建設作業でアスベスト(石綿)を吸って健康被害を負った人と遺族が国と建材メーカーに賠償を求めた大阪の訴訟について、最高裁第一小法廷は19日に弁論を開き、神奈川、東京、京都の3訴訟とまとめて5月17日に判決を言い渡すと決めた。原告勝訴の判断は確定的で、どのような理由でその判断を導くかが注目される。(阿部峻介) 舞う鉱物繊維 かすむ視界 みんなが口にタオル 公営マンションの建設現場には、石綿の粉が広がっていた。内装工や電工が天井板を切ったり削ったりした際に落ちたものだ。左官の根子(ねこ)松太郎さん(85)が床や壁を張る前にほうきではくと、舞い上がって視界がかすんだ。建設会社に雇われた「労働者」と、根子さんのような個人事業主の「一人親方」が現場監督の指揮のもとで体を動かす。むせるのが嫌で、みなタオルを口に当てていた――。 労働安全衛生法上の労働者ではない一人親方についても、石綿の使用や飛散の規制権限を持つ国の責任を問えるか。これが、2008年から全国に広がった裁判の争点の一つだ。多くの地裁が労働者を救う一方、一人親方は敗訴が続いた。 メーカー責任問える新たな策 潮目を変えたのが18年の東京高裁判決だ。「快適な職場環境」を作るという同法の趣旨を重くみて、同じ場所で働いた一人親方も保護すべきだと解釈。「規制権限を使わなかった国の賠償責任を問える」と判断し、救う流れができた。 最高裁第一小法廷は、一人親方も救済した部分については国の上告を受理せず、結論は維持される見通し。根子さんは「どうすれば一人親方もきちんと救われるのか。中身のある判決を」と期待する。 もう一つの争点がメーカーの… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:921文字/全文:1624文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄で32人感染 米軍からは2日間で28人感染と報告
沖縄県は19日、午後4時半時点で新たに32人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染確認は延べ1万1528人。 このほか行政検査をした148人が検査機関での不具合のため、結果待ちとなっている。県は「システムの不具合と聞いており、原因を調査中」としている。新たな陽性者数が判明次第、追加発表するという。 在沖米軍からは、18日に海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)などで2人、19日に海兵隊キャンプ・ハンセン(金武町など)などで26人の感染が確認されたと県に19日報告があった。県のまとめでは、在沖米軍関連の感染者は計1286人。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
手書きの風合い、広がる共感 担当が語るひとときの魅力
朝日新聞ポッドキャスト ひととき70年② 今年の秋に、掲載開始から70年を迎える朝日新聞の投稿欄「ひととき」。全国から年間1万通近い投稿をいただいているため、編集部では担当記者をおき、掲載作を選んでいます。投稿の第一読者として封を切り、全投稿に目を通している原知恵子記者(名古屋本社)、北村有樹子記者(大阪本社)に、「ひととき」の魅力を語ってもらいました。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。 Apple Podcasts や Spotify ではポッドキャストを毎日配信中。音声プレーヤー右上にある「i」の右のボタン(購読)でリンクが表示されます。 ◇ Q:実は朝日新聞には東京本社のほか、名古屋、大阪、福岡の西部の本社があり、より地域に根ざした紙面を作っています。そのため、「ひととき」も各本社別に掲載作を選ぶ担当記者がいます。本日はその中から、担当歴が長く、「ひととき愛」の強いお二人に来ていただきました。 まず、名古屋担当の原記者です。原さん、名古屋は原さん1人で選んでいるんですか。 原:いえ、5人の記者が1カ月交代で選者をやらせていただいています。 Q:気になるのは投稿が少ないんじゃないかということです。名古屋本社管内は愛知・岐阜・三重と基本3県しかないわけですよね。 原:そうですね、各本社の中ではたぶん一番投稿数は少ないですが、中身はほかの本社に劣らない、熱い投稿が届いています。 投稿者の常連さんというのは「目に付く存在」になっていくので、不採用でも「あ、このかたまた書いてくださったんだな」「最近引っ越したんだな」「息子が進学しました」など、投稿者の身辺の状況などに気づけるのは、コンパクトな名古屋本社ならではなのではないかと思います。 Q:印象に残っている投稿や読者からの反響はありますか? 原:最近では、英語力の低下をくいとめるため、「ひととき」欄を毎朝、台所で英訳しています、という岐阜県各務原市の女性からの投稿がありました。 拡大する台所で「ひととき」を英訳する久代京さん=岐阜県各務原市 年齢は89歳で、25年近く毎朝ルーチンとして続けてらっしゃるという投稿でしたが、これには全国から少なくとも30通近い反響がありました。 その反響の手紙を届けるとともに、最近、投稿の「現場」である台所にも取材に行かせていただきました。 Q:どんな方なんですか? 原:はきはきとお元気でいらっしゃって、学ぶ意欲、しっかり英語力を磨きたいという意欲にあふれてらっしゃって、最新の時事英語なども英字新聞で読んでおられた。勉強したいという心に満ちあふれた、とても素敵な方でした。 拡大する英訳開始当初の1997年4月から一貫して、「ひととき」のタイトルは「A Good Moment」と訳している。「Good」をいれるのが久代さんのこだわりだ=岐阜県各務原市 Q:そんな方に読んでいただいているなんてうれしいですね。 それはそうと、最近は手書きの投稿は少ないんですか。 今も手書きが主流、まねして「かしこ」 原:いえ、感触ですが7~8割が手紙で送っていただいています。もちろん、ワープロで打ったものを印刷して送ってくださるかたもいますが、大半が手書きです。 今って大半がメールやSNSなどで安いコストで連絡を取ることができると思うんですけど、ひとときの読者のみなさんは、今でも切手を貼って、便箋(びん・せん)や原稿用紙に原稿を書いて、封筒に入れて送ってくださることが多い。 もちろん、掲載作は、メールでも、投稿方法にかかわらず、内容で選んでいるんですが、手書きで届く投稿というものは、温かみを感じられ、その良さを感じられるのが、担当記者ならではの特権です。 「ひととき」の読者のみなさんが、いつも素敵な手紙を送ってくださるので、私自身もプライベートで手紙を書くようになりました。 Q:僕なんかもどうしてもキーボードで打っちゃいますが、書いてみると手紙っていいものですか。 原:そうですね、手書きの字だと温かみというか、人となりというか、それが感じられていいなあとすごく思います。 手紙の形式なども学ばせていただいています。私はいま30代でちゃんとしたフォーマットで手紙を書くなんてほとんどしてこなかったんですが、ひとときの投稿者のみなさんが、だいたい、締めの言葉で「かしこ」と書いてある。本当に素敵だなと思います。 切手も素敵です。東海地方と… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
びっくり、マネキンが店員 無人古着店、客も「いいね」
首都圏を中心に、無人の古着店が続々と誕生している。店側にとっては人件費を削減でき、客側にとっては店員に気を使わずに自分のペースで服を選べる利点がある。新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、「非接触」を推奨する動きも出店の後押しになっているようだ。(山口啓太) 西武新宿線・新所沢駅(埼玉県所沢市)から徒歩3分。シャッターが下りた店も多い商店街に、ピンク色の看板を掲げた古着店「秘密のさくらちゃん」はある。店頭で出迎えるのは帽子やコートをまとったマネキンだ。「お仕事中」と記したマスクで顔を覆っている。約100平方メートルの店内に店員は誰もいない。 「人がいるみたいでびっくりするでしょ」と店を運営する東京都立川市の岡本紀子さん(49)は笑う。 拡大する「秘密のさくらちゃん」店内のマネキン。マスクには「おどろかせてゴメンナサイ」と書かれている=2021年4月13日、埼玉県所沢市松葉町、山口啓太撮影 約1千種類ある古着の値段は、100~1千円。客はハンガーに付いたタグで値段を確認し、代金を券売機に入れて購入する。近所への買い物のついでに初めて立ち寄ったという男性(68)は「従業員がいないから『買わなきゃ』というプレッシャーもない。ネット販売と違って、服を目で見て確認できるのもいい」。 岡本さんが店をオープンさせたのは今年1月。多くは廃棄されることになる古着を売り、環境に貢献できればとかねて思っていた。人件費や輸送費が節約できないか考えた末にたどりついたのが「無人」だった。 営業中は店内に5台ある防犯カメラを岡本さんと夫、盛岡市在住の知人女性で分担して、店内の様子を確認し、スピーカー越しに応対する。客が入店したらセンサーが反応し、スマホに通知される。「コロナ禍で非対面が重視されたことが大きかった。遠隔で対応するので、従業員が状況に合わせて無理なく働けます」と岡本さんは言う。 拡大する店舗に設置されたモニター越しに応対する岡本紀子さん=2021年4月13日、埼玉県所沢市松葉町 無人の古着店は各地にじわりと広がっている。 「夜中に気軽に入れて最高」 東京都中野区の商店街の一角に昨年8月にオープンした「ムジンノフクヤ」。25平方メートルほどの店内には、海外から輸入した2千~4千円の500着近くが所狭しと並ぶ。客はハンガーの色で値段を見分け、券売機で購入する。万引き対策で3台の防犯カメラも備えている。これまでに2度、盗難に遭ったが、いずれも犯人の特定に至ったという。 拡大する「ムジンノフクヤ」の店内には500着近くの古着が並ぶ=2021年4月14日、東京都中野区野方5丁目、山口啓太撮影 客層の6割ほどが20代後半~30代の若者だ。休日の来店客は1日100人を超える。店内に置いた意見交換用のノートには「夜中に気軽に入れて最高」「無人すごいですね!」などと好意的な反応が並ぶ。運営会社の平野泰敬代表(35)は「古着屋は小さい店が多く、店員との距離が近いが、接客を望まないお客さんも多い。目立つ場所にはないけれど、最近はSNSやネットを見て来てくれる人も多い」。年内には2店舗目をオープンさせる予定だ。 古着の流通増加? 新型コロナの影響で、流通す… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
傍聴人のみなさまへ 「儀式」の最高裁弁論、変化の兆し
大理石や花崗岩(かこうがん)の壁に囲まれた荘厳な法廷。裁判官たちが入ってくると、弁護士が用意した紙をひたすら読み上げて閉廷する。傍聴人は置いてけぼり――。そんな「儀式」のような最高裁の弁論の様子が、変わりつつある。(阿部峻介) 初めて配ったカラーのチャート 「傍聴人にお配りしていますように、補助金の交付の流れはフローチャートに書いています」 今年1月、第三小法廷。国と栃木県が補助金の返還をめぐって争った裁判の弁論で、林道晴裁判長は傍聴席まで視線をやり、異例の「資料説明」をした。傍聴人は、カラーのチャートと事件概要のメモを交互に見ながら耳を傾けた。 昨年11月に第一小法廷で開かれた強盗殺人事件の弁論では、弁護士が現場の見取り図を記したパネルを持ち込み、書面を見ずに40分にわたって「無罪にすべき理由」を熱っぽく語り続けた。いつもは手元の書面に目を落としがちな裁判官も、身を乗り出すように聞いていた。 最高裁が当事者の意見を聞く弁論を開くのは、二審の判断を変えるときが多い。判決が見直されると予想できるためか、弁論の当日は弁護士が事前の提出書類を「陳述します」とだけ言って読み上げた形にして、裁判官も特に突っ込まずに終える――。そんな光景も珍しくなかった。 そこに問題意識を持ち、弁論を活性化させようというのが近年の動きだ。ベテラン裁判官は「最高裁の弁論が、わざわざ来てくれた傍聴人が何が起きたのかも分からないような儀式でいいのか。司法がどう機能しているのかを実感できる場であるべきだ」と語る。 2017年から「傍聴人の皆様へ」と題した事件概要のメモを配るようになり、20年からはホームページにも掲載。補助金をめぐる今年1月の弁論で配ったチャートは、事件の構図が一目でわかるような内容だった。 また、論点を絞って当日の弁… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:969文字/全文:1740文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ禍で会えない動物たち 飼育係から見た動画公開
長野佑介2021年4月19日 11時21分 4月19日は「419(しいく)」の数字にちなんだ飼育の日。コロナ禍で東京都立の動物園・水族園の休園が続く中、東京動物園協会がウェブ上で飼育係の視点から見た動物たちの様子を動画で公開している。直接会えない日々が続く中、動物たちに触れ合える機会をつくろうという試みだ。 協会によると、「飼育の日」は多摩動物公園が発案し、日本動物園水族館協会が2009年に定めた。昨年4月12日には日本記念日協会から、記念日として認定登録されたという。 これまで上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園の4園では、子どもたちが飼育係や獣医師らの仕事を模擬体験する催しなどが開かれてきた。だが、昨年は緊急事態宣言期間中だったこともあり、催しなどは開けなかったため、ツイッターで飼育係の撮影した動物たちの写真を紹介した。 今年もコロナ禍で4園とも臨時休園する中、「飼育係の日常」という共通テーマを設けて動画で様子を伝える試みをすることになった。17日から協会が運営する「東京ズーネットYouTubeチャンネル」で配信を始めている。 上野動物園では、飼育係が頭に装着したカメラで撮影したホッキョクグマなどの健康管理の様子を紹介。多摩動物公園ではアジアゾウ担当者の仕事などを発信している。葛西臨海水族園はクロマグロの「エサの時間」を支える飼育係の密着映像など、井の頭自然文化園はサル山の掃除方法などを伝えている。 協会の担当者は「リアルで動物たちをご覧いただけない状況が続いているが、飼育係の視点から動物たちの姿を見ることを楽しんでほしい」と話している。(長野佑介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
キャンピングカー40台集結 密なりにくい「旅車祭」
久保田一道2021年4月19日 11時58分 茨城県大洗町の大洗海浜公園駐車場で17~18日、キャンピングカーを楽しむイベント「旅車祭」が開かれた。 「密」になりにくいキャンプに注目が集まっていることを受け、県内の販売業者らが企画。各地から約40台のキャンピングカーが詰めかけ、バーベキューなどを楽しんだ。子どもがボルダリングを体験できるスペースや、ピザや焼きいもなどの出店もあった。 実行委員長で、水戸市でキャンピングカーを販売する内田勝也さん(37)によると、新型コロナウイルスが流行した昨年以降、販売台数が増えているという。さいたま市から家族で訪れた高桑良輔さん(47)は「チェックインなどの時間にしばられず移動できるのがキャンピングカーの魅力」と話した。(久保田一道) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪・吉村知事、緊急事態宣言要請へ 感染拡大止まらず
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、大阪府の吉村洋文知事は19日午前、緊急事態宣言を出すよう政府に要請すると表明した。まん延防止等重点措置の適用から同日で2週間経つが、感染拡大に歯止めがかからないため、宣言に基づく休業要請などのより強い対策を講じる必要があると判断した。20日の府対策本部会議で正式に決定する。 吉村知事は19日、「感染と医療提供体制の危機的な状況を考え合わせ、緊急事態宣言を要請するべきだと判断した。人の動きを止める強い措置を集中して講じることが重要だ」と記者団に語った。宣言下での対応については、「百貨店やテーマパーク、ショッピングモールなど広範囲の休業要請が必要」との考えを示している。 府内には5日から重点措置が適用され、府は飲食店などでの午後8~9時の営業時間短縮や、不要不急の外出自粛の徹底を呼びかけた。だが、18日の新規感染者数は、減少傾向にある日曜日にもかかわらず、過去最多の1220人だった。 18日時点で、府が確保する重症病床(248床)に入院中の患者は244人で、軽症・中等症病床で治療を続ける重症患者42人を合わせると、重症病床の使用率は実質100%を超える。軽症・中等症病床(1781床)の使用率も77・9%に達する。 府は重症病床の確保に向け、府内の医療機関への要請を強める。また、国や滋賀県に看護師の派遣を要請し、滋賀県とは患者の受け入れについても協議を進めている。軽症・中等症病床については、感染症法に基づく病床確保を医療機関に要請し、約1100床増やしたい考えだ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ハッサク、甘夏…ホタテ貝を引き立てる柑橘ドレッシング
記事の後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます ごはんラボ ドレッシング 人気の味を分析してきたシリーズの最後は、サラダの相棒「ドレッシング」です。 酢の量1に対し油2~3という基本の配合にプラスしていきますが、今回あえて提案するのが、ほどほどに主張するドレッシング。強い個性は市販品に任せ、家で作るなら、後から足せる塩分は控えて、主役の素材を引き立てる形を目指します。 おすすめの素材が、キッチンに残っているカラフルな季節の果物や野菜です。4月なら晩柑(ばんかん)類。ハッサクを使いましたが、甘夏や文旦でも、果肉をつぶすように混ぜるだけで、甘くさわやかな味わいに変わります。ポイントが薄切り1枚のニンニクで、食べ比べると、全体が引き締まるのがわかります。 週末のごちそうに、ホタテ貝にかけました。果肉のとろみで流れ落ちないので、見た目にも、食べる時にも好都合です。 もう一品はレタスの緑が映える、オレンジ色のニンジンドレッシング。食卓が明るくなります。(編集委員・長沢美津子) ホタテ貝の柑橘ドレッシング 材料・2人前 料理監修:有馬邦明さん(パッソアパッソ) ドレッシングの作りやすい分量 □ 酢(ワインビネガー) 50ml □ 油(焙煎(ばいせん)していないゴマ油など) 100ml □ 塩 小さじ1/4 □ ハッサク 1/4個 □ ニンニク 薄切り1枚 □ ホタテ貝 3個 □ ハーブ(ディル、セルフィーユなど) 適量 【作り方】 ①ハッサクの皮をむいて実を取り出す。ニンニクは薄切りにする。 外の皮は包丁で削るかリンゴのようにむく。薄皮と果肉の間に包丁を中心まで入れ、刃を起こして実を外す=合田昌弘撮影 これらをボウルに入れて塩、酢、油を加えて泡立て器(あればミキサー、なければフォーク)で果肉をほぐしながら全体をよく混ぜる。 拡大する透明なゴマ油は、くせがなくまろやかで、おすすめ。全体を混ぜると、徐々に白っぽくとろみがでてくる=合田昌弘撮影 ②ホタテ貝を霜降りにする。鍋に… 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高層マンション予定地に亜炭鉱跡 周辺住民と業者が対立
愛知県春日井市高蔵寺町の高層マンション建設計画をめぐり、周辺住民と、業者の対立が続いている。日照や風害の懸念に加え、昨年12月、予定地の地下に亜炭鉱跡の空洞がみつかり、建物の安全性が新たな論点になっている。 現場はJR高蔵寺駅から南へ徒歩約10分。戸建ての多い住宅地。昨年3月、約1300平方メートルの敷地に地上12階建て、高さ36メートルのマンション計画が公表された。計画しているのは名古屋市の不動産業者。 現場は第1種中高層住居専用地域で、計画が直ちに法に触れるわけではないものの、住民の拒絶感は強い。戸建て計画への変更を求め、業者と交渉。敷地周辺に「建設反対」ののぼりを林立させており、市議会でも取り上げられた。 市の建築紛争予防条例に基づき、あっせんがこれまで3回行われたが、平行線のまま。ここへきて議論になっているのは、亜炭鉱跡の対策だ。岐阜県南部から春日井市にかけ、戦前から1960年代ごろまで盛んに亜炭が採掘され、地下に空洞が残っている。 正確な坑道の記録はないが、陥没事故が時々発生する。市によると、2010年以降、6カ所で公費による復旧工事が行われている。このほか予定地付近でも塀が傾いたり、道路が陥没したりしたほか、隣地でも空洞が見つかっている。 住民の指摘を受け、業者は昨年8月、深さ15メートルまでの地質調査、さらに12月、深さ30メートルの追加調査をした。その結果、1カ所で12・5メートルから14メートルにかけ、高さ1・5メートルの空洞が見つかった。 この段階では空洞の横幅や延長は不明。業者はあまり大きければ、戸建て8戸にすることも内々に検討した。最近になってさらに調査のため充てん剤を流し込んだところ、半径3・5メートル以内にとどまったことから計画を続行する考えだ。幹部は「住民の声を受け調査し、対策してきた。開発で新住民が増えれば、地域にとってもメリットがあるはず。絶対反対、といわれても困る」と話す。 もっとも住民側は納得せず、さらに詳しい調査を要求する。空洞は水で満たされ、直ちに陥没しないことがあり、将来建物が傾いたり、周辺に被害が出たりすることが心配だという。 高蔵寺地区住環境を守る会会長の大西勝征さん(79)は「不十分な調査や対策で建設されたら、我々もマンションを買った人も困る」と話す。地下に亜炭鉱跡が考えられる地域での開発は十分な調査を義務づけるよう、市にも要望中だ。(伊藤智章) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル