戦後の那覇市を舞台にした小説「入れ子の水は月に轢(ひ)かれ」で作家デビューした沖縄出身のオーガニックゆうきさん(29)。幼少期から見慣れてきた基地反対集会や座り込み運動は本土の大学で冷笑され、沖縄と本土との溝の深さに大きなショックを受けました。本土から「ひとごと」と見られがちな沖縄について「文学は他者との架け橋になる」と語ります。 作家。1992年生まれ、沖縄県浦添出身。本名は上里叶子(きょうこ)。京都大学在学中。2018年に「入れ子の水は月に轢(ひ)かれ」がアガサ・クリスティー賞に選ばれ、作家デビュー。今年4月に文庫化された。現在は、沖縄の米軍基地や首里城をテーマにした作品を構想している。 ――デビュー作の舞台は沖縄でした。 「生まれ育った沖縄を取り上げたいと思っていました。舞台になっている那覇市の水上店舗には、曽祖母が卵を売っていた店もありました。執筆にあたって多くの店主に話を聞いたり、公文書館で米軍統治時代の資料を調べたりする中で、水上店舗は戦後、戦争で何もなくなった場所に人々が集まって闇市ができ、復興していった『証し』だと分かり、題材にしようと考えました」 身近にあった沖縄戦や基地問題 外に出て気づいたこと ――作品では、沖縄戦や基地問題が背景にあると強く感じさせます。いつから、こうした問題に関心を持ちましたか? 「赤ちゃんの時から両親に… この記事は有料会員記事です。残り3550文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トマト嫌いだった農家がミニトマト栽培 「売れる物作り」を聞く
トマト嫌いだった農家が育てるミニトマトがある。甘みと酸味のバランスにこだわり、大阪府南部にあるハウスから四季を通して出荷する。サラリーマンの経験と、消費地に近い立地を生かし、「ミニトマトメーカー」として「売れる物作り」を進めている。 和泉市の直売所に並んだミニトマト。袋には「糖度は8度以上」の文字が。口に入れると、酸味と甘みが広がり、後を引く味だ。 岸和田市と和泉市にあるハウス計約55アールで、「アマメイド」というブランド名のミニトマトを育てるのは、キノシタファームの木下健司さん(43)。実家は農家だが、トマトは嫌い。でも、「この味なら食べられる」というトマトに出会い、人生が変わった。 ◇ 岸和田市の農家に生まれ育ったが、一年中泥だらけになって働く親の姿を見て、魅力は感じなかった。大学卒業後はサラリーマンとなり、商社や製紙会社などの営業を経験した。 30歳を前にサラリーマンを続けるべきか悩み、家業と向きあった。学生時代のバイト先の店長に相談すると、「思い立ったら農業を始められる環境は恵まれている」。農家以外の人が新規就農するには、農地の確保など壁が高いからだ。 実家が農家というアドバンテージを生かさない手はないのでは――。そう考えて29歳で退職し、実家の葉物野菜の栽培を手伝った。 「雨が降って時間があったの… この記事は有料会員記事です。残り1084文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「基地より経済」が多かった沖縄世論調査 前副知事に背景を聞いた
沖縄県の最重要課題は「経済振興」で、本土との格差で最も問題なのは「所得」――。沖縄の日本復帰50年を受け、朝日新聞社が沖縄タイムス、琉球朝日放送と合同で3~4月に行った県民対象の世論調査(郵送)で、基地問題よりも経済を重視する回答が目立ちました。調査結果から何が読み取れ、背景には何があるのか。2021年3月まで沖縄県の副知事を務めた富川盛武・沖縄国際大名誉教授(地域経済論)に聞きました。 ――「沖縄県の最重要課題」を尋ねた質問で、最多は「経済振興」38%で、「基地問題」26%、「教育・福祉などの充実」19%と続きました。調査の違いで単純比較はできませんが、2017年調査(電話)では「基地問題」33%、「経済振興」19%で、変化があるように見えます。 「新型コロナ禍で大打撃を受けた経済や家計への不安と、県民の思いが踏みにじられてきた基地問題への諦観(ていかん)の表れではないか」 「1人当たり県民所得は全国最下位が続き、子供の貧困も厳しい。沖縄は島嶼(とうしょ)社会でマーケットが小さく、資本も少なく、中小企業が多い。その中で県民所得を上げるのは至難の業だが、コロナ禍前の沖縄は観光を中心に景況が良く、所得も伸びていた。積年の課題である所得に改善が見えた中でのコロナ禍。その打撃は大きく、経済の向上を望む声は大きいのだろう」 「一方で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設予定先の名護市辺野古では、埋め立てが進んでいる。7割が埋め立てに反対した県民投票(2019年)をはじめ、沖縄が示した多くの民意が一顧だにされない形でだ」 「知事と総理の会談があっても、言いたいことを言い合うだけで、解決が見えない。県民の思いが届かない、無視されるという歴史が、沖縄では何度も繰り返されてきた。コロナ禍やウクライナ有事の不安も重なる中、仕方がなく、今は経済振興を取るしかない、という県民の思いがうかがえる」 ――米軍基地問題で、国が沖縄の意見をどの程度聞いていると思うか尋ねたところ、「聞いていない」という回答が「あまり」(44%)、「まったく」(30%)をあわせて74%。岸田内閣支持の人でも61%、自民支持層でも51%がそれぞれ「国は聞いていない」を選んでいます。 「政府の政策が、地元の意見… この記事は有料会員記事です。残り2665文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
馬毛島基地計画でアセス準備書の住民説明会 騒音対策で異論相次ぐ
防衛省は10~12日、米軍訓練移転を計画する馬毛島(鹿児島県西之表市)の基地整備に向けた環境影響評価(アセスメント)準備書の説明会を西之表市など種子島1市2町で実施した。計画に反対する住民からは、航空機騒音対策を中心に疑問の声が相次いだ。 準備書で示した評価によると、米軍機や自衛隊機による種子島など11カ所の予測地点の騒音レベルは、馬毛島の滑走路を、対岸約10キロの種子島からできる限り遠ざかるように配置することで、環境基本法に基づく基準値を下回るとした。 住民が最も懸念する米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の騒音をめぐり、出席者から「各地で米軍機の低空飛行訓練が問題になっている。コースを外れて種子島上空を飛ぶことはないのか」といった指摘が続いた。 防衛省側は、空母着艦技術を… この記事は有料会員記事です。残り224文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「母方の血縁関係と矛盾なし」の根拠とは 横田めぐみさんの鑑定でも
山梨県道志村の山中で見つかっていた頭の骨の一部について、山梨県警は12日、ミトコンドリアDNAの型を鑑定した結果、2019年に行方不明になった千葉県成田市の小倉美咲さん(9)の母方と血縁関係にあることに矛盾はない、と発表した。 県警が当初鑑定を試みたDNAと、後に切り替えたミトコンドリアDNAは何が違うのか。 民間の鑑定機関、法科学鑑定研究所の山崎昭所長によると、通常の鑑定は細胞内に一つしかない核の中のDNAを使う。このDNAは父母から一つずつ引き継がれる二重らせん構造で、兄弟姉妹であっても異なるため個人の識別ができる。 一方、細胞内にあるミトコン… この記事は有料会員記事です。残り444文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ドーベルマン2頭また不明 柵内で飼育、飼い主は「盗まれた」主張
11日午後、千葉県木更津市真里谷(まりやつ)で「飼育していたドーベルマン2頭がいなくなった」と飼い主から木更津署に申告があった。この2頭は4月に脱走した犬で、署と保健所は約20人態勢で12日も探した。12日夕時点でけが人や目撃情報は入っていないという。 署によると、2頭はメスの成犬(体重約35キロ、体長約70センチ)と生後約5カ月のオスの子犬(同15キロ、50センチ)。それぞれ赤と青の首輪をつけているという。飼い主が最後に確認したのは8日午後1時半。外出先から帰宅した同午後2時半ごろ、いなくなっていることに気づいたという。 飼い主の男性は12日夕、報道陣の取材に応じ、「逃げたんじゃなくて、盗まれた」と語った。高さ約120センチの柵の中で飼育しており、柵の中では鎖でつないでいなかったという。行方不明になった3日後に申告したことについては「(盗んだ)相手から連絡が来るかと思って様子を見ていた」と話した。 署などによると、4月22日にも今回の2頭を含む4頭が所在不明になり、同日夜にボランティアで探していた女性らが近くの道路で発見し確保。飼い主に引き渡されていた。 千葉県君津保健所によると… この記事は有料会員記事です。残り529文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熱海市議会百条委 基準超の盛り土「承知せず」、現土地所有者が証言
静岡県熱海市で昨年7月に発生した土石流災害を調べている市議会調査特別委員会(百条委員会)で12日、起点とされる盛り土があった土地の前・現所有者の証人尋問があった。前所有者は盛り土造成への関与を否定し、現所有者は盛り土の存在を知らなかったと主張した。 土石流発生後、2人が公の場で発言するのは初めて。 土石流は昨年7月3日に発生し、災害関連死を含む27人が死亡、1人が行方不明になっている。県は盛り土が被害を拡大させたとみている。 県や市によると、盛り土は前所有者が2007年に市に届け出た計画に基づいて造成された。ただ、盛り土の高さは計画の3倍超の約50メートル、土砂の量も約2倍の約7万立方メートル超で、防災対策も不十分だったとみられている。 盛り土を含む一帯の土地は、11年2月に現在の所有者に売却された。 前所有者はこの日の百条委で「(盛り土の)申請はしたが、(造成)行為者ではない。土地を貸していただけだ」と述べ、造成への関与を否定。崩落の危険性の認識についても「あの土地はもともと安定している。(土地売却後の)10年間安定していたことが証明している」と述べた。 この日は09~10年に盛り… この記事は有料会員記事です。残り935文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マスク拒否で処分受けた元市議 慰謝料請求などの訴えを取り下げ
マスクを着用しなかったことなどを理由に市議会での発言を禁止した処分は表現の自由を侵害するなどとして、大分県臼杵市の市議だった若林純一氏(62)が市議会に処分の取り消しを、市に慰謝料を求めた訴訟について、若林氏が大分地裁に取り下げ願いを出したと12日明らかにした。 若林氏は、21年9月21日の市議会の二つの委員会と同30日の本会議でマスクを着用しなかったり、鼻を出して着用したりして委員長や議長の指示にも従わなかったため、マスク無しでの発言を禁止された。 このため、議会に処分を取り… この記事は有料会員記事です。残り356文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山中の人骨「美咲さんの母方との血縁関係に矛盾せず」 山梨県警発表
池田拓哉2022年5月12日 22時35分 山梨県道志村の山中で見つかっていた頭の骨の一部について、県警は12日、ミトコンドリアDNA型鑑定の結果、2019年に行方不明になった千葉県成田市の小学生、小倉美咲さん(9)の母方と血縁関係にあることに矛盾はないと発表した。 骨の一部は4月23日、ボランティアで美咲さんの捜索を続けていた男性が山中で発見し、同25日に県警に通報。県警がDNA型鑑定をしたが、身元を特定できなかった。このため、県警は別の方法としてミトコンドリアDNA型鑑定を試みていた。 ミトコンドリアDNA型鑑定は、母方の血縁関係を調べることしかできず、個人の特定はできない。このため、県警は「母方の血縁関係にあることに矛盾はない」との表現をしている。 頭の骨は、美咲さんが行方不明となったキャンプ場から東に約600メートル離れた枯れた沢で見つかった。今月4日には200~300メートル上流で人の右の肩甲骨の一部が見つかり、県警はDNA型鑑定を進めている。11日にはさらに骨のようなものが二つ発見された。 骨が見つかった場所の周辺では、子ども用の運動靴や片方の靴下、黒っぽいハイネックのシャツが見つかっている。県警はいずれも美咲さんが着用していたものと特徴が似ているとしている。 県警は13日以降も捜索を続ける方針。(池田拓哉) 美咲さんの母のとも子さんがコメント公表 美咲さんの母とも子さんは12日、情報提供を呼びかけるホームページで「明日、5月13日は美咲の10歳の誕生日であり、母親としては1年で一番一緒に過ごしてあげたい日です。その前日に今回のような鑑定の結果が出て、言葉にならない想(おも)いです」などとするコメントを載せた。「今回、美咲本人と警察から断定された訳ではないので、無事に戻ってくると信じている気持ちに変わりはありません」とつづり、「新たな人骨も発見されており、今はこちらの鑑定の結果を信じ祈りながら待ちます」と結んだ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Après des bénéfices record, SoftBank enregistre une perte… historique
A Tokyo, le 12 mai 2022. CHARLY TRIBALLEAU / AFP Depuis que Masayoshi Son, le grand patron de SoftBank, a décidé de concentrer les efforts du conglomérat japonais sur l’investissement dans les valeurs technologiques, les performances du groupe font le yoyo. Et pas dans de faibles mesures. Jeudi 12 mai, il […]