日浦統2022年10月27日 12時00分 2030年冬季五輪・パラリンピックの招致を目指す日本オリンピック委員会(JOC)と札幌市は27日、東京五輪のスポンサー選定を巡る贈収賄事件を踏まえ、大会運営の透明性・公正性の確保策の具体的な検討を11月中旬から始めると発表した。今後予定される国際スポーツ大会の関係者や弁護士、公認会計士などの専門家も入り、来年2月までに結論をとりまとめる方針。 札幌市内で開かれた招致に関するプロモーション委員会で明らかにした。国内では25年のデフリンピックや東京都での世界陸上競技選手権大会、26年の愛知県でのアジア競技大会など、国際的な競技大会が予定されている。五輪汚職で民間企業のスポーツ支援が停滞することへの懸念が、関係者の間では強まっている。 会合の冒頭、室伏広治スポーツ庁長官は、スポーツ界全体に厳しい視線が向けられている点について「今回の事件を自分ごととして危機感をもって受けとめる必要がある」と語った。室伏氏も参加するスポーツ界の重要課題を協議する「スポーツ政策の推進に関する円卓会議」で、透明性・公正性の確保は札幌五輪に限らず、今後開催される大規模な競技大会のすべてで進めていく方針を確認したことを紹介した。 主な検討項目は、①組織委員会理事会のあり方②理事会メンバーの利益相反取引の管理③マーケティング事業のあり方。山下泰裕JOC会長は大会運営にあたり、「民間団体としての守秘義務と公的資金の受け皿としての説明責任のバランスをどうとるかが重要だ。札幌市だけでなく、今後予定されている他の国際大会の関係者にも協力してもらう」。札幌市の秋元克広市長は「多くの国民が抱えている疑念を解消するため、市としても積極的に議論に参加していく」と語った。 この日の会合では、大会の招致スローガンと開催意義が決定した。 招致スローガンは「世界が驚く、冬にしよう。」。 開催意義は「天然雪を守り、北海道・札幌から、世界に誇れる大会に。」「私が自分らしく生きられるまちで、社会で、誰もが参加できる大会に。」「北海道・札幌が挑戦する、私たちの新しい大会に。」。 ともに11月8日に公表される大会概要案の最終案に盛り込まれる。(日浦統) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
摂南大寝屋川キャンパスで建設現場の足場が崩れる 作業員ら3人負傷
2022年10月27日 12時04分 27日午前9時ごろ、大阪府寝屋川市池田中町の摂南大寝屋川キャンパス内の工事現場で「足場が崩落し、けが人がでている」と女性作業員から110番通報があった。大阪府警や枚方寝屋川消防組合によると、2人が足場から転落し、地上にいた1人の背中にも金属製の落下物があたり、40~50代とみられる男性作業員計3人が負傷し、病院に搬送された。いずれも意識はあるという。 寝屋川署などによると、2人は高さ約8メートルの足場から転落したという。この日は足場の解体作業をしていたという。 摂南大を運営する学校法人常翔学園によると、現場は来年4月に新設される学部棟の建設現場だった。昨年8月に着工し、来年1月末に完成予定という。当時は午前9時20分の授業開始に向け、学生らが通学する時間帯だったが、現場はフェンスで囲まれ、学生や教職員らはいなかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Yutaro Sugimoto drives in only run as Buffaloes silence Swallows
Yutaro Sugimoto singled in the game’s only run, and four Orix Buffaloes pitchers combined on a six-hit shutout in the Pacific League champs’ 1-0 Japan Series Game 4 win over the Central League’s Yakult Swallows on Wednesday. Sugimoto, who struck out with two outs and the bases loaded in the […]
古都に広がるサンショウウオの交雑問題 京大名物「変人講座」で学ぶ
ちょっと変わった発想をする名物教員が講師を務める京都大の「変人講座」。テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」などで活躍したタレントの越前屋俵太さんがナビゲーター役の人気講座だ。9月20日はサンショウウオの研究者、同大大学院地球環境学堂の西川完途准教授(47)が登壇し、聴衆をわかせた。 夜、京都市中心部の河川。西川さんが川岸の茂みを電灯で照らすと、体長70センチほどのオオサンショウウオが現れた。「体色のパターンなどは日本産ぽい。とすれば大発見。ちょっと動揺しています。今、ほとんどいなくなっていますから」と西川さん。そっと網を伸ばすと、おとなしくその中に収まった。「やったー」と声を上げる俵太さん。 国の特別天然記念物である日本産に迫る危機がこの日のテーマ。外来のチュウゴクオオサンショウウオとの交雑問題だ。俵太さんも同行した生息調査の動画が紹介された。 外来種は食用やペットとして… この記事は有料記事です。残り1837文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
合唱でマスクは必要か 2年前は「原則着用」 国や専門家の見解は?
第75回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)が29日、青森市で始まる。全国から出場者が集い、歌声を披露する予定だ。コロナ禍で迎えた前回の大会では、マスク越しに歌声を響かせた団体が目立ったが、今回はどうだろうか。感染対策や、合唱時のマスクに関する国の見解について確認した。 「少人数、コロナによるマスク着用での歌唱など合唱部の活動としては厳しい状況が続いています」 「マスクをしたままでステージ演奏することの虚無感を痛感します」 「少人数化に加え、マスク着用での歌唱活動が続いているため、まともに活動ができていない状況でこのまま続けていく価値があるのかどうか考えてしまうほどです」 「コロナ感染対策で目の敵にされてつらいです」 全日本合唱連盟は今年、中学校と高校の合唱指導者にアンケートした。寄せられた回答には、コロナ禍で合唱時にマスクを着用したまま歌うことの難しさを訴える声が目立った。 連盟によると、今回の全国大会は「歌唱時に前後2メートルと左右1メートルの間隔を取る場合はマスクを外してもよい」「舞台袖や客席での会話はしない」といったガイドラインに沿って運営する。本番の演奏時以外は常時マスク着用を求める。最大で約100人が一度に舞台に並び、歌う予定だ。 大会は29、30日に高校、中学の部がある。11月13日には小学校の部がある。全国大会の舞台上で、マスクを着けたまま歌うかどうか、最終的に決めるのは参加団体だが、他の合唱コンクールでは、子どものマスク着用に対して「歌いにくそう」「呼吸がつらそう」といった保護者などからの反応もあった。 そのため、連盟はマスクを外して歌う団体は、昨年の大会よりも増える可能性があると予想している。 合唱時のマスク着用について、国はどうみているのか。文化庁の学校芸術教育室は「マスクの着用は勧めているが、強制ではない」としている。 文部科学省と文化庁は2020年、学校での合唱について「マスクは飛沫(ひまつ)拡散防止の効果があるため、原則、着用すること」と求める通知を都道府県教育委員会などに対して出したが、この内容は「当時の感染状況に沿ったもの」だった。国内では当時、まだコロナワクチンの接種も始まっていない状況だった。 現時点では、今年4月にホームページで公表した最新の学校衛生管理マニュアル(https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00029.html)に基づき、合唱時のコロナ対策を求めているのだという。 文化庁は「地域の感染状況を見つつ、とれる対策によってはマスクはしなくてもよい」としている。 一方で、連盟によれば「大会本番でマスクなしで歌うことは難しい」といった声も、参加する学校や連盟支部の中からあがっているという。 なぜなのか。 合唱時にはマスクの有無で声… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
つながらない電話、不審に思って家へ まさかの「3日間ここにいる」
3日間、あんなところにはまったままだった。誰も気づかない、目立たない場所。動けなかった男性は、地域のつながりのおかげで助け出された。 8月4日午前。沢田英器(ひでき)さん(37)は、岩手県遠野市宮守町に暮らす60代の男性の家に向かっていた。 沢田さんは、同町で自動車整備業を営んでいる。男性は昔からのお客さんで、車検を頼まれていた。しかし、数日前から、何度電話をかけてもつながらない。 「何かあったのかも。行ってみよう」 男性の家に着くと、代車があるのにインターホンを押しても出ない。男性は一人暮らしで、車でないとどこに行くにも不便なはずだ。必ず、近くにいる。 もしや、中で倒れているのでは。名前を呼びながら勝手口に回る。その瞬間、思いも寄らない方向から声がした。「助けてくれー」 振り返ったが誰もいない。目… この記事は有料記事です。残り728文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
競艇3選手がトラックにはねられた女性を救助、陸でのお手柄に感謝状
北九州市若松区の競艇場「ボートレース若松」近くで6月に起きた交通事故で、救助などに活躍したとして、福岡県警若松署が11日、競艇選手3人に感謝状を贈った。 表彰されたのは、大庭元明(52)、森高一真(44)、西山貴浩(35)の3選手。 3人は6月25日午前、先輩宅へ車で向かう途中、若松区東二島3丁目の国道199号交差点で、横断歩道を渡っていた80代女性が右折してきた大型トラックにはねられるのを目撃した。当時は小雨で、女性は傘を差していたという。 「行かないけんやろ!」と車… この記事は有料記事です。残り236文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
バイト面接のはずが… 「君は逸材」 夢見る少女がはまった甘いわな
「映画に出演できる」と偽り、演技レッスンを受けるよう勧誘したなどとして、愛知県警は26日、芸能関連会社「K―power entertainment」(名古屋市中区)の実質的経営者大橋剛(57)=愛知県南知多町=と、同社社員土屋健瑠(たける)(26)=東京都江戸川区=の両容疑者を、特定商取引法違反(目的隠匿誘引など)の疑いで逮捕し、発表した。2人の認否を明らかにしていない。 生活経済課によると、2人は5月21日、同社が募集する映画のエキストラなどのアルバイトに応募してきた同県一宮市の女性(19)に対して、架空のオーディションに合格させた後、出演には演技レッスンを受ける必要があるなどと偽り、勧誘した疑いがある。 女性は受講料として25万円を支払う契約を結んだという。 大橋容疑者は過去に経営していた複数の会社でも同様の手口で勧誘を繰り返していたといい、愛知県などに被害の相談もあった。 県警はこれらの会社と契約した被害者は計11府県で1千人以上、被害総額は2億円以上になるとみている。(東谷晃平) 日当をもらえるはずが 「チャンスだから今契約して」 「あなたの才能には見込みがある。芸能界の上を目指せる逸材だ」 大橋容疑者が実質経営する会社では、そんな甘い言葉を駆使して、若い女性を中心に、多くの人を勧誘していた。名古屋市内の女性(22)も、同社の勧誘を受けた一人だ。 昨夏、ネットで映画のエキス… この記事は有料記事です。残り573文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
工藤会系・道仁会系組幹部ら「協働」か 偽ブランド品販売容疑で逮捕
偽ブランド品を販売したとして、福岡県警は26日、特定危険指定暴力団・工藤会(北九州市)と指定暴力団・道仁会(久留米市)のそれぞれの傘下組織幹部など8人を商標法違反(侵害とみなす行為)の疑いで逮捕し、発表した。県警は認否は明らかにしていない。 北九州地区暴力団犯罪捜査課によると、工藤会と道仁会などは親睦団体を結成しているが、この二つの暴力団が「協働」する事件は珍しいという。 逮捕されたのは、工藤会系組… この記事は有料記事です。残り272文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
モーターグライダー墜落、搭乗2人の安否は不明 岐阜・高山の山中
2022年10月26日 21時18分 26日午後3時45分ごろ、岐阜県高山市高根町の山中で、モーターグライダーが墜落しているのを捜索していた県警のヘリコプターが見つけた。県警高山署などによると、モーターグライダーは同市丹生川町の飛驒エアパークから離陸し、80代と60代の男性2人が搭乗していた。安否は分かっていないという。 同署などによると、グライダーは26日午前11時45分に離陸。午後1時45分に富山空港に着陸する予定だったが、到着予定時刻から30分過ぎても到着せず、機体を捜索していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル