2022年11月18日 22時21分 18日午後8時20分ごろ、東京都町田市能ケ谷7丁目で、目撃者から「路線バスが民家に突っ込んだ」と110番通報があった。警視庁や東京消防庁によると、神奈川中央交通の路線バスが民家に突っ込み、50代男性運転手のほか、女児(12)と男児(10)を含むバスの乗客7人の計8人がけがをした。いずれも意識はあるという。 町田署などによると、近くのバス停を出発した路線バスが、他の民家の塀などにぶつかりながら進み、約100メートル先の民家に突っ込んだという。住人にけがはなかった。男性運転手は調べに「記憶が飛んだ。突っ込んでから目が覚めた」と話しているという。「持病はない」とも説明しているといい、署が事故原因を調べている。 現場は小田急鶴川駅から北へ約1・3キロの住宅街。近所に住む女性は「ドカンとすごい音がした。バスは普段なら曲がるはずの十字路を通過し、そのまま直進して民家に衝突したようだ」と話した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米兵の車、高校生と衝突事故 鹿屋で21日から無人機運用の部隊
防衛省九州防衛局は18日、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)近くの交差点で、米軍の無人偵察機MQ9の運用部隊所属の上等空兵の男性(24)が運転する公用車が、女子高校生(18)のスクーターと衝突してけがを負わせたと発表した。同基地ではMQ9の一時展開に向け準備が進められている。 同局によると、18日午前8時半ごろ、鹿屋市西原1丁目の信号のある交差点で上等空兵の車が右折する際、対向車線を直進してきた女子高校生のスクーターと衝突。高校生は左手首や左足などを負傷して救急搬送された。男性は通勤中とみられ、県警が詳しい事故状況などを調べている。 一方、同局の遠藤敦志企画部… この記事は有料記事です。残り296文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ドラム缶遺体事件、容疑者1人が青森出身 土地勘で遺棄場所選んだか
コンクリート詰めされたドラム缶から愛知県に住む男性の遺体が見つかった事件で、傷害致死容疑で逮捕された男4人のうちの1人が、遺棄現場となった青森県出身であることが捜査関係者への取材でわかった。愛知県警は男らが発覚を防ぐために土地勘があり、人目にも付かない現場を選んだ可能性があるとみて調べている。 逮捕されたのは、内装会社代表の勝田茂(51)=愛知県小牧市=、同社従業員奥村博(49)=住居不定=、いずれも下請け業者の小枝浩志(62)=名古屋市北区=、横井秀哉(48)=小牧市=の4容疑者。このうち、小枝容疑者が青森県弘前市出身だったという。 捜査関係者によると、ドラム缶が見つかったのは青森県弘前市の空き地。建築資材が放置されるなど目立たない場所だという。現地の地理に詳しくないと容易にたどり着けないとみられ、同市出身の小枝容疑者が案内した可能性がある。 県警によると、4人は201… この記事は有料記事です。残り146文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アニメ「邪神ちゃん」 富良野市議会が不認定「イメージ落とす」
北海道富良野市がふるさと納税で費用を集めて制作したテレビアニメ「邪神ちゃんドロップキックX」富良野編をめぐり、同市議会の決算審査特別委員会が15日、21年度の一般会計決算を不認定とした。「富良野のイメージを落とすような内容が含まれていた」と、一部の議員が主張したためだ。すでに執行された予算に関する不認定で、事業そのものには影響ない。 決算特別委での不認定を受け、市議会は30日の本会議でも審議、採決をする。 作品は約24分で、主人公の「邪神ちゃん」は半身人間、半身蛇の悪魔という設定。ブラックな笑いも織り込まれており、これまで道内では千歳、帯広、釧路各市とも提携してコラボ作品を作ってきた。 市議会事務局によると、一部の議員が問題視したのが、多額の借金を背負った邪神ちゃんが「臓器を売って返済する」と決意した描写だという。その後に友人たちと富良野で遊びたおすという筋書きで、今年9月1日未明にUHB北海道文化放送で放送された。 市によると、邪神ちゃんを活… この記事は有料記事です。残り430文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
王将社長射殺、歩き方まで鑑定した最新技術 状況証拠を積み重ね起訴
上場企業トップが射殺された事件は9年近くに及ぶ捜査を経て、特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の田中幸雄容疑者(56)の起訴に至った。京都地検は、田中容疑者を実行役として殺人と銃刀法違反の罪に問えると判断した。 事件は2013年12月19日の早朝に起きた。犯人は逃走。目撃者や銃声を聞いた者は見つからず、付近の防犯カメラも犯行を捉えていなかったという。 捜査関係者によると、薬莢(やっきょう)や弾の特徴などから、凶器はイタリア製の自動式拳銃とみられる。「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72)は至近距離から4発撃たれて失血死したが、拳銃は見つかっていないという。田中容疑者は調べに黙秘を続け、王将側との接点は確認できていない。 ただ、現場付近で採集された… この記事は有料記事です。残り1085文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
罪を犯した過去、託した絵本 「地獄」から抜け出したバー店主の今は
大阪・ミナミにある一軒のバーで、店主が絵本の読み聞かせをしている。ほろ酔いの客に朗々と語る自作に登場するオオカミは、かつて罪に手を染めた自身の姿でもあった。 「絵本BARガブ」は多くの飲食店が入る雑居ビルにある。扉を開くと、男性の声が耳に飛び込んできた。 「1匹のオオカミがいました。そのオオカミは、ほかのオオカミより少しおとなしく体も少し小さいくらいでした」 声の主は、バーテンダーの安達剛(つよし)さん(44)。読んでいたのは、オリジナルの絵本「酔いどれオオカミ」だ。店内には900冊以上の絵本が所狭しと並ぶ。 「1冊の絵本で人生が変わった」と話す。 堺市で育ち、10代の頃からミナミを遊び歩くなかでバーテンダーに憧れ、自分の店を持つことを夢見た。 だが、自営業だった両親は、経営の失敗で多額の借金を抱えていた。20歳になると自身が300万円ほどを肩代わりすることになった。 その場しのぎで親と毎日サラ金を回り、借金は雪だるま式に増えた。 借金返すため、手を染めた詐欺 そんな時、求人誌である仕事を知った。「月収100万円以上可」とうたう、貴金属の訪問販売だった。 詐欺行為と気付いていたが、苦境から脱するチャンスと思った。 はじめに入った会社で手口を学んだ。23歳の時、先輩たちと一緒に退職して会社を立ち上げたが、やっていることは同じ。上司には暴力団関係者もいた。 25歳の時、自分を含めた社員全員が詐欺容疑で逮捕された。執行猶予付きの有罪判決を受けた後も、会社からの前借りによる借金がかさみ、訪問販売を続けるしかなく、生き方を変えられなかった。 「どこにも希望が見つからず、地獄をさまよっているような感覚だった」 そんな時、出張で訪れた長崎のビジネスホテルで1冊の絵本に出会った。 ■仕事着のまま片っ端から読ん… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
放置され、ため池が消えた? 管理者不明が1万3千超 直面する難題
約1万2千のため池がある香川県は、1平方キロメートルあたりの「ため池密度」が日本一を誇る。そんな「ため池王国」が直面しているのが、管理者不明のため池の増加だ。農業用が大半で農家の減少が主な原因だが、ため池は使われなくなると、自然消滅してしまうケースもあるという。 高松空港から車で約10分。高松市郊外にある「旧山田池」はその一つだ。 記者はため池が記された以前の地図を頼りに、生い茂った竹の間を進んだ。すると、竹林の中にポッカリとあいた空間が目に飛び込んできた。 土砂や枯れ枝にまみれているが、上からのぞくとため池特有のすり鉢状の形が、わずかに確認できる。 斜面を下り、土砂が堆積(た… この記事は有料記事です。残り965文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「あて書き」で作った少子化の吹奏楽 17人光る「個性の時代の音」
かつては90人を数えた部員はいま17人しかいない。しかも運動部からの助っ人2人を含めてだ。 少子化の波は、吹奏楽部にとっても例外ではない。 17人は吹奏楽部としては小所帯だ。人数が少なくなれば、音の厚みは減る。小編成用の楽譜はそもそも少なく、50人規模の大編成用に書かれた曲を演奏するのは、1人で複数の楽器を掛け持ちするなど、無理がある。 どうすればいいのだろう。 長崎県雲仙市立小浜中の指導者で、一妙寺住職の森下晃英さん(64)は決心した。 「曲を作ってもらおう」 小浜中は全日本マーチングコンテストの全国大会に16回連続出場(3回連続出場の翌年は出場できない規定で出られなかった年は除く)の強豪校だ。ただ、全日本吹奏楽コンクールは県大会どまりが続いていた。森下さんは1980年から部を指導するが、90年代の最盛期には90人いた部員が大幅に減ったのが原因だった。 作曲家も驚いた変則的な編成 吹奏楽コンクールの長崎県大会まであと3カ月弱。今年5月の連休明けに、森下さんは部のOBの友人で、吹奏楽作曲家の江原大介さん(40)に「小編成用の曲を書いてほしい」と依頼した。 吹奏楽部の編成はかなり変則的だった。 フルート、クラリネット、テ… この記事は有料記事です。残り1763文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大学生の内定率74.1% 急落した一昨年から回復傾向
山本知佳2022年11月18日 14時00分 来春卒業予定の大学生の就職内定率は、10月1日時点で74・1%だった。文部科学省と厚生労働省が18日、発表した。前年同期から2・9ポイント上昇した。 コロナ禍前である3年前の水準(76・8%)には達していないものの、一昨年同期の69・8%からは回復傾向にある。文科省の担当者は「求人を控えていた業界が、再開したり増やしたりしていることが影響した」と分析している。 国公私立大62校から計4770人を抽出し、調べた。文理別の内定率では、理系が76・6%(前年同期比4・0ポイント増)、文系73・5%(同2・7ポイント増)。男女別では男子72・7%(同2・0ポイント増)、女子75・7%(同4・0ポイント増)だった。(山本知佳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
曲も動きも…なのに練習「1日1時間」 制約越え挑むマーチングコン
第35回全日本マーチングコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が20日、大阪市の大阪城ホールで開かれる。静岡県内から浜松市立三方原中(浜松市北区)が東海代表として出場し、練習の成果を披露する。 11月中旬、三方原中の体育館で生徒たちは一糸乱れぬ行進を見せていた。顧問の森北三稀(みき)教諭(25)が「テンポが変わる所で遅くなる。もう少し前に行くイメージで」と指示をした。30分ほどしたところで「楽器を片付けて、部室でミーティングをします」と呼びかけ、練習が終わった。 森北さんは「この時期は日暮… この記事は有料記事です。残り432文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル