2022年2月14日 23時02分 14日午後6時5分ごろ、大阪府高槻市登美の里町のマンションで、「近所の人から家に泥棒がいると伝えられた」と110番通報があった。府警によると、3階建てマンションの2階通路で男女が血を流して倒れており、2人は意識不明の重体で病院に搬送された。いずれも外傷があり、府警が事件とみて調べている。 高槻署によると、倒れていたのはこのマンション2階に住む職業不詳の女性(40)と、20代くらいの男性。女性の頭には打撲痕が、男性の胸には刃物による傷があったという。 女性と同居する娘は同署に対し、「男が宅配業者を装って室内に押し入ってきた」と話したという。娘は事件発生時に家にいて外に逃げて助けを求め、その後に部屋近くの通路で母親と男性が倒れているのを見つけた。倒れていたのは家に入ってきた男性とみられるという。 近所の女性によると、午後6時過ぎに近くで女性の悲鳴を家族が聞き、パトカーや救急車が来た。「何が起きたのかわからないが、とにかく怖い」と話した。 現場は阪急京都線富田駅から南東に約700メートルの住宅街。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡・嘉麻市の5人死亡火災 通報後10分で住宅のみ込んだ炎
有料会員記事 加治隼人、板倉大地、徳山徹、杉山あかり2022年2月14日 21時40分 福岡県嘉麻市の住宅で家族5人が死亡した火災は、14日で発生から1週間が経った。出火からごく短時間で建物全体が激しく燃えた、当時の様子を消防隊員が証言した。専門家は、出火後に煙が階段を通じて2階に広がり、家族が逃げ遅れて被害が拡大した可能性を指摘する。 通報から10分弱、火の手はすでに住宅全体をのみ込んでいた 「他の火災と比較はできないが、通報から早い段階で家全体に火が回ったと感じ、驚いた」。消火活動を指揮した、飯塚消防署の北代英治副署長はこう振り返った。署に最初の119番通報が入ったのは、7日午前6時52分。北代副署長も隊員と約7キロ離れた現場へ急いだ。その4分後には「逃げ遅れ4人の模様」との情報が入った。 着いたのは、午前7時1分。先着した別の隊が放水を始めていたが、通報から10分弱にもかかわらず、火の手は住宅全体をのみ込み、火柱が上がっていた。窓から火が噴き出し、2階の一部はすでに焼け落ちた状態だった。消防車や救急車計15台が出動し、鎮火したのは出火から約3時間半後だった。 この火災では、会社員坂本憲… この記事は有料会員記事です。残り839文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神社でも放火の疑い 女性死亡の火災で起訴された男を追送致
板倉大地2022年2月14日 21時52分 昨年3月に北九州市八幡西区の住宅兼酒店が全焼し、住人の女性(当時82)が死亡した火災で、現住建造物等放火罪などで起訴された男が、同市小倉北区の貴布禰(きふね)神社などにも火をつけたとして、福岡県警は14日までに、男を非現住建造物等放火などの容疑で福岡地検小倉支部に追送致し、捜査を終えたと発表した。いずれの容疑についても黙秘しているという。 男は住居不定、無職の森本晴政容疑者(49)。県警捜査1課によると、2020年11月~21年1月、小倉北区長浜町の貴布禰神社や同区のマンションのゴミ置き場、八幡西区のマンション駐輪場の自転車に何らかの方法で火をつけ、社殿やゴミ、自転車などを焼損させた疑いがある。いずれも近くの防犯カメラの映像などから特定したという。 森本容疑者はこのほか、八幡西区の住宅兼酒店を全焼させたとされる事件など、21年2~3月に起きた4事件について起訴されている。(板倉大地) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「国民の皆様へ」 国大協が異例の談話 「鎖国」めぐり大学に危機感
新型コロナウイルスの水際対策をめぐって岸田文雄首相が緩和の検討を表明し、海外から「鎖国」とも言われている状態に変化の兆しが出てきた。外国人留学生の受け入れが激減していただけに、国内の大学関係者の間では歓迎の声が出ているが、同時に不安の声も漏れる。 留学生を含む外国人の入国制限は昨年11月に緩和されたが、オミクロン株の拡大で再び強化された。現在も1日あたりの入国者を3500人に制限し、外国人の新規の入国は原則停止の状態が続いている。 岸田首相は「G7で最も厳しい水準」とする入国制限を続けてきたが、今月12日に「緩和の方向で検討していきたい」と表明。現時点では、留学生やビジネス関係者を対象に、1日の入国者数の上限を段階的に5千人まで広げる案が浮上しているという。 「キャンパスにまた留学生が戻ってくる光景を想像すると期待が大きい。ただ、具体的な手順やスケジュールが示されていないので不安もかなり大きい」。東京外国語大学の長田広介・留学生課長補佐はそう話す。 米国の有力大も…… 同大学では受け入れ予定の留… この記事は有料会員記事です。残り1857文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旭川中2女子死亡、失踪から1年 弁護団「遺族は不安抱いたまま」
北海道旭川市の市立中学校2年だった広瀬爽彩(さあや)さん(当時14)が、2021年2月13日に自宅から失踪して1年が過ぎた。広瀬さんは同3月に遺体で見つかった。遺族側の弁護団が15日、記者会見し、いじめの有無を調べている市教育委員会の第三者委員会に一刻も早い報告を求めた。 会見には石田達也弁護士(大津市)が出席。「2月13日を迎えて」という弁護団コメントを読み上げた。コメントはまず学校に対し、第三者委員会による報告を待たず、学校としていじめを認めることこそが、信頼回復に向けた第一歩になるはずだと訴えた。第三者委に対して、いじめ有無について2月13日までの報告を求めたが、まだ報告はない。「3月末までというのではなく、一刻も早く報告していただきたい」と求めた。 石田弁護士によると、母親は13日に会った際に「報告はなかったんですね」と沈痛な表情をみせていたという。石田弁護士は「遺族はいつ、どういう形で調査が終わるか分からず、不安を抱いたままだ」と説明している。(本田大次郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「オーナー商法」詐欺事件、ケフィア元代表に懲役7年の判決
加工食品のオーナーに配当金を渡す名目で現金を違法に集めたなどとして、出資法違反と詐欺の罪に問われた通信販売会社「ケフィア事業振興会」(破産)の元代表鏑木秀彌被告(86)の判決公判が14日、東京地裁(佐伯恒治裁判長)であった。判決は「会社ぐるみの犯行で悪質性が高い」として懲役7年、罰金300万円(求刑・懲役8年、罰金300万円)の実刑判決を言い渡した。 判決などによると、同社はパンフレットを一斉送付して、干し柿などの販売事業の出資者を募集。事業実態がないのに高い配当金を約束する手口で、計約1億8千万円を違法に集め、約9千万円をだまし取った。 判決は、鏑木被告を首謀者と認め「責任はひときわ重い」と指摘。老後資金を失ったり孫の教育費を援助できなくなったりした被害者らの状況をふまえ、「社会に与えた影響も重大だ」と述べた。 内閣府によると、この事件の被害者は約3万人で、被害額は約1千億円。 オーナー商法禁じる改正法に「抜け穴」? 被害を防げない可能性 顧客に購入させた商品を預か… この記事は有料会員記事です。残り570文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
離婚から265日目に産んだ子は「前夫の子」 そのとき母は
14日に法制審議会が答申した「嫡出(ちゃくしゅつ)推定」の見直しは、生まれてくる子が無戸籍になる問題の解消に道を開くものとなった。明治時代から続くこの規定に苦しんだ母親や、支える人たちからは「前進した」と歓迎する声の一方、課題も示された。 NPO法人「民法772条による無戸籍児家族の会」の井戸正枝さん(56)は、自身も嫡出推定の規定に苦しめられた経験がある。4年間の家庭内別居を経て、前夫との子ども3人を連れて家を出た。新たな夫との子どもを授かって2002年11月に出生届を出したところ、市役所から「前夫の子になる」と指摘された。離婚成立から265日目だった。 被告は夫、認知求め提訴 前夫に「自分の子どもではな… この記事は有料会員記事です。残り566文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府、緊急事態宣言の要請は見送り 吉村知事「減少傾向見られる」
大阪府の吉村洋文知事は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言について、「感染状況に減少傾向が見られる」として、同日時点では政府への要請を見送る考えを明らかにした。20日が期限のまん延防止等重点措置については、延長が「当然」との認識を示した。 吉村知事は14日、府庁で記者団に対し、13日までの1週間の新規感染者数が前の1週間の0・92倍になっているとの数値を示し、府内の感染状況が「ピークに達して、少し下がっている可能性がある」と指摘した。 10日には記者団に「重点措置の延長か、緊急事態宣言の要請か、14日中には判断する必要がある」と述べていたが、「感染が増え続ける前提で話したが、直近の分析ではどうも減少ということ」「緊急事態宣言を要請するかどうかは、もう少し感染状況を見極めて判断したい」と説明した。 吉村知事はこれまで、重症病… この記事は有料会員記事です。残り221文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カーリングのストーン、「緑」に光るライトのなぞ 一線越えたら…
北京冬季五輪カーリング女子で連勝して波に乗るロコ・ソラーレ。その活躍に目が離せない日が続くが、テレビで観戦していると、ストーンの上面に緑色のライトが点灯している。あれ、何なんだろう。何の合図なのか、調べてみた。 カーリングで投球する選手は「ホッグライン」と呼ばれる線に達するまでに、ストーンから手を放さなければならない。ライトはどうやら、このホッグラインと手放すタイミングに関係しているようだ。 日本カーリング協会によると、重さ約20キログラム、直径約30センチのストーンのハンドル部分にはセンサーが、氷の下にはマグネットが埋め込まれており、ホッグラインを超えてもハンドルに手が触れていると、LEDライトが赤く点灯する。反則の合図で、投球が無効になってしまう。 逆にラインの手前で離せば、正常な投球として緑色が点灯する。 「正式な記録があるわけでは… この記事は有料会員記事です。残り306文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大雪予想の東京都心で積雪なし… 「予報士泣かせ」の複雑な条件
東京23区で13日から、最大8センチ(24時間降雪量)降ると見込まれていた雪。結局、都心では雪がちらついたが、積雪が観測されることはなかった。「予報士泣かせ」とも言われる関東の雪の予測の難しさが、またあらわになった。 気象庁は13日午後、東京23区の14日午後6時までの24時間予想降雪量を、多いところで8センチと発表した。関東南部の平地でも雪が降る条件が、そろいつつあったからだ。 その条件は二つある。まず、太平洋側に雪をもたらす「南岸低気圧」が関東の南を通過すること。そして、太平洋側の平地で雪になる目安となる上空約1500メートルの零下3度以下の寒気が、関東甲信を覆うと予想されていたことだ。 関東平地、積雪のはずが…… 同庁気象監視・警報センターの足立勇士所長は13日午後、都心で2センチの積雪を記録した10日と比べ、「平地では前回よりも雪が多くなる」と述べた。雪は13日夜から14日明け方にかけて降り続き、「溶けずに積もり、社会的な影響も大きくなるだろう」と警戒を呼びかけた。 だが、14日午前に目立った積雪が観測されたのは甲信や関東北部の山沿いが中心。都心や横浜市、千葉市といった関東南部の都市部では積雪は記録されなかった。 関東の雪は、予測が難しいと… この記事は有料会員記事です。残り691文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル