佐藤雄二2022年10月10日 16時00分 愛知県内で7月30日から開かれていた国際芸術祭「あいち2022」が10日、最終日を迎えた。「STILL ALIVE」をテーマに「今、を生き抜くアートのちから」を探った3年に1度の祭典(トリエンナーレ)。事務局によると来場者は8日までに延べ44万1千人(推計速報)にのぼった。 この日、主会場になった名古屋市東区の愛知芸術文化センターで記者会見した片岡真実・芸術監督は「コロナ禍で多くの制約があったが、これほどの来場者があり、生きることを追究した物故作家や現存作家の多彩な作品との対話を試みてくれた」「従来の芸術祭ではできなかった、世界とつながっている愛知の文化や伝統を掘り下げる展示もできた。手応えを感じている」などと話した。 会期終盤、愛知芸術文化センターのほか一宮市、常滑市、名古屋市有松地区の各会場で、タイの映画監督アピチャッポン・ウィーラセタクンさんや、百瀬文さんら国内外の作家によるパフォーマンス公演やトークイベントが集中した。 前回の「あいちトリエンナーレ2019」は、企画展「表現の不自由展・その後」の展示内容がSNSに投稿されて炎上。脅迫事件に発展した。(佐藤雄二) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
真っ赤なモフモフ、空から眺めると コキアが伝える秋の深まり
2022年10月10日 16時00分 【動画】ひたち海浜公園で見ごろを迎えたコキア=遠藤雅彦撮影 秋の深まりにつれ、各地でコキアの色づきが進んでいる。 茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園では、最近の冷え込みで赤みが増し、約3万3千本が園内の斜面を赤く染めた。周辺ではオギやススキが風に揺れ、三分咲きのコスモスは次の出番を待っているようだ。 滋賀県高島市のレジャー施設「びわこ箱館山」でも見頃を迎えた。冬はスキー場のゲレンデになる斜面や広場に、約6千本が植えられている。 大分県杵築市の大分農業文化公園「るるパーク」では、約4200本がモフモフした愛らしい姿を披露している。20日ごろまでは深紅のコキアが楽しめるという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
幻のピアノの音色、復活させたい 91万円を集めた中学生たちの軌跡
【動画】よみがえった「幻のピアノ」 澄み切った音色、修復に生徒ら奔走の中学で演奏会=遠藤和希撮影 ショパンも愛した100年前の「幻のピアノ」はいったいどんな音色を奏でてくれるのか。中学校の階段下で眠ったままになっていたピアノが修復され、かつての音色がよみがえった。「復活」プロジェクトのための資金集めやPRに走ったのは、この中学校の生徒たちだった。 文化祭が開かれた2日、長野県須坂市立東(あずま)中学校の体育館に、プレイエル社製ピアノの澄み切った、純粋な音色が響き渡った。19世紀初めにフランスで創業した名門メーカー、プレイエルのピアノはショパンが愛用したとされ、希少性から「幻のピアノ」とも呼ばれる。 演奏したのは、ショパン国際ピアノコンクールで4位に入賞した長野市出身のピアニスト山本貴志さん(39)。ノクターン第2番や「英雄ポロネーズ」などショパンの6曲を披露した。 「透明な優しい音色だった。ささいなタッチの違いでその音の変化が反映される。一方、ちょっとでも気を抜くとそれを教えてくれる厳しさもある」と演奏を終えた山本さんは振り返った。「この透明感は時を経ても変えられないもの」 階段下に放置されていたピアノ 同校によると、ピアノは地元… この記事は有料記事です。残り1161文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
詩人の新藤凉子さん死去 「歴程」編集発行人 日本現代詩人会元会長
2022年10月10日 18時00分 詩人で詩誌「歴程」編集発行人の新藤凉子(しんどう・りょうこ、本名古屋涼子〈ふるや・りょうこ〉)さんが7日、間質性肺炎で死去した。90歳だった。葬儀は親族で営んだ。「歴程」が後日、お別れの会を開く。 鹿児島県生まれ。1986年に高見順賞、2007年に丸山薫賞、13年に藤村記念歴程賞。日本現代詩人会元会長。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日米の事故炉を見た原発検査官の流儀 トラブルの根を洗い出すには…
世界最悪級の原発事故から11年7カ月。東京電力福島第一原発では今も、ガレキの撤去や核燃料の取り出し、放射性廃棄物の管理といった数多くの作業が同時並行で進む。その最前線に、米国の事故炉を経験し、現場の声に耳を傾けながら安全な廃炉を進めようとする検査官がいる。 「あれっ」。小林隆輔さん(67)は2013年夏、インターネットで、ある募集案内を見つけた。前年に発足した原子力規制庁の職員採用試験だった。 大学院で核融合の研究をした後、原子力事業などに関わるエンジニアリング会社に就職。30代のころ、福島と同じく核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」を起こした米スリーマイル島原発で2年間勤務した。 溶けた核燃料が配管のどこにどれだけあるかを調べ、放射性廃棄物の管理にも携わった。原発の事業者だけでなく、ほかの民間企業が強みを生かしながら一緒に廃炉作業を進める姿が印象に残った。 福島第一原発で事故が起き、事故炉で働いた自分こそ貢献しなければと思った。だが、勤務先では国の研究機関から助言を求められることはあっても、廃炉作業に直接関わらない。 しかも、当時57歳。職員採用試験のページを見つけたのは、そんなころだった。 悩んだ末の応募。「スリーマ… この記事は有料記事です。残り699文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
和牛五輪に5大会連続出場 異色の牛飼いが前回のリベンジ果たす
鹿児島県で開かれた全国和牛能力共進会(全共)で、宮崎県高千穂町の林秋広さん(69)が若雌牛を審査する出品区(3区)で1位の優等賞首席を獲得した。5大会連続出場で最高賞受賞歴もあるベテランだが、前回は本番で牛が動揺して6位。「名誉挽回(ばんかい)」の一念で、5年前の雪辱を遂げた。 林さんは異色の牛飼いだ。 武蔵野美術大を卒業し、油彩画家として生計を立てていたが、農家だった父が倒れ、30代で帰郷。実家で飼っていた牛の世話を始めた。「牛づくりは絵に通ずるものがある」と、次第に理想の体形を追求するようになった。 5年に1度、全国の予選を勝ち抜いた牛たちが集まり、和牛のオリンピックと呼ばれる全共には2002年の岐阜大会で初出場。次の鳥取大会は系統雌牛群で出場して優等1席。内閣総理大臣賞にも輝いた。 その次の長崎大会は若雌の3区で優等2席となり、前回の宮城大会には若雌の2区で首席をめざして臨んだ。 だが、林さんによると、どこ… この記事は有料記事です。残り685文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Hawks’ Yuki Yanagita continues to thrive under bright lights
Yuki Yanagita, as he so often does, rose to the moment for the Fukuoka SoftBank Hawks. The two-time Pacific League MVP’s latest heroics came with his team trying to finish off the Seibu Lions in Game 2 of the Pacific League Climax Series First Stage on Sunday at PayPay Dome […]
事故後、車から降りてはねられる 東名高速で男女2人死傷
2022年10月10日 16時13分 10日午前0時20分ごろ、横浜市青葉区新石川3丁目の東名高速下り線で、単独事故を起こして停止していた車から降りた同市鶴見区の国田美佑さん(20)と東京都足立区の男性(19)が後続の乗用車2台にそれぞれはねられた。国田さんは全身を強く打ち、約7時間半後に死亡。男性は顔などを骨折する重傷を負ったが命に別条はないという。 県警高速隊によると、乗用車にはこの2人を含む4人が乗っていて、重傷を負った男性が運転していたとみられる。東名高速の川崎―横浜青葉インターチェンジ(IC)間の下り線で左右のガードレールに衝突する事故を起こし、最も右側の車線に停止したという。 またこの乗用車の後ろに停止した別の乗用車にトラックが追突する事故もあったが、けが人はなかった。 この事故の影響で、川崎―横浜青葉IC間が約10時間にわたって通行止めになった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都は手前から巻いてます だし1卵1、職人技で冷めてもしっとり
冷めてもやわらかな「だし巻き卵」。仕出屋の「ちょっと足りひん」の気配りが、関西のだしのうまみとともに利いていた。 熱々の焼きたては、もちろんおいしい。ただし、本領を発揮するのは冷めてから。実にしっとり、やわらかい。だしのうまみをたたえた「だし巻き卵」が、関西から西へ東へと支持を広げている。極意は「ちょっと足りひん」薄味のおいしさだった。 甘いのか、甘くないのか 作る人の数だけ、卵焼きはあるのかもしれない。 記事の後半では、新聞やテレビで活躍する東京生まれの料理研究家・渡辺あきこさんが、だし巻き卵との出会いを語ります。 一般的に甘辛の味付けで焼き色も歓迎するのが関東、だし味で卵の色そのままに仕上げるのが関西と言われてきた。とはいえ家によっても好みはさまざま。昭和初期の人気雑誌「婦女界」の付録を復刻したレシピ集で見つけた「巻焼卵(まきやきたまご)」は、卵にみりん、だし、しょうゆ、砂糖、塩とうまみ調味料も加えゴマ油で焼いていた。まるで全部入りではないか。 ごはんのおかずか、酒のつまみか。現代の外食で提供する卵焼きも、和食、すし、居酒屋など業種ごとに微妙に味付けは違ってくる。 ■仕出屋の3代目は考えた… この記事は有料記事です。残り1085文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大学生女性の遺体を遺棄、容疑で札幌の無職男逮捕 殺害認める供述
角拓哉2022年10月10日 17時40分 大学生の女性の遺体を自宅に遺棄したとして、北海道警は10日、札幌市東区北45条東15丁目、無職小野勇容疑者(53)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 道警によると、被害者は小樽市に住む大学生の瀬川結菜さん(22)。司法解剖の結果、首を圧迫されたことによる窒息死と判明した。遺体の状況などから今月4日前後に死亡した可能性があるという。小野容疑者は瀬川さんの殺害について関与を認める供述をしている。 小野容疑者の逮捕容疑は、8日午後2時ごろ、自宅の室内に瀬川さんの遺体を遺棄したというもの。 道警によると、瀬川さんは3日昼に自宅を出たあと連絡が取れなくなり、家族が7日午後3時に交番に行方不明届を出していた。道警が瀬川さんの足取りなどを調べたところ、小野容疑者宅周辺にいる可能性があることがわかった。 捜査員が小野容疑者を自宅前で職務質問した際、刃渡り8・7センチの折りたたみナイフを所持していたため、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕。その後、監禁容疑で家宅捜索し、小野容疑者宅の室内から瀬川さんの遺体が見つかったという。(角拓哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル