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mardi mai 18, 2021

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Jour : 18 mai 2021

ニュース 社会
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沖縄、緊急事態の要請を検討するも… 経済界は県に不満

18 mai 2021
Japonologie
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 新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、沖縄県が緊急事態宣言の対象への追加要請を検討している。まん延防止等重点措置の適用から1カ月以上が過ぎたが、大型連休後に感染者数が急増。18日には新規感染者が168人と過去最多を更新した。県の対応への不満を募らせる経済界との協議を経て、近く判断する。  沖縄県内の新規感染者数は、4月末から5月初旬にかけて減少傾向だったが、5月11日からは5日連続で100人を超えた。18日時点の病床占有率は93・9%。療養者数は1533人で、初めて1500人を超えた。17日夜に開かれた県の専門家会議では、「今の感染状況が続けば、入院病床はあふれてしまう」「自宅療養者の重症化が心配」など、医療の逼迫(ひっぱく)を訴える声が出た。  一方、経済界からは、県の対応に批判の声が上がっている。県内には重点措置の適用で、飲食店などに午後8時までの営業時間短縮が求められている。17日にあった県との意見交換の場で、経済界からは「時短要請を守っている店に、さらに酒類の提供自粛を求めるのか」「要請に応じていない店に客が集中している。県としてもっとやるべきことがあるのでは」といった意見が出たという。  県は18日午前の対策本部会… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

ニュース 社会
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入管法改正案見送り、長崎の支援者「本当の改正を」

18 mai 2021
Japonologie
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 外国人の収容や送還のルールを見直す出入国管理法改正案が18日、今国会では成立しないことになった。大村入国管理センター(長崎県大村市)の被収容者を支援してきた人たちは歓迎する一方、運用の不透明さや処遇改善の必要性などを指摘し、「本当の改正につなげてほしい」と求めた。  大村市ではこの日、被収容者の健康状態や仮放免の見通しなどを話し合う集会があり、約10人の支援者が参加した。2013年から面会を続けてきた川田邦弘さん(69)は入管法改正案の成立見送りについて、「うれしいが、現行の入管行政には改善が必要。今後の議論をしっかり吟味しなければ」と話した。  大村入国管理センターでは19年6月、ナイジェリア人男性がハンガーストライキの末に餓死。「すごくつらく、悔しかった」という川田さんらは、これを機に支援者同士の情報共有を強化した。川田さんは「司法審査もなく、無期限に収容していることがそもそもの問題だ。改めない限りは、今後もずっと犠牲者が出ると思う」と話した。  集会では、大阪の入国管理施設と合わせて2年近い収容の末に仮放免されたチュニジア人男性が、支援者へのお礼に訪れた。男性は朝日新聞の取材に「長い拘束は監獄にいるようだった。やっと人間に戻れた」と話した。だが仮放免中は就労が認められないため、不安定な状況が続く。男性は「母国では拷問を受けたことがあり、帰国できない。難民と認められるよう希望を持ち続けるしかない」と話した。  出入国管理法改正案は、難民認定の申請中は送還しないとの規定を見直し、3回目以降の申請で相当な理由がない場合は送還できるようにする内容が盛り込まれていた。大村入国管理センターに収容されている外国人と面会を続ける長崎インターナショナル教会の牧師、柚之原(ゆのはら)寛史さん(53)=大村市=は「送還ありきの議論でつくられた改正案には問題がある。そもそも難民認定率が低い日本で、あってはならないことだ」と指摘する。  柚之原さんらが面会してきた被収容者には、数十万円の賃金を受け取れないまま在留期限が切れてしまい、支払いを受けるために在留を求めている人も複数いるという。「彼らは劣悪な労働環境の被害者と言える。救済されずにいることはおかしい」  大村入国管理センターでナイジェリア人の40代男性がハンガーストライキの末に餓死した問題。出入国在留管理庁の報告書は、常勤医がおらず、本人が治療を強く拒否していたことを挙げ、「対応が不相当だったと評価するのは困難」とした。  センターには20年8月から常勤医がついたが、今年1月には被収容者のネパール人男性がけがの治療を十分に受けられず歩行困難になったとして、国家賠償を求める訴訟を長崎地裁に起こした。男性は面会したボランティアに「痛くて眠れない」と訴えているという。  柚之原さんは「餓死事件以降、中にいる人たちの心身状態は悪化の一途をたどっている」と話す。(榎本瑞希) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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早い者勝ち? 不親切なワクチン予約システム

18 mai 2021
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拡大するワクチン接種の予約開始初日、窓口予約をしようと多くの人が訪れた=2021年5月6日、大阪府茨木市、読者提供 皆さんの身近な困りごとや疑問をSNSで募集中。「#N4U」取材班が深掘りします。  新型コロナウイルスワクチンの、高齢者への接種予約をめぐり、「#ニュース4U」取材班にも多くの声が寄せられている。混乱の原因はどこにあるのか。改善策はないのだろうか?(矢島大輔、山根久美子) スマホ操作にオロオロ、パスワード入力するうちに…  横浜市の女性(77)の元に接種券が届いたのは今月10日。すぐにスマートフォンで予約を試みた。だが30分ほどかけてパスワードやメールアドレスを入力するうち、予約が締め切られてしまった。指定された番号に何度電話してもつながらなかったという。  一度は諦めたが、友人から「近所の病院が直接予約を受け付けてくれる」と聞き、慌てて電話して予約。後日、別の病院で高齢の女性が「ワクチンの予約を受け付けてくれませんか」「どこなら予約できますか」と尋ねていたのを見た。予約を断られ、途方に暮れる女性を見ていたたまれなくなった。  「私も予約が取れなかったら、今頃病院をはしごして聞いて回っていたかもしれない。あまりに不親切で、高齢者の尊厳を踏みにじるやり方だとさえ感じている」と語った。 ワクチン接種、ここに気を付けて 記事の後半では、これからの時期の高齢者のワクチン接種について注意すべきことや、既に接種を終えた医療従事者からのアドバイスを紹介しています。  群馬県の男性(73)は、接種券が届いた翌日午前9時から300回以上、指定された番号に電話をかけ続けて予約した。「インターネットで予約できれば良かったが、やり方がわからなかった」。政府は65歳以上の高齢者向け接種について「7月末までの完了」を掲げている。運良く自分は5月中に1回目の予約が取れたが、友人は1回目の接種予約が8月になったという。「国の進め方にはあきれるばかりです」  静岡県焼津市のパート従業員の女性(49)は、70代の母親から「お父さんが怒っている」と電話で助けを請われた。自分でスマホから予約しようとした80代の父。暗証番号の入力ミスを繰り返すうちログインできなくなり、怒りだしたという。女性が代わりにスマホで予約した。「たまたま私の仕事が休みだったからすぐに対応できたけど、タイミングがずれたら予約できなかった。不平等な予約システムだと思います」  埼玉県所沢市の大学教員の女性(50)は今月中旬、遠方に住む義母から「ワクチン予約の電話がつながらない」と泣きそうな声で電話で訴えられた。  義母の代わりにネット予約し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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紀州のドン・ファン元妻を殺人罪で起訴へ 和歌山地検

18 mai 2021
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 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん(当時77)が2018年5月に急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、県警が殺人などの疑いで逮捕した元妻の須藤早貴(さき)容疑者(25)について、和歌山地検は、勾留期限の19日に殺人罪で起訴する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。  野崎さんと須藤容疑者は18年2月に結婚し、野崎さんは3カ月後の5月24日夜に自宅で急死した。県警が遺体を調べたところ、死因は急性覚醒剤中毒と判明した。遺体に注射痕はなく、致死量の覚醒剤を口から摂取したためとみている。  県警が自宅の防犯カメラ映像などを調べたところ、野崎さんが亡くなった5月24日午後は、夕食を作った手伝いの女性が一時外出し、夜に帰宅するまでの4時間ほど、一緒にいたのは須藤容疑者だけだったことがわかったという。  県警は、須藤容疑者のほかに野崎さんに覚醒剤を摂取させることができた者はいないとみて、今年4月28日、東京都内にいた須藤容疑者を殺人と覚醒剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕した。  須藤容疑者は昨年2月に姓を… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:251文字/全文:721文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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ワクチン114回分を常温放置、廃棄に 長崎・五島市

18 mai 2021
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 長崎県五島市は18日、市内の医療機関で保管していたファイザー社製の新型コロナウイルスワクチン19本(114回分)が、温度管理の不備で使えなくなり、廃棄処分したと発表した。  市によると、ワクチンは14日に高齢者施設入所者向けとして医療機関に配送され、冷蔵庫内で2~8度で保管していた。接種当日の17日朝、冷蔵庫内の温度が常温になっていることに医療機関の職員が気づいたという。15、16両日は診療が休みで、いつから常温になっていたのかわからないため、保管していたすべてを廃棄した。市が保管していたワクチンを送り、予定していた高齢者全員が接種を受けたという。(安斎耕一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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EX風林火山、Mリーグ初優勝 勝又がファイナル5勝

18 mai 2021
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藤田明人2021年5月18日 23時43分  マージャン(麻雀)のトッププロ選手がチーム対抗で競う「Mリーグ」は18日、決勝戦「朝日新聞ファイナルシリーズ」の最終試合があり、EX風林火山が優勝した。  EX風林火山は、二階堂亜樹、滝沢和典、勝又健志からなる3人のチーム。首位で迎えたこの日、二つあった試合のいずれも勝又が出場、1試合目を1着、2試合目を2着と手堅くまとめ、昨年10月から118試合を戦ってきたシーズンを制した。  リーグ創設時から参戦するEX風林火山は、3シーズン目で初優勝を決めた。ファイナルシリーズ12試合中7試合に出て、5回トップの活躍を見せた勝又は「最後にチームに貢献できてうれしい。選手3人とも力を出せた」と語った。  18日の試合前は、首位のEX風林火山と2位のKADOKAWAサクラナイツが1・5ポイント差、さらに15・4ポイント差で渋谷ABEMASが続く接戦となり、どのチームにも優勝の可能性があったが、勝又が1試合目の序盤から高い手をあがって得点を重ね、主導権を渡さなかった。  準優勝は内川幸太郎、岡田紗佳、沢崎誠、堀慎吾からなるKADOKAWAサクラナイツ。3位以下の順位は以下のとおり。3位 渋谷ABEMAS 4位 赤坂ドリブンズ 5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 6位 TEAM RAIDEN/雷電 7位 U-NEXT Pirates 8位 セガサミーフェニックス  Mリーグ 競技麻雀の普及と発展、頭脳スポーツとしての楽しさを伝えることなどを理念とし、2018年に創設。2020年シーズンは、2千人以上いるプロ麻雀選手から、8チームがドラフトで選んだ30人が競った。対局はABEMAで動画配信され、毎試合、視聴数が数十万から100万以上に達する人気コンテンツになっている。(藤田明人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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交際女性に中絶薬、男に求刑3年6カ月 福岡地裁

18 mai 2021
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布田一樹2021年5月18日 21時23分  妊娠中の交際女性をだまして中絶薬を飲ませ、中絶させようとしたとして、不同意堕胎未遂罪に問われた福岡市城南区、会社員三前尋被告(21)の初公判が18日、福岡地裁(伊藤寛樹裁判長)であった。被告は起訴内容を認め、検察側は懲役3年6カ月を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は6月28日に言い渡される。  起訴状などによると、三前被告は昨年9月24日夜、市内の兄の家で、当時18歳の女性に性病治療薬と偽って国内未承認の中絶薬「ミフェプリストン」2錠を飲ませ、同意なしに中絶させようとしたとされる。服用との因果関係は立証されていないが、女性は約1カ月後に流産した。  検察側は、被告は女性の妊娠が分かるとインターネットで海外から中絶薬を購入し、「(被告が)性病にかかり胎児に悪影響がある」とうそを言って飲ませたと指摘。「他人の心情や生命、身体の危険性を顧みず、身勝手極まりない」と主張した。  一方、三前被告は「軽率な行動で傷つけてしまい、謝罪の気持ちでいっぱいです」と述べた。弁護側は被告が真摯(しんし)に反省し、被害弁済の意思もあるとして、執行猶予付き判決が相当とした。  厚生労働省によると、ミフェプリストンは子宮を収縮させる効果がある別の薬「ミソプロストール」と併用の条件で、承認申請に向けた治験が現在進んでいる。(布田一樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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国の補償「もっと早く」 石綿訴訟原告らの嘆きと期待

18 mai 2021
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会員記事 阿部峻介、布田一樹、森下裕介、大野晴香2021年5月18日 21時27分  建設現場のアスベスト被害をめぐる集団訴訟で、国と一部メーカーの賠償責任を認めた最高裁判決から一夜明けた18日、国が和解の基準に合意した。最初の集団提訴から、13年に及ぶ法廷闘争の末の被害補償。各地の原告らは「もう少し早ければ……」と嘆く一方、すべての被害者の救済に期待を寄せた。 無念晴らすまで死ねない  この日午前、首相官邸。テーブルの向こうで菅義偉首相が謝罪の言葉を述べ頭を下げる姿を、原告の大坂春子さん(77)は一礼して受け止めた。  夫と長男と3人で、大工として数十軒の住宅を建ててきた。現場で舞った石綿は家族をむしばみ、夫・金雄(かねお)さんは2003年に中皮腫で逝った。65歳だった。石綿の恐ろしさを訴え、08年に東京地裁に提訴した。全国初の集団訴訟だった。  裁判のさなか、長男の誠さんも中皮腫を発症し、14年に46歳の若さで亡くなった。同じように働いていた自分にも病が忍び寄っているのかもしれない。「2人の無念を晴らすまでは、アスベストでは死ねない」と気持ちを奮い立たせながら闘ってきた。  全国で33件の訴訟を起こした原告は約1200人。約700人の作業員がすでに亡くなった。大坂さんは「裁判を始めたとき私は65歳。いまは77歳です」。13年という時間の重みと全面解決を菅首相に訴えた。  「もう少し早く解決してもら… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:490文字/全文:1059文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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ガンバレルーヤのまひるさん、聖火ランナー辞退 鳥取

18 mai 2021
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石川和彦2021年5月18日 21時48分  鳥取県内で21、22の両日に予定されている東京五輪の聖火リレーで、同県日吉津(ひえづ)村を走る予定だったお笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のまひるさんが18日、コンビのインスタグラムで辞退を公表した。  まひるさんは「地元鳥取で走ることを楽しみにしておりました」としたうえで、公道ではなく、人がいない場所を走ると聞いていたのに、「一部で公道を走ると誤解されるような報道があった」と説明。  「感染が収まらない中、そういった報道や公道以外の場所であっても、私が走る事で大切な地元の皆様にご心配、ご迷惑をおかけする可能性が多少でもある事は本意ではなく、走ることへの不安を覚えました」とし、熟考の末、「ご辞退させて頂くことにしました」としている。  まひるさんは同県大山町出身。スポンサー枠で参加する予定だった。県関係では、タレントのイモトアヤコさんと、バルセロナ五輪の男子マラソン銀メダリスト、森下広一さんも聖火ランナーを辞退している。(石川和彦) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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漫才を黒澤監督のように 西川きよしが語る澤田隆治さん

18 mai 2021
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 一世を風靡(ふうび)した伝説の漫才コンビ「横山やすし・西川きよし」。16日に88歳で亡くなったテレビ・ラジオプロデューサーの澤田隆治(たかはる)さんは、無名時代の西川きよしさんを、ある役で起用した。きよしさんは収録後、澤田さんから励ましの言葉をもらい、それを糧に芸に励んだという。 拡大する2020年、文化功労者に決まって取材に応じた西川きよしさん  澤田さんが細部にこだわった演出や、漫才への深い愛について、きよしさんが朝日新聞の単独インタビューに応じて語った。お笑い界を代表するベテランは、「澤田さんがいなかったら、今僕はここにいません」と語るなど、何度も声を震わせて思い出を語った。      ◇  僕は昭和38(1963)年に吉本新喜劇に入団した後、白木みのるさんの付き人をしながら舞台にも立たせてもらう生活を送っていました。白木さんは当時、人気番組「てなもんや三度笠」(朝日放送制作)のレギュラーとして毎週出演していたので、僕も新喜劇が終わった後、大阪市内にある朝日放送の社屋へリハーサルに通っていました。  放送後、澤田さんは相手が主演の藤田まことさんだろうが白木さんだろうが、ゲストのスターだろうが歯にきぬ着せぬ言葉で指摘をしていました。「本番のためにリハを重ねてきているんです。あの場面で1カメに視線をもらわないと困ります」などと、毎週のようにダメ出しです。  僕は当時、全くの無名でしたが、澤田さんが信念を持ってコメディー番組に向き合っている姿を見ていました。藤田さんが「すみません」と謝ると、耳にえんぴつを挟んだジャンパー姿の澤田さんは、「来週の放送では、こういうことがないように」と声をかけてお帰りになった。  ある回で、香川登枝緒先生が手がける脚本で、熊が出没する場面がありました。それを読んだ澤田さんが「熊なぁ……。だれにやらそうかなあ」と話しているんです。しばらくして澤田さんが白木さんに「ベビー(白木さんの愛称)のところの坊やを借りてもいいか?」とおっしゃった。え、僕?と、喜びと不安が一気に膨らみました。  次の日から毎日、天王寺動物… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:2670文字/全文:3520文字 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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