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札幌市で300人超感染 過去最多を更新の見通し
札幌市で9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに300人超確認されたことがわかった。8日には過去最多の277人の新規感染者が確認されたばかりで、それを上回り過去最多を更新する見通し。札幌市での新規感染者数が300人を超すのは初。 北海道では、札幌市で変異ウイルスの影響で感染が急拡大したことを受け、新型コロナ対応の特別措置法上の「まん延防止等重点措置」が9日から31日まで適用されることが決定。札幌市では飲食店での酒類提供の終日自粛や商業施設などの午後8時までの時短、出勤者の7割削減などが順次要請されることが決まっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
突然泣いた一人娘 スナックママはカウンセラーになった
どんな悩みでも聞きます――。野内真奈美さんは、宮崎最大の歓楽街ニシタチのスナックのママ。本業の傍ら、予約制のカウンセリングを5月に始める。 「これまで何百人もの人といろいろなお話をしてきた。それが私の強み」 スナックを経営して11年。コロナ禍が続く今春、心理カウンセラーと二足のわらじをはくことにした。 宮崎市内で生まれ育ち、レゲエ歌手をしたり、バーで働いたりした。「自分の城を持て」という父の助言で、2009年秋、ビルの地下1階にスナックを開いた。シングルマザーだった33歳のころだ。 愚痴をこぼすサラリーマン、一滴も飲まずに上司の相手をする若手社員、1人で飲む女性……お客の喜怒哀楽にじっと耳を傾けた。さまざまなお客の胸中に思いをはせ、誰もが笑顔で帰宅できるよう努めてきた。 「職場で無視され、辞めることも出来ない」 3年前。福岡で就職したばかりの一人娘が不調を訴えて倒れた。眠れず、食べることもできない。駆けつけると、暗い部屋で「職場で無視され、辞めることも出来ない」と泣き出した。 働きながら娘にかける言葉を… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
まるでウユニ塩湖 空模様映す新名所 名付けて
玄界灘に面する福岡県福津市が、空模様を反射する浜辺を新たな観光名所としてPRしている。まるで海の上に立っているかのような光景をひと目見ようと、問い合わせは海外からも。新名所の名前は、打ち合わせ中に担当者が口にした一言で決まった。 「かがみ」が現れるのは、福間海岸、宮地浜、津屋崎海岸の三つの砂浜が3キロにわたって連なる海岸線。遠浅で起伏が少ないため、無風など条件がよければ空の景色が海に鏡のように映し出される。こうした光景は干潮の1時間~30分前から楽しめる。 福津市の観光地としては、夕日が海から一直線に差し込む宮地嶽神社の参道が、CMで取り上げられ有名になった。さらなるスポットを探していた観光協会の担当者らが目をつけたのが、南米ボリビアのウユニ塩湖を思わせる光景だった。SNSに地元のゲストハウスが投稿していた。観光ポスターのロケ地に決まったとき、デザイナーが写真を見て「かがみの海みたいですね」と口にした一言に、担当者も「その名前、いいですね!」。こうして新名所「かがみの海」が誕生した。 観光客向けのサイトを3月に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
奈良のシカ、なぜ大切に守られる? ことわざの由来にも
2021年5月9日 11時00分 【動画】奈良のシカ、大切にされるわけ 奈良といえば大仏とシカだが、なぜ奈良のシカは大切に守られているのか。「早起きは三文の徳」ということわざの由来の一つともいわれるという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
轟音から一瞬、2階の部屋に穴空く 静岡、突風の被災者
竜巻と見られる突風で静岡県牧之原市を中心に甚大な被害をもたらした災害は8日で発生から1週間を迎えた。被災地では復旧作業が進むが、骨組みがむき出しになった住宅や倉庫など災害の爪痕は今も残り、義援金の募集など支援の動きも始まっている。(植松敬、中村純) 特に被害の大きかった牧之原市布引原地区では同日、道路のがれきやごみが撤去され、被害を受けた住宅の屋根はブルーシートで覆われていた。静かな住宅街の日常が戻りつつある一方で、手つかずの住宅や傾いた電柱もあり、災害の爪痕が残る。 保育園のころから住んだ家が 「一瞬の出来事で住めなくなってしまった。いずれ取り壊すしかないでしょうね……」。牧之原市布引原の自営業、平林順市さん(73)は屋根が吹き飛んだ自宅を見上げながら口にした。この日は約10人の知人やボランティアとともに荷物やごみの搬出作業に追われていた。 突風被害を受けた1日夕、風雨が強まる中、平林さんは妻と孫の3人で自宅にいた。「聞いたこともないような轟音(ごうおん)」が響き渡り、孫のいる2階に行くと、壁に穴が開き、屋根が吹き飛んで空が見えた。 今は自宅近くの親族宅に身を寄せているが、知人の紹介で近くの空き家に移り住もうと考えている。「今後の生活はもう少し落ち着いたら考えたい。幸い家族は無事だったので、気落ちせずに前を向いてやっていきたい」と話した。 被災時、2階にいて間一髪で被害をまぬがれた孫の男子高校生(17)は、轟音とともに揺れを感じた。地震だと思い、机の下に避難したという。「音がおさまって回りを見ると、1分ほど前に自分がいた場所に穴が空いていた。とにかくびっくりした」 保育園のころから10年余にわたって住んだ家。「ずっと住んできた家にいられないのは、やっぱり落ち着かない。今年は大学受験もあるので、早く新しい環境に慣れたいです」 「こっちに落ち度はないのに……」 被災した住民にとって、関心… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1463文字/全文:2279文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
塾に行けない私は取り残された 修学支援からこぼれる子
国が昨年度から始めた修学支援制度により、低所得世帯の大学・短大などへの進学率が10ポイントほど上がったとみられる、と文部科学省が先月明らかにした。入学金や授業料を減免したり、給付型(返済不要型)奨学金を支給したりする制度だが、塾代や受験料などの負担が重く、そもそも受験自体ができない高校生もいる。受験のための費用を独自に支援する民間団体は、公的支援の拡充を求めている。 「高校生への公的支援があまりに少ない。私たちの奨学金制度は、それを社会に投げかけるきっかけになればという思いもある」 4月13日、貧困家庭の子の学習を支援するNPO法人などが記者会見し、認定NPO法人キッズドア基金(東京)の松見幸太郎代表理事は、こう訴えた。 同基金と、NPO法人キッズドア(同)は2020年度、新型コロナウイルスの影響で家計が急変した生活困窮家庭の高校生が進学を諦めずにすむよう、「受験サポート奨学金」として44都道府県の3年生284人に各5万円、2年生270人に各3万円を支給した。今年2~3月、支援した3年生と保護者にアンケートを実施。13日の会見で結果を公表した。 アンケートに答えた3年生は119人。うち8割近い91人が進学を決め、全員が「受験サポート奨学金が受験の後押しになった」と答えた。一方で、「受験する大学の数を減らした」「予備校・塾に通えなかった」「進学を諦めようと考えたことがある」「受験費用のためにアルバイトをした」「志望校を変更した」と答えた生徒は、いずれも4~6割に上った。 また、受験料の負担から、7割の生徒は1校のみを受験。奨学金の使い道は、受験料(25%)▽参考書・テキスト代(18%)▽入学金(13%)▽交通費(12%)の順に多かった(複数回答可)。 自由記述からは、「受験料が… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1055文字/全文:1812文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新幹線がクマと衝突 軽井沢駅から2キロ、25分遅れる
2021年5月9日 8時08分 8日午後2時半ごろ、東京発金沢行きの北陸新幹線「はくたか565号」がJR軽井沢駅(軽井沢町)―佐久平駅(佐久市)間でクマと衝突し、停車した。乗客約350人にけがはなかった。 JR東日本によると、同号は現場で車両点検を行い、25分後に運転を再開した。他の列車に影響はなかった。上下線の線路の間に死んだクマが倒れていたという。現場は軽井沢駅から西に約2キロの地点。線路の両側に高い塀があり、クマが侵入した原因は不明だという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
給食中の死亡事故「回答控える」 県、遺族の質問書に
倉富竜太2021年5月9日 8時43分 大分県別府市の県立南石垣支援学校で2016年に生徒が給食をのどに詰まらせ、その後死亡した事故で、再発防止を目的に設けられた事故調査委員会に遺族が提出したカルテを県が入手して裁判に提出しようとした問題をめぐり、遺族からの質問書に県が「係争中の訴訟に関わる内容で、回答は差し控える」と回答した。 亡くなったのは、高等部3年の林郁香さん(当時17)。遺族によると、回答書は県教委特別支援教育課長名で7日付。8日に郵送で届いたという。母親の香織さん(51)は「知事、教育長宛てに質問をしたのに、あまりに誠意がない回答でがくぜんとしている。訴訟を理由に逃げているとしか思えない」と語った。 林さんの両親が今年3月、遺族の同意のないまま事故調査委員会の事務局を務めた県が全て開示し提供したことに問題はないのか、など5項目について質問書を提出していた。(倉富竜太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
朝ドラ「おかえりモネ」 ヒロインの子役は登場せず
次の朝ドラを見れば、思わず空を見上げたくなり、宮城に足を運びたくなる。17日から始まるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~金曜午前8時)。「透明なゆりかご」などの安達奈緒子によるオリジナル脚本で、気象予報士を目指すヒロインを19歳の清原果耶(かや)が演じる。一体、どんな作品になるのか。注目ポイントは? 吉永証(あかし)・制作統括に話を聞いた。 「おかえりモネ」は、東日本大震災10年の年を意識した作品。17日からの第1週は、震災から3年後の2014年が主な舞台だ。 「モネ」こと永浦百音(ももね)(清原)は、海の町、宮城県気仙沼市の離島で育った。高校卒業後に内陸の森の町、登米(とめ)市へ。森林組合で林業などの仕事を始め、未来を予測できる天気予報の魅力を知って、気象予報士を目指す。その後上京し、民間の気象予報会社に勤め、故郷の役に立ちたいと決意していくストーリーだ。 今作は、子役のヒロインは登… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル