江戸時代から武士と庶民が一緒になって繰り広げてきた紀州東照宮(和歌山市和歌浦西2丁目)の和歌祭(わかまつり)が15日、和歌山市内であった。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった祭りに、およそ5万人(主催者発表)の見物客がつめかけた。 紀州東照宮によると、和歌祭は、紀州藩初代藩主の徳川頼宣(よりのぶ)が亡父の家康をまつるために東照宮を建立した翌年の1622年から始まった。頼宣は武士に限らず、庶民が特技を生かした技や踊りを披露できる祭りにしたという。 この日朝、祭りの中でも例年人気の勇壮な「神輿(みこし)おろし」が繰り広げられた。東照宮の境内に白装束の男衆100人が集結。午前8時、大きなかけ声とともに、約1トンあるみこしを担ぎながら108段ある侍坂の石段を荒々しく駆け下りた。みこしが左右に揺れると、見物客から歓声がわき起こった。見物した和歌山市の会社員大塚智司さん(56)は「コロナを吹き飛ばす威勢の良さがあった」。 「新さん、おかえり!」 暴れん坊将軍も参上 今年は始まりから400年の… この記事は有料会員記事です。残り599文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生後7カ月の男児が肝破裂で死亡 福岡県警が捜査、母親に事情聴く
鈴木優香、椎木慎太郎、板倉大地2022年5月15日 22時01分 福岡県大野城市のマンションの一室で14日、この部屋に住んでいた0歳の男児が救急搬送され、その後死亡が確認された。県警は15日、司法解剖の結果、男児の死因は肝破裂だったと発表した。県警は母親が経緯を知っているものとみて、任意で事情を聴くなど慎重に捜査を進めている。 春日署によると、亡くなったのは、生後7カ月の井上新大(あらた)ちゃん。14日午後1時20分ごろ、自宅にいた母親から119番通報があり、搬送先の同県春日市内の病院で死亡が確認された。新大ちゃんの体には皮下出血の痕が複数あったことから、病院側が署に通報した。新大ちゃんは母親と0歳の兄弟との3人暮らしだった。司法解剖の結果、同日午後1時ごろに死亡したとみられ、体の前部から胸のあたりを強く圧迫されたとみられるという。 大野城市によると、母親については、子どもの養育に特に支援が必要な「特定妊婦」に指定。また、新大ちゃんら0歳児2人とは別の実子(現在は別居)に対する不適切な養育環境があったとして、同居の2人を要保護児童として、訪問や電話により母子を支援していたという。(鈴木優香、椎木慎太郎、板倉大地) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
拡大する「スキル市場」の魅力…1件100万円、恋人との復縁相談も
江戸川夏樹2022年5月16日 5時45分 自分の得意な能力をサイト上で出品し、必要な人に買ってもらう「スキルマーケット」が急拡大している。イラストの作成から料理教室、悩み相談まで、対象は様々。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が広がり、空いた時間で副業を始める人が増えたことが背景にあるという。 業界大手の「ココナラ」は、2012年に開設。似顔絵の作成や作曲、マーケティング、翻訳など幅広く出品され、多くは500円から数千円で取引されている。 「ホームページの企画立案から制作まで担って100万円」という高額のサービスのほか、「恋人と復縁するための相談に1分220円」といった出品も。「やろうと思えば何でもできる場所」と広報の柳沢芙美さんは話す。 サイトの利用者は増え続け、21年時点で260万人が会員登録している。4年前の4倍だ。 とくに新型コロナの感染拡大後に利用者が増えており、在宅勤務で空いた時間を活用する人がいるほか、「コロナ禍でオンラインに抵抗感がなくなったことも要因」(柳沢さん)とみられている。 同じく12年に始まった「ストアカ」のように、料理や片付け術など教えることに特化するサイトもある。主婦層の出品者が増えており、生活に不安を感じ、副業として始める人も多いという。 情報経営イノベーション専門職大学の中村伊知哉(いちや)学長は「誰もが、自分なりの『能力』を持っている。主婦層やシニアなど埋もれた能力が社会に出始めている」と話す。 一方でサイトは乱立しており、どこを信頼すればいいか分かりにくいこともある。 中村学長は「サイトの運営会社の連絡先が掲載されているかや、悪質な出品者が放置されていないかを確認するなど、利用者はサイトの安全性にも気をつけてほしい」という。(江戸川夏樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
プログラミングで全国Vの10歳 塾の経験なし、家にゲームないけど
後藤優奈さん(10) プログラミング全国大会で優勝 蛍舞う大分市の山あいの集落に暮らし、全校児童40人余の小さな小学校に通う。そんな野原を跳びはねている女の子が昨年12月、プログラミングの全国大会テックキッズグランプリで優勝した。 大会でこれまで優秀な成績を収めてきたのは、都会の秀才のような子が珍しくなかった。彼女は違う。自宅は田畑あわせて600坪。田植え稲刈りを手伝い、塾に行ったことはない。 ゲーム機もなし。せがまれて… この記事は有料会員記事です。残り378文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
孫と基地を見た、「私は何人か」考えた 県民それぞれの復帰50年
沖縄県内各地では15日に様々な催しがあり、多くの人がこの半世紀と未来に思いをはせた。 那覇市の国際通り沿いの広場では、伝統演舞の「エイサー」や「旗頭」が披露された。国際通り青年会の小波津正光さん(47)は「望んだ形ではないし、決してお祝いではないけれど、それぞれの復帰50年を振り返ってもらう機会にしたい」と話し、踊りながら豪快に太鼓をたたいた。 米軍嘉手納基地を一望できる嘉手納町の道の駅「かでな」の展望台には、多くの人の姿があった。 50年前、沖縄を統治してい… この記事は有料会員記事です。残り808文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄復帰50年 基地負担軽減訴え、名古屋でも集会
伊藤智章2022年5月15日 22時30分 沖縄復帰50年を考える市民集会が15日、名古屋市中区の東別院会館ホールで開かれ、約140人が参加した。三線や踊りで盛り上がる一方、壇上には「琉球弧を平和の島へ」とのスローガンが掲げられた。台湾有事への警戒から基地強化の動きがみられる現状に憤る発言が相次いだ。 あいち沖縄会議などの市民団体でつくる実行委員会主催。主催団体あいさつでは「この50年、何をやってきたのか」と涙声になり、言葉に詰まる男性もいた。 集会に参加した新城正男さん(76)=愛知県岩倉市=は沖縄県北谷町出身。1964年に就職で名古屋に来た。取材に「復帰50年というが、沖縄は基地も爆音も米兵の犯罪も変わっていない。本土の皆さんも考えてほしい」と話した。 元社会党参院議員の大脇雅子さんは当時を振り返り「基地も日米地位協定も動かせなかった」とわびた。沖縄県東村の米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設工事の警備を巡る訴訟などについて講演。大脇さんが原告側の弁護団長として関わった訴訟は昨年、名古屋高裁で愛知県警機動隊の派遣が違法とされた。大脇さんは「沖縄の人のようにめげずにどう戦い続けるか、考えた」と話した。(伊藤智章) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
寺が全焼、1人の遺体を発見 住職夫妻連絡取れず 大阪・大阪狭山市
2022年5月16日 1時20分 15日午後10時半ごろ、大阪府大阪狭山市池之原4丁目の西福寺で「建物が燃えている」と通行人の男性から119番通報があった。堺市消防局によると、火は約2時間後にほぼ消し止められたが、本堂や住居部分が全焼したとみられ、女性とみられる遺体が見つかった。 府警によると、寺には住職夫妻が住んでおり、2人とも連絡が取れていないという。 現場は飛鳥時代に造られたとされるため池「狭山池」の西約500メートル。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
乗鞍スカイライン 残雪のなか観光客でにぎわう 通常開通3年ぶり
山下周平2022年5月15日 22時30分 【動画】3年ぶりに通常開通した乗鞍スカイライン開通=岩下毅撮影 岐阜、長野県境の北アルプス・乗鞍岳(3026メートル)を走る乗鞍スカイラインが15日、冬季閉鎖を終えて開通した。環境保護のため、マイカーの乗り入れが規制され、観光客はバスや自転車などで標高2702メートルの畳平をめざした。 2020年はコロナ禍で通行自粛が求められ、21年は災害復旧工事で開通が遅れた。例年通りの開通は3年ぶりとなった。全長14・4キロの山岳観光道路沿いには最大5メートルの積雪が残る。この日の畳平は日中でも気温が1度前後だったが、多くの観光客でにぎわった。(山下周平) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「復帰して良かった?」 問われた沖縄の児童が考えた50年前と未来
沖縄本島南部、南風原(はえばる)町の南風原文化センターでは15日午後、地元の小学生たちが復帰について学ぶワークショップに取り組んだ。子どもたちは復帰当時の生活や思いを想像したり、沖縄の50年先について話し合ったりした。 参加したのは、南風原小の5、6年生約40人。復帰前後の出来事や生活の変化を振り返りながら、「自分なら復帰に賛成するか」「沖縄が豊かな社会になるために、大切なことは何か」といったテーマで、グループごとに意見を出し合った。 復帰の是非については、米軍統治下で米兵による事件や事故がまともに裁かれなかったことなどを挙げ、「日本に復帰してよかった」とする声が多くあがった。一方で「復帰しても基地は残った」「日本は沖縄を『捨てた』みたいな感じでアメリカ世(ゆー)になったから、少し抵抗もあったんじゃないかな」といった意見も出た。 この日は、復帰した当時を知る世代も参加。町内に住む団体職員の新垣敏さん(58)は、当時の小学校の給食メニューや、「しまくとぅば(しまことば)」を使うと叱られたエピソードなどを紹介した。「復帰したら『日本人になる』と言われて、じゃあ今は何人なのだろう?と。それは復帰直後も、今もずっと考えている」と話した。 参加した6年生の女子児童(… この記事は有料会員記事です。残り259文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「平和の島、今なお…」沖縄知事が国民へ訴え 復帰50周年記念式典
沖縄の日本復帰から50年となった15日、「沖縄復帰50周年記念式典」が沖縄県宜野湾市と東京都の2会場をつないで開かれた。岸田文雄首相は、沖縄の基地負担軽減のために全力で取り組んでいくことを強調。玉城デニー知事は、過重な基地負担が50年経っても続く現状と経済的な課題を訴え、復帰の意義について国民全体での認識の共有を求めた。 式典は、県と政府の共催で、沖縄と東京の会場が中継でつながれた。沖縄の会場に岸田首相や玉城知事、全国知事会の平井伸治会長(鳥取県知事)らが出席。天皇、皇后両陛下がオンラインで出席し、衆参両院の議長やラーム・エマニュエル駐日米国大使らが東京の会場で登壇した。 沖縄は、国土面積の0・6%に全国の米軍専用施設の約7割が集中し、米軍機の騒音や米軍人らの事件事故、環境汚染などが課題となっている。 岸田首相は式辞で、戦後27年にわたって米軍統治下に置かれた沖縄の復帰について「戦争によって失われた領土を外交交渉で回復したことは史上まれで、日米両国の友好と信頼によって可能になったもの」と振り返った。「沖縄の歩んだ歴史に改めて思いをいたし、県民のひたむきな努力に深甚なる敬意を表したい」と語った。 沖縄の基地負担に関しては「重く受け止め、基地負担軽減に全力で取り組む」と強調。米海兵隊キャンプ瑞慶覧(北中城村など)の一部地区について返還に先立って県民が利用できるようにすると述べた。 続いて登壇した玉城知事は、復帰時の「沖縄を平和の島とする」という目標が「復帰から50年経ってなお達成されていない」と訴えた。 復帰から10年ごとに更新される沖縄振興計画などで「本土との格差は縮小され、社会経済は着実に進展した」と述べた一方で、1人当たりの県民所得が全国平均に達していないことを挙げて「自立型経済の構築はなお道半ば」と指摘。子どもの貧困など「依然として克服すべき多くの課題が残されている」と語った。政府に対し、復帰の意義と恒久平和の重要性について国民全体での認識の共有を図り、平和で豊かな沖縄の実現に向けて取り組むよう求めた。 天皇陛下は「沖縄には、今なお様々な課題が残されています」とし「広く国民の沖縄に対する理解が更に深まることを希望する」などと述べた。 沖縄県民代表として、戦時中に撃沈された学童疎開船「対馬丸」に乗っていた一人で、対馬丸記念会の高良政勝理事長があいさつした。式典後はレセプションが開かれ、琉球舞踊や空手の演武などがあった。(光墨祥吾、高橋杏璃) 県民ら800人が招待、それぞれの思い 沖縄での記念式典の会場となった沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)では、対馬丸記念会代表理事の高良政勝さん(82)が県民代表として登壇した。岸田文雄首相らを前に「私たちが望んだ沖縄県は、まだ道半ばの感があります」と強い口調で訴えた。 太平洋戦争中の1944年に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル