11日午後1時50分ごろ、JR鹿児島線の久留米発小倉行きの上り快速列車(6両編成、乗客約300人)が、停車するはずの吉塚駅(福岡市博多区)のホームを通り過ぎ、約200メートル過ぎて止まるトラブルがあった。後続の列車がすでに手前の博多駅を発車して迫っていたため引き返せず、快速列車は本来停車しない次の箱崎駅に臨時停車した。 JR九州によると、60代の男性運転士はブレーキが遅れた理由について、「有給休暇を申請して、取れるのかなと考えごとをしていた」と話しているという。車掌は減速しないことに気づき、ブレーキをかけたが間に合わなかったという。 吉塚駅で降りる予定だった約150人は箱崎駅で降り、普通列車に乗り換えた。吉塚駅から乗る予定だった約60人は、後続の上り普通列車に乗ったという。(小川裕介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「700万円で買う」にだまされて 原野商法の二次被害
値上がりの見込みのない土地を売りつける「原野商法」。1970年~80年代に社会問題となったが、最近、かつて被害に遭った人が「土地を買い取る」などと持ちかけられ、手数料名目で金をだまし取られる「二次被害」が相次いでいる。約200万円と土地をだまし取られた静岡県島田市の70代の男性が取材に応じ、巧妙な手口を語った。 「島田市内に土地を持ってますよね。売ってくれませんか」 2018年9月中旬、男性の自宅に「新日本不動産」の社員を名乗る男から電話があった。 男性は08年、「値上がりが期待できる」などと言われ、島田市内の宅地(約260平方メートル)を約600万円で購入したが、値段は一向に上がらなかった。土地は買い手が見つからず、悩んでいた。 数日後に訪ねてきた男は30歳前後とみられ、スーツにネクタイ姿で「ピシッとした印象」。最初はパンフレットだけ渡され、会社のホームページも確認できた。低姿勢な男の態度にも好感が持てた。 次に訪れた際には、営業部室長… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
行者ニンニク目当ての遭難者、半数が死傷 山菜採り注意
北海道内で今月上旬、山菜採り中の遭難が2件あり、1人が死亡、1人が行方不明となった。ともに、この時期が旬の行者ニンニクが目当てだった。山菜採りでの遭難は例年4~6月に集中していて、道警が注意を呼びかけている。 地域企画課によると、泊村の山で3日、仲間と分かれて山菜を探していた70代男性が行方不明になった。道警などが3日間捜索したが、見つからなかった。7日には岩内町の山で、仲間と山菜採りをしていた60代男性が崖から約10メートル滑り落ち、頭を強く打って死亡した。いずれも同行者が警察に通報した。 道内の山菜採りでの遭難は、過去5年間で計414件発生し、4~6月が8割以上を占める。4月は行者ニンニクを採る入山者が増える。行者ニンニクは日当たりの良い崖で育つため滑落の危険性が高く、遭難者の約55%が死傷しているという。5~6月はタケノコ採りの入山者が多くなる。 道警は、命を守るための注意点として▽単独行動を避け、ホイッスルや携帯電話を持ち歩く▽急斜面での行動は無理をしない▽捜索時に見つかりやすいよう、赤や黄色など目立つ色の服を着て入山する――などを挙げている。(川村さくら) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
まるで「ピタゴラ装置」町工場発の新商品、すぐ売り切れ
自分で組み立てたコースにビー玉を転がす、NHK・Eテレの人気番組、「ピタゴラスイッチ」のからくりを思わせる大阪産のおもちゃが人気だ。1万円以上の値段でも発売すればすぐに売り切れ。製造するのは創業61年、木材加工の技術を誇る会社。「将来的には会社の柱にしたい」という若手後継ぎの熱い気持ちが新商品開発を実現させた。(染田屋竜太) 溝があったり穴が開けられたりした積み木。重ね、組み合わせてビー玉を置くと、入り組んだコースをたどりながら転がっていく。積み木でつくった「ピタゴラ装置」のようだ。 木製のおもちゃ「coconos(ココノス)」を考え出したのは、銅線などをまきつける円柱形のドラムやボビンを作り続ける「大徳木管工業」(大阪府東大阪市)の専務、岩川宏治さん(39)。木材加工の技術には定評のある同社だが、同社の3代目として会社を継ぐ岩川さんは、「将来に向けて会社を支えるため」と4年ほど前から新商品の開発を考えてきた。 ヒントになったのは、ボビンをつくった時にできる「端材(はざい)」だった。くりぬかれて残った木材は捨てざるを得ず、「有効活用できればエコにも貢献できる」と考えた。自分を含めて職人3人の小さな工場。どんな商品にするか、仕事の合間に1人で頭をひねった。 使うのはブナの合板。堅さや重さから積み木によく使われていた。でも、ただの積み木じゃ面白くない。 娘の遊びを見て「これだ!」とひらめき そんなとき、当時3歳くらいだ… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「コロナで家追い出された人増えた」米や生理用品を配布
新型コロナウイルス禍で生活が立ちゆかなくなった人たちに無償で食品などを提供する配布会が10日、宇都宮市であった。NPO法人「フードバンクうつのみや」が、精米3キロやカップ麺など150セットを用意。今回は初めて生理用品も配った。 同法人によると、9日までに約130人が申し込み、学生が約75%、ひとり親世帯が約15%を占めた。事務局長の伊東由晃さん(40)は「仕送りが減り、バイト先の飲食店が時短や休業でつぶれた学生もいる。母国に戻れず行政支援対象外の外国人留学生は、民間を頼るしかない」。 「タオルなどで代用している人がいると聞き…」 生理用品は1時間で25人ほどに提供した。必要なのに買えない「生理の貧困」をめぐる切実な声を聞き、支援の必要性を改めて思い知ったという。「食品以外の日用品は扱ってこなかったが、タオルなどで代用している人がいると聞いて驚いた。何とかできないか、と協力団体や企業から段ボール18箱分の寄付を受けた」 同法人によると、コロナ禍に伴う生活困窮は深刻な状態が続く。昨年度に同法人が相談を受けて食品を提供した人は2450人で、前年度の約3倍に増えた。食品の寄付も、一昨年度の850キロから3トン超に跳ね上がった。 伊東さんは「家を追い出されたり、電気、ガス、水道を止められたり、コロナ禍で生活状況が悪化した人が増えた。1回の支援で立て直せない人も多く、今後も支援を続けていく必要性を感じている」と話した。(中村尚徳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Rookies spell relief as Carp get past Giants
Rookie relievers Haruki Omichi and Ryoji Kuribayashi each worked a scoreless inning on Saturday to preserve the Hiroshima Carp’s 4-2 Central League win over the Yomiuri Giants. Starting pitcher Aren Kuri (3-0) allowed two runs, one earned, over seven innings, while leadoff man Ryosuke Kikuchi singled three times, stole a […]
伊豆大島で南方種の魚が越冬 海水温上昇が原因?
東京都心から南に約120キロの伊豆大島で、本来は暖かい南の海に生息している魚が厳冬期を生き延び、越冬しているのを現地の海を潜った水中写真家の堀口和重さんが確認した。今年2月末、10種類以上の魚が生き延びている様子を撮影した。 伊豆大島で長年ダイビングショップを経営している有馬啓人さんによると、これらの魚は「死滅回遊魚」「季節来遊魚」などと呼ばれている。南方の海で生まれ、秋ごろ、黒潮に乗って伊豆大島にたどり着く。例年は冬に海水温が下がると耐えきれず死滅していくが、この数年は冬場の海水温が以前に比べて1~2度ほど高い状態が続き、多く生き残るようになったという。サンゴも近年は大きく育つようになり、数も増えている。漁網にひっかかるケースもあるという。 有馬さんは「南方種の魚が生き残る一方で、島に元々いた魚の一部が見られなくなり、心配しています」と話している。(諫山卓弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
1丁目が消えた町 2丁目守った和菓子屋が慕う大男の話
その町には、2丁目があるのに、1丁目がない。 福岡県春日市の「伯玄町(はくげんちょう)」。地図にも、町名一覧にも、「伯玄町2丁目」はあるのに、「伯玄町1丁目」はない。 拡大する伯玄町交差点は伯玄町にはなく、光町と若葉台西の間にある=福岡県春日市 その理由を調べると、大男「はっけんさん」の存在が浮かび上がった。 伯玄町1丁目はどこにいったのか。春日市議会の議事録をみると、見つかった。 九州には各地に巨人の伝説が残っています。ポッドキャストでは、真野啓太記者がその「あしあと」をたどった軌跡について話します。 Apple Podcasts や Spotify ではポッドキャストを毎日配信しています。音声プレーヤー右上の「i」の右にあるボタン(購読)でリンクが表示されます。 連載「巨人のあしあと」 疫病、天災、飢饉。抑圧、支配。どうにもできない「力」と出くわしたとき、人はどう向き合ってきたのでしょうか。「力」の権化・巨人の伝説が語り継がれている土地を訪ね、考えました。 伯玄町1丁目はおよそ40年前、「若葉台西」に改名していた。春日市は博多に電車一本でいけるベッドタウン。「人口増に伴う無秩序な宅地開発による地番の混乱、行政地区間の人口、面積の格差の解消」を目的に、行政が町名を「整備」していた。 1丁目がなくなったあと、2丁目もなくなりそうになった。だが住民には、町の名前を変えたくない理由があった。 「伯玄」という名前は、地元に… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
三代目「がんばろう!石巻」看板 被災地励まし10年
東日本大震災の月命日にあたる11日、宮城県石巻市にある「がんばろう!石巻」と書かれた看板が掛け替えられた。震災の記憶を伝えていくため、5年に一度、子どもたちも交えて新しくつくり直すことにしている。3月に開園した石巻南浜津波復興祈念公園の一角にあり、今回が3代目になる。 看板はもともと、石巻市の門脇地区で水道工事店を営んでいた黒沢健一さん(50)が、がれきから見つけたベニヤ板でつくったのが始まり。「津波に負けたくない。地域の人を励ましたい」という思いで、津波で流された自宅兼店舗の跡に立てた。ちょうど10年前、発災の1カ月後だった。 5年前、公園の予定地内に看板を移すことになり、黒沢さんは地元の門脇中学校の生徒たちと新しくつくり直した。このとき、「一緒に汗をかいて看板をつくることは、震災を次の世代に伝えるきっかけになる」と考え、5年に一度、掛け替えると決めた。 門脇地区と公園がある南浜地区は、津波の被害が最も大きかった地域の一つ。震災前は両地区に約4500人が暮らし、500人以上が犠牲になった。 「今から5年後の中学生たちは、震災を経験していない子どもたち。彼らに震災を伝えていく、タイムカプセルのような仕組みにしていけたら」と黒沢さん。 この日、コロナ禍で中学生たちは参加できなかったものの、1時間半かけて設置した。高さ約2メートル、幅約11メートル。初代からずっと変わらない。「がんばろう!石巻」とペンキで大書された文字は、被災した人々が暮らす災害公営(復興)住宅の方を向く。 黒沢さんは「これまでの10年間、この看板を見て涙を流す人もいた。僕自身も励まされてきた。看板とともに、これからもがんばりたい」と話した。(福岡龍一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
競走馬は目隠しして走れるの? 視野さえぎる装具よ
ののちゃんのDo科学 「競走馬は目隠しして走れるの?」 和歌山県・山本哲夫さん(75)からの質問 ののちゃんのDo科学 ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.com ののちゃん この前、お父さんとテレビで競馬を見ていたら、馬が目隠しをして走っていたよ。 藤原先生 目隠しではなくて、馬の視野をさえぎる装具ね。「ブリンカー」と言って、後ろの方は見えないけど、前はちゃんと見えているの。目の部分に、合成ゴムやプラスチック製のカップをとりつけたものが一般的で、カップのつくりやサイズによって、さえぎる視野の広さを変えられる。後ろがまったく見えないものや、後ろ側にすき間や小さな穴を開けて、少し見えるようにしているものもあるよ。 のの 見えにくくなるのに… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル