山下裕志2021年8月20日 9時23分 みずほ銀行は20日、新たにシステム障害が発生し、全国の約460店舗の窓口で入金や振り込みなどの取引の受け付けや処理ができない状態が続いていると発表した。機器の故障が発生したためで、詳しい原因を調べている。復旧のめどは立っていない。顧客にはATMやインターネットバンキングの利用を呼びかけている。同じ機器を使うみずほ信託銀行でも取引ができなくなっている。 みずほ銀ではことし2月末以降、ATM障害など2週間で4件のシステム障害が相次いだ。2002年と11年にも大規模なシステム障害を起こし、19年にシステムを刷新していた。(山下裕志) ◇ みずほ銀行のシステム障害 2月28日の日曜日、稼働予定だったATMの8割にあたる4318台が止まり、通帳やカードが取り込まれたままになる被害が5244件起きた。定期預金のデータ移行に伴う容量オーバーが原因。インターネットバンキングの取引が成立しなかったり、外貨建て送金が遅延したりするなど4件の障害が2週間で相次いだ。坂井辰史・みずほFG社長や藤原弘治・みずほ銀頭取らグループの役員11人を減給処分とした。みずほ銀は2002年と11年にも大規模なシステム障害を起こし、金融庁から業務改善命令を受けた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナで病院搬送、65件が「5時間以上」 東京で急増
東京都内(稲城市、島部を除く)で今月8日までの2週間に救急搬送された新型コロナウイルス感染者のうち、2割弱の227件(速報値)で病院への搬送に3時間以上かかっていたことが分かった。65件では5時間以上かかっていた。東京消防庁が19日、朝日新聞の取材に明らかにした。 感染者を救急搬送する件数は、直前の2週間に比べ3倍近くに急増。都内の1日あたりの新規感染者は7月27日から2千人超が続いており、受け入れ先の病院がなかなか決まらない実情が浮き彫りになった。 同庁がまとめた7月26日~… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:393文字/全文:637文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イノシシに襲われ?男性死亡、体に傷7カ所 大阪の村道
2021年8月20日 6時45分 19日午後4時20分ごろ、大阪府千早赤阪村小吹の村道で、「70歳くらいの男性が道路脇の溝にはまっていて出られない。イノシシに襲われたと話している」と通行人の男性から119番通報があった。府警によると、男性は病院に搬送され、約1時間後に死亡が確認された。府警が男性の身元と死因を調べている。 富田林署によると、男性の胸や足に突かれたような傷が7カ所程度あった。道路には血痕が見つかり、男性のものとみられる自転車が倒れていた。近くの畑には動物の足跡が見つかったという。現場は南海・近鉄の河内長野駅から南東へ約3・5キロの山間部。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
10年後に届いたはがき 事故死した小5長男の問いかけ
8月上旬、岐阜県可児市の伊藤英生さん(49)の自宅に簡易書留ではがきが届いた。 「この住所で間違いないですか?」 郵便局員から確認され、伊藤さんが受け取る。宛名には、見覚えのある字体で長男の名前がつづられていた。裏面の情報保護シールをはがすと、記入者の氏名欄にも長男の名前があった。 「なぜいま、隆晟(りゅうせい)からはがきが……?」 長男の隆晟さんは、10年前に事故で亡くなっている。 小学校5年生の冬だった。 近所の川沿いの広場で友達と遊んでいた時、落ちたサッカーボールを拾おうと川に入った。川の水は冷たく、隆晟さんは泳げない。約20メートル流された後、通行人の男性に引き上げられたが、そのまま意識が戻らなかった。 自宅にいた伊藤さんは、その男性からの電話で「息子さんが危険な状態です」と知らされ、「なんとか助かってくれ」と祈りながら現場に向かった。 そこにはぐったりした隆晟さんの姿があった。救急車でも心臓マッサージが続き、病院に搬送後はあらゆる処置を施してもらった。 しかし、再び目を覚ますことはなかった。 父は記憶にふたをした 隆晟さんには3人の弟がいる… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1190文字/全文:1684文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「水曜どうでしょう」29日にオンライン無観客イベント
田中啓介2021年8月19日 19時00分 HTB北海道テレビ放送の人気番組「水曜どうでしょう」のスタッフらによるオンライン無観客イベント「水曜どうでしょうエアキャラバン2021」が、29日午後1時から開催される。出演は藤村忠寿、嬉野雅道両ディレクターや、HTBマスコットキャラクターのonちゃんら。6時間にわたって無料で生配信する。 札幌市内の会場(入場不可)から両ディレクターのトークやアーティストのライブなどを届ける。配信用アドレスは当日公開する。 HTBは全国6県で3年ぶりの「キャラバン」を開く準備を進めていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止した。(田中啓介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道に緊急事態宣言適用を 国に文書で依頼
新型コロナウイルスの感染拡大で、北海道の鈴木直道知事は19日、緊急事態宣言の道への適用を検討するよう国に文書で依頼したことを明らかにした。道は宣言の適用を巡り国と協議を進めてきたが、鈴木知事は「道内の感染状況は緊急事態宣言レベルであり、依頼文書で道のスタンスを見える形にした」と述べた。 道内では19日、新たに575人の感染者を確認。人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は61・0人で、国の指標で緊急事態宣言の目安となるステージ4の水準を大きく上回っている。とりわけ札幌市では同94・1人で、18日時点の病床使用率もステージ4相当の56・8%にまで上昇している。 鈴木知事は19日の会見で「… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:351文字/全文:651文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
相模原市が小中学校を月末まで臨時休校 感染急拡大で
相模原市教育委員会は19日、市立小中学校と義務教育学校の夏休みは今月24日までの予定だったが、新型コロナウイルスの感染が急激に拡大していることを受けて、25~31日を臨時休業とすると発表した。 お盆などの影響で8月後半に感染者が増える可能性があるとみて、臨時休業を決めた。休業中の体調を確認し、感染者が多い学校やクラスについては9月1日以降、個別に休校や学級閉鎖を検討するという。 市内の106校が対象で、児童生徒数は約5万1千人。(土居恭子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岐阜・八百津の突風は「竜巻」 気象台発表、33棟被害
2021年8月19日 20時00分 岐阜県八百津町で17日に発生した突風について岐阜地方気象台は19日、竜巻と認められると発表した。現地を調査し、住宅の屋根の飛散状況などから判断した。 17日午後3時半ごろ、八百津町伊岐津志(いぎつし)から野上にかけて発生したとし、風速は毎秒約40メートルと推定した。竜巻の強さを表す日本版改良藤田スケールで、6段階のうち弱い方から2番目のJEF1に相当する。町によると、直線距離約1・5キロの範囲で、住宅など建物33棟の被害が確認された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自粛下でのパラ、小池知事に向いた怒り 届かぬ呼びかけ
東京都内で新型コロナウイルスの感染が爆発的に広がる中、東京パラリンピックが24日に開幕を迎える。その一方で、小池百合子知事はお盆期間中の帰省や旅行をやめるよう都民に呼びかけ、政府は緊急事態宣言の再々延長を決めた。パラを実施する中でさらなる自粛生活を強いることに対し、都庁内からも「知事のメッセージが伝わっていない」と説明責任を求める声が上がる。 「旅行、帰省の計画を立てている方ですが、延期、中止をもう一度改めてお考えください。それから、お考えくださいじゃなくて、もうここは今年も申し訳ありませんけれども、あきらめていただきたい」 お盆期間が始まった13日の定例会見。「人流の5割削減」を掲げた小池知事は都民に呼びかけた。コロナ禍の現状を「最大級、災害級の危機を迎えている」とも表現した。 こうした小池知事の発言は後日、SNS上で厳しく批判されることになる。契機のひとつが、週明けの16日にあった政府、都、大会組織委員会、国際パラリンピック委員会(IPC)4者の代表者協議だ。 開催都市のトップとして参加した小池知事に対し、「帰省はあきらめてと言いながらのパラ開催宣言」「感染爆発は五輪とは無関係と言いながら外出自粛」「五輪やっといてそれは無理」などと矛盾を指摘する書き込みが相次いだ。 人出の公表データ、都民の実感と乖離 批判の根底には、五輪開催が感染拡大につながったとの見方をかたくなに嫌う小池知事の姿勢があるとみられる。 小池知事はこれまで「五輪の… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:471文字/全文:1106文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
兵庫・明石市長に「議会軽視」と反発 5千円配布めぐり
天野剛志2021年8月19日 21時00分 兵庫県明石市の泉房穂市長が経済支援策として市内で使える利用券(5千円相当)を議会の決定なしに市民全員に配ると決めたことについて、正副議長を含む市議10人は19日、「議会軽視」だとする意見書を泉市長に提出した。29人の市議のうち25人が賛同したといい、発送の経費などを問題視している。 利用券は、明石市が30日から使えることをめざして、経費約17億円を盛り込んだ補正予算案を11日開会の臨時市議会に提案した。だが市議会は12日、発行や配布にかかる約1億5千万円の関連費用などを審査するとして継続審査を決定。これに対して泉市長が「待ったなしの案件」と、地方自治法の「専決処分」を根拠に、議会の決定がなくても配布すると表明した。 意見書では「今回の専決処分は法の要件に該当しない違法な処分と言われても過言ではない」と指摘。榎本和夫議長は「議案に反対しているわけでない。市がわれわれの問題提起にきちんと答えていないので継続して議論したいだけだ」と訴えた。 意見書を受け取った泉市長は「法にのっとり違法でない。費用の削減など意見を踏まえて対応をしたい」と述べて、予定通り配る姿勢を改めて示した。(天野剛志) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル