【兵庫】ロシア軍の侵攻を受けるウクライナから神戸市の市営住宅に避難しているウクライナ人の男女2人が、同市中央区にバレエ教室「ジャスト・ダンス」を開いた。2人は「教室ができて感激しています。できたら毎日教えていきたいです」と喜んでいる。 2人はウクライナ南部の都市オデーサ(オデッサ)のバレエ団で活動してきた女性のビクトリア・コスチュチェンコさん(35)とパートナーの男性のボグダン・チャバニュクさん(34)。 6月8日、中央区のスポーツクラブ「神戸リガッタ・アンド・アスレチック倶楽部(くらぶ、KR&AC)」で開いた初めての教室に、女児2人が参加した。 ビクトリアさんとボグダンさ… この記事は有料記事です。残り778文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熱中症の疑いで9人搬送 富里スイカロードレース、気温は30度超
2023年6月19日 7時34分 千葉県富里市で18日に開かれた富里スイカロードレース大会で、参加した県内外の30~50代の男女計9人が熱中症の疑いで病院へ搬送された。市消防署などによると、重症1人、中等症7人、軽症1人。午前11時ごろから午後1時半にかけて、大会実行委員会が119番通報をした。実行委によると、市内は午前中から、気温が30度を超えていたという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死亡の52歳自衛隊員、2発目が胸に当たり致命傷か 陸自射撃場死傷
岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で男性隊員3人が銃で撃たれて死傷した事件で、殺人容疑で送検された自衛官候補生の男(18)が発砲した詳しい状況が捜査関係者への取材で判明した。死亡した菊松安親1曹(52)に対しては1発目を発砲後、重傷を負った隊員への銃撃を挟んで、2発目を発砲していた。 菊松1曹は1発目は胸以外の部位に、2発目は胸にそれぞれ被弾していたという。2発目が致命傷になったとみられる。岐阜県警や陸自の警務隊は、男が2発目を撃った理由などを調べる。 銃撃を受けて死亡したのは菊松1曹のほか、八代航佑3曹(25)。重傷を負ったのは原悠介3曹(25)。 事件は射撃訓練が行われてい… この記事は有料記事です。残り241文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
非常時に「中二階」に何ができるか 県庁復興特命チームは自問した
仙台市中心部にある18階建ての宮城県庁。土木分野の技術職員の職場は、その8、9階に集まる。 東日本大震災発生からまだ2週間ほどしかたっていない、2011年3月末。空き部屋だった9階の一室で、ある「特命チーム」が立ち上がった。 津波で壊滅的被害を受けた沿岸部の市町のため、復興まちづくりを支援すること――。 緊急時ゆえ辞令はなし。都市計画課や建築宅地課の技術職員が、順次招集された。 東日本大震災から12 年。巨額予算をつぎこんだハード事業はほぼ終わった。この「復興」はどうやって始まったのか。初動期に重要な役割を果たした宮城県庁の「復興まちづくり支援チーム」の8カ月を、証言からたどった。(文中敬称略) 特命チームのまとめ役は遠藤信哉(67)だ。震災時は道路課長で、翌4月から土木部次長に就く内示が出ていた。 一晩で仕上げた復興プラン 「暴走だったかもしれないが……」 異動初日の4月1日夜。 宿直当番だった遠藤は、8階… この記事は有料記事です。残り3525文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「線引き」は天下りあっせん資料? 国交省OBに人事情報、残る疑念
有料記事 高島曜介 笹山大志 編集委員・伊藤嘉孝2023年6月19日 5時00分 国土交通省OBの人事介入問題の関連で発覚した「線引き」と呼ばれる非公表の人事資料は、何の目的で現役職員からOBに提供されていたのか。野党議員は国会で「天下りあっせん資料だ」と指摘。国交省側は再就職目的ではないとするが、資料の詳細や提供の経緯、具体的な送信先など多くの点が明らかになっていない。(高島曜介、笹山大志、編集委員・伊藤嘉孝) 国交省によると、今年4月に「線引き」が一斉送信されたメールの送信先は1058件あり、173件が省外のアドレスでうち25件が省OBだった。この1年で同様のメールは25回送信されていた。 人事そのものは公表されるが、線引きは、職員の氏名や入省年次、内示段階の異動先に加え、前任者と後任者を線でつなぎ人事の流れがわかるようになっており、一般には公表されない。 国家公務員法は、再就職を目的として、現役職員が企業側に職員やOBの氏名、職歴を提供することを禁じている。線引きを省の利害関係企業に再就職したOBらに共有することは、この「天下りあっせん規制」の趣旨に反するのではないか――。国会では野党が、線引きを「天下りあっせん支援資料だ」として追及した。 斉藤鉄夫国交相は、若手の「ボランティア」が業務の円滑化のためにつくっていたとし、「再就職に必要な生年月日、学歴、職歴の情報が記載されていない」と答弁。国交省側は「職員を中心に慣習的に広く共有されてきた。上司からの指示もなく、あっせんを目的としていない」と説明している。 一方、野党議員らは「天下り… この記事は有料記事です。残り1768文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
OBへの未公表の人事情報提供 国交省以外の18府省庁「してない」
有料記事 高島曜介 笹山大志 東郷隆2023年6月19日 5時00分 国土交通省OBによる民間企業への人事介入問題に関連し、未公表の人事情報などが現役職員からOBに提供されていた問題で、朝日新聞が主要19府省庁に同様の行為の有無をたずねたところ、国交省を除く18府省庁が未公表情報の外部への提供は「していない」と答えた。国交省で慣習となっていたやりとりの異例さが際立つ形だ。 一連の問題では、国交省と利害関係のある企業に再就職したOBが、省側の意向として副社長ポストを要求、就任していた。このOBらに、現役職員から未公表の人事情報などがメールで一斉送信されていたことが明らかになった。 朝日新聞は同様の行為の有無についてたずねるアンケートを5月中旬~6月上旬、19の府省庁を対象に実施した。未公表の人事情報の外部提供について、国交省を除く全府省庁が「していない」と回答した。 国交省がOBらに提供していた中には、職員の氏名や入省年次、内示された異動先が記され、前任者と後任者が線でつながれた「線引き」と呼ばれる資料があった。 アンケートでは、線引きのよ… この記事は有料記事です。残り425文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【そもそも解説】前任・後任を並べた官僚人事「線引き」は行政文書か
国土交通省OBによる人事介入問題に関連し、「線引き」と呼ばれる人事情報が現役職員からOBに提供されていた。 国会では野党議員がこの資料の開示を求めているが、国交省側は「行政文書ではない」として拒んでいる。行政文書とは何なのか、行政文書だとどのような取り扱いが必要になるのか。 Q 行政文書って何? A 省庁などの職員が仕事で作る文書だ。紙に印刷したものだけでなく、パソコン内のファイルやメールのデータも含(ふく)まれる。ルールは公文書管理法で定められていて、条件は、①職務上作成または入手②組織として使用③組織として保有――という三つを満たすのが行政文書だ。 Q 国土交通省内で作られた「線引き」は? A 職員の氏名や入省年次… この記事は有料記事です。残り654文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】天皇陛下、電車の運転席へ インドネシア訪問2日目
2023年6月18日 16時00分 天皇、皇后両陛下は17日からインドネシアを公式訪問しています。18日は天皇陛下がジャカルタ都市高速鉄道の車両基地を訪問しました。 同鉄道は日本の支援により整備され、2019年3月に南北線が開業しました。天皇陛下は台車と車両を切り離して検査をする様子などを視察。電車の運転席に立ち、説明を受けました。 17日のインドネシア到着から、18日までの様子を写真でお伝えします。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
73歳女性、ベンチプレス世界大会V21、大鍋とおにぎりで鍛えた腕
藤田大道2023年6月18日 16時00分 5月に南アフリカで開かれたベンチプレスの世界大会に東京都八王子市在住の沢千代美さん(73)が出場し、21回目の優勝を達成した。今回は70歳以上の体重別部門で、100キロのバーベルの持ち上げに成功。石森孝志・同市長を訪ね、結果を報告した。 ベンチプレスは、ダイエットの一環として、50歳ぐらいからはじめた。2001年にマスターズの世界大会に初出場で優勝してから、イラク戦争で行けなかった03年と、コロナ禍で中止となった20年をのぞいて出場し、すべて優勝を飾ってきた。自己ベストは、4~5年前に記録した127・5キロ。今大会は70歳以上の女子76キロ級(専用ウェア使用可)に出場した。 定年までは市立幼稚園の調理員を長く務めた。「スープが入った大鍋を持ち運んだり、大量におにぎりを握ったりしたのが、体作りの基礎になったのかも」 長年、欧米の選手らとしのぎを削ってきた。数年前から、沢さんだけが同部門に出場するようになったが、昨年の大会では自身が持つ世界記録を更新するなど「独走状態」が続いている。「大の練習嫌い」というが「世界大会への出場が1年間のルーティンとなっていて、なんとか続けられています」と話す。 沢さんから14日に報告を受けた石森市長は「けがなく続けられているのが、とにかくすごい。また来年も訪問をお待ちしています」とねぎらった。(藤田大道) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
脱サラして9年、閉店する「日本最北の書店」に届いた最後のご褒美
JR稚内駅(北海道稚内市)から歩いて5分ほどのところにある「クラーク書店中央店」。 売り場面積は約330平方メートルで、1万冊以上を取りそろえた街の本屋さんだ。 「日本最北の書店」として地元から愛されてきたが、6月末で閉店することが決まっている。 「本当は去年の年末で閉めようかと思っていたんですが、半年延ばして6月までにしたんです」 そう話すのは、店長の神田雅彦さん(49)だ。 過疎化やネット通販の普及による顧客離れ、暖房に使う灯油代の高騰などが重なり、決断した。 株式会社クラーク書店の創業は1984年7月だが、神田さんが経営するようになったのは2017年7月から。 保険代理店を営む父から「書店を経営している顧客が後継者を探している」と聞いたことがきっかけだった。 フェリー会社に勤めていた神田さんが脱サラして引き継ぐことに。 引き受けた理由は「街の本屋をなくすわけにはいかない」という使命感から……ではない。 フェリー会社で売店の商品企画や運営を担当していたことがあり、経営への興味があった。 父は「やめといた方がいい」と言ったが、本好きな母の「やってみればいいじゃない」という言葉が後押しした。 結果、前の経営者の元で学んだ期間も含めて9年4カ月で幕を閉じることになった。 地方書店ならではの仕入れの難しさや、思った以上に重労働だった本の陳列、雪の中での配達など、思い出すのは苦労したことばかりだ。 最後の「ご褒美」が 閉店に向けて仕入れを減らし、棚が少しずつ空き始めた6月上旬、ある出来事が起こる。 思い返してみると、それは不思議な縁でつながった、最後を締めくくるにあたっての「ご褒美」だったように思う。 舞台は、2カ月前に発表された「本屋大賞」関連の特設コーナー。 入り口すぐの一番いい場所に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル