大阪市の大阪城ホールで19日にあった第41回全日本小学生バンドフェスティバル(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の前半の部に、栃木県内から東関東支部代表で出場した高根沢町立阿久津は銀賞を受けた。 20人が出場し、歌ったり踊ったりと体全体を使って曲を表現した。中盤では、薄いベールで全員を覆い、一瞬で衣装と舞台装置を変更、演奏だけでなく、目でも観客を楽しませた。演出は子供たち自身が考えたという。 指揮をした鈴木由美子さんは… この記事は有料記事です。残り159文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
数は減っていないのに絶滅するの? 房総のニホンザルの切実な事情
有料記事 重政紀元、堤恭太2022年11月19日 15時30分 【動画】リニューアルオープンした高宕山自然動物園のニホンザル=堤恭太撮影 サルの数自体が減っているのではない。 それにもかかわらず、千葉・房総半島に生息するニホンザルが絶滅する恐れが高まっている。 環境省は2020年に公表したレッドリストで、「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定した。地元では、新たな保護活動が始まっている。 川や人口密集地などによって他の地域から孤立し、房総半島の南部には数千頭のニホンザルが生息している。遺伝的にも独自のサルで、永続的な保全が必要とされている。 千葉県富津市と君津市にまたがる高宕(たかご)山地区の約11平方キロに生息するニホンザルの個体群は1956年、国の天然記念物になった。 発見された謎のサルの群れ、その正体とは 環境に異変が起きたのが90年代半ば。生息地から20キロ離れた房総半島最南部で、正体不明のサルの群れが見つかった。 ふんをDNA鑑定したところ… この記事は有料記事です。残り1510文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
入場券はペットボトルのキャップ 地球にやさしい暮らし考える
身近な暮らしの中で地球について考え、行動することを促す環境啓発イベント「アースデイ中津2022」が20日、大分県中津市のダイハツ九州スポーツパーク大貞で開催される。同趣旨の催しでは九州最大規模で、14回目の今年は企業や行政を含め146団体が参加を予定している。 アースデイは1970年に米国で始まった世界的な環境保護イベント。中津では、子育て中の母親が中心となってボランティアグループをつくり、2008年から始めた。 参加者の輪は県内外に広がり、今や延べ2万人近くが来場するイベントとして定着。今年は「エコ&ピース―mukiai」をテーマに、循環型社会を意識した生活を提案する。 地元の高校生が実行委員会スタッフに加わり、太陽光を活用したステージの司会進行にも携わる。壊れたおもちゃの無料修理、新聞紙を使ったエコバッグづくりなど体験コーナーも盛りだくさんだ。 事務局の須賀要子(かなこ)さん(45)の一押しは小学生らの「こどもマルシェ」。家庭から提供してもらう服や絵本など思い思いの品を子ども主体で販売する。値段を考え、売り方を工夫することで、個性を発揮し、自主性を養う。 午前10時~午後4時。入場無料で、ペットボトルのキャップを入場券代わりにする。多彩な地産地消ブースもあり、ごみを出さないよう、自分で使う食器や箸などは持参してもらう。使用済みの食器用の洗い場を設ける。 問い合わせは実行委(0979・22・0963)へ。(貞松慎二郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
BTSから考える「男らしさ」の新時代 過ちを認め、学び、変化する
韓国のアイドルグループ「BTS」は、「強くあれ」「弱音を吐くな」といった旧来の「男らしさ」とは逆に、弱さや過ちを認め、互いにいたわり、成長する姿を見せてきました。思うようにならない社会の中で、「もっと自分を大切にしていい、愛していい」というメッセージが支持されているとエッセイストの小島慶子さんは言います。BTSが示した新しい男性像について聞きました。 ――小島さんは、2021年にBTSに深くハマる、いわゆる「沼落ち」をしたそうですね。 きっかけは、国連本部でBTSがスピーチしたことでした。過去の演説も検索し、世界中の若者に向けて、「失敗も含めて自分を受け入れて愛そう」「自分のことを話そう」と呼びかける18年のユニセフでの演説に深く共感しました。 人生でアイドルにハマったことは一度もなく、「韓流を好きになるなんて、イタイおばさんのすることだ」とすら考えていました。まさに女性蔑視の考えでした。 女子が熱狂するものには価値がない? ――私も同じです。1年前からBTSが好きになり、自分の偏見に気づきました。 「アイドルやファンがバカにされてきたのは、女性蔑視と深いつながりがある。『女子が熱狂するものには価値がない』という社会の偏見は根強いからだ」とBTS研究の第一人者が指摘していて、衝撃を受けました。 BTSで人生が不可逆的に変… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「隣の研究室、何してる?」 縦割り文化に風…若手研究者らの挑戦
「隣の研究室で何をしているのかも知らない」とも言われる縦割り社会の大学文化に風を通そうと、熊本大の若手研究者らが研究分野を超えた交流を続けている。オンラインを中心に活動していたが、10月、研究内容を1枚にまとめ、その前で意見を交わすポスター展を初めて開いた。盛り上がりを受け、今後も続ける予定だ。 ポスター展を開いたのは文理を問わず集まった約80人でつくるグループ「Kumadai―Hub」。メンバーの呼びかけに応え、ポスター展には研究者のほか、学生や研究を支える技術職、大学職員など80人余りが参加。がんから交通、AIと考古学のコラボに至るまで、多様なテーマについてまとめられたポスターを前に、研究内容やお互いの関心分野について質問しあい、盛り上がった。 同じ空間で顔を合わせることで、違う専門同士でも議論が広がった。「顔を知っている関係であれば、いざというときに連絡しやすい」とメンバーは口をそろえる。 「常識組み合わせ、新しい発見」 グループは2019年末に生… この記事は有料記事です。残り748文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ボーナスの所得税納付遅れ 仙台市が延滞税など4900万円支払いへ
福岡龍一郎2022年11月19日 8時03分 仙台市は18日、職員の夏のボーナスの源泉所得税の納付が約1カ月遅れたことで、延滞税など約4900万円を課せられる見込みになったと発表した。仙台北税務署から正式な通知を受けたあと、市の予算から支払うという。 市は6月30日、夏のボーナスを職員約1万3千人に支給。7月11日までに、源泉徴収した所得税計約9億円を納付する必要があった。ただ、納税事務を担当する労務課の職員は、法律の理解が不十分だったうえ、マニュアルにも不備があり、納付期限を8月10日と誤認した。 作業を進めていた8月2日に誤りに気づき、翌3日に納付。ただ、1カ月近く遅れたことで、延滞税や不納付加算税、合わせて約4900万円を課せられる見込みという。 この問題を受け、市は総務局長と総務局次長を減給10分の1(3カ月)、人材育成部長と労務課長を戒告の懲戒処分にした。(福岡龍一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
児童に「じゃあいじめる会でもしようか」 北九州の教諭が発言
北九州市の市立小学校で2年前、女性教諭(56)が、担任していた4年生のクラスの男子児童について、「じゃあ○○(実名)ちゃんをいじめる会でもしようか」などと発言をしていたことが18日、わかった。市教育委員会は懲戒処分とはしなかったため公表していなかったという。 市教委によると、この教諭は2020年6~7月ごろ、担任の男子児童2人から次の授業は何をするか尋ねられた。教諭は、うち1人に対して「いじめる会」発言をした。市教委は翌21年3月、「見識を欠く」として文書訓告とした。教諭は「冗談のつもりだった」と説明したという。 この教諭は今年6月、別の市… この記事は有料記事です。残り380文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「これも一局」僕の人生はこれから 将棋のまちでアマ強豪が挑む夢
駅前の将棋道場。あたりが暗くなっても、小学生たちの駒の音が外まで聞こえてくる。 ここは将棋の街・山形県天童市。 数々のタイトルを獲得したアマチュア屈指の強豪・中川慧梧(けいご)さん(30)は昨春、市の職員になり、東京から移住した。「考えてもなかったけど、流れ着いたのがここでした」と笑う。 青森県八戸市出身。いとこの影響で小学2年で将棋を始めた。駒の動かし方を覚えるとすぐに、両親に街の道場に連れて行かれた。 「周りは段位を持ったおじいちゃんばかり。負け続けて、最初は本当に嫌だった」。だが厳しい環境ですぐに上達した。「大人と同じルールで戦い、同じ会話ができるのが楽しかった」 テレビで見る羽生善治さんらトップ棋士が「考えている姿」に憧れ、家では戦術書を繰り返し読んだ。6年生になると、小学生の全国大会で優勝した。 でも、挫折を繰り返す… この記事は有料記事です。残り1468文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「隣でどんどん冷たく」 ホワイトアウト事故遺族が明かす当時の様子
隣でどんどん冷たくなっていく――。昨年1月、宮城県大崎市の東北自動車道で、風雪で視界不良となる「ホワイトアウト」下で起きた多重事故で夫を失い、自身も大けがを負った女性(65)=岩手県一関市=が18日、いまだ癒えぬ胸の内を明かした。 昨年1月19日、宮城県利府町の病院での診療が終わり、夫の須藤美洋(よしひろ)さん(当時65)が迎えに来てくれた。 「ゆっくり来てもいいよ」と伝えていたのに予定より早く到着。「少しでも早く私に会いたかったんだと思います」。美洋さんが運転する車の助手席に乗り込み、帰路についた。 ■路肩に移動なんてできない … この記事は有料記事です。残り886文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
科捜研で手製の銃を誤射、職員けが 神奈川県警、講習会の準備中に
原晟也2022年11月19日 5時00分 神奈川県警は18日、横浜市中区にある科学捜査研究所で、男性職員(32)が銃を誤射し、左手を負傷した、と発表した。病院に搬送されたが命に別条はないという。県警が原因を調べている。 薬物銃器対策課によると、銃は県警が押収し、保管していたもので、キーホルダー型の小型の手製銃(全長7センチ)という。五つの弾倉のうち二つに、直径2ミリの鉄製の球などが込められていたが、県警は発射できないと判断していた。 科捜研ではこの日、捜査員向けの銃の講習会が予定されていた。午後3時ごろ、指導役の男性職員が準備のため、銃を触っていたところ弾が発射され、自身の手のひらに当たったという。 薬物銃器対策課の有野方邦課長代理は「発射できないと思い込んでいた。安全管理の徹底と再発防止に努める」と話した。(原晟也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル