2021年8月16日 21時46分 東海道新幹線は、16日午後8時15分ごろ、静岡県三島市の東海道新幹線三島駅で非常停止ボタンが押されたため、上りの全線と下りの一部区間で運転を見合わせた。 JR東海によると、線路内に人が立ち入ったとの情報があるという。午後9時半現在、捜索と安全確認のため、新大阪―東京間の上り線と、東京―豊橋間の下り線の運転を見合わせている。安全を確認次第、再開するという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今夏のオープンキャンパス、あえて「来校型」にしたわけ
会員記事 上野創、桑原紀彦2021年8月16日 18時00分 コロナ禍のもとで迎えた2回目の夏、各大学が様々な形でオープンキャンパスを開催している。感染が拡大するなか、オンライン型で開催する大学も多いが、あえて実際に足を運んでもらう来校型を選択した大学もある。その理由とは。 学内で激論の末に 「4階から地下まである図書館はDVDコーナーやグループ学習室も備えています」「メディア工房では動画や画像の編集なども学べますよ」 8月5日に東京経済大(東京都国分寺市)であったオープンキャンパス。30分ほどのツアーで、ガイド役の4年生が施設の紹介をしながら高校2年生と保護者を案内した。 キャリアセンターの前では、同大の学生がツアー参加者に「就職の支援が充実していて僕も助かりました」と語りかけた。異文化学習などのためのスペース「グローバルラウンジ」では、米国出身のスタッフと英語でやりとりできる時間が設けられた。 来校型での実施に踏み切ったのは、学内で激論が交わされた末だったという。 今春入試の「教訓」 今春の入学者を選抜する入試… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:2281文字/全文:2722文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長崎・雲仙の土砂崩れ現場、16日も不明者見つからず
安斎耕一2021年8月16日 18時37分 長崎県雲仙市で13日未明に起きた土砂崩れ現場は16日、生存率が下がるとされる「72時間」が過ぎた。この日も自衛隊や県警などが約230人態勢で行方不明の森保啓(やすひろ)さん(67)と娘の優子さん(32)の捜索を続けたが発見に至らず、午後4時半過ぎにいったん打ち切られた。 市などによると、この日は家屋前の道路をふさぐ木の除去を継続。道路の下側から優子さんのものとみられる軽自動車を見つけた。付近では家屋の屋根とみられる部分も確認できたという。 現場では森さんの妻の文代さん(59)が死亡し、巻き込まれた別の住宅で男性1人が重傷を負った。 長崎県内では17日未明から再び大雨の予報が出ており、17日の捜索は午前8時半ごろに再開する予定だ。(安斎耕一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
パラ柔道ジョージア代表、警備員を骨折させた疑いで逮捕
2021年8月16日 18時52分 滞在していた東京都内のホテルで警備員に大けがを負わせたとして、警視庁は16日、東京パラリンピックの男子柔道(視覚障害)100キロ級に出場予定だったジョージア代表選手ズビアド・ゴゴチュリ容疑者(34)を傷害容疑で逮捕し、発表した。「何も言い訳はありません」と容疑を認めているという。 組織犯罪対策2課によると、逮捕容疑は12日午前8時20分ごろ、東京都大田区のホテル廊下で、警備員の男性(63)に飛びかかって押し倒し、首を絞めるなどして肋骨(ろっこつ)が折れる重傷を負わせたというもの。男性は14日に東京空港署に被害届を出していた。事件前にはホテルの廊下でジョージア代表の選手らが複数で騒いでいるのを別の警備員が注意していたという。 ゴゴチュリ容疑者は、2016年のリオパラリンピック男子柔道(視覚障害)90キロ級で金メダルを獲得した。東京大会組織委員会は「現在、受け入れ責任を持つ自治体、政府において詳細調査中。詳細は差し控えたい」としている。 ジョージア選手団の17人は11日に来日。徳島県での事前合宿に参加する予定だったが、成田空港で受けた検疫で1人の新型コロナウイルス感染が判明。残る16人は濃厚接触者にあたる可能性があるとして、このホテルで待機していた。 組織委は、新型コロナ対策の行動ルールを定めており、違反した場合、資格認定証(アクレディテーション)の一時停止や剝奪(はくだつ)などの処分をする。 東京五輪関連では、ジョージアの選手2人が、観光目的で外出して資格を剝奪された。五輪開幕前には、大会関連施設の設営などを担っていた外国籍の4人が麻薬取締法違反容疑で逮捕され、資格を剝奪された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都庁内で包丁所持した疑い 「都政に不満」ガソリンも
2021年8月16日 18時56分 16日午後1時15分ごろ、東京都庁第1本庁舎(新宿区西新宿2丁目)の男性警備員から「正面玄関前で男が警備員と口論になっている」と110番通報があった。男は包丁2本を持っており、駆けつけた警視庁の警察官が銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。ガソリンとみられる液体も持っていたという。 新宿署によると、男は都内に住む40代とみられ、容疑を認めているという。男は都庁内で「都政に不満がある」などと話していたとみられるという。 男は午後1時すぎ、原付きバイクで第1本庁舎の玄関前に乗り付けた。警備員が制止すると、男は階下の駐車場に駆け込んだ。通報で駆けつけた警察官が約30分後に制圧し、所持品から包丁2本を見つけた。 バイクには、ガソリンとみられる液体約5リットルが入った携行缶も積まれていた。男が包丁を振り回したり、ガソリンをまいたりすることはなかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪と人出、「印象論」と否定の小池知事 都幹部も苦言
会員記事 岡戸佑樹、軽部理人2021年8月16日 19時00分 東京都での新型コロナウイルスの感染拡大は、専門家に「制御不能な状況」と指摘されるレベルにまで至った。小池百合子知事は、東京オリンピック(五輪)の開催と人出の関係を否定し、五輪期間中に人出は減少したとの分析をアピールする。ただ、直近の感染者数をみると、五輪期間中に感染した人は、これまでにない大規模な人数に達したとみられる。 「印象論でおっしゃっている。こちらは人数がどうだったか確認している」「エピソード(出来事)ベースではなくエビデンス(証拠)ベースで語ることが重要だ」 13日の定例会見で、小池知事は強い口調でたたみかけた。前日にあった都のモニタリング会議で、国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏が「競技場の周辺や沿道に多くの人が集まり応援する姿が見られた」と述べたことを問われた際だ。 緊急事態宣言下での自粛生活が長引く中、五輪開催によって人出が増え、感染拡大の要因になるとの見方に対し、小池知事はこれまで「五輪の視聴率は20%を超えており、ステイホームに一役買っている」と強調してきた。13日の会見でも「テレワークなどの推進もあり、ステイホームで応援して頂き視聴率も上がった」と改めて述べた。 さらに、都はこの日、小池知事の主張を後押しするデータを突如発表した。 五輪期間中の人出について、競技場周辺や都心部での大会前との人出を比較した調査結果だ。開閉会式や路上競技などで瞬間的に人出が増えた場所や時間帯はあったものの、大会期間全体としては大会前よりも人出は減少したと結論づけた。 だが一方で、感染リスクが高い深夜帯の繁華街での人出は、大会期間中に高止まりしていたとのデータもある。 都医学総合研究所の調査によ… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:625文字/全文:1342文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イオンモール豊川、23年春に開店 スズキ工場跡地に
根本晃2021年8月16日 19時14分 イオンモールは16日、愛知県豊川市白鳥町兎足(うたり)で開発中の商業施設「イオンモール豊川」(仮称)が、2023年春に開店すると発表した。三河地域ではイオンモール岡崎(岡崎市)を超えて最大の敷地面積を擁するイオンモールとなる。 計画では地上3階建ての敷地面積約12万8千平方メートル、延べ床面積約10万8千平方メートルの施設となる。約200の専門店が入り、駐車台数は約3千台。場所は18年に撤退したスズキ豊川工場の跡地で、豊川市の中心部から西に約3キロ。名鉄八幡駅から徒歩圏内にあり、幹線道路からのアクセスも良好で、東三河全域から幅広い集客が期待できるという。 県内へのイオンモールの出店は、今秋に開業するノリタケカンパニーリミテド本社工場跡地(名古屋市西区)の店舗に次いで14店目となる。敷地面積は三河地域で最大、愛知県内全体では4番目に広いという。(根本晃) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「すべて私が悪い」河村市長給与3カ月返上 メダル問題
河村たかし・名古屋市長は16日、東京五輪ソフトボール日本代表、後藤希友(みう)投手(20)の金メダルをかじった問題を改めて謝罪し、自身への処分として市長給与3カ月分(150万円)を全額返上すると表明した。負担を申し出ていたメダル交換費用は、日本オリンピック委員会(JOC)から「オリンピック憲章により政治的な寄付は受けられない」と回答があったという。 この日午前の定例記者会見で明らかにした。 スーツにネクタイ姿の河村市長は、冒頭「市民、国民の皆さんにも大変不快な思いをさせた。後藤選手に不本意な注目が集まり、さらなるご迷惑をかけている。精いっぱいのおわびを申し上げたい」と話し、深々と頭を下げた。 13日にハラスメントの講習を数時間受け、自身の発言が「周りを盛り上げようと言ってきたがハラスメントに該当すると分かった」という。会見では「すべて私が悪かった」「自分が間違っとった」と話した。 自身の給与は「市民並み給与… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:235文字/全文:649文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クレイアニメで身近に 被爆の記憶継承、20代が企画
広島に投下された原爆で父を亡くした被爆者の男性の体験を親子で聞くオンライン証言会「アニメで考えるヒロシマの話~父子の別れ~」が、28日に開かれる。「夏休みに家庭で平和について話すきっかけにしてほしい」と、被爆3世を含む20代の若い世代が企画した。親子10組を募集している。 オンライン証言会を企画した(左から)中西麻奈未さん、並川桃夏(ももか)さん、末井桜子さんと、体験を語る予定の広中正樹さん(右端)=中西さん提供 体験を語るのは、広島県福山市の広中正樹さん(81)。5歳のとき、爆心地から3・5キロの自宅近くで被爆した。通勤中に広島市中心部で被爆した父の一(はじめ)さん(当時37)は大やけどを負って自宅に戻ったが、翌日、家族に見守られながら亡くなった。 2015年、NGO「ピースボート」が企画する「証言の航海」に参加した中西麻奈未(まなみ)さん(27)は、船上で広中さんの証言を聞いた。「世界中の人に伝わるようにしたい」と、証言をもとに他の参加者と4カ月ほどかけてクレイ(粘土)アニメを作った。 広島で被爆した広中正樹さんの体験をもとに作られたクレイアニメの一場面=中西麻奈未さん提供 これにNPO法人「ノーモア… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:378文字/全文:775文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
NHKが映画で存在感 公共放送の共同制作、意義と疑問
NHKが映画の分野で存在感を示している。近年、映画の製作会社などと「共同制作」したドラマの映画版が、国際映画祭に次々と公式選出されるなど実績も華々しい。映画畑の関係者からはハード面での援護に歓迎の声も上がる一方で、受信料で運営する公共放送として「説明不足」の懸念もある。 「NHKのおかげでほとんどお金がかからなかった」。昨年9月、日本映画界の鬼才・黒沢清監督は、ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品した「スパイの妻」について、そう語った。 黒沢清監督 同映画祭で銀獅子賞(監督賞)を獲得した同作は元々、同年6月にBS8Kで放送されたドラマとして完成。映画化を前提に制作が進められたため、映画祭出品のほか、10月には「劇場版」として映画館で公開もなされた。 黒沢監督が「NHKのおかげ」と言ったのには理由がある。同作は、1940年代の神戸を舞台にしていて、戦中の街並みを再現する必要があった。費用が膨大になることが予想され、黒沢監督がこれまでに作ってきた作品の規模では「実現が難しい」と考えられたからだった。 映画の製作会社などから企画が持ち込まれた際、黒沢監督は「物語は面白いけど、無理じゃないか」と直感したという。 しかしNHKが共同制作に名… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:1555文字/全文:2100文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル