「ヒナタ、泣いてる!」。昨年9月末、大阪府堺市美原区の府立農芸高校。酪農専攻2年の生徒有志でつくる「Loveand(アンド)Beef(ビーフ)」のメンバー6人は、100日間世話したホルスタイン種の雌牛を取り囲んでいた。出荷のトラックを待つ「別れの日」だった。 ヒナタは両方の目頭から涙をこぼしていた。牛が泣くなんて知らなかった。何の涙かもわからなかった。だが、こらえてきた寂しさは一気にあふれ出した。生徒たちはもらい泣きした。 リーダーの田間鈴音(たますずね)さん(17)たちによるヒナタの世話は、昨年6月に始まった。2018年を最後に妊娠しなくなったヒナタは乳が少なくなり、食肉に回される予定だった。 経産牛は価値が低いとされる。そこに疑問を持った農芸高資源動物科の土肥正毅(どひまさき)教諭(43)が生徒たちに「ヒナタの価値を上げてみよう」と呼びかけた。 拡大する出荷直前のヒナタと撮った記念写真。リラックスした様子のヒナタが、このあと涙を流した=2020年9月27日、大阪府堺市美原区の府立農芸高、同校提供 搾乳を続けつつ、834キロの… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
地方局発「楽屋話」なぜ人気?太田上田語るテレビ新時代
ローカル発の番組が地域を超えて人気を集めている。中京テレビ(名古屋市)の「太田上田」もそのひとつ。出演する爆笑問題の太田光とくりぃむしちゅーの上田晋也のほか、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」などを手がけてきた、「ガースー」の愛称でも知られる菅(すが)賢治プロデューサーが、人気が地方にとどまらないローカル番組の「今」や、番組の今後の展望について語った。番組を企画した菅Pから「結果が出る番組じゃない」との本音が飛び出したと思ったら、番組さながらの太田の自由奔放なボケ、上田の当意即妙なツッコミやたとえ話が炸裂(さくれつ)。一方、「地方」をめぐる真面目な発言も飛び出して……。 上田「下手なやつのテトリスから始まった」 ――新年の特集記事です。 太田 「新春ビッグ対談」ってよくやってたもんね。そういうやつか。とうとう俺たちもここまで来たか。 上田 ええっ、「太田上田」で持つか? だから今回菅さんを入れているのか……。いやいや、足しになるか! 菅 (笑) ――番組は2015年開始。菅さんが手がけた「BeeTV」の配信番組「太田と上田」(14年スタート)の終了にあたり、お二人から「僕らの代表作にしたい」という話があったのがきっかけだそうですね。 上田 ……言いましたっけ? 菅 いや、おっしゃいましたよ(笑)。そもそもは単純にお二人が楽屋で楽しそうに話されているのをずっと見ていて、「お願いだから一緒にやらせてくれ」って言って、やっていただいた。番組になったら、恐ろしく面白いというのは自分なりにはわかっていたけど、何年もずっと続けないとわかってもらえないだろうなっていうのもありました。 ――企画を何局かテレビ局さんに相談されたところ、中京テレビさんが乗り気だったとか。中京さんに先見の明があったということでしょうか。 菅 他の局さんには「まず結果を出して下さい」って言われたんです。結果が出る番組じゃないんですよ……。 上田 おい、失礼なことを言う… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
西川元農水相も1500万円超受領か 鶏卵大手から
鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表(87)が、自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農林水産相(70)=北海道2区、議員辞職=に6年間で計1800万円を渡した疑いがある問題で、前代表が東京地検特捜部の任意聴取に対し、西川公也(こうや)・元農水相(78)にも2014~20年の7年間で1500万円超を渡したと供述していることがわかった。自民党の「農水族」議員に長年現金を提供し、関係を深めていたとみられる。 西川氏は17年の衆院選(栃木2区)で落選後、首相への助言役とされる内閣官房参与(非常勤の国家公務員)に就いた。吉川氏への現金提供疑惑が表面化した昨年12月、「一身上の都合」で退任している。 関係者によると、前代表の供述では、西川氏が14年9月に安倍内閣の農水相になった直後から現金提供を始めたとされる。100万円単位で年に2回ほど西川氏本人に渡し、20年までの総額は十数回で1500万円を超えるという。このうち17年11月に就任した官房参与に在任中の分は約500万円とみられる。いずれも領収書は受け取っていないという。 前代表は調べに「(西川氏は)… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福袋も混雑もなし 一変した「初売り」それでも客は…
新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの人が詰めかける百貨店の初売りも、様変わりした。 「誰もいない……」 昨年、開店前に約7千人が詰めかけたJR名古屋高島屋(名古屋市)。2日午前8時前に到着した愛知県岩倉市の40代の主婦は、店員に入り口の目の前を案内され、驚いた。 初売りは「ストレス発散」だという。行列に並んで待つのも苦にならない。始発電車で駆けつけた昨年は、「すでに数十メートルの行列だった」という。今年は午前7時台の電車で来たが、「狙っていない」のに先頭になった。 その後ろに並んだ愛知県愛西市の主婦(49)も「人がいなくて『どこが入り口?』と聞いてしまった」と、静けさを実感していた。「お店も対策されているし、皆さんコロナ禍で考えた行動を取られてるんだなと思った」と話した。 コロナウイルスの影響で、全国的に「静かに過ごして」という呼びかけがあった今回の年末年始。愛知県では「不要不急の行動自粛」も呼びかけられている。JR名古屋高島屋は「密」対策として、冬物セールは昨年末から段階的に開始。福袋販売も前倒しし、初売りの日は扱うのをやめた。 福袋がなくても… 並ぶ客の「お楽しみ」 こうした百貨店側の対策で「お… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
成田山新勝寺、元日の人出は前年の3割 携帯データ解析
千葉県成田市の成田山新勝寺周辺の年末年始の人出は、前年比42%になっていることがソフトバンクの子会社Agoop(東京都)の提供データからわかった。大みそかは同102%と微増だったが、元日は同31%に抑制されていた。 同寺では、新型コロナ対策で分散参詣(さんけい)を呼びかけており、実際に1日昼は、参道まで続く例年の長い行列が消えた。大本堂では約1メートルの間隔で足元にテープが貼られ、間隔をとって順番に手を合わせていた。 市川市の清野伸江さん(52)は家族4人でお参りした。「静岡の実家に帰省することが多いのですが、コロナで今年は取りやめました」と伸江さん。近所の寺社で除夜の鐘をつく行事が中止になったこともあり、県内の同寺まで車で訪れたという。「家族が健康で平和でありますようにとお願いしました」(青山祥子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で新たに3060人感染 5日連続で3千人を上回る
新型コロナウイルスの国内の感染者は2日午後8時半現在で、新たに3060人が確認された。5日連続で3千人を上回った。検査数が少なくなるとされる年始でも、高い水準が続いている。全国の死者数は31人だった。 感染拡大が止まらない東京都では814人の感染が確認された。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は前日より6人多い94人で、緊急事態宣言解除後の最多を更新した。入院者(2781人)、自宅療養者(3387人)、入院・療養などを調整中(2756人)の人数もそれぞれ最多となった。 大阪府では258人の感染が確認された。検査件数は1873件で、陽性者の割合を示す陽性率は13・8%だった。計算方法が変わった昨年12月16日公表分以降で最高だった。 寝屋川市の飲食店と泉南市の医療機関でこれまでに計15人の感染が確認され、府はいずれもクラスター(感染者集団)が発生したとみて調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仏老舗ワイナリーが北海道進出 「温暖化実感している」
ワイン&チーズ新時代 拡大する植樹式であいさつするエティエンヌ・ド・モンティーユさん(右)=2019年7月19日午前10時39分、北海道函館市桔梗町、三木一哉撮影 2019年7月、北海道函館市。市中心部から北へ10キロ、函館湾を一望できる丘陵地に、壮年のフランス人男性が立った。 世界屈指の最高級ワインの産地・フランス東部ブルゴーニュ地方で300年近く続くワイナリーの当主、エティエンヌ・ド・モンティーユさん(57)。この地でワインをつくることを決め、ブドウの植樹式を迎えていた。フランスの老舗ワイナリーが函館の地を選んだ背景には、忍び寄る「地球温暖化」の影があった。 外国資本のワイナリーが日本に進出するのは初めてのことだ。植樹式には北海道や函館市の職員ら約200人が参加していた。あいさつに立ったモンティーユさんは、興奮した面持ちで語った。 「ブルゴーニュのノウハウと、この土地を知る日本の人々が力を合わせて世界に通用する素晴らしいワインをつくりたい」 拡大するブドウの苗木を植えるエティエンヌ・ド・モンティーユさん=2019年7月19日、北海道函館市桔梗町、三木一哉撮影 ブドウ畑は東京ドーム8個分にあたる約37ヘクタールを確保した。1年目は2.5ヘクタールに赤ワイン用の「ピノ・ノワール」と白ワイン用の「シャルドネ」の苗木を植えた。毎年3ヘクタールずつ作付面積を増やし、初収穫は23年、ワインの出荷は25年を見込む。 1本数万円のワインをつくる老舗にとっても、国外への進出は初めてのことだ。 ブドウの収穫時期が年々早まっている――。モンティーユさんをはじめブルゴーニュのワイン生産者の実感を裏づける調査結果が19年9月にまとまった。ブルゴーニュ大学などの専門家が、直近30年間の収穫時期と、地元の教会に残る記録をもとに過去600年間の収穫時期を比べたところ、平均で13日早くなっていた。 ブルゴーニュのワインの繊細な味わいを特徴づけているのは、ブドウの酸味だ。ブドウが熟しすぎると酸味を含めた味わいが変わりかねない。 元銀行員の当主の新たな挑戦 「温暖化を実感している。気候変動の課題に対処するために農業慣行を適応させる必要がある」 モンティーユさんは投資銀行の仏BNPパリバでM&A(企業合併・買収)に携わった異色の経歴の持ち主でもある。銀行マンさながらに、将来のリスクに手を打つことにした。ブルゴーニュで伝統的なワインづくりを続けながら、新たな挑戦として国外への進出を模索し始めた。 14年ごろからブルゴーニュ大… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
餅詰まり都内で1人死亡、計9人救急搬送 高齢者が被害
東京消防庁は2日、1~2日午後3時までに、東京都内(稲城市と島しょ部を除く)で70~90代の男女9人が餅をのどに詰まらせ、救急搬送されたと発表した。このうち1人が搬送時点で死亡が確認され、ほか7人も心肺停止などの重い症状、1人が軽症という。 同庁によると、搬送されたのは70代2人、80代5人、90代2人。西東京市では1日午前10時すぎ、90代の男性が自宅で餅をのどに詰まらせて心肺停止になり、死亡した。2日午前8時半すぎには多摩市で、70代の男性が自宅で雑煮の餅を詰まらせ、心肺停止となったという。 餅や団子による窒息事故は、年末年始に集中する。救急搬送される人はお年寄りが多く、2019年までの5年間では65歳以上が89%を占めている。同庁は、餅を小さく切る▽ゆっくりとかんでからのみ込む▽乳幼児やお年寄りと一緒に食事する際は、注意を払う▽餅を食べる前に、お茶や汁物でのどを潤す▽応急手当ての方法を調べておく――などの注意を呼びかけている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Yu Darvish excited to begin new chapter with Padres in San Diego
Los Angeles – Yu Darvish is excited to compete for titles with the San Diego Padres following his move in a blockbuster trade from the Chicago Cubs, the 34-year-old pitcher said Thursday. In an emotional online press conference, Darvish expressed shock at the suddenness of his departure from the Cubs […]
雪崩に軽トラック巻き込まれ1人死亡 秋田・横手の県道
2日午後1時46分ごろ、秋田県横手市増田町狙半内の県道274号で「雪崩が発生し、軽トラックが巻き込まれている」と、横手市から横手消防署南分署に通報があった。 県警によると、車近くの雪の中から同市の60代男性が救助され、病院に搬送されたが、死亡が確認された。雪崩の規模は高さ約2・5メートル、幅約40メートル。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル