記事の後半でレシピをご覧いただけます 中華料理店のオーナーシェフ、五十嵐美幸さん(48)は子どもの頃から実家の中華料理店を支えましたが、30歳を過ぎた頃、家を出る決意をします。背中を押したのは、知り合いの料亭のおかみの言葉でした。 「人の幸せを考える前に、あなたがまず幸せになりなさい」 涙があふれました。その時は心も体も限界だったからです。 テレビ番組「料理の鉄人」の出演がきっかけで、店は一躍有名になりました。仕込みや調理、経理までこなし、睡眠時間は2、3時間。家族や客の期待に応えたいとがむしゃらに働き、中華鍋をふって痛めた肩にはアイシングをしていました。 胃にも負担がかかっていました。「中華はおいしいけど、油が多く、調味料の味も強い。毎日味見を繰り返すと体が疲れてくるんです」 油が少なめの中華を作りたいと父に提案しても、受け入れられませんでした。揚げ物や炒め物に使われる油は、いわば中華の醍醐(だいご)味。意見は合わず、心も疲れていきました。 実家を出て友達にお金を借り、出張料理の仕事でやりくりしました。 そのときから追求し始めたの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
0歳児親子に1年間伴走 あるママの「しんどい」経験が生んだ交流場
「子育てに同期をつくろう」を合言葉に、生まれた時期が近い0歳児とその保護者たちが、1年間一緒に参加できる親子教室がある。全国どこでもオンラインで受講できる「おやこ0歳教室」。産後すぐから始まる「しんどい」を経験した女性が、「こんな講座があったらよかったな」という思いを結実させた。 7月初め、大阪市内のマンションの一室に「ちぐママ」こと松尾ちぐささん(38)の姿があった。机には、離乳食中期に役立つ食材や、炊飯器に入れるとおかゆがたけるガラス製の容器などが並んでいる。 午前10時。パソコンの画面越しに話しかける。「皆さんの所も暑いですか? 離乳食の中期講座、始めます」。熊本や静岡に住む生後7カ月前後の子を持つ母親4人が聴き入る。豆腐や野菜をどれくらいあげたらいいかや2回食への移行の仕方などを説明。上手に離乳食が作れない、食べないなどの相談にも応じる。 最後の30分は松尾さんが画面から抜け、参加者だけの交流タイム。何げないおしゃべりが、ストレス解消につながるからだ。 講座は月1回の年間プログラ… この記事は有料記事です。残り1188文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Hiroto Saiki pitches Tigers to win over Carp
Nishinomiya, Hyogo Pref. – Hiroto Saiki delivered another strong performance in his comeback from Tommy John surgery with six innings in the Hanshin Tigers’ 8-0 win over the Hiroshima Carp in a game shortened to six innings by rain on Thursday. The win at Hanshin’s Koshien Stadium outside Osaka moved […]
家畜のふん尿、脱・二酸化炭素ガスに 地産地消へ、北海道で試み
北海道を脱炭素・循環型社会の先進地にしようと、古河電気工業と北海道大学、鹿追町がタッグを組んだ。カギを握るのが、酪農王国ならではの家畜のふんや尿。これらの有機性廃棄物を「地域元素資源」と名づけ、新技術でグリーンエネルギーへと変換する。目指すのは地域内で循環させる「エネルギーの地産地消」だ。 「新しい技術を開発して社会課題の解決に役立つ。ビジョンが共鳴しました」 古河電工の小林敬一社長は8月18日、北大で開いた記者会見でこう語った。同大大学院工学研究院に、地域元素資源の利活用を研究する寄付講座開設を発表する場だった。 両者は6年前から、家畜のふんや尿を発酵させて得られるバイオガスを、新たに二酸化炭素(CO2)を排出しない「グリーンLPガス」へと変換する触媒技術を共同開発している。新講座は、この技術の向上や有機性廃棄物の有効活用を研究する。 都市ガスの整備が遅れている… この記事は有料記事です。残り590文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
政治家に利用された「政教分離」の解釈 憲法20条の精神は骨抜きに
安倍晋三元首相の銃撃事件以降、次々と明るみに出る宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」と政治の関係。 日本は憲法20条で、国が宗教団体に特権を与えることを禁じ、政教分離の原則を定めるが、「特権」の解釈はあいまいで、「政治家たちを利する形で運用されてきた」と、宗教と政治や経済活動との関係を研究する同志社大学神学部の小原克博教授は言う。 旧統一教会との問題は、こうした流れの一つに過ぎないといい、日本の政治と宗教の関係をどうとらえたら良いか、話を聞いた。 憲法20条の精神、骨抜きにされた背景 ――前編でお話しいただきましたが、政教分離の原則を定める憲法20条の解釈について、先生のご見解を改めて聞かせてください。 政治家が過剰な特権を結果的に与えるようなことに対しては、厳に慎まなければならないというのが憲法20条の精神です。 【憲法20条】 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。 ②何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。 ③国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。 今回の旧統一教会との問題は、安倍元首相や閣僚などが集会であいさつなどをしたことで、「私たちの団体は有名な議員の方々にちゃんとご支持いただいている」と、広い意味での「特権」を受ける形になっていたことです。 私は、政治家が宗教団体の開催する集会に行くこと自体は問題ではないと思っています。 宗教団体と一口にいっても… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
芋づるすらもらえなかった買い出し 戦時下、片道20キロ歩いた日も
買い出しの道で終戦放送を聞きしあの日の暑さが今日も 暑い日だった。ズック靴の底がこげるかと思うほどだった。石川県内灘町の土橋登志子さん(87)は8月になると、終戦の日を思い出す。 2017年9月13日付朝日新聞石川版に、自身の戦争体験を詠んだ短歌を投稿した。 敗戦から77年。戦時中の記憶、故人となった戦争体験者を思い、詠んだ作品が歌壇と俳壇へ今も寄せられる。掲載作の詠み手に、込めた思いを聞いた。 当時は金沢市彦三町に住み、国民学校5年生だった。父は金箔(きんぱく)を挟む和紙「切り紙」を裁つ職人。母と四つ上の姉、三つ下の妹、4歳になる弟の6人家族だった。 すでに小学校は国民学校と改称され、戦時色はより一層強まっていた。1945年ともなると、主要な食料品や生活必需品が配給となって久しかった。配給といえば、ゆでたジャガイモを思い出す。しかも傷んでいることが多かった。 そこで食料の買い出しを任されたのが、登志子さんだった。 ある日は山の方へ、ある日は… この記事は有料記事です。残り580文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
楽天モバイル、取引先から不正請求 46億円損害か 関与従業員解雇
携帯電話基地局整備をめぐり、「楽天モバイル」(東京都世田谷区)が取引先から不正な水増し請求を受けていたことがわかった。同社はこの不正を理由に取引先の預金の仮差し押さえを東京地裁に申し立て、認められた。水増し請求の損害は約46億円に上るといい、一部は同社の当時の担当従業員側に還流していたとみられるという。同社は8月に従業員を懲戒解雇し、不正を警察に告訴したとしている。 取引先は、物流会社の日本ロジステック(東京都千代田区)。関係者によると、日本ロジは楽天モバイルから基地局建設の部材の保管や輸送の業務を請け負っていたが、2019~22年、京都府城陽市にある法人に対するコンサルティング料などを不正に上乗せし、楽天モバイルに請求していたという。 コンサル料の支払先となっていた法人は、楽天モバイルの当時の担当従業員が実質的に支配しており、この従業員の要請を受けた日本ロジの役員が不正を行っていた可能性がある。 関与の従業員、タワマン住まい 楽天モバイルは水増しの総額… この記事は有料記事です。残り466文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
破壊の運命免れ、押しも押されぬ縄文遺跡に 野球場建設とめた大発見
有料記事 編集委員・宮代栄一2022年9月2日 6時00分 「日本で一番有名な縄文遺跡は」と尋ねたら、ほとんどの人が青森市の三内丸山遺跡をあげるのではないか。縄文時代の遺跡としては四つしか指定されていない「特別史跡」に選ばれていることからも、その重要性は明らかなのだが、実はこの遺跡、当初の予定通りなら、野球場建設に伴い破壊される運命だった。 朝日新聞の青森支局がスクープとして、遺跡で大規模建造物の存在を示唆する「巨大木柱出土」などと報じたのは1994年のこと。重要性が認識されると一躍注目を集め、記者もその後の遺跡取材などで何度か、発掘現場を訪れた。 まだ新幹線が青森県まで延びていなかった頃の話である。当時乗った夜行列車はもう走っていない。 それから約30年。現在、三… この記事は有料記事です。残り1286文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ウイッキーさん「突撃英会話」の源流は 「こんな優しい国民いない」
「ズームイン!!朝!」(日本テレビ系)の英会話コーナーに、ほぼ休みなしで15年間、出演。道行く人に突然話しかける「突撃スタイル」で人気を博した。病気療養を経て、85歳の今も、英会話教室で週7回、教えている。その意欲の源は。 「Good Morning! Let’s begin(おはようございます。さあ、始めましょう)」。ネクタイにスーツ、番組に出ていた頃と変わらない明るい口調。英会話教室が始まった。 「この年齢で働けるのは、幸せなこと。テレビに出ていたのは昔なのに、今でも必要とされていることはとってもありがたい」 元々は海洋生物学者。母国・… この記事は有料記事です。残り1224文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
上皇ご夫妻、長野・軽井沢での今夏の静養見送り 体調に変化なし
多田晃子2022年9月1日 20時30分 上皇ご夫妻は、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、長野県軽井沢町での夏の静養を見送る。宮内庁が1日、明らかにした。 同庁上皇職によると、今年は8月下旬から今月上旬にかけて10日間程度の同町での静養を検討していたが、コロナの感染状況などを考慮し、見送る判断をしたという。天皇ご一家も那須御用邸(栃木県那須町)での今夏の静養を見送っている。 診断後も普段と変わらない生活 上皇さまは7月、三尖弁(さんせんべん)閉鎖不全による右心不全と、上皇后美智子さまは8月、右ふくらはぎの静脈に血栓ができる「深部静脈血栓症(末梢〈まっしょう〉型)」とそれぞれ診断された。側近によると、ご夫妻はその後も普段と変わらない生活をしているという。 上皇さまは侍医が定めた量の水分摂取や軽めの運動などを続けており、今後は経過観察の観点から胸部のX線検査やCT検査を受ける見通し。一方、美智子さまは投薬はしておらず、十分に水分を摂取しているほか、適度にふくらはぎなどを動かしている。経過観察を続けながら必要に応じて、検査を受けるという。(多田晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル