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漁村の17歳が開いた英会話教室 イカ釣りの集落「寂れるのは嫌」
中学2年の夏休み、青森県東通村教育委員会の事業でニュージーランドにホームステイした。「思っていることを英語で伝えることが、これほど楽しいとは」。片道30キロをスクールバスで通う県立田名部高校で英会話クラブに入り、勉強を重ねた。 下北半島の北部、冬の寒さが厳しい東通村のイカ釣りが盛んな集落で育った。「幼い頃の漁港はまだ活気にあふれていた」と記憶するが、近年は不漁も続き往時のにぎわいは感じられない。 村の人口はピーク時の196… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
NFTアートが開く世界の扉 新しい地方創始の形を生み出すか
日本の地方の小さな町村が世界とつながる。「NFT」と呼ばれる技術を使ったデジタルアート作品「NFTアート」を活用し、地域活性化を図ろうという動きが広がっている。地域の資源をモチーフに制作したNFTアートを販売することで、新しい形での地方創生を目指す試みだ。 NFTとは、日本語で「非代替性トークン」と訳される電子的な証明書のこと。暗号資産(仮想通貨)にも使われるブロックチェーン技術で、デジタルデータの改ざんや複製が不可能になるため、「本物」であることが示されるのが特徴だ。 NFT付きのアート作品は取引額が高騰していて、昨年3月には米国人アーティストの作品が約6900万ドル(約75億円)で落札され、さらに市場に火がついたとされる。 「山古志を世界にアピールしたい」 新潟県長岡市山古志地域(旧山古志村)では、住民らでつくる「山古志住民会議」が昨年12月、特産の錦鯉(にしきごい)をモチーフにしたNFTアートを販売した。「Colored Carp」と名付けた作品は1枚約1万円で、1カ月半で350枚が売れた。購入者には「電子住民票」を発行し、デジタル上で地域づくりにも関わってもらう狙いだ。 2004年の中越地震で大き… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ゆくぞ、アトム×「ご当地NFT」トレカ 世界の市場で地域を救え
石平道典2022年4月18日 8時30分 「鉄腕アトム」が21世紀の2022年、地域経済を救う。 漫画家・手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」が、全国各地の観光資源をデザインしたNFT(非代替性トークン)付きのトレーディングカード(トレカ)に登場する。 「ご当地NFT」として世界中に販売され、コロナ禍で打撃を受けた地域経済を支援する目的だ。 第1弾は、鳥取県。鳥取砂丘や国立公園・大山といった県内市町村それぞれの観光資源などを背景に、鉄腕アトムのキャラクターをあしらった。 トレカのデザインは35種類あり、複製不可能でオリジナルなデジタル作品だと証明するNFTが付く。NFTは取引が活発化しており、売り上げの一部を各地域に寄付する。 手塚プロダクション、旅行大手JTBなどが出資するJ&J事業創造、メタバース(仮想空間)やNFTの分野で事業展開する「NOBORDERZ(ノーボーダーズ)」の3者が共同して実施した。ノーボーダーズの担当者は「日本を代表するキャラクターの鉄腕アトムとコラボしたご当地NFTを販売し、地域経済や観光振興など地方創生につながれば」と話す。 トレカは、同社が開発したNFTのマーケットプレース「XANALIA(ザナリア)」で、今月中に販売を始める。価格は未定。 今後、トレカを使ってゲームができるアプリを配信し、将来的にはメタバース「XANA(ザナ)」(https://xana.net/ja/)上で遊べるようにする。 鉄腕アトムは、海外では「アストロボーイ」のタイトルでアニメ放映されるなど、いまでも人気のある作品だ。鳥取のトレカは2千枚分を先行募集したところ、10倍以上の2万4700人から申し込みがあったという。 欧米や中国を中心に海外の人が多く、担当者は「世界中の人に全国各地の魅力をPRできる」と期待する。今後、「ご当地NFT」を全都道府県で展開し、世界のNFT市場に向けて販売していきたいという。 詳細はツイッター(https://twitter.com/Astroboyjapan)で。(石平道典) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
私の聞こえ方を否定した先生 マンガに描いた「黒い手」の抑圧
イラストレーターのミカヅキユミさんは、重度の感音性難聴の当事者だ。 耳が聞こえる夫と9歳の長男、5歳の長女との日常を、エッセーイラストや漫画で記録してきた。 彼女には、今も忘れられない思い出がある。 かつて通った小学校では、自分の意思を伝える教育の一環で、日記をつけるよう言われた。 本を読むのも、文字をつづるのも大好き。毎日提出するノートに、先生がどんなコメントをつけてくれるか、わくわくしていた。 2年生のときのことだ。自宅のインターホンを押すと、室内に備え付けのランプが光って回ることを取り上げようと考えた。 「わたしは耳がきこえないのでランプを見て『おきゃくさまがきたんだな。』とわかります」 そう書いたが、後日返ってきたノートに目を通すと、赤ペンでこんな風に添削されていた。 「きこえにくいと書きましょう。難聴とも言うよ」 悩み抜いてとった行動 私の聞こえ方を、どうして訂正するの? 直さなくちゃダメなの……? 魂が傷ついたと感じるほどにショックだったが、大人の意見は正しいと思い込み、何も言えなかった。 そして悩み抜いた結果、意外な行動に出る。 「きこえにくい」は、絶対に納得できない。だから文章の修正を求められても、全部無視したのだ。 その後も何度か同じことがあったが、粘り強く続けると、指摘はなくなった。 当時の経験を漫画にして、今年4月上旬、ツイッター上で公開した。 子どもの言い分を、一方的に押さえつけてしまう大人の腕。それを「黒い手」と表現した点に、大きな反響が起きた。 しかし漫画には、実はまだ続きがある。 ■涙を流して訴えた長女… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
母がもちを詰まらせた 呼吸がなく唇が変色…119番の冷静な指示は
兵庫県川西市の女性(57)が母親(86)と遅めの昼食をとっていたときのことだった。2月2日午後2時半ごろ、家には2人きり。母の好きな餅を焼いて小さくちぎり、きなこをまぶして渡した。自分の分を用意しながら母に「おいしい?」とたずねた。 返事がない。振り向くと、口を開けて唇が変色し、顔も血の気が失せていた。 「え、やばい」。左手で母の背中をたたきながら右手で携帯電話をとる。119番にかけると、女性の声が答えた。 「救急車は用意しました。お母さんは意識、呼吸はありますか」 「今ちょっとないです」 「分かりました。何を詰まらせたんですか?」 「お餅です」 「お餅ね、心臓マッサージは… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ドンキの「ポポポ♪」 地方の中小企業が呼び込み音を誕生させるまで
【動画】ポポーポポポポ♪でおなじみの「呼び込み君」。やみつきになる人が続出し、おもちゃまで発売された。 スーパーや量販店「ドン・キホーテ」などで流れている「ポポー ポポポポ♪」のメロディー。一度聞いたら耳から離れない不思議なあの曲が生まれるまでには、試行錯誤があった。 誰もが一度は聞いたことがあるであろう音の主は「呼び込み君」。製造したのは、群馬県みどり市に本社を構える群馬電機だ。2000年に初号機を売り出し、現在は3代目だ。 「ポポポ」のメロディーは、どうやって生まれたか。 開発にあたった群馬電機の藤… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
地域で子どもの誕生を祝う 家具デザイナーが木製の椅子に込めた願い
地域で子どもたちの誕生を祝い、支えていこうと、木の椅子を贈る「君の椅子」プロジェクト。今年のモデルができ、16日、北海道旭川市であった贈呈式で、2人の赤ちゃんにプレゼントされた。 「君の椅子」は06年から始まり、現在、東川町や剣淵町、福島県葛尾村など7町村が参加する。製作は旭川家具の工房が担い、新モデルのデザインは、東京の家具デザイナー坂本茂さんが手がけた。ヨーロッパの教会や食堂でよく使われる椅子をイメージしたという坂本さん。「遠く離れた世界に、自分の椅子と同じような椅子がある。その椅子を通し、世界で起きたことを、自分のこととして受け止めてもらえたら」。 プレゼントされた北海道東神… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イタリアやスイス、ボリビアも 世界の絶景スポットが四国にある謎
海外旅行は四国で!?――。世界の観光地に似た四国のスポットを見つけるコンテストがあり、15カ所が選ばれた。コロナ禍で渡航が難しい中、海外旅行気分を味わってもらおうと、四国の観光団体が企画。類似度の判定には、AI(人工知能)が使われた。 JR四国や四国4県などで構成する「四国ツーリズム創造機構」が昨年8月~今年1月、世界の観光地と似た四国のスポットの写真を募集。全国の83人から113件の応募があり、NTTドコモが開発したAIによる「類似スポット判定技術」で、類似度を100点満点で数値化。機構の審査員による採点も加味して入賞作を選んだ。 グランプリに選ばれたのは、高松市の商店街にある丸亀町壱番街前ドーム。イタリア・ミラノにあるアーケード「ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世」との、AIによる類似度は88・4点だった。丸亀町のドームは2007年の完成当時からミラノのドームと似ているとの声があったという。 準グランプリには、スイスの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
暗殺された首相葬儀の日、小学校では 日誌に残る日常はまるでSNS
「学年末休暇第1日(中略)電話連絡 平磯駅長より 駅前倉庫を荒らす児童あり学校側で指導してほしい」 先生が匿名でSNSに投稿していそうな学校の日常。実はこれ、60年前に茨城県のある小学校の日誌に書かれていた内容だ。 茨城県立歴史館が戦前から戦後にかけての小学校の日誌を集めて、ツイッターで紹介している。 冒頭の日誌は1962(昭和37)年3月28日、現在の茨城県ひたちなか市にあった平磯小学校でつづられた。 収集を担当している首席研究員の長谷川良子さん(46)がツイッターに投稿し、「学年末休暇1日目、先生達がほっと一息ついたのも束の間」とコメントした。 長谷川さんは昨年10月、「せっかく集めた資料をもっと活用したい」とツイッターでのつぶやきを始め、月に数回のペースで続けている。 登校途中、犬にかまれた教官は… 「篠原教官、登校途中犬にかまる。駐在所に届出、飼主来校」 これは1951(昭和26)… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル