福岡龍一郎2022年11月15日 10時39分 【宮城】「八木山ベニーランド」(仙台市太白区)にある東北最古のジェットコースターが14日、ラストランを迎えた。1968年の開園時から無事故で走り続けたが、老朽化で維持が難しくなった。平日にもかかわらず、引退を惜しむ多くの人が訪れた。 午前9時、開園すると東京都の会社員小菅智昭さん(37)が早速コースターに乗り込んだ。趣味で全国のジェットコースターを乗り歩いている。「引退はいつかは来ると思っていたけど……。寂しさが一番です」。乗り場の看板には、「54年間ありがとう」との文字。仙台市の主婦椿ヒロミさん(50)が書いて飾った。椿さんは「最新機のように動きはなめらかではないけど、愛されたコースターでした」。 午後2時、東京と埼玉に住む河原満悠里さん(25)、千緒さん(23)姉妹は帰省中に乗り納めを楽しんだ。幼稚園児のときに母の由貴子さん(55)と一緒に乗った。この日は約20年ぶりに3人で来た。千緒さんは「こんなに(ジェットコースターは)小さかったっけ。私が大きくなったのかな」。 午後4時半、ラストランを終えると、集まった約30人から拍手が起きた。涙を流す子どももいた。八木充幸園長(68)は「お疲れさま、ありがとう。それだけです」と話した。後継機は来年3月に運行を始める予定だ。(福岡龍一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阪急京都線、桂―京都河原町間で運転見合わせ 西京極駅で人身事故
2022年11月15日 10時52分 15日午前10時20分ごろ、阪急京都線西京極駅の京都河原町方面ホームで人身事故が発生し、同線は桂―京都河原町間で運転を見合わせている。阪急電鉄によると、午前11時40分ごろの運転再開を見込んでいるという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自転車のルール違反、取り締まり強化 昨年上回るペースで「赤切符」
ルールを守らない自転車の運転が横行している。警視庁は取り締まりを強めており、書類送検されて罰金などの刑事罰の対象となる「赤切符」の交付も増えている。 警視庁によると、昨年1年間に自転車の違反で赤切符を切られるなどして書類送検された件数は4315件あり、前年の3003件から大幅に増えた。今年も9月末までの9カ月間で3906件を数え、昨年を上回るペースになっている。 「青切符」が切れない自転車 自動車やバイクの場合、軽微な違反は「青切符」が交付される。行政罰としての反則金を支払えば刑事責任を問われない仕組みだ。 一方、自転車は道路交通法では「軽車両」に分類され、自動車やバイクと違って運転免許を必要としない。このため制度上行政罰に問うことができず、「悪質」「危険」な違反と判断されれば、いきなり赤切符が交付されることになる。 警視庁はその明確な基準を明らかにしていないが、酒酔い運転や信号を無視して交通事故を起こすようなケースが含まれるとみられる。 赤切符に相当しない場合でも、軽微な違反については緑色の「自転車指導警告カード」が配られる。罰則などの規定はないが、注意を促すものとして警視庁は昨年約33万枚を発行。今年も例年と同じペースでカードを配布しているという。 警視庁がこのように取り締ま… この記事は有料記事です。残り655文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
NPB OKs temporary use of Fighters’ new park despite flaw
Nippon Professional Baseball decided Monday to allow games next season at the Hokkaido Nippon Ham Fighters’ new ballpark, Es Con Field Hokkaido, despite it not meeting regulations for the minimum distance between home plate and stands to the rear. The NPB made the exception at an emergency meeting involving representatives […]
人口ずっと右肩上がり福岡市 「住みたい街」の姿はいつ、なぜできた
全国転勤がつきものの記者の間で、福岡での暮らしを悪く言う人には、まず出会わない。そう言うと、地元の人にも決まって「住みやすかでしょ~」と自慢される。福岡は市民の「自己肯定感」が高いと感じる。 魅力を挙げると切りがない。まず食べ物が安くておいしいし、買い物は天神か博多でだいたいそろう。市中心部から5~10分足らずで空港に行けるなど、街の機能がコンパクトで、自然もあるし……。 おかげで、福岡市の人口はずっと右肩上がり。不動産会社が行う「住みたいまちランキング」でも例年上位に入っている。多くの人をひきつける街の形はいつ、どのようにつくられたのだろう。市長選を前に、戦後のまちづくりの歩みをたどってみた。 まず、市議会の図書室に行ってみた。1961年、市は全国に先駆けて、まちづくりの総合計画(マスタープラン)を作成していた。当時から商都として栄えていたが、計画ではそこに「工業の色を加えたい」としている。議会の議事録をみると、背景には全国有数の工業地帯として発展した北九州地区への対抗意識もあったことが見て取れる。 市経済は他都市と比べて第3… この記事は有料記事です。残り2062文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ひらめきが生んだワサビ栽培 雪国のリゾート地のキャンプ場で挑戦中
冬のリゾート地として知られる長野県白馬村に「ワサビ」を栽培しているキャンプ場がある。サイトの一部を「畑」にし、キャンパーに自分で収穫してもらい、バーベキューで肉などと一緒に食べてもらう。きっかけは木材リサイクル業に携わる男性による「発想の転換」だった。 長野市の中心部から車で1時間ほど走り、県道から坂道をのぼる。「わさび園」と書かれた看板の下に「キャンプ場併設」とある。ただ、坂を登り切るとどちらが本業なのか分からなくなる。北アルプスを背に、緩やかな山の斜面には100区画以上のサイトが広がっていた。ところどころに「西洋わさび」と書かれた看板も立っている。 経営者の田中末春さん(71)に話を聞くと、「商売はどこにヒントがあるのか分からない」と言って経緯を説明してくれた。 白馬村はワサビ農家とは無縁の地 元々、あたり一帯は小さなゴルフ場だったが、十数年前に所有者の男性が事故で亡くなった。田中さんは隣接する土地で木材のリサイクル施設を経営していて、男性のこともよく知っていた。男性が所有する分に加え、土地を貸していた地権者からも了解が得られ、3ヘクタール以上ある山を利用することにした。 ちょうどその頃、近隣の自治… この記事は有料記事です。残り1301文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
謎が多い自転車バッテリーの盗難、千葉で急増 狙われる特定メーカー
有料記事 近藤咲子、鳥尾祐太2022年11月15日 8時08分 千葉県内で今年、電動アシスト自転車のバッテリー盗難が急増している。浦安市では64個のバッテリーが相次ぎ盗まれたが、盗み方には謎が多い。特定のメーカーが狙われ、自転車の損壊もないことから、県警の捜査関係者は「手口は不明だが、解錠方法を見つけた人間が、複数の犯行を続けている可能性がある」とみる。 県警捜査3課によると、1月~10月末に発生したバッテリー盗難被害は247件。前年同期は5件で、前年比50倍増だ。市町村別では、船橋市112件▽千葉市61件▽習志野市と浦安市各18件――と続く。 東京や大阪では昨年から被害が多発。警視庁はホームページで「鍵を付けっ放しで被害にあった事例が特に多い」と注意を呼びかけている。バッテリーは装着すると自動で施錠されるが、鍵が自転車についたままでは簡単に取り外せる。 ただ、県内で起きた247件は、多くが9月以降に集中し、特定メーカーの自転車ばかり狙われ、自転車に破損がないのが特徴だ。この247件とは別に、浦安市では10月下旬~11月3日、半径約800メートルにある出入り自由の9カ所のマンション駐輪場で計64個が一気に盗まれた。すべて同じメーカーで、自転車に破損はなかった。 千葉市で鍵の紛失トラブルなどに対応している業者は朝日新聞の取材に「鍵穴に何かをさして解錠しているのだろうが、マスターキーでもない限り簡単ではない」と首をひねった。 同課は転売目的での盗難とみて捜査している。 「盗難によるバッテリー購入などの問い合わせは増えている」 電動アシスト自転車はバッテ… この記事は有料記事です。残り325文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
廃駅、徳川慶喜「謹慎の間」… 非公開エリアに隠された上野の歴史
JR上野駅(東京都台東区)の公園口改札を出ると、ワクワクした気分になる。美術館、動物園、神社仏閣……。「上野の山」と呼ばれる上野公園には文化や歴史、娯楽もあり、いつ来ても新鮮な気持ちがする。 そんな中、「上野の山文化ゾーンフェスティバル」のポスターを見つけた。区と周辺施設などが連携して魅力を発信する「芸術の秋」の恒例行事だ。今年は30周年記念で、通常非公開の場所が特別公開されるなど企画が目白押しという。 これは行かねば。事務局の区文化振興課に申し込んだ。 参加したのは区観光ボランティアの会による「近現代建築物を巡る」ガイドツアー。9月下旬の晴れ空の下、まずは「美の殿堂」国立西洋美術館へ。外観を見ながら、同会の辛島久典さん(71)が「この春にリニューアルし、開館当時の姿がよみがえりました」と教えてくれた。 設計したのはモダニズム建築… この記事は有料記事です。残り1483文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】上野公園「非公開エリア」の魅力 廃駅、社殿、霊廟…
2022年11月15日 4時00分 多くの人でにぎわう上野公園(東京都台東区)周辺には、実は多くの「非公開エリア」があります。 廃止されたまま残る「旧博物館動物園駅」。金色殿とも呼ばれる上野東照宮の社殿内部。寛永寺の将軍御霊廟(れいびょう)や徳川慶喜が謹慎した「葵(あおい)の間」……。 通常非公開のこれらのエリアが、この秋、特別公開されました。 歴史を感じさせるそれぞれの場所を、数々の写真で紹介します。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
なぜカリスマ経営者の言葉は無敵なのか 最近の自己啓発本との違いは
有料記事 聞き手・田中聡子2022年11月15日 5時00分 松下幸之助、本田宗一郎、稲盛和夫――。「カリスマ経営者」とされる人たちの言葉が、長く読まれ続けています。時代も、置かれている環境も異なる人たちの言葉が、なぜ響くのか。自己啓発書を研究対象とする、社会学者の牧野智和さんに話を聞きました。 一度は底を打ったように見えたが ――「カリスマ経営者」の人生訓や生き様などが流通するようになったのは、いつごろからなのでしょうか。 「『カリスマの言葉』がありがたがられるのは、長く続いていることです。日本における自己啓発書の草分けと言える明治初期の『西国立志編』でも、ニュートンやナポレオン、ワシントンなどの歴史上の『格言』やエピソードが紹介されています。実業家と言われる人の格言も、近代以降、ずっと読まれてきたはずです」 記事後半では、「自己啓発は自己責任化を招くのではないか」という問いにも牧野智和さんが答えています。 「しかし、今日読まれている… この記事は有料記事です。残り2493文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル