GINOWAN, Okinawa Pref. – Amateur baseball players from Japan and overseas are playing real games in the warm weather of Okinawa Prefecture in December, a time when pros spend the offseason with their families and amateurs practice in the cold. The Japan Winter League opened its inaugural one-month season on […]
無戸籍者から相談メール、毎日届く 「知らん顔はやめて」続ける支援
活動を通して奈良県民に元気や感動を与えたり、県の魅力をPRしたりしてきた個人や団体を表彰する「第13回あしたのなら表彰」の特別賞に、NPO法人「無戸籍の人を支援する会」(奈良市)が選ばれた。全国で無戸籍者の就籍や住民票取得を目指す、代表の市川真由美さん(55)の活動が評価された。 学識経験者ら委員が、書類審査などを経て選んだ。 市川さんは同市でイベント用品販売などを手がける「いち屋」を営む。2016年、従業員だった20代の女性が無戸籍だったことが分かった。彼女が戸籍を取るまで支えたのをきっかけに活動を始め、18年にNPO法人化した。17日の表彰式で市川さんは「表彰を受けたことで、無戸籍の現状を知って応援してくださる方が増えることをうれしく思う」と話した。 そのほかに表彰を受けたのは、自転車競技者の河野翔輝さん▽奈良観光コンシェルジュの友松洋之子さん▽一般社団法人「地域の未来創造機構」の砥綿千恵さん▽映像作家の保山耕一さん▽南奥駈(おくがけ)道を整備する「新宮山彦ぐるーぷ」。(渡辺七海) 法務省の統計は793人、でも実態は多いと感じる これまで無戸籍だった7人を就籍(戸籍に記載されること)につなげた、無戸籍の人を支援する会の市川真由美さん(55)。無戸籍の現状や支援について聞いた。 ――法務省の統計では、無戸… この記事は有料記事です。残り1479文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
家が植物園!?緑あふれる暮らしにハマった会社員、フォロワー6万超
これは家の中? それとも植物園? 毎回、インスタグラムにアップする写真が大きな話題になる。アカウントの主は和歌山市の会社員、浜島輝(あきら)さん(37)。「植物のある暮らし」の魅力にはまり、2016年から自宅リビングと庭から発信を続けている。 市中心部から車で20分ほど。田んぼ脇の道を抜け、閑静な住宅街に1軒の家がある。玄関前で、幾重にも広がった葉が美しい、巨大な観葉植物が出迎える。 「アテナータという植物で、地植えでここまで大きいのは珍しいと思います。自慢の一つです」 玄関には、庭で採った花や間引きした木々の葉をドライフラワーにして飾っている。リビングに入ると、あちこちからぶら下がった植物に出合う。土がなくても光と空気中の水分で育つエアプランツや、ミズゴケに生やすビカクシダなど個性豊か。天窓から降り注ぐ光と、風が循環するシーリングファンのもと、植物園に来たような非日常感を味わえるのが魅力だ。 「今は植物のない暮らしは考えられない。仕事から帰宅して、リビングに入ると、癒やされます」 インスタ始めて5日、フォロワー急増 インスタを始めてまだ5日ほ… この記事は有料記事です。残り1851文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「1人じゃないよ」 専門スタッフが家庭訪問 更生保護施設出た人に
「はい、いつもの寮のカレー」 「体はどうや」 「電気代とか払えているか」 保護司の福田昭さん(54)が福岡市の男性方を訪れた。福田さんは同市早良区の更生保護施設「福岡弥生寮」の訪問専門スタッフ。今年7月のことだ。 男性は52歳。実刑判決を受け、刑務所に2回入った。2回目の出所後に弥生寮で半年暮らし、4月からアパートで一人暮らしを始めた。 刑務所を出て更生保護施設に入り、そこを退所した人の家を保護司や社会福祉士が訪れ、再犯を防ぐ手探りの試みが始まった。「あなたは1人じゃない」。訪問を通して、そんな思いを伝えているという。記事の後半では、訪問が始まった背景と効果を紹介します。 最近まで廃棄物処理の仕事をしていたが、ひざを痛めて退職した。生活保護を受けながらリハビリを続ける。完治したら再び働くつもりだ。 プラスチックの容器に入ったカレーを受け取り、「先生、いつもすみません」と頭を下げた。 月2回、福田さんの訪問で励まされている。一緒に食事に行くこともあるという。 男性は「リハビリの通院以外は家にこもっているが、1人だと余計なことを考えてしまう。欲求を満たすために再犯したら元も子もない」。そばであぐらをかいた福田さんがうなずくと、男性は「先生は厳しい兄貴という感じ。迷惑はかけられないから」と続けた。 福田さんはこの日、福岡市内の46歳の男性宅も回った。家を訪れるのは初めてだった。 男性は詐欺や傷害の罪でこれ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サンタって本当?→うそをつかぬために 94歳経済学者が考える答え
「サンタって本当にいるの?」。子どもや孫に聞かれたら、どう答えていますか。ベストセラー『豊かさとは何か』で知られる経済学者の暉峻(てるおか)淑子(いつこ)さん(94)は、子ども向けに1冊だけ書いた絵本で、この問いに正面から向き合いました。 暉峻淑子さんから逆質問 暉峻さんへのインタビューは、記者(35)とフォトグラファー(29)への逆質問から始まりました。 「あなたたちは、サンタクロースが来た子どもだった?」 ――はい、来てくれました(フォトグラファーもうなずく)。 「そう。昔、保育園に通っていた長男(映画評論家の暉峻創三さん)から、『うちはサンタ、来なかったよ』ってぼそっとつぶやいてたっていう友達の話を聞いてね。その視点を抜きには、サンタのことは語れないと思っています」 ――著書『サンタクロースってほんとにいるの?』でも、親が「こないうちもあるのはなぜ?」と子どもに聞かれるページがありますね。 「あのページで親の答えをどう書くか悩みに悩んで、2年以上筆が止まったんです。この本の絵を描いてくれた杉浦範茂(はんも)さんも、子どもの頃、うちにはサンタは来なかったとおっしゃっていました」 「うそじゃないの?」と聞かれた時は ――そもそも、この絵本を書いたのはなぜですか? 「50歳の頃、出版社から、子ども向けの本を依頼されました。経済が専門なのでお金についての本はどうですかと編集者に言われましたが、気乗りがしませんでした」 「雑談の中で、『あなた方出版社は、子ども向けにサンタの本をたくさん出して、かなりもうけたでしょう。でも、子どもはいつか本当のことを知ります。その後の子どもの心のことも考えた本を作って』と口にしてしまったんです」 「編集者にはその場で、『では暉峻さんが書いてくださいませんか』と言われました。もちろん断りましたが、何度も何度も頼まれて、いつのまにか私が書くことになりました」 ――書くにあたって、子どもに対してうそをつかないために、発想の転換をしたそうですね。 「『サンタはいない。あれは… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
がれきの下で見つかった母へ 28年後の新しい神戸、見えますか
寒い朝、新聞配達に出かけた母はがれきの下で見つかった。「新しい神戸をつくる仲間になりたい」。そう誓った高校生は、もうすぐ母と同じ年齢になる。 白石大樹(たいき)さん(45)の母、桂子さんはテレサ・テンや美空ひばりの曲を歌うのが好きだった。朝は5時すぎから新聞配達、昼と夜は真珠を選別する内職。父は物静かで、「カカア天下」の家だった。 1995年1月17日の阪神・淡路大震災。その朝も、玄関の方から「ガチャガチャ」と母が出かける音が聞こえた。「ああ、行きよるな」。寝床でそう思ってしばらくすると、「ゴー」という地響きが聞こえた。寝ていた弟のほうへ仏壇が吹っ飛び、家中のあらゆる物が倒れた。 神戸市灘区の自宅マンションに一緒にいた父と兄弟は無事だった。近くに住む祖母を助け出し、知り合いのおばちゃんの救助に向かった。母の行方がわからなくなっているとは、そのとき思わなかった。 前夜のたわいもない話 昼すぎ、配達ルートの道路沿… この記事は有料記事です。残り814文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アニメで吉田「松陰萌え」 若者に人気 松下村塾国史跡指定100年
山口県萩市の神社境内にぽつんと立つ簡素な建物。今年秋、国の史跡に指定されて100年を迎えた松下村塾だ。激動の幕末期、8畳と10畳半の二間で熱を帯びた講義や議論があり、多くの志士、俊英が巣立った。奇跡のような私塾を主宰した吉田松陰の生涯は、いまも多くの人を刺激してやまない。 小説、ドラマだけじゃない アニメで松陰萌え ある平日。熊本県から来た大学生の女性2人が松陰神社本殿前で手を合わせていた。1人はテレビアニメ「銀魂(ぎんたま)」に登場する松陰をオマージュしたキャラクター、吉田松陽を通じて「松陰萌(も)え」を募らせたという。「松陰は若くして亡くなりましたが、多くのことを成し遂げた。志が高く、教育面ですごいと思います」 松陰は小説、ドラマ、映画でたびたび取り上げられてきた。 司馬遼太郎の小説「世に棲(す)む日日」やNHK大河ドラマ「花燃ゆ」のほか、最近は「松かげに憩う」(雨瀬シオリ作)という漫画でも描かれている。 1854(安政元)年、松陰は海外密航を試みて失敗し、萩の野山獄に投獄された。釈放後、実家の杉家で幽閉の身となりつつ、孟子などの講義をした。 その後、親戚の私塾から「松下村塾」の名を引き継いだのが境内に残る建物。門弟が増えたため、58(安政5)年に10畳半の部屋を増築し、今の形になった。 松陰が実家と松下村塾で教えた2年半ほどの門下生は約90人。当時、身分が低く長州藩の藩校に入れなかった若者たちも受け入れ、彼らは日本を変える原動力となった。 高杉晋作や久坂玄瑞ら維新の志士、明治日本を築いた初代首相の伊藤博文や山県有朋、洋式造船技術者の渡辺蒿蔵や、東京職工学校(現・東京工業大学)の初代校長を務めた正木退蔵といった理系の分野で活躍した人材もいた。 後半では松陰神社保存のための努力や塾で学んだあの人この人、神社創建の経緯、松陰の魅力などについて紹介しています。 1922(大正11)年10… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
交番のない駅前にできた「ろくまる」 特殊詐欺?目撃者は駆け込んだ
つくばエクスプレス開業で人口が増加している東京都足立区東部に、昨年11月にオープンした区営の六町駅前安全安心ステーション(愛称・ろくまる)が1年を迎えた。住民から交番を求める声が上がったが、新規の設置が難しく、区内初の「みんなの交番」として設けられた。連日のように相談が寄せられ、地域の防犯拠点になっている。 ろくまるは、つくばエクスプレス六町駅前にあり、午前8時~午後9時、元警察官のろくまる隊員が交代で常駐し、登下校する児童の見守りや、防犯に関する相談の受け付けなどを行っている。また、テレビ電話があるスペースは24時間開放され、ボタン一つで綾瀬署に通報できる。 区犯罪抑止担当課によると… この記事は有料記事です。残り637文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「死を覚悟させる部活って…」 息子が残した手紙に両親が思うこと
やさしくて、穏やかで、思いやりのある息子だった。何より、バスケットボールが大好きな子だった。 「僕は今、キャプテンとして部活に取り組んでいます」 そんな書き出しで息子がルーズリーフにつづった文章を読むたび、母親(54)は胸が強く締め付けられる。 高校2年生、17歳だった息子は10年前、強豪校として知られる大阪市立桜宮高校(現府立)バスケ部でキャプテンをしていた。文章は、その年の12月19日に当時46歳だった男性顧問宛てに書いた手紙だった。 「僕は先生に言われたことをしようとは思っています。考えようと努力もしています。でも、なかなかできないです」 「先生は僕に完璧な人間になれと言っているようにしか僕は聞こえないです」 「なぜ、翌日に僕だけがあんなにシバき回されなければならないのですか?」 「僕は問題起こしましたか。キャプテンしばけば解決すると思っているのですか」 「もう僕はこの学校に行きたくないです。それが僕の意志です」 キャプテンとしてチームを強くしようとしていた。だが、顧問による暴力や高圧的な言葉に悩まされていた。 手紙は結局、部員に止められた。息子は渡さずじまいだった。 手紙を書いた3日後。顧問は「プレーが意に沿わない」と大勢の選手がいるコートで延々と息子の顔を殴った。 「30、40発たたかれた」 息子は帰ってくると、母親にそう言った。 顧問からの暴力を苦に、バスケ部キャプテンが自殺してから10年になります。両親はどう過ごしてきたのか、部活動に対して今、何を思うのかを話してくれました。記事の最後では、部員が顧問に宛てた手紙の内容も掲載しています。 母親は、顧問に対する不信感… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
桜宮事件から10年、後を絶たない体罰 息子失った両親が今願うこと
大阪市立(現在は府立)桜宮(さくらのみや)高校バスケットボール部の主将だった男子生徒(当時17)が、当時46歳だった部活顧問の暴力を苦に自殺してから、2012年12月23日で10年になる。10年たっても、部活動などでの教師による暴力は後を絶たない。遺族は、息子が残した「教訓」を生かしてほしいと願う。 「部活の現場は10年でどれだけ変わったのか。学校は子どもたちの成長の場であることをわかった人に指導してほしい」。生徒の母親(54)は朝日新聞の取材に対し、そう力を込めた。 元顧問は、生徒に繰り返した暴力が自殺の大きな要因になったとして懲戒免職となった。2013年9月に傷害と暴行の罪で懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受けた。16年2月には自殺の原因を暴力だと認める民事訴訟の判決も出た。 父親(53)は「裁判を通じて、部活が顧問の地位を守り、名誉を得るための『特殊な場所』になっていると感じた」と振り返る。 学校の部活動の現場で、顧問らによる子どもへの暴力や暴言は後を絶たない。ニュースに触れるたび、「部活動を廃止するくらいでないと暴力や暴言はなくならないのではないか」とさえ感じている。だからこそ、両親は願っている。 「決して暴力的な指導をしてはならない。部活動は子どものためのもの。そんな当たり前のことが当たり前になってほしい」(長野佑介) 悩みのある人の相談先 【#いのちSOS】 0120・061・338 月木金24時間、その他の曜日午前6時~翌日午前0時 【チャイルドライン】 0120・99・7777 毎日午後4~9時 【子供のSOSの相談窓口】 0120・0・78310 毎日24時間 【いのちの電話】 0120・783・556 毎日午後4~9時、毎月10日午前8時~翌日午前8時 【厚生労働省による相談窓口の紹介HP】 https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/ Source : 社会 – 朝日新聞デジタル