全国で菊の出荷量が一番多い愛知県田原市で、電照菊の栽培が最盛期を迎えている。オレンジや白、赤など温室の明かりが、秋の夜を彩っている。 電照菊は9月から11月にかけ、夜間に光を当てる栽培方法。開花を遅らせ、出荷時期を、需要が高まる年末年始に合わせる。 県農業水産局によると田原市の2020年の菊の出荷量は3億1772万本で県内の9割近く。愛知県の出荷量は都道府県別のトップで、国内の三分の一を占めている。(長島一浩) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カード情報3800件超流出か 物販サイト向けプログラム改ざん
IT企業のショーケースは、物販サイトなどに提供しているプログラムが不正アクセスを受け、情報が流出した可能性があると発表した。複数の企業のサイトで、利用者が入力したクレジットカード情報など、少なくとも3800件以上が外部に漏れたおそれがある。 同社は、物販サイトの申し込みフォームの住所入力などを自動化するプログラムを企業に提供している。7月に取引先から指摘を受け、不正アクセスでプログラムが改ざんされていたことが判明したという。 セキュリティー会社による調査や対策を講じたうえで、10月25日になって発表した。このプログラムは5千以上のサイトで導入されているが、ショーケースは情報流出の可能性のある件数や期間、企業数などは公表していない。 同社のプログラムを使った企… この記事は有料記事です。残り178文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
じいちゃんと歩きたかった廃線跡 日記に残された運転士の日常
廃線になった線路の上を、半分ほど進んだ。 延々と続く、雑草に覆われた鉄路と、真っ暗なトンネル。 上原将太さん(31)は一人で歩くうちに感じた。 「これだけでは、あんまりおもしろくないかも」 4年前、東京から地元の群馬県安中市に戻ってきた。 県の代表として甲子園に出場し、大学でも野球を続けた。しかし、就職した都内の印刷会社での仕事は、野球の練習よりもずっときつかった。 元々、地元でイベント企画に関わりたいと思っていた。会社を辞め、市の観光機構の職員として採用された。そこで任されたのが、廃線跡を活用するイベントだった。 路線や出発点になる駅には、まちの誇りとも言える長い歴史があった。 1885(明治18)年、高崎―横川間が開通。横川からさらに長野方面に向かうには、標高差553メートルの急勾配を越えなければならなかった。 車両を押し上げるためには補助機関車を連結させる作業が必要で、一帯には鉄道関係者らが多く集まり、にぎわった。 だが、時は過ぎ、1997年の長野新幹線(現在の北陸新幹線)の開業と同時に、JR信越線の横川―軽井沢間11・2キロは廃線となった。 そんな地域で生まれ育った上原さんが初めて企画するイベントは、開催まで残り1カ月を切っていた。 鉄道の歴史とともに、携わった人たちのストーリーを伝えられないだろうか。そうしたら、もっと面白くなるはずだ。 「そういえば、じいちゃん、国鉄職員だったよな」 ふと思い出した… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
池田組トップ襲撃、警察当局が警戒引き上げの矢先 抗争再燃の恐れ
岡山市内で26日午後、地元の指定暴力団池田組の組長(77)が理髪店内で襲われる事件があり、岡山県警は同日、山口組系の組員(50)を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。組長を警護していた組員2人が取り押さえ、組長にけがはなかった。事件は、警察当局が抗争再燃の恐れから、警戒を引き上げていた矢先だった。 捜査関係者によると、池田組は、国内最大勢力の山口組から2015年に分裂して結成された神戸山口組の有力組織で、山口組とは対立関係にあった。ただ、神戸山口組の内部対立を背景に、池田組は21年に神戸山口組からの離脱、独立が確認されていた。 一方、山口組は神戸山口組などの離脱組織に対して、圧力をかけ続けているとされる。05年に就任した山口組の6代目組長は今年80歳を迎え、組内部には世代交代までに分裂を収束させたいという思惑があるという。 対立抗争を激化させた山口組… この記事は有料記事です。残り333文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
滅びの呪文「バルス」は暴落の合図 詐欺グループ、アプリを操作か
高嶋将之2022年10月27日 18時30分 外国為替証拠金取引(FX)への投資をかたって現金をだまし取ったとして、警視庁は27日、職業不詳の男(26)=住所不定=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。同庁は、男が投資家向けアプリの表示を改ざんして利益が出ているように信じ込ませる方法で現金を詐取するグループの一員とみている。このグループをめぐってはすでに11人が逮捕されている。 捜査2課によると、男は昨年7月、架空の投資会社「オーシャンプロジェクト」の社員を名乗り、神奈川県の40代男性に電話。「月利は10~15%」などとうそをつき、FX投資名目で約500万円を詐取した疑いがある。同課は認否を明らかにしていない。 被害に遭った男性はグループの指示通りに運用状況がわかるアプリをインストールした上で、インド洋の島国・セーシェルに所在すると説明された証券会社に口座を開設。今回の逮捕容疑になった約500万円を含め3回にわたり計約1500万円を入金したところ、アプリ上では預けた資金が約2500万円まで上がった。しかし、警察からの連絡で被害に気づき、グループ側に全額の返金を求めると十数万円に「暴落」したという。 同課は、この暴落はグループがアプリを意図的に操作して引き起こしたもので、資金を返さない口実にしたとみている。同様の方法で、少なくとも約50人に約1億5千万円の被害が確認されているという。 捜査関係者によると、グループ内のSNSを解析したところ、暴落の前に「バルスお願いします」とのメッセージが残されていた。「バルス」はアニメ映画「天空の城ラピュタ」で、主人公たちが滅びの呪文として唱えるせりふ。暴落を意味する隠語として使われていたとみられるという。(高嶋将之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鉄道・国道・上水道の「3道」なし でも人口、税収増 東川町の秘密
「はい。写真の町、東川町です」。役場に電話すると開口一番そう言う。8月、北海道旭川市の隣にある人口8400人の町を訪れた。あちこちに写真パネルが置かれ、役場玄関にも「写真文化首都」の大看板が。 鉄道、国道、上水道の「3道」がない。そんな町に地方議員や自治体職員らがひっきりなしに視察に来る。それは「写真の町」だからではない。 首都圏でさえ人口減に転じた今、町の人口は増え、税収も増えている。その理由を知りたくて来るのだ。 全国初の公立日本語学校。公… この記事は有料記事です。残り1067文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都営大江戸線の月島駅近くで住宅火災、1800軒が停電
2022年10月27日 14時30分 27日午後1時45分ごろ、東京都中央区月島2丁目の3階建て住宅から出火した。警視庁月島署によると、一人暮らしの住人は避難して無事という。この火災の影響で同日午後2時20分現在、月島2~4丁目の約1800軒が停電している。 現場は都営大江戸線月島駅から約60メートルの住宅街。 現場近くの花屋で働く50代女性は「『ドーン』という音がいきなり響いて、解体作業でもしてるのかと思って外を見たら、煙が一面に立ち込めていた」。その約15分後には店内が停電。「こんなに大きな火事は記憶にない。けが人がいなければいいんだけど……」と不安そうに話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
吹奏楽の「名門」が帰ってくる コロナでの1年半の活動停止乗り越え
第70回全日本吹奏楽コンクールは3年ぶりに客席をいっぱいに使い、表彰式も開く。大会の模様は前回同様、ライブ配信する。 本来の姿を取り戻しつつある晴れ舞台。中学校、高校の部に続いて、29日に福岡県北九州市の北九州ソレイユホールで開かれる大学の部に出場する文教大吹奏楽部(埼玉)を紹介する。 1980年の全国大会初出場以来、金賞19回を誇る「名門」が、3年の「不在」を経て帰ってきた。 コロナ禍で大学の課外活動は1年半以上停止となり、吹奏楽部の再開は昨年10月のことだった。 技術的にも音楽的にもダメージは大きかったが、「何とか1曲演奏してユーチューブに上げるだけでも」と、年末の定期演奏会を目指して始動。コロナ前と大差ない規模の定演を実現して自信をつけた。 次は吹奏楽コンクール。「全… この記事は有料記事です。残り903文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
World Series storylines: Phillies’ mentality versus Astros’ experience
Baseball loves its numbers, yet none of the sport’s squadron of calculators and array of analytical equations foresaw this. It will be the Houston Astros vs. the Philadelphia Phillies in the 2022 World Series starting Friday in a matchup of “Them Again?” vs. “How the Heck?” The No. 1 seed […]
「テキ屋」暴力団幹部ら8人、国の支援金詐取容疑 コロナで収入減か
高嶋将之2022年10月27日 11時54分 新型コロナウイルス対策で飲食店向けに支払われる国の支援金など計約500万円を詐取したとして、警視庁は、暴力団飯島会幹事長の三輪正美容疑者(62)=川崎市川崎区=のほか、同会幹部ら46~79歳の7人の計8人を詐欺容疑で逮捕し、27日発表した。6人は容疑を認め、残り2人は「暴力団員ではありません」などと否認しているという。 暴力団対策課によると、8人は2020年4月~昨年5月、中小企業庁の一時支援金制度や東京都社会福祉協議会の生活資金貸付制度を利用するにあたり、自らが暴力団員ではないと偽ってそれぞれ15万~140万円、計495万円をだまし取った疑いがある。これらの制度は「暴力団員に該当しない」ことが条件として明記されていたが、8人は自らの身分を隠して利用していたという。 飯島会は東京都台東区に拠点を置く明治時代から続く組織で、規制の厳しい「指定暴力団」には該当しないが警察当局は「暴力団」と認定している。構成員は約80人で、夏祭りなどで露店を出す「テキ屋」として主に活動していた。容疑者の一部は「コロナで収入が減って苦しかった」と供述しているといい、同課は、コロナ禍で祭りが減ったことが事件の背景にあるとみている。(高嶋将之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル