いつもと変わらない夜、のはずだった。 2月8日。自宅の外では少し前から雨が降り始めていた。 「バイクにシートかけといて」 神戸市須磨区の会社員、朝倉健太郎さん(46)は長男の大智(だいち)さん(19)に頼んだ。玄関を出た大智さん。でもすぐに戻ってきた。 「おっちゃんちから煙が出てんねんけど」 おっちゃんとは、隣に住む一人… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ことでん2両が引退 製造後95年、営業路線で国内最古
【香川】高松琴平電鉄(ことでん)は、製造後95年近く経過し、営業路線を走る電車としては国内で最も古い2両を5月3日に現役から引退させる。引退を記念して大型連休中の5月1~3日、特別運行や撮影会を実施する。 2両は、ともに1926(大正15)年10月に製造された「1000形120号」と「3000形300号」で、ことでん開業時から走り続けてきたオリジナル車両。300号は楕円(だえん)形の戸袋窓が特徴的だ。車体は、120号がクリーム色と茶色、300号は茶色のかつての塗装に戻され、現在まで「レトロ電車」として貸し切り運行などに使われてきた。 かつて4両あった「レトロ電車」のうち、それまで国内最古だった25(大正14)年製の「20形23号」など2両は昨年9月に引退している。今回引退する2両は、仏生山工場(高松市)の作業用車両として余生を送るという。 特別運行は、5月1日が別の電… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
COCOAの不具合放置、厚労省「認識不足や業者任せ」
新型コロナウイルス感染者との接触を知らせるスマートフォンのアプリ「COCOA(ココア)」で起きた不具合について、厚生労働省による検証結果の報告書が16日、公表された。情報技術(IT)で感染を食い止める切り札と期待されたアプリが、4カ月以上機能していなかったお粗末なトラブル。報告書は、ITの知識を欠く厚労省が業者任せにするなど、責任をあいまいにしたまま開発を進めたことが背景にあるとしている。 COCOAは厚労省が昨年6月に提供した。感染者から1メートル以内に15分以上いた場合に接触を知らせるアプリだが、昨年9月末のアップデートから、アンドロイド端末で陽性者と接触があっても通知が届かない不具合が発生。今年2月に修正されるまで放置されていた。 厚労省は検討チームを作り、厚労省職員や委託業者ら39人を対象にヒアリングした。 報告書は、不具合の放置に至るまでに三つの「局面」があったとした。①9月のアップデート時に通知が実際に届くかどうか、動作確認のテストをせずに提供したこと、②10月に動作確認のテスト環境が整ったにもかかわらずテストをやらなかったこと、③11月にCOCOAのプログラムを公開していたサイト「GitHub(ギットハブ)」に不具合を指摘する書き込みがあったにもかかわらず、対応しなかったことの3点だ。 9月のアップデートは、アプリから接触を知らせる通知が多すぎる不具合を修正するためのものだったが、報告書はこれについて通知を受けた人の検査を担う保健所の業務が圧迫されていたためにアプリの改修を急いだ、とした。厚労省の職員らがテストをしないで配布することのリスク(危険性)を十分認識していなかった、とも分析した。 報告書には、ほかの人に責任を押しつけるかのような関係者の証言もみられる。厚労省のある管理職は聞き取り調査に対し、「テストはしていないが、ロジックが変わるだけだから大丈夫との報告を担当から受けた」と説明。同省のCOCOA担当者は「テストができていないことは漠然と理解していたが、どんなテストができていないか、詳細は認識していなかった」「通知件数が減ったのは意図した改修結果だと思った」などと語った。事業者側からは「テストができない状態でのリリース(配布)はリスクがあると伝えていた」(委託事業者)との証言があった。 テスト環境が整った後もテストを実施しなかった点について、厚労省の担当者は「基本的なテストは委託業者の責任でやるべきだ」と考えていたと説明する。これに対し、事業者は「テストよりも(厚労省から対応を指示された)目の前の問題解消の方が優先度が高いと思った」(再委託事業者)と釈明している。報告書は「厚労省側の問題として、テストという重要課題に対する認識が低く、業者任せにしていた」とした。 厚労省の内部検査 「身内に甘い」印象ぬぐえず アプリの開発や保守は厚労省からIT企業「パーソルプロセス&テクノロジー」に委託され、パーソル社が他社に再委託、再々委託したことで計6社が担った。報告書は「厚労省は委託事業者(パーソル社)が品質管理を担うと認識していたが、委託事業者は工程管理の一部を担っていると認識していた」などとして、「事業者間の役割分担に不明瞭な部分があった」と指摘。これが4カ月間も不具合に気づかなかった「要因の一つ」だとした。 ネット上に書き込まれた不具合の指摘を放置した点も、厚労省側が事業者に書き込み内容の管理を依頼したにもかかわらず、事業者間の役割分担が明確になっておらず、各社が「ほかがやっているだろう」と思い込んで対応されないままになった、とした。 新たなアプリは不具合が「つき… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
家族や命の大切さ、子が教えてくれた 熊本地震から5年
5年前の熊本地震で、かけがえのないわが子を失った。成長を見届けられなかった悲しみ、喪失感。残してくれた思い出は今も温かい。親たちは時に立ち止まりながら、前を向く。 6種類の桜の苗が、2年目の春を迎え花をつけ始めた。神代曙(じんだいあけぼの)、仙台屋(せんだいや)、紅華(こうか)……。息子が亡くなった年齢と同じ22本ある。 大和(やまと)卓也さん(62)と妻の忍さん(53)=熊本県阿蘇市=が、南阿蘇村の立野地区にある忍さんの実家の田んぼに植えた。5年前の4月16日未明、2回目の最大震度7を観測した熊本地震の本震で、大学生だった晃(ひかる)さん(当時22)を亡くした。 田んぼのすぐ脇にあるJR豊肥線を、かつて蒸気機関車がひく観光列車「あそBOY」が走った。田植えや稲刈りの最中に居合わせた幼い息子は歓喜した。豊肥線は地震による大規模な土砂崩落で一部不通になった後、昨夏に再開した。並走する国道57号も復旧し、崩落した阿蘇大橋に代わる新阿蘇大橋もできた。月日の流れを頭で理解しても、息子が「ついさっきまでいた」感覚は今も変わらない。 晃さんは国道57号を走っていて、ここから数キロの場所で起きた土砂崩落に車ごと巻き込まれた。行政による捜索が半月で打ち切られた後も、2人は崖下の黒川や白川に下りて晃さんを捜し続けた。知人や見知らぬ人々に協力の輪が広がった。晃さんの車が見つかり、遺体が収容されたのは地震から4カ月後だった。 通い続けた場所のそばなのに、忍さんは復旧した国道57号を通ることも、新阿蘇大橋を渡ることもできない。「気持ちの現在地は震災直後のまま。57号も大橋も受け入れることができない」 5年の歳月。たくさんの人とのつながりが生まれた。熊本市内の小学校から晃さんが好きだった花を学校に植えたいという申し出があり、児童たちと交流が始まった。晃さんがまいた種もみから代を重ねる苗を、一緒に田植えした。 2人は、知り合った人に「家族… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
拉致被害者家族「残り時間少ない」 日米首脳会談に望み
北朝鮮による拉致被害者の家族たちが、かつてない焦りを募らせている。解決の道筋は見えないまま、老いとともに残された時間が少なくなるなか、新型コロナウイルスの感染拡大で活動すらままならないからだ。16日(米国時間)に開かれる日米首脳会談に打開の糸口を期待している。 「私自身かなり体調を崩して、今にも倒れそうなんです」 3日、都内で開かれた支援団体との会議の冒頭、田口八重子さん(拉致当時22)の兄で拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(82)は救出にむけた決意を述べた後、そうこぼした。この日はあいさつのみで会場を後にした。 昨年、有本恵子さん(拉致当時23)の母嘉代子さんと、横田めぐみさん(拉致当時13)の父滋さんが相次いで亡くなった。 3日の会議で、金(キム)正恩(ジョンウン)総書記に向けて被害者の即時帰国を求めたメッセージに期限を設けたのも、帰国を待つ家族の高齢化が進んでいることが背景にある。 めぐみさんの母早紀江さん(85)は、7日に菅義偉首相と面会した際、「年を取って命がなくなってきている」と自身の残り時間は少ないと訴えた。直後の記者会見では「こんなに長い時間がかかっていることが本当に悲しい。子どもが帰ってきたときに誰も親がいないなんて、日本としてそんな恥ずかしいことにはしてほしくない」と声を絞り出した。 「コロナ以外の話題が沈下している」 世論喚起をはかる集会もコロナ… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
古墳愛語り合う まりこふんさんと17日にイベント
古墳への愛を歌うシンガーのまりこふんさんが設立した「古墳にコーフン協会」が、全国の古墳の魅力を紹介するオンラインイベントを開いた。有名な古墳ではなく、地域の知る人ぞ知る古墳の魅力を語り合った。まりこふんさんは17日に朝日新聞の記者サロン「空から見よう! いろんな古墳」にも参加する。 古墳にコーフン協会は古墳をカジュアルに楽しむをモットーに2013年に設立。現在は東北から九州まで17の支部がある。イベントは協会の総会を兼ねて3日に開かれた。 総会では各支部が5分間の持ち時間で地元の古墳の魅力をプレゼンした。北九州支部は地元の古墳巡りのドライブコースを案内。お気に入りの古墳の石室の中で撮影した写真や小学校の校庭にある橘塚(たちばなづか)古墳(福岡県みやこ町)を紹介した。 茨城支部は石室内に文様が描かれた装飾古墳の虎塚(とらづか)古墳(茨城県ひたちなか市)を解説。支部長が特技のイラストを使って石室内の様子を再現。さらに昨年の総会で描いたイラストが市の文化財担当者の目にとまり、虎塚古墳を擬人化したイラストを特別展に提供したという。 日本一古墳が多い兵庫支部は姫路市の古墳に絞って解説。「姫路の石舞台古墳」として地元で有名な見野10号墳や箸墓(はしはか)古墳(奈良県桜井市)のようなきれいな前方後円形をしている瓢塚(ひさごづか)古墳を写真とともに紹介した。 イベントの途中には、協会の名誉会員で、ミュージシャンのウルフルケイスケさんがVTR出演し、古墳をテーマにしたギターの弾き語りを披露。「コロナが終息したら、みんなで古墳をもっと楽しもう」とエールを送った。まりこふんさんの生ライブもあり、京都府与謝野町の古墳公園のゆるキャラのテーマソング「はにごんのタンゴ」や奈良県明日香村のキトラ古墳の「続キトラ永遠に…」などを歌った。 参加者の古墳への思いは止まらず、当初の予定を1時間以上オーバーして4時間に及んだ。まりこふんさんはイベントを振り返って、「全国には面白い古墳があることを改めて知ったので、早く墳活(古墳巡り)を再開したい」と話した。 朝日新聞は17日午後2時から、オンライン記者サロン「空から見よう! いろんな古墳」を配信します。まりこふんさんと記者がヘリに乗って大山(だいせん)古墳(伝・仁徳天皇陵、堺市)や箸墓古墳(奈良県桜井市)など関西の古墳を巡りました。その映像をもとに魅力を語ります。 視聴は無料。朝日新聞デジタルの会員登録が必要です。申し込みは募集ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11004029、別ウィンドーで開きます)またはQRコードから。締め切りは17日午後3時。質問も受け付けます。(田中祐也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「核のごみ」寿都町の住民対話が紛糾
国の「核のごみ」(原発から出る高レベル放射性廃棄物)の最終処分場選定に向けた文献調査の一環で行われる「対話の場」が14日夜、北海道寿都町で初めて開かれた。町や事業主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)が開くもので、事業への理解を得る狙いがあるが、初回は会合の目的や参加者の人選といった「そもそも論」を巡って住民から異論が相次いだ。 道内では昨年11月、全国初の文献調査が寿都町と神恵内村で始まり、NUMOは今年3月、2町村に事務所を設置。2年間の調査期間で資料を調べるほか、住民代表らを集めて「対話の場」を月1回程度開く。寿都町では14日夜、神恵内村では15日夜に初回が開催された。 寿都町では調査への住民の反対が根強く、初回は開催の目的や参加者の人選といった「そもそも論」で異論が相次ぎ、紛糾した。 会合の参加者は町が選んだ町民20人(町議9人、産業5団代の代表、福祉関係者ら)で、初回は18人が出席。北大大学院工学研究院の竹田宜人学術研究員がファシリテーター(進行役)を務めた。片岡春雄町長や経済産業省資源エネルギー庁、NUMOの職員らも同席した。 まず問題となったのが、事前に配られた対話の場の「会則案」だ。目的の項目に「地層処分事業等の理解を深めていただく」とある。調査に反対する複数の町議が、地層処分を進めることが前提となっていると反発した。 「対話の場」の主催者についても疑問の声が出た。片岡町長は「(対話の場の)設置までは町の役割。スタート後は事務局としてNUMOが加わる。これからは参加者みなさまが主役」と述べ、初回は町、2回目以降はNUMOが主催との見解を示した。 この説明に、反対派の町議2人が「今回は町長に指名されたから町議として出席した。2回目以降はNUMOが主催なので欠席する」と発言。町とNUMOは会合後、両者の「共催」とすると報道陣に説明した。 調査反対派は参加者の人選につ… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
5歳の娘がねだったガチャ 父は「ぼてと」を思い泣いた
出会いは2009年11月13日、小雨が降る肌寒い朝だった。 フクダカズヤさんが自宅で妻と朝食をとっていると、鳴き声が聞こえてきた。 ダイニングの窓から外をのぞくと、プランターの上にずぶぬれの子猫がいた。 近くの電柱にいたカラスが狙っているように見えたが、仕事に行く時間が迫っていた。 ハラハラしながらそのまま出社。夜に帰宅すると、妻が子猫を自宅に迎え入れていた。 「ぽてと」と名付けられたオスの子猫は、人懐っこくて甘えん坊だった。 椅子に座っているとヒザの上に、寝ていると体の上に乗ってきて、一緒に寝たがった。 長女が生まれて 5年半後の2015年5月、フクダさん夫婦に長女が生まれた。 ぽてとがベビーベッドに一緒に寝ることもあったが、赤ちゃんに手を出したことは一度もなかった。 ハイハイを覚えたころは、寄り添うように一緒に歩くこともあった。 「もしかしてお兄ちゃん気取り?」と思いながら眺めていた。 朝食を食べていると、必ず食卓に上がってきて長女の目の前に座った。 食パンをちょっとだけちぎってもらって、それを食べるのが日課になった。 長女には、親指はお父さん指、人さし指はお母さん指、中指は「お兄さん指、ぽてと指」と教えた。 ぽてとの方が抱っこされるようになると、兄と妹の関係はすっかり逆転してしまった。 「余命1年」の宣告 フクダさんが40歳で独立して、模型制作を手がけるプロモデラーになって2年が経った2018年9月。 ワクチン接種のため動物病院に行った際、「心臓から雑音が聞こえる」と言われた。 後日、循環器系専門の獣医師に… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
文楽人間国宝吉田簑助さん引退へ かれんな芸風で81年
人形浄瑠璃文楽の人形遣いで人間国宝の吉田簑助(みのすけ)さん(87)が、引退することになった。国立文楽劇場(大阪市)で開催中の4月公演千秋楽の25日が、最後の舞台となる。文楽協会と日本芸術文化振興会が15日、発表した。 記事の末尾で、ご本人のコメントの全文を紹介しています。 拡大する4月文楽公演で「国性爺合戦」の錦祥女を遣う吉田簑助さん=国立文楽劇場提供、森口ミツルさん撮影 文楽協会などによると、今月に入って本人から申し出があったという。簑助さんは「人形遣いの道を歩みはじめて今年でまる81年。持てる力のすべてを出し尽くしました」とコメントしている。 拡大する「本朝廿四孝 十種香の段」で八重垣姫を遣う吉田簑助さん=2005年、国立文楽劇場提供 簑助さんは1940年、6歳で文楽に入門し、桐竹紋二郎を名乗った。61年に三代簑助を襲名。女形、立ち役ともに遣ったが、特に「曽根崎心中」のお初などの娘役は表情豊かで華やか、かれんな芸風で人気を誇った。なかでも初代吉田玉男さんとのコンビは、文楽の人気が盛り返していくうえで中心的な役割を担った。 拡大する「曽根崎心中」でお初を遣う吉田簑助さん(右)と徳兵衛を遣う初代吉田玉男さん=2002年、大阪・国立文楽劇場 98年に脳出血で倒れたが、リハビリを重ね、翌年に舞台復帰した。80歳を超えても舞台に立ち続け、一番弟子の桐竹勘十郎さんら後進も多く育てた。 拡大する「曽根崎心中」のお初を遣う吉田簑助さん=2010年2月、国立劇場提供 2006年にはパリ公演などの実績が評価され、仏芸術文化勲章の最高章コマンドールを受章。09年に文化功労者、12年に日本芸術院会員に選ばれた。著書に「頭巾かぶって五十年」などがある。(向井大輔) コメント全文 私、吉田簑助は、2021年4月公演をもちまして引退いたします。 1940年、三代吉田文五郎師に入門し、人形遣いの道を歩みはじめて今年でまる81年。その間脳出血で倒れ、復帰してから22年、体調が思うにまかせないこともありましたが、曽根崎のお初も八重垣姫も静御前も再び遣うことが出来、人形遣いとして持てる力のすべてを出し尽くしました。 今まで応援して下さったお客様、支え続けて下さった文楽協会、日本芸術文化振興会の方々、同じ舞台をつとめた太夫、三味線、人形部の方々、そして何より私の門弟たち、本当に感謝しています。お世話になりました。ありがとうございました。 皆様、どうぞこれからも、人形浄瑠璃文楽を宜しくお願いいたします。 拡大する吉田簑助さん=2016年、滝沢美穂子撮影 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遺骨含む土砂の使用「許せない」 沖縄県議会、全会一致
沖縄県名護市辺野古の埋め立て計画で、土砂の調達先に沖縄本島南部が含まれていることに関連して、県議会は15日の臨時会で「遺骨などが混入した土砂の埋め立てへの使用」に反対する意見書を全会一致で可決した。住民の反対の声の高まりを受け、辺野古移設へのスタンスが異なる与野党が調整を重ね、自民党も全員賛成に回った。 辺野古の埋め立ては、政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設計画に伴う工事。本島南部は太平洋戦争末期の沖縄戦で激戦地となり、今も遺骨が見つかる。意見書では、戦没者の遺骨が混入した土砂を埋め立てに使用することは「人道上許せない」と指摘。遺骨が混入した土砂を埋め立てに使用しないことや、日本政府が主体となって遺骨収集を実施することを菅義偉首相らに求めた。 意見書の文言をめぐり与野党が全会一致を優先して調整。「辺野古」の文言は削除し、埋め立て用途について言及しないことで折り合った。県政野党の自民県連幹部は「辺野古をめぐって立場はあるが、遺骨を埋め立てに使うことはあってはならないというのが県民共通の認識だ。そこを通すために全会一致を目指し、歩み寄った結果」と話した。 一方、少なくとも県内12の市… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル