2022年10月20日 0時07分 横浜市で18日に車にはねられて入院していたザ・ドリフターズのメンバー、仲本工事(なかもと・こうじ、本名仲本興喜〈こうき〉)さんが19日午後10時22分、急性硬膜下血腫で死去した。81歳だった。所属事務所が公式サイトで発表した。葬儀などの日程は今後決めるという。 仲本さんは1941年、東京生まれ。64年に故いかりや長介さんが結成したザ・ドリフターズでギターを担当。69年に始まり、最高視聴率50・5%をたたき出した生放送番組「8時だョ!全員集合」(TBS系)では、メンバーの加藤茶さん、高木ブーさん、故志村けんさんらとコントを披露。仲本さんは中学高校で打ち込んだ器械体操の経験を生かし、体操着姿のコントで「体操の仲本」と親しまれた。 神奈川県警戸部署によると、仲本さんは18日午前9時10分ごろ、横浜市西区浅間町5丁目の市道で、パート男性(73)=同市南区=運転のワゴン車にはねられた。現場は信号機がない交差点で、横断禁止となっている道路上を1人で歩いて横断していたという。頭を打つなどしており、病院で手術を受けたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国重文の聖廟に落書き 「SI」「9315」 300年続く儀式前に
佐賀県多久市は19日、国重要文化財「多久聖廟(せいびょう)」(同市)の柱が落書きされる被害にあい、小城署へ被害届を出したと発表した。同署が文化財保護法違反の疑いで捜査している。 同市によると、同日午前10時ごろ、市教育委員会職員らが多久聖廟の西側の柱1カ所に縦約20センチ横約15センチの範囲に落書きされているのを見つけた。柱の朱塗りの塗料がはがれ、木がむき出しになった部分が「SI」「9315」と読める。 同市は文化財保護法に基づき… この記事は有料記事です。残り171文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広告業界3位のADK社長まで逮捕 五輪汚職、立件は5ルートに
五輪汚職事件は19日、大会組織委員会の元理事が異例とも言える4回目の逮捕となった。運営側としてスポンサー獲得に関わった広告会社では、業界3位の「ADKホールディングス」の社長らの逮捕に発展。「賄賂」の送金先には元理事の「第3の財布」が加わり、立件されたルートは一気に五つに広がった。 ADK関係者「少しでも参画したいと思っていた」 トップの突然の逮捕を受け、ADKは対応に追われた。出先から急きょ会社に戻った社員は「影響を最小限にしないといけない」と不安を口にした。 ADKは1999年に旭通信社と第一企画が合併してできたアサツーディ・ケイが前身。2018年に米投資ファンドが完全子会社化して株式上場をやめ、19年に今の持ち株会社の体制へ移った。 広告業界では、ガリバー的存在の電通、博報堂DYホールディングス(HD)に次ぐ3位だが、「近年はインターネット広告が強い他社に追い上げられ、ADKの存在感は下がっている」(業界関係者)という。 関係者によると、そんな立ち位置のADKは13年7月、東京五輪の大会組織委理事になる前の高橋治之容疑者(78)が経営するコンサルタント会社「コモンズ」と、スポーツ事業に関する契約を結んだ。コンサル料は月50万円で、契約は21年まで8年間続いた。 特捜部はコンサル料について、理事に就任した14年以降は五輪の趣旨が含まれると判断。収賄罪の公訴時効(5年)内の約2700万円を賄賂と認定した。 コンサル契約の担当は、元理事と親しかった元五輪担当本部長の多田俊明容疑者(60)だったが、支出には社長の決裁印まで必要だったという。76年入社の植野伸一容疑者(68)は、常務執行役員などを経て13年3月に社長に就いていた。 ADK関係者が「スポーツビジネスで最大のイベント。少しでも参画したいと思っていた」という東京五輪。組織委はスポンサー獲得業務を電通に委託したが、電通は一部業務を「販売協力代理店」として他の広告会社に再委託できた。 植野社長らは協力店になれるよう高橋元理事に頼み、元理事は駐車場大手「パーク24」のスポンサー契約業務をADKに回したとされる。ADKは18年12月、パーク24の分として電通経由で組織委から受領した約4千万円の委託料のうち、約2千万円を元理事側に渡し、特捜部はこれも賄賂と認定した。 一連の事件では、博報堂DYHD傘下の「大広」も役員が逮捕された。広告会社にとって五輪の「うまみ」は何だったのか。 別の広告会社の幹部は「国家… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性のストッキングに液体、器物損壊容疑で捜査 東京の八丁堀駅
19日午後8時半ごろ、JR京葉線八丁堀駅(東京都中央区八丁堀3丁目)の駅員から、「女性が足に液体をかけられた」と110番通報があった。ストッキングに何らかの液体をかけられたといい、警視庁が器物損壊の疑いがあるとみて捜査している。女性にけがはなかった。 中央署によると、女性は駅構内を歩いていて足に冷たい感覚がしたため、液体をかけられたことに気づいたという。後ろを振り返ったところ、スーツ姿で身長170センチ前後の男性が立ち去る様子が見えたという。 現場はJR八丁堀駅と地下鉄日比谷線八丁堀駅をつなぐ連絡通路。同日午後9時20分ごろまでの約1時間にわたって規制線が張られ、立ち入りが規制された。JR、日比谷線ともに運行への影響はなかった。(丹治翔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ禍でピンチの献血救え 東京の丸の内で200人が「団体献血」
高浜行人2022年10月19日 20時14分 新型コロナウイルスの影響で献血協力者が減る中、東京都千代田区丸の内2丁目の明治安田生命本社ビルで19日、会場を設けて献血を募る「団体献血」があった。同ビルで働く人ら207人が参加した。 日本赤十字社によると、献血は長期保存ができないため常に一定量が必要になる。だが、企業が在宅勤務になるなどして、コロナ禍の最初の2年間で都内では団体献血約600回が中止になった。最近は実施できるケースが多いものの、在宅勤務の定着で1回あたりの人数が減り、思うように集まらない状況が続く。9月には約2300人分の赤血球が不足したという。 この日の団体献血は、日本赤十字社と明治安田生命が4月にパートナーシップ協定を締結した支援事業の一環で、多くの人が仕事の合間に訪れた。職場で誘われて数年ぶりに献血したという同社員の川越汐美さん(35)は、「普段の生活ではなかなかタイミングがないので、役に立てるいい機会になった」と話した。 同社は来年3月までに、全国の支社でビラ配りなど献血の普及啓発活動を計300回行うという。(高浜行人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR常磐線「亀有・金町利用者だけ割高」 50年来の運賃問題で提訴
約50年前からくすぶる運賃問題が、法廷に持ち込まれた――。JR常磐線亀有駅と金町駅(いずれも東京都葛飾区)の利用者が、「他の利用者に比べて不当に高い運賃を負担させられている」として19日、JR東日本、東京メトロ、国に2万6980円の賠償を求めて東京簡裁に提訴した。 原告は、長年是正を訴えている市民団体「亀有・金町の鉄道問題を考える会」の代表世話人で医師の松永貞一さん(74)ら16人。 西日暮里乗り換えだと何度も初乗り料金 常磐線は1971年に各駅停車区間(緩行線)と快速線に分離され、各停区間は東京メトロ千代田線と相互乗り入れが始まった。各停区間にある金町、亀有両駅から上野方面に行くには現在、北千住か西日暮里で乗り換える必要がある。 北千住で乗り換えれば、運賃は常磐線のみの利用と扱われる。ただ、北千住では地下2階から地上2階へ上がる必要がある。松永さんは「足が悪い人や車いすの人には無理だ」と話す。 2駅先の千代田線・西日暮里なら比較的容易に乗り換えられるが、千代田線を利用したことになり、初乗り運賃が2度生じる。上野方面に向かう山手線に乗ればさらにJRの初乗り運賃を払う。 「迷惑乗り入れ」と呼ばれた過去も 原告側によると、運賃は西日… この記事は有料記事です。残り541文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「世界初のDMV」阿佐海岸鉄道の専務を逮捕 400万円の詐欺容疑
吉田博行2022年10月19日 20時30分 徳島県警は19日、徳島県南部と高知県東部を結ぶ第三セクター「阿佐海岸鉄道」の代表取締役専務、南博文容疑者(57)=徳島県海陽町宍喰浦=を偽造有印公文書行使と詐欺の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 県警によると、南容疑者は昨年6月上旬、自身が経営する広告関連会社と徳島県板野郡の自治体が交わした業務委託契約を巡り、実際の契約金額は約127万円だったのに462万円と偽った契約書の写しを作成。この写しを金融機関に提出し、偽った金額の委託料が融資の返済に充てられると金融機関の職員に信じ込ませ、融資金400万円をだまし取った疑いがある。 阿佐海岸鉄道は昨年末、線路と道路の両方を走るDMV(デュアル・モード・ビークル)を世界で初めて本格的に営業運行し、メディアで数多く取り上げられている。 南容疑者は今年6月に専務に就任した。県警によると、今回の容疑は南容疑者が同社に採用される前の行為だという。 阿佐海岸鉄道社長で徳島県海陽町の三浦茂貴町長は取材に対し、「DMVを多くの方に利用していただいている中、このような事態になり大変遺憾。今後、警察の捜査に協力するとともに、DMVの運行に支障がないようにしていく」と話した。(吉田博行) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
重要文化財の願泉寺「表門」を壊した容疑、男を逮捕 大阪府貝塚市
2022年10月19日 16時10分 国の重要文化財の寺の門を壊したとして、大阪府警は大阪府貝塚市海塚1丁目の職業不詳、水谷晴一容疑者(58)を文化財保護法違反の容疑で逮捕し、19日に発表した。「壊した覚えはない」と容疑を否認しているという。 貝塚署によると、水谷容疑者は3日午後11時10分ごろ、国の重要文化財に指定されている同市中町の願泉寺「表門」脇の木製のくぐり戸(縦約170センチ、横約140センチ)を壊した疑いがある。戸は縦110センチ、横29センチの大きさに板がはがされるなど2カ所が壊されていた。 同日夜、「ドンドン」という物音を聞いた近隣住民が住職に連絡。住職が門を確認したところ、戸が壊れているのを見つけ、署に通報していた。署が周辺の防犯カメラなどを捜査し、水谷容疑者が関与した疑いが浮上したという。 文化庁のホームページによると、表門は1679(延宝7)年建立。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サカイ引越センターの社員を逮捕 見積もり先で高級時計を盗んだ疑い
2022年10月19日 16時56分 引っ越しの見積もりで訪れた客の家から高級時計を盗んだとして、埼玉県警は19日、サカイ引越センターの社員の男(25)=埼玉県上尾市=を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。 大宮西署によると、男は6月11日午後2時ごろ、引っ越しの見積もりで訪ねたさいたま市大宮区の客の家から、時価28万円相当の腕時計を盗んだ疑いがある。男はその後、出張買い取り業者に腕時計を売却したという。調べに対して容疑を認め、「借金があった」と話しているという。 サカイ引越センターの担当者は「お客様にご迷惑をおかけし、申し訳なく思います。教育を徹底し、再発防止策に努めます」とコメントした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
家庭学習用のモバイルルーター、6割超で一度も使われず 検査院指摘
インターネット環境が整っていない家庭のために自治体が国の補助金を使って購入した「モバイルルーター」について、会計検査院が検査したところ、6割以上が一度も貸し出されていなかった。本来の目的である家庭学習に使われておらず、検査院は19日、文部科学省に改善を求めた。 政府は、全国の小中学生に1人1台のパソコンやタブレット端末を配備する「GIGAスクール構想」を進め、新型コロナ禍で家庭学習にも活用されている。ルーターの配備もこの一環で、自宅に通信環境がない家庭のために自治体が購入して配布する。1台あたり上限1万円を国が補助している。 2020~21年度に278自治体が購入したルーターは計22万2892台。補助金の交付額は約20億3千万円に上る。検査院はこのうち、20年度に購入された242自治体の計17万8325台(補助額約16億円)の21年度末までの使用状況を検査した。 貸し出されたのは36%で… この記事は有料記事です。残り261文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル