思い通りに行かなくたって人生を楽しめる。 派遣会社をクビになり、妻とも別れた宮崎幸二さん(57)が再婚相手に選んだのは、ネパール人のパンデイ・ヘマさん(36)だった。2015年、かつて青年海外協力隊員として過ごしたネパールを20年ぶりに訪れた。翌々日にマグニチュード7・8の大地震。ずっと気づかってくれたのがヘマさんだった。 ところが、いざ日本で届けを出そうとすると、弁護士に「そのままじゃ結婚できないよ」と言われた。児童婚を禁止するネパールの法律で、20歳以上年の離れた2人は結婚できないのだという。そんなばかな。 でも宮崎さんはへこたれなかった。ティカイツァ。なんとかなるよ、大丈夫さ、という意味のネパール語だ。「ティカイツァ?」と調子を尋ね、「ティカイツァ!」と答えを返す。 実際、現地に飛んで、法律に詳しい人に尋ねると「ネパールだからなんとかなるよ」と言われた。そのうち、唯一の解決策はヘマさんに結婚を求めて訴えられることだと分かった。 形式的に被告になり、裁判所へ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
同姓同名の別人口座を差し押さえ 区役所、国保料滞納で
大阪市天王寺区役所は19日、国民健康保険料の滞納者の銀行口座を誤って差し押さえたと発表した。まったく同じ氏名と生年月日の別人女性の口座と間違えたという。区役所は差し押さえた女性に謝罪。差し押さえの履歴が残らないようにする手続きをとった。 区によると、市役所本庁舎の職員が差し押さえに向けて口座の調査をした際、天王寺区に住む滞納者の住所と、口座の登録住所が異なることが判明した。住所は大阪府外だったという。ところが、区役所の担当職員は住所が異なっていても、本庁舎の職員が滞納者の転居をすでに確認していると思い込み、10日に差し押さえの手続きをした。 18日になって府外に住む女性から、見覚えのない差し押さえで口座の残高が減っているようだという連絡があり、問題が発覚したという。同区の窓口サービス課は「当事者の方や関係者に多大なるご迷惑をおかけし、市民の信頼を損ねることになったことを深くおわび申し上げる」としている。(瀬戸口和秀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛知で46人が新型コロナに感染 5日ぶり50人下回る
愛知県は20日、新たに10歳未満~90歳代の男女46人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。100人を下回るのは10日連続で、50人を下回ったのは15日以来。同県の感染者は延べ2万5564人になった。また、名古屋市では、80歳代の男性1人の死亡が確認された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「殺して…」SNSで依頼の女性を刺した疑い 男を逮捕
ツイッターに「殺してくれませんか」という趣旨の投稿をした女性(20)の依頼に応じ、刺殺しようとしたとして、愛知県警は20日、住所不定、無職秋山雄哉容疑者(31)を嘱託殺人未遂の疑いで逮捕し、発表した。「殺すつもりはなかった」と殺意を否認しているという。 捜査1課によると、秋山容疑者はツイッターを通じて自らの殺害を依頼してきた女性と知り合い、昨年11月21日深夜、名古屋市北区名城1丁目の公園で、女性の腹部に包丁を突き刺し、約1週間のけがを負わせた疑いがある。 神奈川県座間市では2017年、SNSで自殺願望を示すなどした15~26歳の男女9人が殺害される事件が発生。強盗・強制性交殺人罪などで白石隆浩被告の死刑が確定している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道の管楽器・アンサンブルコン 今年は動画で審査
第57回北海道管楽器個人コンテストと第52回北海道アンサンブルコンテスト(道吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が20日、札幌市のカナモトホールで始まった。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、事前に提出した動画による審査となった。アンサンブル中学校の部は遠軽町立南と釧路町立富原、大学の部は道教大函館が道代表に選ばれた。3月20日に宮崎市で開かれる全日本アンサンブルコンテストに出場する。20日の金賞は以下の通り(◎印は道代表)。 ◇個人【中学校】只野佑奈(旭川緑が丘)、工藤春花(札幌北栄)、朝日空(芽室)、黒川芽実(木古内)、河合美詩(深川)【大学職場一般】根子七海(上磯吹奏楽団) ◇アンサンブル【中学校】北見光西(打楽器五重奏)、深川(木管八重奏)、◎遠軽南(金管八重奏)、北斗上磯(金管八重奏)、東神楽(木管八重奏)、札幌清田(木管八重奏)、札幌啓明(管打八重奏)、苫小牧明倫(クラリネット四重奏)、◎釧路富原(クラリネット四重奏)、北斗大野(サクソフォン四重奏)【大学】◎道教大函館(サクソフォン四重奏) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
津波から戻ったカメラ ようやく言えた「はい、笑って」
店に入ると、少し泥がついたカメラが2台、街を見守るように置かれている。岩手県山田町で唯一の写真店を営む昆尚人(こんなおと)さん(46)は毎朝、「おはようございます」とカメラにあいさつして仕事を始める。 拡大する津波に流されながらも奇跡的に見つかったカメラ。昆尚人さんが立つレジの横に置かれ、街を見守っている=2021年1月、岩手県山田町 2011年3月11日、海から約100メートル離れた場所にあった店で大きな揺れを感じた。保育園に子どもを迎えに行き、高台の小学校へ避難している時、カメラを忘れたことに気がついた。 05年に開業する際に初めて買った中古のカメラと、いつも仕事で使うカメラの計3台。店へ取りに戻ろうとすると、「キャー!」と悲鳴が聞こえた。振り返ると、津波が街をのみ込もうとしていた。 がれきの中をカメラを探して歩き回ったが、見つからなかった。「もうやめようかな」。先が見えず落ち込んでいた時、隣の宮古市の小学校から電話がかかってきた。卒業アルバムの撮影を担当した学校で、今度は入学式の撮影依頼だった。 店もカメラもない。ためらったが、電話口では「何とかしてみます」と答えていた。以前働いていた会社にカメラを譲ってもらい、4月下旬に入学式を迎えた。 体育館は避難所になっていた。教室に並んだ新入生を前に、ファインダーをのぞく。いつもなら「はい、笑って」と声をかけるが、言えなかった。教諭たちの表情が硬く見えた一方、子どもたちの無邪気な笑顔が救いだった。 応募していた仮設商店街での営… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ライチョウ、動物園から中央アルプスへ 復活作戦が終盤
国の特別天然記念物・ライチョウを長野県の中央アルプスで復活させる作戦が「最終章」へ向けて動き出した。昨夏、北アルプスで保護したライチョウを中央アルプスに移送。今年は、新たに誕生する家族を動物園に移送し、安全に繁殖させる計画だ。来年以降、さらに増えた家族を野生に復帰させて、完全復活をめざす。19日にあった環境省の会議で決まった。(近藤幸夫) ライチョウの生息数は1980年代には約3千羽とされたが、現在は約1700羽まで減ったとみられている。テンやキツネなどの天敵が高山帯に侵入し、卵やひなを捕食するのが大きな要因とみられる。中央アルプスでは半世紀前に絶滅したとされる。 復活作戦は2019年夏に始まった。中央アルプス・木曽駒ケ岳で半世紀ぶりにメス1羽が確認されたのがきっかけだ。環境省は、ライチョウの世界的研究者の中村浩志・信州大名誉教授を中心に、25年には永続的な繁殖が期待できる60~100羽に増やす計画を定めた。 19年は北アルプス・乗鞍岳で採取した有精卵をこのメスに抱卵させ、孵化(ふか)させたが全滅。昨年もまた失敗した。一方で、昨年8月、乗鞍岳から3家族19羽を木曽駒ケ岳に移送する計画は成功した。このメスを含め、山頂付近では20羽のうち多くの個体が生き延びているとみられる。 今年、中村さんたちが取り組む作戦は、20羽(若鳥16羽、成鳥のメス4羽)から誕生した家族のうち2家族を、茶臼山動物園(長野市)と那須どうぶつ王国(栃木県那須町)にそれぞれヘリコプターで移送し、繁殖させるというものだ。 ライチョウは誕生した翌年から繁殖が可能だ。動物園なら安定的に家族を増やし続けられ、それぞれのオスを交換することで近親交配も避けられるというわけだ。増えた家族は中央アルプスに野生復帰させる。 ただ、ライチョウは孵化後1カ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「マモ」の声が食欲をそそる 10夜連続の佐賀飯アニメ
佐賀県が、県内の食をPRする「23時の佐賀飯アニメ」をツイッターや特設サイトで流している。「マモ」の愛称で知られる人気声優・宮野真守さんのせりふが食欲をそそる。 動画は約20秒。15日に始め、24日まで10夜連続で午後11時に公開する。小腹のすいた時間帯に流し、お取り寄せしてもらおうという戦略。佐賀牛、呼子のイカ、いちごさん、シシリアンライスなど10品目を、ひとつずつ取りあげていく。 竹崎カキは、炭火で焼かれる身の厚いカキが殻の上で躍動する。「でろんと、ぷりっと、じゅるっと、うめえ」とのせりふが流れる。北方ちゃんぽんは「シャキうま野菜の塩気が、全人類の疲れをねぎらう」。いずれもおなかが鳴るようなグーッという音で終わる。 佐賀県の担当者は「おいしそうな瞬間を描いた。時間が短い分、何度も繰り返し見てもらえているようだ」。宮野さんは「深夜に見るのは危険なアニメ。くれぐれもご注意ください」とコメントしている。(福岡泰雄) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水中ドローンで不明者捜索 無償活動を続ける男性の記憶
東日本大震災では東北地方を中心に約2500人の行方不明者がいる。手がかりを捜し、海中の遺品捜索をしている人がいると知り、私(25)は電話をかけた。 記者が歩く 東日本大震災10年 東日本大震災から間もなく10年。余震はいまも続き、13日夜にも最大震度6強の揺れが襲った。復興に向けた人々の歩みは、前に進んだのか。被災地を記者が歩き、考えました。 「捜索を見に来ませんか」。太見洋介さん(43)から誘われ、昨秋、宮城県亘理(わたり)町にある汽水湖「鳥の海」に面した会社を訪ねた。黄色いライフジャケットを渡され、船外機付きの小船で沖に出た。 海から吹き付ける風は肌寒い。太見さんがシュノーケル用のゴーグルを着けた。湖に浮かぶ小島に近づくと海に飛び込んだ。水中をのぞきながら、手にした金属の棒で底をつつき始めた。湖は津波を運んできた太平洋とつながっている。 拡大する手にした棒で水中を掘りながら行方不明者の手がかりを捜す太見洋介さん=2020年10月5日、宮城県亘理町の鳥の海、近藤咲子撮影 ほどなく顔を上げた。「ここ、たぶん自転車が埋まっているね」。感触と形から、岩場に車輪とサドルのようなものを探り当てたらしい。 引き揚げはせず、淡々と次の捜… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北九州市民の台所、再整備後も店続ける? 店主の思いは
北九州市小倉北区の旦過(たんが)市場で大がかりな再整備事業が今月、始まった。事業を前に店の意向を市が調べたところ、再整備後も「営業を続けたい」と答えたのは全体の約7割。店主の高齢化などを理由に、1世紀ほどの歴史を持つ「市民の台所」から離れる店も少なくない。 旦過市場は1913(大正2)年ごろ、魚の荷揚げ場が発展してできたとされる。建物が老朽化しているほか、川に店舗がせり出していて、過去の豪雨で浸水した。北九州市が2027年度にかけて、川にせり出した店舗をずらすなどして、新たな商業棟や駐車場棟を整備する。工事は市場をいくつかに区分けし、順次行っていく。 市と、市場関係者で作る旦過地区再整備協議会は昨年7~10月、各店舗の意向を調査。103店舗のうち69店舗が再整備後も「続けたい」と答えた一方、16店舗が「やめる」、18店舗が「わからない」だった。 市神嶽川旦過地区整備室の船越英明室長は「後継者や高齢化の問題といった色々な理由で営業をやめる店がある」と話す。店が抜けた場所には市場側が新たな店を誘致する。 創業100年近い「木下茶舗」店主の木下人英(ひとひで)さん(74)は、市場の再整備に伴う店の移転を機に、店を閉じようと考えている。毎朝3時に起きて山口県に仕入れに行く。工事が終わる時には80歳をすぎ「体力的にきつい」。新たにかかる内装費なども負担になるという。 店先で歌を歌うなど、市場の名物店主として知られる木下さん。「お客さんが笑ってくれるのがうれしい」と話すが、店を閉じることには「父の代からここで育っているからね、寂しいね」と声を落とす。「移転するまでは、一生懸命続けたい」 自家製の野菜を売る「岡本商店… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル