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Le guide sur la culture, la langue et l'histoire du Japon.

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samedi juin 12, 2021

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Jour : 12 juin 2021

ニュース 社会
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息子の30年、聞きたかった コロナに消えたある母の夢

12 juin 2021
Japonologie
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 「お袋、一緒に住もう」。一人息子にそう提案されて、引っ越しの準備を進めていた女性。しかし、その直前、息子は亡くなってしまいます。それでも女性は、息子と探した新居に移り住みました。 突然の申し出  横浜市内の駅近くにある15階建てのマンション。3LDKで、広さは60平方メートル超。巴(ともえ)美紀子さん(71)は昨年5月、長年住んでいた広島から移り住んだ。 巴さんは今年2月、朝日新聞生活面の「ひととき」に手書きの投稿を寄せ、3月2日に「息子が買った新居」というタイトルで掲載されました。記事の最後に再掲しています。  「お袋、一緒に住もう」。都内で一人暮らしをしていた息子の明日香さん(当時48)から、そう提案されたのは、前年の2019年秋のこと。高校入学以来、離ればなれに生活していた明日香さんが、生まれ故郷の横浜で一緒に暮らそうという。突然の申し出に驚いたが、いずれは若い頃に住んだ土地に戻りたいと思っていた。  テレビ番組などを制作する会社で働き、多忙な明日香さんに代わり、新居探しはほとんど美紀子さんが担った。仕事に行きやすいように駅から近い場所。ベランダからは富士山、そして夜にはライトアップされた横浜ベイブリッジが見える。理想的な物件が見つかり、即決した。2人で購入費を出し合い、昨年5月には新生活をスタートさせる段取りだった。 無断欠勤、そして救急隊からの電話  しかし、昨年4月、明日香さんが勤務する会社の上司から美紀子さんに連絡があった。「無断欠勤しているんですけど、心当たりはないですか」。息子の性格上、勝手に休むことはあり得ない。会社の人も同じ思いで、明日香さんが住んでいた家を訪ねた。しんどそうだったが、二言三言やりとりができたという。  翌日、電話をかけてきたのは… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1830文字/全文:2499文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

ニュース 社会
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停電、セコム出動せず稚魚10万匹が全滅 賠償求め提訴

12 juin 2021
Japonologie
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原口晋也2021年6月12日 8時32分  長崎県漁業公社が、警備大手セコム(本社・東京)に対し、災害時の同社警備員の不手際によって養殖の稚魚が死滅したとして、764万円の損害賠償を求める訴えを長崎地裁佐世保支部に起こしたことがわかった。  提訴は5月21日付。訴状によると、2020年9月2日夜、佐世保市の矢岳事業所で台風による停電が起きた。セコムの警備員は自宅にいた所長に電話で「停電で異常警報が出ているのでリセットする」と伝えた。  所長は、警備員が事業所に駆けつけたと思っていたが、実際は出動していなかった。その後の連絡もなかったため、停電も復旧したと誤信した。だが停電は続き、4時間しかもたない非常用電源の燃料も補充できなかった。3日朝に出勤すると、ヒラメなど養殖の稚魚10万5千匹が酸欠で死滅していたという。  公社側は「警備員が現場に駆けつけて停電が続いていることを所長に伝えていれば、所長は非常用電源の燃料補充などの対応ができた」と主張。ヒラメの死滅分の損害を求めている。これに対し、セコムは「係争中なのでコメントは差し控えたい」としている。(原口晋也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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酒類自粛中でも微アルはアリなの? 飲食店に広がる

12 juin 2021
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 梅雨入り前だというのに暑い日が続く。川崎市の居酒屋をのぞくと、黄金色のジョッキがちらほら。でも待てよ、ここは「まん延防止等重点措置」対象地域。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、飲食店は酒類の提供停止を要請されているはずだが――。  9日夕方、JR川崎駅近くの居酒屋で、仕事終わりの男性会社員(61)が妻と2人で食事を楽しんでいた。ジョッキを持ち上げてぐびりと飲み、「やっぱりビールは、一日の疲れを癒やしてくれる」とほほえんだ。  実はジョッキの中身、アサヒビールが今春発売したビールテイスト飲料「ビアリー」だ。アルコール度数は0・5%で、一般的なビールの10分の1ほどの「微アル」。酒税法上では「酒類」に当たらず、ノンアルコールビールと同じ扱いになっている。  男性はここ1年、外食先での飲酒を控えてきたが、たまたま店頭でビアリーの立て看板を見て、飲んでみようと思ったという。「0・5%でもありがたいね。これなら酔わないし、感染が広がる心配もそうないんじゃないか」  この店がビアリーの提供を始めたのは2週間ほど前のことだ。「まだ試験的ですが、おおむね反応は良いです」と男性店長(35)は話す。週末には1日15缶近く注文があった。店内にはビアリーのポスターが並び、ビアリーが飲みたくて来店する客もいるという。 酒提供停止要請、メーカーや県の見解は…  川崎市では、重点措置が適用… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:662文字/全文:1254文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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1頭を保護、40万頭を駆除 荒川のシカが問う人の矛盾

12 juin 2021
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 約1年前の6月、東京都の荒川で1頭のシカが捕まった。殺処分を免れ、今では引き取り先の動物園で人気者になっている。一方、人里に出て来るシカは、農業や生態系への被害からみれば厄介者だ。1頭を保護する裏側で、全国で年間数十万頭が駆除されている。  「ケープ、おいで」  千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」で広報担当の佐々木麻衣さんが呼びかけると、柵の向こう側にシカが現れた。荒川で捕まったオスのシカは、エスケープ(逃げる)から「ケープ」と名付けられ、この春から公開されている。来園者が立ち止まり、「あのシカですか」「会いたかった」と喜びの声をあげる。  来園のきっかけは昨年6月、荒川の河川敷でケープが捕獲されたところから始まる。前月の5月からたびたび目撃されていた。足立区の担当者は、第一印象を「大きくて速い。街中に出ることを考えると、絶対に放置できないと思った」と話す。区や警視庁は、交通事故などの危険性を懸念。最後は、サッカーゴールのネットを使って捕まえた。  「殺処分するならお前が死ね」  捕獲後に安楽死させる可能性が報じられると、区役所にはメールや電話での抗議や批判が殺到。3日間で約700件にのぼり、担当課の回線はパンクした。多くは「山に返せないのか」「自分が飼いたい」というような内容だったが、職員をしかりつけたり脅迫したりする内容も少なくなかったという。区の担当者は、「捕まえるより捕まえた後が大変だった」と振り返る。  いくつかの飼育施設に断られ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:992文字/全文:1624文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「島時間で来たんだけど…」常駐医いない離島で集団接種

12 juin 2021
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【動画】日本海の島・飛島でワクチンの集団接種=鵜沼照都撮影  山形県唯一の離島、酒田市の飛島で11日、生活するすべての人を対象とした、新型コロナウイルスのワクチンの集団接種が行われた。  島には常駐の医師がいない上に、65歳以上の割合も79%と高い。市は、島全体でワクチン接種することが「島の安心につながる」と意義を説明する。  ワクチンは酒田市の担当者らが定期船を使って現地へ運んだ。今回の接種は、住民登録している島民(5月31日現在で175人)だけでなく、仕事での長期滞在している人なども含む。12歳未満の子どもはおらず、全年齢が対象。希望者に行われ、この日の接種人数は140人だった。  会場は「とびしま総合センター」で、午後2時前の受け付け開始時には20人ほどが列を作った。  指定受付時間が午後2時半だった、漁師の男性(68)は50分前に会場に到着。すると、受け付け待ちをしていた他の島民たちが口をそろえて「あんたは2時半だべっ。時間を守って、予約時間の10分前に来いって案内の紙に書いてあったろぅ」。男性は「『島時間』はいつも1時間前だから、今回も島時間で来たんだけど」とこぼし、「仕方ない」と言って家に戻る一幕もあった。  当初は接種を希望していたが、途中でキャンセルしたという島民もいた。「これから夏場の観光が本格化するので、副反応で休むような事態は避けたい。出来れば別の時期にやって欲しかった」と話していた。(鵜沼照都) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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受難続く聖火リレー 中止11道府県、各地でトラブルも

12 juin 2021
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 3月に福島県で始まった東京五輪の聖火リレーも残り10都道県。全国をつなぐはずが、新型コロナウイルスの感染拡大により各地で公道リレーが中止となり、トラブルも相次いだ。大会への逆風で機運が上向かないまま、聖火は16日から、東日本大震災の被災地に再び戻る。(斉藤佑介、吉備彩日)  11日午前、青森県十和田市の聖火リレーの出発地点にはたくさんの観客が集まっていた。初日の公道リレーが中止となって迎えた2日目。応援に駆けつけた市内の玉山英子さん(69)は前回の五輪の聖火リレーも沿道で応援したといい、「人生で2度も見られるなんて」と感激していた。ただ、観客が密集する場面もあり、大会関係者が「声を出さずに応援してください」と呼びかけていた。  コロナ下で始まった聖火の公道リレーは、これまでに青森を含む13府県で中止か一部中止となり、無観客の公園を走ったりトーチキスでつないだりした。今後も北海道や千葉、神奈川が中止を表明している。  トラブルも相次いだ。福島では、大音量で音楽を流して先導するスポンサー車両に批判が起きて音量を下げることに。佐賀ではコロナへの感染が確認された運営スタッフが、同僚8人と飲食していたことも判明した。大会組織委員会の幹部は「リレーの中止は仕方がないが、トラブルばかり注目され、機運が上がらない」とため息をつく。  聖火リレーはスポンサー4社の協賛金をもとに運営されている。著名人ランナーもあわせ約1万人が名所旧跡や観光地を走るはずだった。東京都立大の舛本直文客員教授は「芸能人も次々と辞退し、人と金をかけて経済効果や観光立国としての日本を発信しようとした政府や組織委のもくろみは外れた。『平和』のメッセージを伝えるという聖火リレーの本来の意義に立ち返る時だ」と話す。  一番の問題は「何のための聖火リレーかが伝わっていないこと」と言う。ギリシャでの採火式で、巫女(みこ)が祈りを捧げる言葉は「平和のメッセージを世界に伝えよ」。コロナ禍の苦境にあえぐ人に希望を照らす平和、多様性と調和、震災復興、ランナーそれぞれの思い……。「普遍的なメッセージを伝える役割があるのに、組織委もその目的を理解しないまま出発した」  五輪はいま、開催の是非も問われている。舛本客員教授は、「行き過ぎた商業化、大会の肥大化、国威発揚など問題はある一方、世界平和の構築への寄与という『オリンピズム』が目指す究極的な目的への理解も国民は積み重ねてきた」と話す。こんな時だからこそ、特に若い人には率先して議論に加わって欲しいと言う。「開催の是非で割れているからといってタブー視するのでなく、聖火リレーとは何か、五輪とは何かなど、光と影を見つめる機会にしてほしい」 ペットボトルで練習 走者の経験「人生の糧に」  組織委によると、これまでに約6700人(10日時点)がランナーを務めた。この経験を人生の糧にしようとする人もいる。  「ここまで回復して元気だよ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「後ろから襲ってきます」と警告 記者も蹴られた鳥とは

12 juin 2021
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会員記事 平岡春人、川村さくら2021年6月12日 11時00分  「後ろから襲ってきます」  札幌市中心部、大通公園の貼り紙が注意を呼びかけるのは、カラス。東京五輪マラソンの発着点にも選ばれた観光名所の大通公園では、たくさんのカラスが飛び回り、憩う人たちが食べ物をかすめ取られることもある。  記者は札幌に赴任したばかりの4月中旬、カラスに後頭部を蹴られた。  曇り空の午後、自宅付近の並木道を歩いていた。ふと、頭に何かが当たった。木の実が落ちてきたような感覚だったが、頭上を飛び去るカラスが視界に入り、蹴られたと気づいた。  そのカラスは近くの街路樹に止まり、支柱のひもをくちばしで引きちぎり始めた。巣作りの材料を集めていたのだろうか。 拡大する記者を蹴ったカラス=2021年4月18日午後3時25分、札幌市中央区、平岡春人撮影  「札幌のカラスは、ひなが巣立ちを迎える5月末から7月上旬にかけて、よく人を蹴ります」  NPO法人「札幌カラス研究… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1567文字/全文:1913文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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のんびり優雅に泳ぐマンボウ ユニークな体形の秘密は

12 juin 2021
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【いきもの目線】マンボウ@横浜・八景島シーパラダイス=2021年5月25日、竹谷俊之撮影  今回の「いきもの目線」で取り上げるのは「マンボウ」。体の後ろ半分を切断したようなユニークな体形が人気だ。高さ7メートルの巨大な円柱水槽でマンボウを飼育、展示している横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)の協力で、360度カメラを設置した。マンボウと一緒に、優雅に泳いでいる気分を味わってみてはいかが。  マンボウはフグ目に属し、日本では北海道から沖縄まで各地に生息。例年4月頃から数カ月間接岸してくる。成長すると体長3メートル、体重2トンを超すという。撮影時は、神奈川県横須賀市の定置網にかかり、飼育されている7匹のマンボウが泳いでいた。  ウェットスーツ姿の飼育員・楊為善さんに機材を手渡し、大水槽にカメラを設置。撮影時間は約30分。マンボウたちは警戒しているのか、カメラから離れてゆっくり回っている。カメラの高さ調整のため、エサを手にした楊さんが再び潜水。マンボウたちが楊さんに近づいてきた。  楊さんによると、ダイバーを認識して餌をねだる個体もいれば、近寄ってこない個体もいるという。自然界ではクラゲや小型の魚などを食べているが、飼育下では魚やエビをミキサーにかけ、ゼラチンで固めたものを食べさせている。 【動画】横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がマンボウを解説=竹谷俊之撮影  記者がガラス越しに撮影していると、一匹のマンボウが近寄ってきた。丸っこい目で、見つめられているようで愛らしい。すると、マンボウの目が閉じたように見えた。フグの仲間の特徴で、実際にはまぶたはなく、目の後ろから白い皮が伸びてきて目を覆い隠すため、目を閉じているように見えるという。  他にも、フグとマンボウには肋骨(ろっこつ)がないという共通点がある。楊さんによると、フグは体を膨らませることで体を守り、肋骨があると膨らむときに邪魔になるために無いという。マンボウは体が大きく成長するため、フグのように膨らむことはないが、骨格はフグの姿を受け継いでいるため、おなか周りには骨がないという。  また、マンボウには腹ビレと尾ビレはなく、尾ビレに見える部分は「舵(かじ)ビレ」と呼ばれ、方向転換などの役割を担っている。上下に直立している「背びれ」と「尻びれ」を同じ方向に動かすことができ、フグも背ビレと尻ビレをパタパタと動かして泳ぐという。  マンボウはストレスに弱く、飼育は難しいとされている。泳ぎの直進性が強いために水槽に激突しやすく、水槽にビニールシートを張って対応する水族館が多いが、八景島シーパラダイスでは円柱状の水槽に水流を作って壁への接触リスクを抑えているという。(竹谷俊之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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アイドル握手会、プリウス…… ワクチン接種に企業の技

12 juin 2021
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【動画】トヨタ生産方式でワクチン接種を進める福岡県宗像市の集団接種会場=藤脇正真撮影  新型コロナウイルスの感染対策の「切り札」として期待が高まるワクチン接種。各地に設けられた集団接種会場の運営には、意外な企業のノウハウが生かされている。社会貢献という側面だけでなく、一刻も早く、コロナ禍前の日常を取り戻したいとの企業側の思いもにじむ。 トヨタの「カイゼン」採り入れ  愛知県豊田市の集団接種の会場運営でタッグを組んだのが、地元の自動車メーカー・トヨタだ。作業のムダを省く「カイゼン」のノウハウを採り入れている。  ハイブリッド車「プリウス」などを生産するトヨタ堤工場(同市)にある福利厚生施設に6日、住民が集団接種を受けに続々と訪れていた。  豊田市では約25万人の接種が見込まれ、市と連携協定を結ぶトヨタは、産業医や看護師ら延べ計450人を派遣。四つの会場提供やレイアウト設計といった運営支援を無償でする。  会場入り口でスタッフが問診票やクーポン、身元証明書などの必要書類をバインダーにまとめ、接種者に手渡す。受け付けや問診時に書類を取り出すムダを省くためだ。その後は書類の記入漏れチェック、受付、問診、接種と進む。動線は最短ルートで「一筆書き」だ。ここまで最短約5分。15~30分間待機し体調の異変がなければ帰れる。待機時間に2回目の接種予約もする。  運営支援にあたるのは、トヨタの生産現場で効率化を図る「カイゼン」を重ねてきた社員だ。市や医師会の助言のもと「受け付け80秒」「手指消毒12秒」と作業ごとに時間を算出し、最適な人員配置を考えた。会場の床には進路を矢印で示し、約60の案内板を設置した。トヨタの担当者は「接種者に負担をかけず、最低限の声かけで進んでもらえるようにした」。  福岡県宗像市も従業員が市内に多く住むトヨタ自動車九州と連携協定を結び、効率化を図る。「お年寄りの1歩でも無駄にしてはダメです」。5月下旬、市の集団接種会場で、トヨタ九州の菅原利彦・TPS推進室主査は市の担当者に厳しく指摘した。市は当初、医師が接種できるかを確認する予診ブースと、注射するブースを分けていたが、それでは接種を受ける高齢者の移動距離が長くなり、時間もかかる。  市は助言を受けて動線を見直し、まずは予診と接種のブースを一つにまとめ、移動時間を減らした。1人の医師が2ブースずつ担当し、ブース間を移動して予診。予診が終わった人から各ブースにいる看護師らが注射する流れにした。予診票は別の看護師が記入漏れなどを事前にチェックし、予診時間の短縮を図った。  会場で接種した男性(77)は、副反応に備える健康観察も含めて20分余りで終えた。「スムーズで密にもならず、安心して受けることができた」と話した。(三浦惇平、小川裕介) 拡大するキョードー大阪がかかわった兵庫県宍粟市の集団接種会場の運営シミュレーション=同市、キョードー大阪提供 アイドル握手会ノウハウも  イベント業の「キョードー大阪」(大阪市)は兵庫県尼崎市や同県宍粟(しそう)市の集団接種会場の運営を担う。AKB48グループなど1日に1万人以上の客を受け入れた「アイドルの握手会」を担ってきた企業だ。  握手会では、アイドルと接す… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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憧れのロマンスカーに会える 運転手は私 神奈川

12 juin 2021
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会員記事 文・豊平森、写真・山本裕之2021年6月12日 17時00分 拡大する館内の1階にある「ロマンスカーギャラリー」では、引退したロマンスカーに会うことが出来る。右からLSE(7000形)、NSE(3100形)、SE(3000形)の車両=神奈川県海老名市 拡大するロマンスカーの運転体験ができるシミュレーター=神奈川県海老名市  「出発進行!」。まるで本物の特急を運転しているようだ。それもそのはず。実物の運転台から作ったシミュレーターなのだ。  順路を曲がると一気に視界が広がった。丸みを帯びたオレンジ色の車体が目前に迫る。東京・新宿と箱根(神奈川県)などを結ぶ小田急電鉄の特急ロマンスカー。その引退した5車種などを集めたロマンスカーミュージアムが4月、小田急線海老名駅(同県海老名市)の隣にオープンした。 拡大するロマンスカーミュージアム館長の高橋孝夫さん=神奈川県海老名市  高橋孝夫館長(57)は元ロマンスカーの運転士だ。5車種とも運転した経験がある。特に思い入れのあるのが、2018年まで38年間走り続けたLSE(7000形)。大きな前面ガラスの展望席が特徴だ。「あこがれのロマンスカーの運転士になるための試験も、LSEで受けました」 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。  30年近く前のことだ。LS… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:954文字/全文:1292文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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