがえらせる。 2両は15日夜、別々のトレーラーに牽引(けんいん)されて阿久根を出発。2人用個室「デュエット」車両には、「阿久根のみなさん、お世話になりました。観音寺のみなさん、よろしくお願いします」との横断幕が掲げられた。 一般道を夜間走り、宮崎県を経由し、大分県の臼杵港からフェリーで愛媛県の八幡浜港へ。出発から4日目の18日朝、移設先の四国霊場六十六番札所、雲辺寺に登るロープウェーの山麓(さんろく)駅駐車場に到着した。 鉄道ファンらが見守る中、あらかじめ敷かれた線路の上に台車を乗せ、大型クレーン車2台で1両ずつ車体をつり上げて慎重に設置した。 岸井さんは、2008年まで寝台特急「なは」(新大阪―西鹿児島間)などとして走っていたブルトレのデュエットと2段式のB寝台車の車両が、阿久根で雨ざらしになっているのを知り、1両100万円で買い取った。移設費用は岸井さん夫婦がクラウドファンディング(CF)で集めた資金のうち約900万円を充てたという。 CFに協力した愛知県大府市の宮田宜知(たかし)さん(48)は「実際に車両がレールの上に乗ったとき、ブルートレインに乗っていたころの感動がフラッシュバックして、しびれた」と話した。 今後は車両を塗り直し、傷んだ場所を修理したうえ、トイレ・シャワー棟などを併設した宿泊施設「四国遍路の駅 オハネフの宿なは・瀬戸」として、今秋のオープンを目指す。近くには岸井さんがうどん店を開くほか、花や亜熱帯フルーツの売店も開きたいという。2両の上には屋根も付ける。 岸井さんは「最高の気持ちだ。応援してくれた皆さんに見てもらい、歩き遍路の人がひと休みする時も接待したい。ブルートレインを知らない子どもにも触れてもらいたい」と話している。(福家司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
あの日以来、ブルーインパルス本格始動 空に桜の花描く
コロナ禍で出番が途絶えていた航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が22日、富山県砺波(となみ)市のイベントで1年ぶりに飛行を一般向けに披露する。医療従事者へ感謝を伝えようと都心上空を飛んで以来だ。上空に描くのは五輪ならぬ六つの輪。7月に予定される東京五輪への参加は決まっていないが、今年の第一歩を踏み出す。 ブルーインパルスの正式名称は、宮城県の松島基地第4航空団に所属する「第11飛行隊」。イベントなどに合わせてアクロバット飛行を披露する専門チームだ。青と白のカラーリングの6機がスモークで文字や図形を描き、一糸乱れぬ動きを見せる。 コロナ禍の前は、月に数回、全国各地で活動していたが、イベントの中止が相次ぎ、昨年5月29日に都心上空を飛んだのが一般向けとしては最後になっていた。 そんな中、国内最大級の花の祭典「となみチューリップフェア」を主催する富山県砺波市が、22日に開幕するフェアへの出演を空自に依頼。昨年は緊急事態宣言で中止になっており、記念となる今年の第70回は「何としてでも開催し、盛り上げたい」(市の担当者)との思いがあった。 一方、空自もイベントの意義などを踏まえ、飛行を披露するタイミングと判断。依頼を受けた。 隊長として初めての飛行に臨む遠渡(えんと)祐樹隊長(41)は「我々にとっても念願の飛行」と語る。当日は「サクラ」と呼ばれる、桜の花びらを模した六つの輪を6機のスモークで描く予定だ。「ご覧いただける方々が少しでも晴れやかな気持ちになっていただけるよう、感謝の気持ちを込めてダイナミックなフライトをお見せしたい」と意気込む。(成沢解語) 過去にはW杯にも参加 東京五輪はどうなる? ブルーインパルスが誕生した… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:459文字/全文:1195文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Rangers’ Kohei Arihara holds ex-teammate Shohei Ohtani hitless in win
Anaheim, California – Texas Rangers rookie Kohei Arihara held former teammate Shohei Ohtani hitless in two at-bats Monday on the way to his second major league win in a 6-4 victory over the Los Angeles Angels. Arihara and Ohtani played together for the Hokkaido Nippon Ham Fighters of Japan’s Pacific […]