樹木医の資格を持つ西武鉄道の社員が一人で動画を配信し、孤軍奮闘している。リゾートなどの開発計画が頓挫し、使われないままになっている自社の山林の魅力を知ってもらうためだ。 動画は「樹木医ナルさんの森のナルほど自由研究」(https://www.seiburailway.jp/treedoctornaru/)と題し、今年8月からYouTubeで配信が始まった。 「疲れない山歩きにはこれ」「植物標本をつくろう」「樹木の病気『ナラ枯れ』犯人を捕まえろ」……。9月末現在、2~5分ほどの動画を計11本配信している。 「ナルさん」とは、相楽成美さん(30)。幼い頃から鳥が好きで「鳥が集まるような公園を造りたい」と西武造園に入社した。昨年4月、西武鉄道に出向することになった。 任務は「使われていない山林… この記事は有料記事です。残り496文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
車がガードレール衝突、生後5カ月の男児が死亡 栃木の東北道
2022年10月10日 9時31分 10日午前2時10分ごろ、栃木県栃木市岩舟町の東北自動車道で、乗用車がガードレールに衝突し、乗っていた男の赤ちゃん(5カ月)が死亡した。県警によると、車にはほかに両親など3人が乗っており、母親がけがをしたが、いずれも意識はあり、命に別条もないという。県警は単独事故とみて原因を調べている。 発表によると、現場は東北自動車道下り線の岩舟ジャンクション。片側1車線の大きな左カーブで、乗用車が道路の左端に設置されているガードレールにぶつかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トレラン大会草分け「ハセツネ」岐路 自然環境配慮、開催方法変更へ
山や丘陵など自然の中を走るトレイルランニング。そのレースの先駆け的存在で、東京・奥多摩の山々を舞台に1993年から続く「日本山岳耐久レース~長谷川恒男Cup~」が9日、始まった。自然環境への配慮から今後、開催方法の見直しを検討すると発表された。 「久しぶり」「懐かしいね」。9日午前。東京都あきる野市五日市の受付会場では、そんな会話があちこちで交わされた。台風被害やコロナ禍の影響で中止が続き、開催は4年ぶり。レースは、三頭山(みとうさん)(標高1531メートル)、御前山(同1405メートル)など奥多摩の主峰が連なる山岳地の計71・5キロを24時間以内で走り、タイムを競うもの。第30回記念大会となる今回はコースを2周する「ダブル」の部も設けられ、多くの選手は夜通し走って10日昼までのゴールを目指す。 3年前にトレランを始めたという市内の看護師、剱持(けんもつ)雄二さん(45)は「これまでエントリーした5大会はすべて中止。初めてのスタートラインにやっと立てる。雨が降ってきそうで不安もありますが、ワクワクします」。川崎市の病院事務員、笛田牧子さん(57)は「大人の大運動会。どこよりも厳しい大会ですが、それだけゴール後のうれしさは大きい。出場9回目ですが、久々なのでドキドキです」と話した。 午後0時45分、スタート地点の市立五日市中学校から、上位を目指す「エリートの部」の選手が出発し、午後1時にその他の選手たちが走り出すと、応援に駆けつけた家族や仲間らは拍手で送り出した。 大会の由来は「天才クライマー」 大会は、天才クライマーと呼ばれ、31年前にパキスタンの未踏峰で雪崩にあい亡くなった長谷川恒男(1947~91)をしのび、東京都山岳連盟が93年に創設した。「ハセツネカップ」や「ハセツネ」の通称で呼ばれる。参加者は初回の約500人から年々増え、2000年代、全国の2千人以上が挑む国内最大規模の大会に成長した。優勝タイムは、男子は当初の9時間台から7時間台へ、女子は12時間台から9時間台へとレベルも上がっている。 一方で強まったのが自然への影響を心配する声だ。「ハセツネ」のコースは大半が「秩父多摩甲斐国立公園」内。中でも三頭山山頂付近は00年、最も厳正な自然保護を行う「特別保護地区」となった。 同じころ、ハセツネなど主要大会の人気の高まりを受けて各地で大会が創設され、愛好者も年々増えた。環境省は15年、国立公園内でのトレラン大会開催の指針を発表。指針では、特別保護地区について「木竹や植物の破損など、規制されている行為の発生が懸念される場合にはコースに含まないこと」とし、同地区に準じる「第1種特別地域」も同様に扱うと定めた。 以降、同地区・地域をコースから外したり、歩行区間と定めて走るのを禁じたりする大会が相次いだ。同地区・地域内を走る大会の新設は原則認めていない。「認められない大会もあるのに、ハセツネはなぜ走れるのか」。現地を管轄する環境省奥多摩自然保護官事務所には、そんな声が届くようになったという。 伝統の大会。来年以降はどんな開催の仕方が検討されているのでしょうか。その背景は――。 ■ルールやコース「変えづらい… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「自分自身でいること選んだ」 メンタル不調で休養した萩野公介さん
元競泳選手で金メダリストの萩野公介さん(28)は、メンタルヘルスの不調で現役時代に休養しました。「最強のメンタル」を目指すのではなく、「自分自身でいること」を選んだといいます。10月10日は心の問題への理解を願う「世界メンタルヘルスデー」。萩野さんに話を聞きました。 萩野さんは、リオ五輪で金メダルを取った後の2019年、数カ月間休養した。「ご飯が食べられないとか、眠れないとか。不安な感情が押し寄せてくる状況だった」と話す。ただ、「心がしんどい」と人に言うのは難しかったという。 最終的にコーチに伝えて休養。「水泳ができなくなり、自分の価値が失われた」との思いもあったが、友人らの支えで、「水泳ができなくても自分には価値がある」と思えたという。 萩野さんは「人は幸せになるために生まれてきたと思っている。そういうふうに生きたいし、まわりの人にも幸せになってほしいと願っている」と話す。 10月10日は、世界精神保健連盟が1992年に制定した「世界メンタルヘルスデー」。精神疾患の当事者や家族らで作るNPO法人「シルバーリボンジャパン」(神奈川県)などが心の病への理解を願い、同日午後6時~翌日午前0時に東京タワーを銀色にライトアップする予定だ。(長富由希子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「笑顔が光っていた」埼玉の4校、きめ細かい音を披露 東日本吹奏楽
第22回東日本学校吹奏楽大会(東京都吹奏楽連盟など6連盟と朝日新聞社主催)の2日目が9日、東京都府中市の府中の森芸術劇場で開かれた。小学生部門に出場したさいたま市立宮原小と同芝原小は、ともに銀賞だった。高校部門に出場した立教新座は銀賞、大宮光陵は銅賞だった。各校とも大編成にはないきめ細かい音づくりに力を注ぎ、持てる力を発揮した。 宮原小は「ミュージカル『レ・ミゼラブル』より」を演奏。登場人物のジャン・バルジャンやコゼットが舞台で躍動しているかのような快演だった。 芝原小はおそろいのベレー帽に紺色のユニホーム姿で登場。「祝典のための音楽」をメリハリをきかせて元気に演奏した。 記事後半では高校部門に出場した立教新座、大宮光陵の生徒の談話を紹介します。 2年連続出場の立教新座は… この記事は有料記事です。残り285文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「生きづらさ」を生んでいるのは何か 問われぬ社会構造、続く苦しみ
有料記事 聞き手・田中聡子2022年10月10日 8時00分 「生きづらさ」という言葉を目にすることが増えました。教育社会学者の桜井智恵子さんは、この言葉によって「問題の個人化」が起きていると警鐘を鳴らします。どういうことなのか、話を聞きました。 「生きづらさ」は、問題が個人に返ってきてしまう言葉です。その結果、生きづらさの背後にあるものは変わらず続いてしまう。問われるべきは、生きづらくさせている能力主義や自己責任の社会であり、この言葉だけでは、出口がない状態だと感じます。 「生きづらさ」という言葉が爆発的に広がるのは、90年代の「アダルトチルドレン」の頃からです。自分のつらさを表現する言葉として熱いまなざしを向けられます。2000年代の「ニート」の頃までは、社会課題として発信し、社会の構造を問うていく機能がありました。 ところが、10年代からは、個人を「それでいいんだ」と承認し、「居場所」など個別救済をする方向ばかりにこの言葉が使われてゆきます。例えば「不登校の生きづらさ」には「居場所を」とされ、フリースクールなどを用意することで完結してしまっている。「学校をなんとかしよう」ではないんです。 個別救済は必要ですが、「生きづらい」という訴えに触れた人は「生きづらくしているものは何か」を同時に考えなければいけない。 自治体の「子どもオンブズパ… この記事は有料記事です。残り990文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
精華女子、活水中・高、玉名女子が全国へ 九州マーチングコンテスト
2022年10月9日 17時48分 第40回九州マーチングコンテスト(九州吹奏楽連盟、朝日新聞社など主催)の高校以上の部が9日、鹿児島市の西原商会アリーナであった。22校が出場し、13校が金賞を受賞。このうち精華女子(福岡)、活水中・高(長崎)、玉名女子(熊本)の3校が、11月20日に大阪城ホールで開かれる全国大会に推薦された。 結果は以下の通り。(◎は九州代表) 金賞=八代白百合学園、熊本工、◎玉名女子(熊本)、九産大九産、◎精華女子(福岡)、佐賀学園(佐賀)、鎮西学院、◎活水中・高、長崎日大高・中、西陵、創成館(長崎)、鹿児島実、神村学園中・高(鹿児島) ▽銀賞=龍谷、鳥栖商(佐賀)、福岡大大濠(福岡)、中津北、日本文理大付、日田林工(大分)、宮崎学園、都城(宮崎)、鹿屋中央(鹿児島) ◇ 全日本小学生バンドフェスと全日本マーチングコンのすべての演奏・演技が、有料でライブ配信されます。詳細は特設サイト(http://t.asahi.com/clive)で。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「応援する」「結婚紹介する」 友好団体幹部に言われた町議の告白
国が家庭教育の基本方針を定めるという「家庭教育支援法」の制定を求める意見書が、各地の地方議会で可決されており、熊本県は可決自治体数が全国最多だ。その多くで、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の友好団体の幹部を務めている男性が立ち上げた団体が、意見書を求める請願の提出者になっていた。 意見書を可決した芦北町議会で、請願を出した団体「熊本ピュアフォーラム(PF)」の事務局長の男性と接点があった百田翔吾町議(30)が取材に応じた。 「当選おめでとう」突然届いたメッセージ ――PFの事務局長と知り合ったきっかけは 初当選を果たしてから約1カ月後の今年4月に、フェイスブックでメッセージが届きました。送り主のプロフィルには「一般社団法人熊本ピュアフォーラム」と書かれていて、文面は「ご当選おめでとうございました。家内に誰に入れたと聞きましたら、百田さんだと言っていましたよ。一度会いたいです」と当選を祝うものでした。 その団体は聞いたことがなかったのですが、当選した14人の中で唯一の新顔だった自分に投票してくれたことがうれしくて、次の日に「ありがとうございます。ぜひ、お会いしましょう」と返信しました。それから頻繁にメッセージが来るようになりました。 ――メッセージの内容は 返信した日に「熊本でイベントをします。会員にはVIPも大勢います。理事には国会議員の秘書や県議、元県教育長がおられます」と送られてきました。メッセージにはいずれも実名が書かれていました。 政策の実現には幅広い人脈が必要だと感じていて、国会議員秘書や元教育長と会えるイベントの誘いはとても魅力的でした。すぐに電話して参加を伝えました。 ――イベントとは LGBTの理解を深めるという内容の講演会で、市議や公立高校の教師らが講演していました。終了後、元教育長や町議などと名刺交換をしました。 「勉強してくれたら選挙応援してあげる」 ――それからは 2週間ほどたって、事務局長… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
教団側に「突き動かされた」 意見書起草した自民市議がいま思うこと
宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」と地方議員は、どのように関わってきたのか。教団側の理念や「家庭教育の推進」「同性婚反対」といった主張に共感し、教団と付き合ってきたという自民党の小松良行・福島市議(60)=4期=がインタビューに応じた。 ――最初の接点は。 2007年に市議になる前、福島県PTA連合会長を務めた。その時に(教団の友好団体の)世界平和女性連合に所属する女性と知り合った。市議当選後、「市政報告をしてほしい」「ディスカッションしませんか」と連絡があり、女性連合の集まりに顔を出すようになった。 当初は「平和活動をしているんだな」といった程度の認識だった。ある時、女性から(教団の)教会が福島市にあると知らされた。「昔は統一教会だったが、今は問題ないので安心して」と言われた。教団主催のイベントに行くようになり、「家庭を大事にする」といった理念や(反共産主義を掲げる)「勝共(しょうきょう)」運動に共感し、教団メンバーと良き友として付き合うようになった。 ――選挙での関わりは。 19年6月の市議選で(教団の友好団体の)世界平和連合から推薦状をもらった。教団側から「お手伝いすることはないか」と聞かれ、ウグイス嬢(車上運動員)1人を派遣してもらった。教団メンバーが「勝手連」で選挙カーの後続車に乗り、盛り上げてくれた。 ――信者になるよう誘われたことはあったのか。 19年ごろ、当時の福島市の教会幹部から「教会員になりませんか」と声をかけられた。その前段として、男性講師から3時間ほどマンツーマンで教団の歴史や理念を説明された。教団の理念には共感していたが、私は仏教徒でもあるので「遠慮します」と断った。 「関連団体が出す刊行物を購読しないか」と言われ、世界日報を購読するようになった。市議会で共産議員と議論する際の理論武装の参考になる。 ――教団側と政策で歩調を合わせたことはあるか。 教団の講師と話した時、「家庭教育支援」や「青少年健全育成」の話題を出された。自民党が法案成立を目指している政策だ。県PTA連合会長を務めていたころから、教育学者の高橋史朗氏が唱える「親学」に傾倒し、家庭教育支援の必要性は認識していた。私は認定こども園の運営法人理事長という立場であり、保育系の団体でも、家庭教育支援は話題になっていた。 教団側からも言われて、自分としては突き動かされるものがあった。家庭教育支援法の制定を求める意見書を起草し、(19年9月の)市議会で所属会派から提出し可決させた。 後日、(教団の友好団体の)「天宙平和連合」から「平和大使任命状」を受け取った。(20年7月の)福島県平和大使協議会の設立総会であった記念講演では、福島市の意見書可決が取り上げられた。平和大使の任命は意見書の件が評価されたからだと思う。 私は彼らの洗脳を受けて動いているわけではない。政治に対する考え方や教義が合致しただけだ。 ――同性婚や夫婦別姓などの政策について話題に出たか。 家庭の概念が揺らぐ大きな問題だ。推進の動きに対する危機感は、教団側と共有していた。教団側から市議会の動きを尋ねられ、状況を説明したこともある。特に同性婚関係は、全国的に同性パートナーシップ制度の導入が進んでおり、話題になることが多かった。 ――教団との今後の関係は。 私が付き合っていた範囲では、問題のあるカルト集団と感じたことはなく、(霊感商法などの)問題は過去の話だと思っていた。 今後は、教団とは関係を持たないという党の方針に沿った行動を原則としたい。一方で、議員は宗教や思想信条にかかわらず、分け隔て無く市民と付き合うべきだという思いも持っている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自称ロシア人宇宙飛行士に440万円だまし取られる ロマンス詐欺か
2022年10月9日 18時17分 滋賀県警東近江署は7日、市内在住の女性(65)が、宇宙ステーションに勤務している外国人を装った人物に現金約440万円をだまし取られたと発表した。ロマンス詐欺とみて捜査している。 署によると、女性は6月28日、SNSでロシア人の宇宙飛行士と名乗る男と知り合った。男から「私が日本に着いたら結婚してくれませんか」「千回言っても伝わらないけど言い続ける。愛している」などとメッセージが届くようになったという。 男が勤務するという宇宙開発機関から、男が地球に戻るためのロケット費用や、日本への着陸料などの名目で現金を要求され、女性は9月までに約440万円を指定された複数の口座に振り込んだ。次々に現金を要求されて不審に思った女性が署に相談し、発覚したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル