1954年3月に米国の水爆実験によって被曝(ひばく)し、その後亡くなったマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員に宛てた手紙60通余りを展示する企画展が、東京都江東区夢の島2丁目の「都立第五福竜丸展示館」で開かれている。書いたのは当時の小学生や中学生ら。子どもながらに感じる科学の矛盾や再軍備への戸惑いが表現されている。3月14日まで。 手紙は、無線長だった久保山愛吉さんと家族に宛てたもの。当時、久保山さんら23人の乗組員の被曝は大々的に報じられた。入院していた久保山さんは半年後の9月に亡くなった。40歳だった。妻と幼い3人の娘が残され、お見舞いや励ましなどの手紙約3千通が全国から届いた。その半数が子どもたちからだった。 「長崎、広島の原爆で何十万という犠牲者を出し、今でもあらゆる所に戦争のなまなましいあとが残って居ます」「またもや日本人がアメリカ水爆実験のため放射能をうけて苦しんでいらっしゃるのを知り私は何ともいえない気持です」 「戦争で父なくした」少女の怒りも 東京の女子中学年は悔しさをに… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
富士そば、労組幹部2人懲戒解雇 未払い残業代巡り対立
立ち食いそば店「名代富士そば」を展開するダイタングループの店舗運営会社が、未払い残業代の支払いなどを求めて会社側と対立している「富士そば労働組合」の委員長と書記長の幹部2人を1月29日付で懲戒解雇したことがわかった。労組側は「処分理由は事実無根」と反発し、解雇無効を訴えて争うとしている。 懲戒解雇されたのは富士そば労組の安部茂人委員長ら。2人とも店舗運営会社「ダイタンディッシュ」の係長だった。処分理由の通知書では、①未払い残業代請求の労働審判を有利にするため、業務報告書などの勤務記録を事後的に改ざん・捏造(ねつぞう)した②労働審判で会社側の反証を困難にするため、店長らの勤怠データがある会社のシステムを改ざんした、などとされた。 安部委員長らは取材に対して、処分理由での指摘を全面的に否定。「どの項目も事実無根の言いがかりで、組合つぶしを狙った不当なもの。解雇無効を労働審判で争う」としている。 一方、グループを統括するダイタンホールディングスは「弁明の機会を与えても両氏は不合理に否認するばかりで、やむなく懲戒解雇した。証拠関係については強い自信を持っている」と説明している。 富士そば労組は、会社側の指示… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4年前話せなかった日本語、今は モンゴル出身少年の夢
飛行機は初めてだった。モンゴルから中国を経由し、日本に来た。あれから4年。日本語を話せなかった少年は、日本語能力試験でもっとも難しい「N1」に合格するまでになった。 「モンゴルで日本語を教えてみたい」。小学6年生のエンフタイワン・エンフツォルモン君(12)は、たくさんあるという夢の一つを教えてくれた。4年前に日本に来たときはほとんど話せなかった日本語を、今度は教える立場になりたいという。 2016年12月、モンゴルから両親と広島市内に引っ越してきた。小学校の転入あいさつを日本語で覚えてきたのに、頭から飛んだ。「宿題のやり方も分からない。テストの点数もやばかった」。最初の1年間はつらかった。 それでも必死で勉強した。今では「国語」が得意科目だ。どうしてそれだけ上達したの? 「環境もある。自分の努力もあ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鬼滅の刃 漢文法なら「滅鬼」のはず?「きめつ」のワケ
劇場版が歴代興行収入1位になるなど大人気の漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」。読者から「漢文の文法に従うなら『鬼滅』ではなく、『滅鬼(めっき)』がよいのでは」という意見が寄せられました。 確かに「読書」「仰天」など、動きを表す熟語の多くは、「書を読む」「天を仰ぐ」といった具合に目的語に当たる漢字が後ろに来ます。では、なぜ「滅鬼」はそうならなかったのでしょう。日本近代語研究会に疑問をぶつけてみました。 例えば「初心を忘るべからず」を漢文にする際、「不可忘初心」とすべきなのに「初心不可忘」としてしまう例があるといいます。日本語の語順通りに漢字を並べてしまうことは、古くからあったと指摘します。 一方で、漢文法の知識にかかわ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
賠償金支払われぬまま6年 「けじめつかぬ」遺族の無念
和歌山県紀の川市の小学5年生、森田都史(とし)君(当時11)が、近所に住んでいた男に殺害された事件から6年になる。父親(72)は、事件にけじめをつけることができずにいるが、懸命に前を向こうとしている。 父親は毎朝、出勤前に都史君の遺影に向かって「いってくるね」と手を合わせる。遺影の横には、いまだに納骨していない遺骨がある。そして、花や菓子、飲み物などが供えられている。「都史君が寂しくないように、都史君が好きだったものをいつも置いている。納骨は都史君に明るい報告ができた時です」 事件は2015年2月5日午後… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
故意に事故、詐取容疑25人逮捕 被害額2800万円超
故意に交通事故を起こして保険金をだまし取ったとして、福岡県警は4日、行橋市北泉5丁目、鍛冶(かじ)工大港和人容疑者(27)ら10~50代の男女25人を詐欺の疑いで逮捕・送検したと発表した。「遊ぶ金がほしかった」などと、いずれも容疑を認めているという。 交通捜査課によると、大港容疑者ら9人は2018年4月13日午前3時15分ごろ、みやこ町国分の町道で、乗用車を別の乗用車に故意に追突させ、保険会社から事故の示談金名目などで保険金798万2637円をだまし取った疑いがある。この事故を含め17年8月~昨年2月の計4件を送検し、被害総額は約2853万円にのぼるという。 福岡地検小倉支部は25人のうち24人を4日までに詐欺罪で起訴した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「遂行能力ない」採用半年で免職処分 元市職員が提訴
【熊本】採用された半年後に正当な理由がないにもかかわらず免職処分を受けたとして、元宇城市職員の男性(24)が市を相手取り、処分の取り消しを求める訴訟を熊本地裁に起こした。提訴は昨年12月16日付。 訴状によると、男性は2020年4月に新卒採用された。半年の試用期間中だった9月中旬ごろに上司に退職を求められ、男性は断った。同月30日に、具体的な事実がないにもかかわらず、職務遂行能力がないとして分限免職処分を受けて辞令を交付された。 男性は「新型コロナによる在宅勤務などで例年より業務に習熟しにくい環境だったが、新規採用職員に期待されるレベルは十分満たしていた。研修会などがなく人間関係を築くのが難しかった。平時と全く異なる状況だったことも考慮すべきだ」と主張している。 総務課によると、宇城市では昨年4月からコロナ対策として在宅勤務や分散勤務に取り組み、1人あたり平均して週に約1回は在宅勤務をしているという。男性について「在宅勤務はほとんどなかった」と説明。「6カ月間の職務成績を総合的に判断して処分を出した」と話した。 同市では試用期間(条件付き採用期間)中の職員の分限に関する条例はなく、国家公務員法などに基づいて分限の当否を判断しているという。(屋代良樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性蔑視発言、ごまかす笑いが社会の現実 辻愛沙子さん
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言に、強い批判が集まっています。クリエーティブディレクターとして社会派の広告やイベントの企画などで活躍する辻愛沙子さん(25)は、この発言に「見覚えがある」と言います。 記者は4日午後、音声型のSNS「Clubhouse(クラブハウス)」を通じ、辻さんに「公開取材」。一時は1千人を超えるリスナーがその様子を傍聴しました。辻さんが取材に語った内容は次の通り。 ◇ 今回の発言はあまりにひどいですが、これを水で薄めたような出来事は社会にたくさんあり、思い当たる光景がいくつもあります。 「これ、ちょっとやばいな」と思ってもごまかすための笑い――。記事の後半では、今回の問題が映した「社会の現実」について語ります。 例えば、年上の男性ばかりの会… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山口香氏「五輪精神、一言ですべて否定」 森会長発言に
「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」「女性っていうのは競争意識が強い」――。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の発言は、日本オリンピック委員会(JOC)の女性理事を増やす方針への私見として飛び出した。 「非常に驚いた。東京五輪や日本のスポーツ界は多様性の順守に取り組んでいると思っていたが、一言ですべてが否定された。オリンピック精神に逆行する」 JOCの理事で、女性スポーツ専門部会長の山口香氏(56)は、そう訴える。 発言があったのは、JOCの臨… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九大教授の急死を労災認定 損害賠償求め、妻ら法人提訴
九州大学大学院教授の50代男性が急死したのは過重な業務が原因だったとして、福岡中央労働基準監督署が労災認定したことがわかった。男性の妻らは4日、労働環境を整備する義務を怠ったとして、九大を運営する法人に約8400万円の損害賠償を求め、福岡地裁に提訴した。 代理人弁護士によると、タイムカードがないなど勤務時間を把握しにくいことが多い大学教員の死亡について、過重労働による労災が認定される事例は珍しいという。男性の妻は取材に「九大を憎いとは思っていない。夫の死を無駄にしたくない。二度と同じようなことが起きないように、(提訴が)夫が好きだった九大が変わるきっかけになってほしい」と話している。 訴状などによると、労災が認定されたのは2018年1月25日。男性は14年、学内で突然体調を崩し、救急搬送された病院で大動脈解離のため死亡した。 男性の専門分野は理系で、当時… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル