新型コロナウイルス感染の県独自の「警報」が続く中、新潟市は10日に成人式を開く。緊急事態宣言が出された首都圏など県外からの参加者も見込まれ、式典後の会食にもつながりかねない。専門家は「リスクが大きい」と指摘するが、市は「万全の対策を講じる」と予定どおり実施する姿勢だ。 同市の新成人は約7300人。市教育委員会によると、例年は新成人の約6割が参加するが、コロナ禍の今年は約3千人の参加を見込む。会場は例年と同じ朱鷺メッセだが、密集を防ぐために式を2回に分ける。参加者は会場では1席空けて座り、時間も短縮する。 久しぶりに再会した新成人が式典後に会食することも予想され、市は感染対策として、LINEの専用アカウントを開設し、参加者に会食を控えるよう呼びかけている。当日も会場でチラシを配り、職員がプラカードを持って注意を促す。県外からの参加には「式の約2週間前から県内に滞在する」ことを条件とした。 市教委の担当者は「県のイベント開催基準」を十分満たしており、開催には問題ないとの姿勢だ。2回に分けて実施することで、1回あたりの参加者は約1500人となり、最大収容人数1万人の朱鷺メッセの収容率は15%になる。「『開ける催しを開かない』という過度な抑制は地域社会のためにもならない」と説明する。 対策の実効性には疑問も 「いくらでもごまかせる」 一方、市の対策の実効性には疑… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
徳川に挑んだ真田親子に魅せられ…英語講師がゲーム考案
戦国時代に徳川軍を2度も退けた真田氏の活躍をテーマにしたボードゲーム「ROKUMON」(ロクモン)が昨秋、発売された。考案したのは、2004年から長野県松本市に住むイギリス出身の英語講師、チャールズ・ワードさん(41)=通称チャーリーさん。少ない兵力で大軍に打ち勝った上田城の戦いや、真田幸村が名をはせた大坂冬・夏の陣など、六つのエピソードで展開する対戦型ゲームだ。 チャーリーさんはロンドンで生まれ、5~12歳をスペインで過ごした。大学で写真などを学び、写真展や美術展を開催。インターネットで知った憲法9条が掲げる戦争放棄に感動して日本行きを決意し、松本市で英語を教える仕事を見つけて信州暮らしを始めた。 もっと日本を知り、日本語もうまくなりたいと、06年から1年間は自転車で全国を旅した。農作業を手伝いながら食事や宿泊場所を提供してもらったり、テントで野宿したり。そうした旅日記をまとめた本「チャーリーです 地球人です」を08年に出版している。 英語講師として教えるのは主に子どもたち。教える際にロールプレー式を活用したことでボードゲームに魅せられ、ゲーム作りを始めた。その4作目となるのが「ROKUMON」だ。 8歳以上から遊べる1~2人用。赤い駒4枚(真田)と黒い駒5枚(徳川)に分かれ、六文銭をイメージしたコイン型ボード上で戦う。同じ駒を三つ並べるか、1カ所に3枚重ねれば勝ちとなる。駒が1枚少ない真田側が常に先手となるのがルールで、一つのエピソード(場面)は5~10分ほどで決着がつく。 エピソードを進めていくうちに、真田幸村、真田昌幸、徳川家康、本多忠勝、伊達政宗といったキャラクターごとの強弱で、ボードの陣取りが決まる展開になる。「地元のヒーローだから、みんなに興味を持ってもらえるし、シンプルで誰でも遊べる。今まで作った中でベストのゲーム」と、チャーリーさんは上手な日本語で話す。 製品版(2970円)は厚紙製でコンパクトな箱に入り、旅先にも持って行けそうなサイズ。説明文は歴史の紹介を含めて日本語と英語で表記され、近くスペイン語訳も出すという。チャーリーさんのサイト(http://www.ex1st.com/)で無料版もダウンロードできる。(羽場正浩) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「また10年前の悪夢が」 海洋放出へサーファーの不安
「日本で5本の指に入る波の宝庫だ」。日本サーフィン連盟福島支部長の猪狩優樹さん(45)=福島県いわき市=は、福島の海にこう胸を張る。原発事故はサーフィンにも影を落としたが、今は大きな大会を開くまでに回復。それだけに福島第一原発の処理済み汚染水を海に流せば、「10年前の悪夢が来る」と懸念する。 ――政府は処理水の海洋放出について、最終調整を進めている。 「原発事故後は放射能への不安が広がり、福島の海に人が来なくなった。サーフィンの大会をやるのも反対された。ただ、徐々に海水浴場が再開し、大丈夫だと思ってもらえるようになり、今では大きな大会も開けるようになった」 「やっと積み上げてきたのに、処理水が海に流されれば、また10年前の悪夢が来るんじゃないかと思う。処理水の放出による損害への補償はいらないので、海に流さないでほしい」 ――福島の海の特徴は。最近はどんな大会を開いているのか。 「福島の海は、年間を通して波がない時期がない。日本で5本の指に入る『波の宝庫』だ。いわき市の四倉海岸は全国でもまれに見る砂浜の広さ。駐車場が広く、大会をやるには環境が抜群。地元の人や役所もサーフィンに理解がある」 「2018年、19年には約3… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「南部もぐり」で水中へ 被災地の高校生、恐怖乗り越え
青く澄んだ水の中に、宇宙飛行士のような重厚なヘルメット姿のダイバーが浮かぶ。岩手県立種市高校(洋野町)の海洋開発科の生徒だ。 全国唯一の海洋工事のエキスパートを育てる学科で、卒業生は港湾工事や沈んだ船の引きあげ、海洋調査の現場などで活躍している。 同校で学ぶヘルメット式潜水を身につけたダイバーは「南部もぐり」と呼ばれる。今から122年前の1898年、地元の沖合で座礁した船の引きあげ作業で使われたのをきっかけに、種市の人々が受け継いできた。 ヘルメット式潜水は全部で50キロ近い重りを身につけ、浮力のコントロールが難しい。水上からのサポートも不可欠で、近年では廃れつつあるという。それでも、種市高校では「潜水の基礎が身につく」と、1年生からヘルメット式での実習を行っている。 3年生の小屋畑拓磨さん(18)は、近くの同県久慈市の出身。東日本大震災では自宅に津波の被害は無かったが、海に対する恐怖心が芽生えたという。それでも「子どものころから好きだった海のことをもっと知りたい」と、海洋開発科に進んだ。 卒業後は都内の潜水工事会社に就職する。「将来は、人のためになるような潜水をしたい」と笑顔をみせた。(諫山卓弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
羽田、年末年始の出入国者数97%減 過去最低に
東京出入国在留管理局羽田空港支局は8日、新型コロナウイルスの影響で、年末年始(昨年12月25日~今年1月3日)の羽田空港の出入国者数(速報値)が前年比97%減の1万5910人だったと発表した。記録のある2010年度以降、過去最低という。 同支局によると、出国者数は7830人で、そのうち日本人は5680人、外国人は2150人。入国・帰国者数は8080人で、日本人は5090人、外国人は2990人だった。羽田空港から出国した人のうち、路線別の航空機利用者数は米国が3860人、ドイツが900人、英国が560人だった。 ◇ この年末年始(12月25日~1月3日)に成田空港から出入国した人は3万6570人だったと、東京出入国在留管理局成田空港支局が8日発表した。前年の96・5%減だったが、昨夏のお盆時期の98%減からはわずかに回復がみられた。 速報値によると、日本人は前年比97・6%減の1万2430人で、うち出国は6040人(前年比97・6%減)、帰国は6390人(同97・6%減)。外国人は95・2%減の2万4140人で、出国1万800人(同96・1%減)、入国1万3340人(同94・2%減)だった。 旅客便数が昨夏より増加傾向にあり、減少幅はいずれもわずかに縮小した。とくに、外国人の入国は中国や韓国、ベトナムなどからのビジネス関係者や技能実習生、留学生らの受け入れが緩和されたことから、昨夏に前年比97・8%減だったのが3ポイント余改善した。(福田祥史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本海側、平年大幅超え積雪 気象庁が厳重警戒呼びかけ
北陸を中心に9日午前も大雪が続いている。気象庁によると、同日未明までの24時間降雪量は新潟県上越市大手町で103センチ、富山県魚津市で66センチ、富山市で57センチと観測史上最多を記録。山形県酒田市や長崎市などでも3時間降雪量が10センチを超えるなど、日本海側の広範囲で強い雪が降った。 同日朝時点で新潟市や富山県氷見市で積雪の深さが平年の8倍を超えるなど、日本海側を中心に各地で平年を大幅に上回る積雪となっている。強い冬型の気圧配置は10日ごろまで続く見込みで、気象庁は交通への警戒を引き続き呼びかけている。特に北陸では農業施設の被害などにも厳重警戒が必要という。 10日午前6時までに予想される24時間降雪量の予想は、山地や山沿いの多いところで、北陸100センチ、東海70センチ、東北と近畿、中国50センチ、北海道40センチ、九州北部30センチ、四国25センチ、九州南部15センチ。その後の24時間でも北陸では60~80センチと予想されている。(山岸玲) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東北新幹線で一時運転見合わせ 仙台―東京間の上下線
JR東日本によると、東北新幹線は9日午前7時45分から、仙台―東京間の上下線で運転を見合わせていたが、午前9時に全線で運転を再開した。仙台駅構内で、線路の向きを切り替える装置に不具合が発生したため同社が原因などを調べていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宮城の夫婦殺傷、SNSで殺害依頼か 住民は逮捕に安堵
柴田町北船岡3丁目の民家で昨年9月、無職毛利哲雄さん(当時74)が殺害された事件で、県警は8日、容疑者2人を逮捕したと発表した。発生から約4カ月。不安を募らせていた住民は安堵(あんど)した一方で、容疑者宅の周囲には驚きの声が広がった。 捜査1課と大河原署は8日までに、愛知県岩倉市八剱町、土木作業員森満容疑者(45)と宮城県山元町小平、会社員岩見尭明容疑者(27)を殺人と殺人未遂の疑いで逮捕し、同日会見した。両容疑者の認否を明らかにしていない。 捜査1課によると、2人は共謀し、2020年9月11日午後8時10分ごろ、毛利さんの左脇腹などを刃物で刺すなどして失血死させた上、同居する毛利さんの妻(70)の左腹などを刺すなどして全治2週間のけがを負わせた疑いがある。 事件当時、両容疑者に面識はなく、岩見容疑者はSNSを通じて森容疑者と知り合い、殺害を依頼したという。岩見容疑者は毛利さんの長男(43)の知人で、金銭トラブルがあったとみられる。 同課によると、現場には森容疑者がレンタカーで向かい、犯行後は岐阜県に逃走したとみられる。凶器の刃物は見つかっていない。毛利さんの長男は犯行当時自宅にいなかった。岩見容疑者が森容疑者に殺害依頼をした相手については「詳細は捜査中。被害者方の住人を狙ったものと思われる」とした。県警は詳しい事情を調べる。 近隣住民や親戚が語る岩見容疑者 県警は延べ約1万人の捜査員を… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
講書始・歌会始の儀、開催を延期 宮内庁、感染拡大受け
宮内庁は8日、天皇、皇后両陛下が学界の第一人者の講義を聴く「講書始(こうしょはじめ)の儀」(12日)、新年恒例の「歌会始の儀」(15日)について、それぞれ開催を延期すると発表した。新型コロナウイルス感染症が昨年末から急激に感染拡大したことを受けた措置。今後の開催時期は感染状況を見極めて判断するという。 二つの儀式が延期になったのは、1953年1月の秩父宮さまの逝去で翌月に実施された例がある。 二つの儀式のうち、歌会始は、披講諸役(ひこうしょやく)が独特の節回しで時間をかけて読みあげる儀式。宮内庁は、関係者が互いに向き合わないように配置し、アクリル板を設置するほか、参列者数を大幅に絞るなど、感染対策を施し、開催する方向だったが、見送りを決めた。 また、宮内庁は8日、感染拡大を受けて皇居一般参観と東御苑開園を当面の間休止することも発表した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
明治時代、海の上を走った列車 「高輪築堤」の遺構公開
1872年に日本で初めて鉄道が開業した際に造られた「高輪築堤」の遺構が8日、東京都港区のJR高輪ゲートウェイ駅近くで報道各社に公開された。 JR東日本と港区教育委員会によると、高輪築堤は、海の浅瀬に盛り土をして石垣で固めた幅約6・4メートルの堤で、その上を列車が通っていた。8日公開されたのはその一部だ。 1870年の着工で、現在の田町駅付近から品川駅付近までの約2・7キロにわたり造られた。当時の兵部省が陸寄りの土地を走ることに反対し、海上ルートになったという。当時の錦絵にも海上を走るような様子が描かれているが、明治末期以降に埋め立てられた際に撤去されたと考えられていた。 2019年4月、品川駅の改良工事の際に石垣の一部が見つかり、20年7月にJR東が再開発を予定している高輪ゲートウェイ駅付近でも出土した。現在、約770メートルの遺構が確認されているという。 JR東は港区教委と調査を続け、一部の現地保存や移築を検討している。JR東の担当者は取材に対し「明治初期の鉄道の歴史を後世に継承できる、大変意義深いものと考えている」と話す。 鉄道ファンらの関心も高く、10~12日に行われる見学会には、定員計300人に対し、はがきで1978枚の応募があったという。(一條優太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル