公正取引委員会は17日、ネット広告市場に関する実態調査の最終報告を公表した。圧倒的な市場シェアを握る巨大IT企業について、利用者との契約にあいまいな部分があり、個人情報の不当な取得や利用にあたる可能性があると指摘。独占禁止法上の問題があれば、厳しく対応するとした。これを受け、政府は巨大IT企業に対する規制強化策の具体化を急ぐ。 IT企業はネット上で、検索やSNSなどのサービスを無料で提供しているが、それと引き換えに個人情報を集め、ネット広告に利用して自らの収益につなげている。 報告書では、IT企業が利用規約に記載している情報収集の手段や目的について、あいまいな部分があると指摘。規約上で個人情報の取得方法と利用目的の関係をより明確にするよう求めた。また、消費者が個人情報の利用を拒否する機能を提供することが望ましいとし、拒否したにもかかわらず広告に使った場合は、独禁法が禁じる「優越的地位の乱用」にあたるとした。 広告仲介業者やメディアなどと結ぶ契約についても、IT企業が内容を一方的に変更したり、理由なく契約解除をしたりする例を問題視。この場合も、独禁法上の優越的地位の乱用にあたる可能性があるとした。 検索結果表示の広告はグーグルが7割超、寡占進む 新聞などのメディアが提供する記事についても取り上げた。クリック数などによって広告枠の価値が判断されると、アクセス数稼ぎを目当てにした不正確な記事が生まれやすいと指摘。ポータルサイトで掲載される記事が、正確性や信頼性に基づき判断されるような取り組みがなされるべきだとした。また、記事の配信料の算出方法に関する情報が開示されていないことにメディアから不満が出ていることをふまえ、配信料の算定基準や根拠を明確にすることが望ましいという見解も示した。 ネット広告市場は年々増える傾… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
双葉病院、50人はなぜ死んだ 避難の惨劇と誤報の悲劇
静まりかえった雑木林の先にタイル張り6階建ての建物が現れた。人の気配はない。聞こえるのは身に着けた防護服が擦れる音とマスク下の自分の息づかいだけだ。 記者が歩く 東日本大震災10年 東日本大震災から間もなく10年。余震はいまも続き、13日夜にも最大震度6強の揺れが襲った。復興に向けた人々の歩みは、前に進んだのか。被災地を記者が歩き、考えました。 私(28)が近づいているのは福島県大熊町にある「双葉病院」。あの日、そばの系列の介護老人保健施設も含め、患者や入所者436人がいた。 拡大する双葉病院の東病棟。柵の向こうの敷地には背丈ほどある草木が生い茂っていた=2021年1月23日、福島県大熊町、小手川太朗撮影 町内に立地する東京電力福島第一原発が爆発して放射性物質が降り注ぐ中、救出活動は混乱した。全員の避難までに地震発生から5日かかり、約50人が死亡した。 救える命だったのでは――。その後の裁判の経過をたどっても、政府の事故調査・検証委員会の報告を読んでも疑問が晴れない。改めて現場に向かった。 350床あり、精神科を中心とした地域最大の病院だった。事故を起こした原発からは南西4・5キロ。放射線量が高く、今も立ち入りが厳しく制限される帰還困難区域にある。 拡大する取材の前に防護服を身につける小手川太朗記者=2021年1月31日、福島県大熊町、峯俊一平撮影 1月下旬。町の許可を得て病院を目指した。立ち入りを規制するバリケードの手前で貸与の防護服と線量計を受け取り、案内役の町民男性の車に同乗させてもらった。復興工事のトラックが行き来する大通りからわき道に入って約200メートル先に病院が見えた。 わき道はアスファルトで舗装されているが、きれいなのは途中まで。病院に近づくと、路面は色あせ、ひびが入り、盛り上がった跡が残る。男性がつぶやいた。 「この先はあと10年は人が住めねえよ」 実際に避難指示解除の見通しはまったくたたない。 拡大する双葉病院の正門へと続く道。病院の手前で色あせたアスファルト舗装に変わり、路側帯の白線は途切れていた=2021年1月31日午前11時、福島県大熊町、小手川太朗撮影 正門は白い鉄扉で固く閉じられ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
橋本聖子五輪相に一本化 新会長候補、検討委が最終調整
女性蔑視発言で辞任を表明した東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の後任を選ぶ検討委員会が、五輪相の橋本聖子氏(56)を候補として一本化する方向で最終調整していることが分かった。検討委が17日、都内で2回目の会議を非公開で開催して候補を絞り込んだ。 橋本氏は17日夕、国会内で記者団に「ちょっと分からないです」と語った。要請があれば引き受けるのか問われたが、「何もないので」と述べるにとどめ、態度を明らかにしなかった。 組織委は18日に第3回の検討委を開くと発表。会長は週内にも、理事会の互選で決まる。 橋本氏はスピードスケートで冬季五輪に4回、自転車競技で夏季五輪に3回出場した経験を持つ五輪メダリスト。女性で初めて日本オリンピック委員会(JOC)で強化本部長を務めるなど、スポーツ界でも要職をにない、政治家として菅義偉首相ら政府とのパイプもある。 検討委が16日に開いた会議では会長の資質として、五輪・パラリンピック、スポーツに対する深い造詣(ぞうけい)がある▽男女平等などの五輪憲章や東京大会の理念を実現し、将来にレガシーとしてつなげていくことができる▽国際的な活動の経験があり、国際的な知名度や国際感覚がある▽東京大会のこれまでの経緯や準備状況について理解している▽組織運営能力や多様な関係者の調和を図る調整力を備えている――の五つの基準を挙げていた。 組織委は17日、「五つの観点を踏まえて、具体的な候補者の検討が行われた。本日の内容は具体的な候補者の人選に関わるため、新会長決定後に選考プロセスなどあらためて説明する」などとする声明を出した。 橋本氏をめぐっては、自民党幹部からは「彼女以外には思い浮かばない」との声があがっていた。大臣規範には「兼職」を禁止する規定があり、仮に橋本氏が会長に就く場合、五輪相は退くことになる。 新会長選びでは、森会長が元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)を後任に要請した経緯が「密室」と批判された。批判を受けて設置された検討委も、座長で組織委名誉会長の御手洗冨士夫氏(キヤノン代表取締役会長兼社長CEO)以外、メンバーは非公表で、16日には加藤勝信官房長官や東京都の小池百合子知事らから、透明性を確保するよう求める発言が相次いだ。 関係者によると、検討委のメンバーは男女4人ずつの8人で御手洗氏以外はすべて組織委理事。JOC会長の山下泰裕、スポーツ庁長官の室伏広治、東京都副知事の多羅尾光睦、元バレーボール日本代表の荒木田裕子、五輪柔道で2大会連続金メダルの谷本歩実、元体操選手の田中理恵、パラリンピック競泳金メダリストの成田真由美の各氏が選ばれていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
泥酔客にATMで金引き出させた疑い パブ経営者ら逮捕
泥酔して正常な判断ができない客にコンビニのATMで金を引き出させ、飲食料金として受け取ったとして、警視庁は、東京・錦糸町(墨田区)のパブやスナックの経営者ら男女3人と客引きの女4人を準詐欺容疑で逮捕し、17日発表した。錦糸町で同様の被害に遭ったという相談が相次いだため、同庁が警戒していた。 逮捕されたのは、パブやスナックの経営者、吉沢信容疑者(45)=東京都江東区北砂6丁目=ら男女7人。客引きの女4人はいずれも中国籍という。 組織犯罪対策2課によると、7人は昨年11月6日、共謀し、錦糸町のパブやスナックなど計3店舗を訪れた泥酔状態の男性客(43)をコンビニに連れて行き、ATMで41万円を引き出させて飲食料として受け取った疑いがある。 客引きの女が酔って路上を歩いていた男性に声をかけ、吉沢容疑者らが経営する3店舗をはしごさせたといい、1店舗では10分弱の滞在で5万円を請求していたという。 今回の3店舗を巡っては、警視庁が把握しただけで過去2年間に約70件の同種の被害があったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Red Sox announce signing of Hirokazu Sawamura
Los Angeles – The Boston Red Sox have signed right-handed reliever Hirokazu Sawamura on a two-year contract, the American League club announced Tuesday. The deal is worth $3 million over the two years, with an option for a third year, according to U.S. media reports. The 32-year-old Sawamura, who finished […]
赤木ファイル「提出が夫の遺志に沿う」国への命令求める
学校法人森友学園(大阪市)を巡る財務省の公文書改ざん問題で、自死した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(49)が国などに損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が17日、大阪地裁であった。雅子さんが意見陳述し、俊夫さんが改ざんの経緯を記録したとする「赤木ファイル」について、「提出されることが夫の遺志に沿う」などと訴えた。 雅子さん側は8日付で、地裁に対し、国にファイルの提出を命じる「文書提出命令」を出すよう申し立てた。雅子さんは意見陳述で、俊夫さんが生前、「自分のやった犯罪行為は全て書いて残してある」などと話していたことに言及し、「ファイルが証拠として提出されることは夫の遺志に沿うものだ」と訴えた。 赤木ファイルが存在するかどうかも含め、国は明らかにしていない。その理由について、裁判では「改ざんの経緯などにおおむね争いがなく、回答の必要性がない」とする一方、国会では「訴訟に影響を及ぼす」などと答弁してきた。雅子さんは閉廷後の会見で「ファイルがあるかないかも言ってくれない。理解に苦しむ」と批判した。 原告側代理人によると、国側は5月までにファイルについて改めて回答をする意向を示したという。(遠藤隆史、米田優人) 文書提出に三つの壁 裁判では今後、裁判所が「赤木ファイル」を文書開示の対象として国側に提出を命じるのかどうかが、当面の最大の焦点となる。 「伝家の宝刀」。2012年に… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
離婚後の単独親権は合憲「親と子であること変わりない」
離婚したら父母のどちらかしか子どもの親権を持てない民法の「単独親権制度」は、法の下の平等を定める憲法に反するなどとして、東京都の50代男性が165万円の賠償を国に求めた訴訟の判決が17日、東京地裁(松本真裁判長)であった。判決は民法の規定を合憲と判断し、原告の訴えを退けた。原告は2019年の離婚で息子2人の親権を失ったことに精神的苦痛を負ったと訴えていた。 判決は、親子の交流を通じて子どもが成長したり親の人格が発展したりすることについて、「親権を持たないとしても親と子であることに変わりはなく、そうした人格的利益は失われない」と指摘。その上で、単独親権制度は父母関係が良好でない場合も踏まえた合理的なものとし、憲法に反すると言えないとした。 離婚後も父母双方が親権を持つ「共同親権」を認めるかについては、「国会の裁量権に委ね、その行使を待つ段階」と述べた。 共同親権を含めた離婚後の子どもの養育のあり方をめぐっては、上川陽子法相が10日に法制審議会に諮問し議論が始まるが、結論が出るまでの期間は定まっていない。東京地裁では、共同親権や面会交流制度の整備を国に求める集団訴訟が相次いでいる。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
除雪機の死亡事故多発 安全装置で防げぬ特有の事情とは
手押し式の除雪機の事故による死者が相次いでいる。消費者庁によると、昨年12月からの2カ月間に少なくとも8人が死亡。35年ぶりという大雪が影響していそうだ。事故が減らない背景には除雪機ならではの事情がありそうで、コロナ禍の影響を指摘する声もある。どういうことなのか。 コロナ禍の影響指摘する声も 消費者庁によると、今冬の死亡事故は北日本や北陸に集中し、うち4件は1月上旬に起きた。事故情報を収集する独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の集計では、2010~19年度の死亡事故は、多い年度でも4件で、今年は特に多い。 NITEの担当者は、「今冬の大雪が一番の原因」とみる。気象庁によると、1月上旬の東日本の日本海側の降雪量は平年の約3・5倍で、35年ぶりの大雪という。 担当者がもう一つ指摘するのは新型コロナウイルスの影響だ。他人との接触を避けるため、雪かきを近所の人やボランティアに頼むのが難しくなり、高齢者や久々に除雪をする人が事故に遭っている可能性がある、という。 30年以上前の機種が また、事故がなくならない背景に影響していると考えられるのが除雪機の「寿命の長さ」だ。 新潟県では1月、9歳の男児が… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「組合を牛耳っていた」元副市長ら逮捕 市から詐取容疑
東京都日野市の土地区画整理事業を巡り、市から助成金として現金8千万円を詐取したとして、警視庁は17日、元副市長で「日野市川辺堀之内土地区画整理組合」の理事長相談役だった河内久男容疑者(79)=東京都多摩市和田=ら3人を、詐欺容疑で逮捕し、発表した。高額な人件費を工事費に組み込んだ虚偽の事業計画書を市に提出して、助成金を申請した疑いがあるという。 ほかに逮捕されたのは、組合職員で元市まちづくり部参事の立川道雄(75)=東京都八王子市左入町=と、組合職員の小田野克巳(64)=東京都大田区西蒲田5丁目=の両容疑者。 捜査2課によると、3人は組合に勤務していた2017年9月~18年9月、日野市中央部の「川辺堀之内地区」に道路や公園、緑地などをつくる土地区画整理事業(約18・7ヘクタール)に関連し、市から助成金を詐取しようと計画。多額の人件費を工事費の一部などと装った事業計画書を市に提出し、19年4月に8千万円の助成金を交付させた疑いがある。3人の認否は明らかにしていない。 河内容疑者の年収は4400万円超 市によると、河内容疑者の組合… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警察が事件性など確認の死者、114人はコロナが死因
自宅や高齢者施設で倒れているところを発見されるなどして、警察が事件性の確認などの対応をした事案で、新型コロナウイルスへの感染が確認された死者261人のうち、114人は死因が新型コロナだったことがわかった。警察庁が17日明らかにした。 17日の衆院予算委員会で長妻昭議員への答弁。警察庁によると、昨年3月から今月10日までに感染が確認された死者は261人にのぼった。死因別では、疑いがあるとされたものも含め、新型コロナは114人、肺炎は51人、その他の病気は47人、病気の詳細不明は9人。不慮の事故などの外因死は32人、未確定は8人だった。 警察は明らかに死因が分かっている場合などを除き、事件性の有無などを調べおり、警察庁は、感染防止対策などのために、取り扱った死者の感染状況を把握している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル