三井新、滝口信之2022年11月19日 20時30分 19日午後4時50分ごろ、福島市南矢野目の市道で、同市の男性(97)が運転する軽乗用車が、歩道を歩いていた40代の女性1人をはねた。女性は頭部を強く打ち、死亡した。男性は頭部を打ち軽傷。福島北署によると、「車が歩道を暴走していた」との目撃談もある。 署や消防によると、男性の車は女性をはねた後、車道を走っていた車3台に衝突。うち2台に乗っていた20~100歳代の女性計4人も軽傷。現場は片側1車線で見通しはよい。(三井新、滝口信之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2つの祖国の友好を願って 残留孤児が国交正常化50年コンサート
日中国交正常化50周年を記念したコンサートが18日、東京都北区で開かれた。中国残留日本人孤児たちが設立したNPO法人「中国帰国者・日中友好の会」(事務局・台東区、池田澄江理事長)が中国大使館や日中協会の後援を得て主催した。 第1部では、自らも残留孤児の池田理事長(78)が「日中の国交が回復したおかげで孤児は帰国できるようになった」とあいさつ。ただ、「この50年は日中関係は良好とは言えない状態が続いている」とし、「過去は変えられないが、未来はつくれる。互いの理解を深めるために草の根の交流を続ける」と話した。 また、相手をけなしたり、あらを探したりすることは両国のためにはならないとし、「日中が互いに認め合って高めあえる関係になってほしい」と訴えた。 その後の第2部では、日本語… この記事は有料記事です。残り308文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京の新規感染者9457人 60代~100歳以上の7人死亡
東京都は19日、新型コロナウイルスの感染者を新たに9457人確認したと発表した。前週の同じ曜日(12日)より1436人多い。60代~100歳以上の男女7人の死亡も発表された。 新規感染者数を年代別でみると、40代が1592人で最も多く、20代の1554人、30代の1511人、10代の1252人が続いた。65歳以上は953人だった。 19日までの1週間は、1日あたりの新規感染者数が8537・3人。7331・3人だった前週(6~12日)の116・5%で増加傾向にある。 19日発表時点の病床使用率は34・2%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用」とする都基準の重症者は、前日と同じ19人だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クリスマスのキラキラを演出 仙台市立北仙台小が銀 全日本バンド
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
いつも側にユーミンがいた 「ひとり残されても あなたを思ってる」
30年以上前のことになる。 2年の遠距離恋愛を経て、待ちに待った夫との結婚式。だが、愛知県内の式場は融通が利かなかった。「式は家族や親戚のためのものという思いが強かったみたいで」。主役を置き去りに、次々と決められていく。 一つだけ、譲れなかった。 キャンドルサービスの時に、松任谷由実さん(ユーミン)の「ANNIVERSARY」を使いたい。 木漏れ日がライスシャワーのように 手をつなぐ二人の上に降り注いでる そんな歌詞にも、結婚式と同じ1989年にリリースされたことにも、「運命を感じた」。 2022年、女性は50代半ばを越えた。隣に夫はいない。 「今までありがとね」。15年前、最期の言葉を残して逝ってしまった。 女性が夫との日々を改めて思い出したのは、ラジオがきっかけだ。 「恋人がサンタクロース」 カセットに詰め込んだ冬ソング デビューから50周年を迎え… この記事は有料記事です。残り1760文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
演出は子どもたち、栃木・阿久津が銀賞 全日本小学生バンドフェス
大阪市の大阪城ホールで19日にあった第41回全日本小学生バンドフェスティバル(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の前半の部に、栃木県内から東関東支部代表で出場した高根沢町立阿久津は銀賞を受けた。 20人が出場し、歌ったり踊ったりと体全体を使って曲を表現した。中盤では、薄いベールで全員を覆い、一瞬で衣装と舞台装置を変更、演奏だけでなく、目でも観客を楽しませた。演出は子供たち自身が考えたという。 指揮をした鈴木由美子さんは… この記事は有料記事です。残り159文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
数は減っていないのに絶滅するの? 房総のニホンザルの切実な事情
有料記事 重政紀元、堤恭太2022年11月19日 15時30分 【動画】リニューアルオープンした高宕山自然動物園のニホンザル=堤恭太撮影 サルの数自体が減っているのではない。 それにもかかわらず、千葉・房総半島に生息するニホンザルが絶滅する恐れが高まっている。 環境省は2020年に公表したレッドリストで、「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定した。地元では、新たな保護活動が始まっている。 川や人口密集地などによって他の地域から孤立し、房総半島の南部には数千頭のニホンザルが生息している。遺伝的にも独自のサルで、永続的な保全が必要とされている。 千葉県富津市と君津市にまたがる高宕(たかご)山地区の約11平方キロに生息するニホンザルの個体群は1956年、国の天然記念物になった。 発見された謎のサルの群れ、その正体とは 環境に異変が起きたのが90年代半ば。生息地から20キロ離れた房総半島最南部で、正体不明のサルの群れが見つかった。 ふんをDNA鑑定したところ… この記事は有料記事です。残り1510文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
入場券はペットボトルのキャップ 地球にやさしい暮らし考える
身近な暮らしの中で地球について考え、行動することを促す環境啓発イベント「アースデイ中津2022」が20日、大分県中津市のダイハツ九州スポーツパーク大貞で開催される。同趣旨の催しでは九州最大規模で、14回目の今年は企業や行政を含め146団体が参加を予定している。 アースデイは1970年に米国で始まった世界的な環境保護イベント。中津では、子育て中の母親が中心となってボランティアグループをつくり、2008年から始めた。 参加者の輪は県内外に広がり、今や延べ2万人近くが来場するイベントとして定着。今年は「エコ&ピース―mukiai」をテーマに、循環型社会を意識した生活を提案する。 地元の高校生が実行委員会スタッフに加わり、太陽光を活用したステージの司会進行にも携わる。壊れたおもちゃの無料修理、新聞紙を使ったエコバッグづくりなど体験コーナーも盛りだくさんだ。 事務局の須賀要子(かなこ)さん(45)の一押しは小学生らの「こどもマルシェ」。家庭から提供してもらう服や絵本など思い思いの品を子ども主体で販売する。値段を考え、売り方を工夫することで、個性を発揮し、自主性を養う。 午前10時~午後4時。入場無料で、ペットボトルのキャップを入場券代わりにする。多彩な地産地消ブースもあり、ごみを出さないよう、自分で使う食器や箸などは持参してもらう。使用済みの食器用の洗い場を設ける。 問い合わせは実行委(0979・22・0963)へ。(貞松慎二郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
BTSから考える「男らしさ」の新時代 過ちを認め、学び、変化する
韓国のアイドルグループ「BTS」は、「強くあれ」「弱音を吐くな」といった旧来の「男らしさ」とは逆に、弱さや過ちを認め、互いにいたわり、成長する姿を見せてきました。思うようにならない社会の中で、「もっと自分を大切にしていい、愛していい」というメッセージが支持されているとエッセイストの小島慶子さんは言います。BTSが示した新しい男性像について聞きました。 ――小島さんは、2021年にBTSに深くハマる、いわゆる「沼落ち」をしたそうですね。 きっかけは、国連本部でBTSがスピーチしたことでした。過去の演説も検索し、世界中の若者に向けて、「失敗も含めて自分を受け入れて愛そう」「自分のことを話そう」と呼びかける18年のユニセフでの演説に深く共感しました。 人生でアイドルにハマったことは一度もなく、「韓流を好きになるなんて、イタイおばさんのすることだ」とすら考えていました。まさに女性蔑視の考えでした。 女子が熱狂するものには価値がない? ――私も同じです。1年前からBTSが好きになり、自分の偏見に気づきました。 「アイドルやファンがバカにされてきたのは、女性蔑視と深いつながりがある。『女子が熱狂するものには価値がない』という社会の偏見は根強いからだ」とBTS研究の第一人者が指摘していて、衝撃を受けました。 BTSで人生が不可逆的に変… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「隣の研究室、何してる?」 縦割り文化に風…若手研究者らの挑戦
「隣の研究室で何をしているのかも知らない」とも言われる縦割り社会の大学文化に風を通そうと、熊本大の若手研究者らが研究分野を超えた交流を続けている。オンラインを中心に活動していたが、10月、研究内容を1枚にまとめ、その前で意見を交わすポスター展を初めて開いた。盛り上がりを受け、今後も続ける予定だ。 ポスター展を開いたのは文理を問わず集まった約80人でつくるグループ「Kumadai―Hub」。メンバーの呼びかけに応え、ポスター展には研究者のほか、学生や研究を支える技術職、大学職員など80人余りが参加。がんから交通、AIと考古学のコラボに至るまで、多様なテーマについてまとめられたポスターを前に、研究内容やお互いの関心分野について質問しあい、盛り上がった。 同じ空間で顔を合わせることで、違う専門同士でも議論が広がった。「顔を知っている関係であれば、いざというときに連絡しやすい」とメンバーは口をそろえる。 「常識組み合わせ、新しい発見」 グループは2019年末に生… この記事は有料記事です。残り748文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル