知人女性に睡眠薬を飲ませてわいせつな行為をしたとして、警視庁は薬剤師の男(26)=東京都国分寺市本多1丁目=を準強制性交等容疑で逮捕し、24日発表した。「合意の上だった」と容疑を否認しているという。 中央署によると、男は6月17日夜、東京都中央区の居酒屋で知人の20代女性に睡眠作用のある薬を飲ませ、同区内のホテルでわいせつ行為をした疑いがある。 居酒屋では男と女性が2人で飲食しており、女性が離席中、男が飲み物に薬を混ぜた可能性があると署はみている。女性は飲み物を飲んだ直後から意識がもうろうとし、気づいた時にはホテルにいたという。翌18日、署に被害届を出していた。 薬は医師の処方箋(せん)がないと入手できないものだったという。署は、男が勤務先の薬局で薬を入手した可能性があるとみて調べている。(福冨旅史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
車がガードレールに衝突、5人けが 80代運転手逮捕 東京・恵比寿
24日午前11時55分ごろ、東京都渋谷区恵比寿西1丁目の都道交差点で、「車が歩道に突っ込んだ」と目撃者から110番通報があった。警視庁によると、乗用車が歩道に突っ込み、20~50代の男女計4人が病院に運ばれた。いずれも命に別条はないという。 80代の男「覚えていない」 警視庁は、車を運転していた80代の男を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。調べに「事故当時のことは覚えていない」と話したという。 現場は信号機のある三叉路(さんさろ)の交差点。乗用車は右カーブの道路をを曲がらずに、正面から左方向の歩道に突っ込んだ形だという。男も作動したエアバッグで目の上にけがをした。(遠藤美波) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
売春目的で来日?夜の街に立つ外国人男性 「法律が追いつかない」
横浜最大の歓楽街・伊勢佐木町に隣接する若葉町(横浜市中区)と周辺で、売春などの目的で路上で男性客をとる「街娼(がいしょう)」のうち、「男娼(だんしょう)」として金を稼ごうと来日する外国人男性の検挙が増えている。新型コロナウイルスの水際対策の緩和で、来日しやすくなったことが影響したとみられる。住民の声を受け、神奈川県警が取り締まりを強化している。 JR関内駅から徒歩十数分、マンションやビルが立つ若葉町とその周辺。深夜、雰囲気が少し変わる。 コインパーキングやビルの脇にタイトなスカートの長身の姿。道行く男性が近づき、目が合うとほほえみかける。片言の日本語で「こんばんは。遊びはいい?」。男性と街に消える人も少なくない。 「町の雰囲気が悪く、夜、住民は歩きたがらない」。約1千人の住民が暮らす若葉町町内会の会長、芦原将(すすむ)さん(83)は話す。今年6月ごろから、深夜に路上に立つ外国人が増えた、と驚いている。 町内会と県警は街頭に防犯カメラをつけたほか、情報交換する若葉町地区防犯対策協議会を8月に設置。月に1度、パトロールもしている。 多くはタイ人男性か 「夜、外国人が客引きしている」。住民の苦情を受け、県警は取り締まりを強める。捜査員が男性客を装い、5~9月に若葉町と周辺で、タイ、フィリピン、ペルー国籍の27~53歳の男5人を県迷惑行為防止条例違反(客待ち、客引き)容疑で逮捕した。うち4人は観光ビザで入国し、近くのマンションやホテルに泊まり、深夜、路上に立っていた。すでに帰国したとみられる。 県警によると、男娼の検挙は2019年は2人、コロナ禍の20~22年はゼロだった。昨秋の水際対策の緩和で訪日しやすくなったとみられる。 9月には捜査員57人で路上にいた17人を伊勢佐木署や待機車両に呼び、パスポートを確認した。タイ人男性が13人とほとんどを占め、残りはタイ人女性2人、中国人、日本人女性が各1人だった。「ただ立っているだけ」と話した人もいたが、県警は17人に疑わしい行為をしないように注意した。 売春防止法の適用外 売春は、売春防止法により禁… この記事は有料記事です。残り575文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
性的暴行容疑で逮捕の校長、懲戒免職に 練馬区の中学に勤務
勤務先の中学校の校長室で少女の裸の画像を所持したとして警視庁に逮捕され、起訴された東京都練馬区立三原台中の校長(特命担当)、北村比左嘉被告(56)について、都教委は22日、懲戒免職処分にしたと発表した。 北村被告は9月10日、同校の校長室で、18歳未満の少女の裸の画像を記録したビデオカメラ1台を所持したとして逮捕された。データは少なくとも10点所持していたという。 東京地検は10月20日に児童買春・児童ポルノ禁止法違反罪で起訴した。北村被告は、練馬区教委の聞き取りにも児童ポルノ所持の事実を認めたという。 また、以前に勤務していた中学校の女子生徒に性的暴行を加えてけがを負わせたとして、準強姦(ごうかん)致傷容疑で警視庁に再逮捕された。都教委は、逮捕後に北村被告を校長(特命担当)とし、10月16日付で別の校長を後任として配属していた。(本多由佳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都の英語スピーキングテスト、26日に 今年は中3生8万人対象
東京都内の公立中学3年生約8万人を対象にした「英語スピーキングテスト」が26日に都内各地である。 都立高入試の合否判定にも用いられるテストとして初めて実施された昨年は、運営を巡る課題が明らかになった。実施する都教育委員会は「生徒が安心して受けられるよう準備を徹底してきた」と説明するが、どう変わったのか。 都教委は、試験当日の注意点などをまとめたチラシを作成し、学校を通じて全受験生に配布した。昨年は持ち込めなかった軽食を持参できることを記載し、欠席の場合は電話でなく専用フォームからの連絡を呼びかけた。 都教委のホームページには、テストで使うマイク付きイヤホンと防音用のイヤーマフの説明動画も新たに紹介された。担当者は「機器を使っての試験は慣れない子もいる。事前に知っていれば当日焦らずに受験できるはず」と話す。 「隣のクラスの声よく聞こえた」 今年は解消できる? 昨年のテストで課題とされたのが、同じ問題を時間差で受けることになる生徒同士の十分な情報遮断だ。 一部の受験会場では、二つの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名物「へそ市」復活計画の矢先に火災 雪国商店街のピンチに寄付続々
人口減と高齢化にあえぐ雪国の小さな商店街が、にぎわいを取り戻そうと祭りの復活を計画し始めた矢先、火災に見舞われた。存亡にも関わりかねない大きな危機に、商店主たちは手を携え、再生に向けて歩み出した。 水害乗り越え40年前に誕生 南本町商店街は、新潟県中部の内陸部に位置する魚沼市小出島にある。度重なる水害に苦しんできた別の地区の商店が河川改修に伴い集団で移転し、1981年、もともとの商店とともに30店ほどでアーケード街をつくった。 隣には新築されたばかりの旧小出町の町役場があった。そんな町の「へそ」にあたる中心部で、2000年ごろ「へそ市」が始まった。毎夏、通行止めにしたアーケード街に出店が並び、夜まで大勢の人でにぎわう祭りに育っていった。 04年の合併で町役場は魚沼市の小出庁舎に変わった。周辺で勤務する昼間の人口が減少していたところに、新型コロナが追い打ちをかけた。人気の食堂が閉店し、庁舎は解体され、高齢化が進んだ。へそ市も、18年を最後に休止を余儀なくされていた。 商店街協同組合の理事長を務める電器店経営の稲津厚さん(64)は、庁舎の跡地で26年春に開業予定の生涯学習センターに期待をかけた。図書館や公民館が入り、イベントのできる駐車場も備える。これをきっかけに「へそ市を復活させよう」と仲間うちで話し合っていた。 救出した楽器で同級生が応援ソング 火災が起きたのはその矢先だった。今年9月26日未明、近くの住宅から出た火は商店街に広がり、5店を含む13棟が全半焼するなどした。 「これからというときに……… この記事は有料記事です。残り1209文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クマによる傷、顔面は9割 眼球摘出の例も 医師「ナイフより鈍器」
ツキノワグマに襲われ、救命救急センターで治療を受けた人のおよそ9割が顔面にケガを負っていることが、朝日新聞の集計でわかった。治療に携わる医師はクマによる外傷について、「ナイフよりも鈍器に近い性質で、組織をえぐりとる」と話す。 眼球摘出に至るケースもあり、命が助かっても顔に傷や後遺症が残るリスクがあるという。 今年は全国でクマによる被害が相次いでいる。環境省が今月1日に公表したクマの人的被害状況(速報値)によると、今年は10月末までに全国で180人が被害にあった。記録の残る2006年以降で過去最多となっている。 180人のうち5人が亡くなっているが、このうち4人はツキノワグマによる被害だった。 被害の増加には、クマのエサになるブナなどのドングリが不作であることや、クマの生息域が広がっていることなどが要因にあるとみられている。 日本には北海道のみに生息するヒグマと、本州や四国にすむツキノワグマの2種類のクマがいる。ヒグマに比べ小さいツキノワグマでも、大人になれば体重は100キロを超える。 クマは人を襲うとき執拗(しつよう)に顔を狙う習性があると言われている。 朝日新聞はクマ外傷について報告し、誰もが読めるオープンアクセスとなっている11年以降の論文について調査。顔面の受傷にしぼって取り上げた論文や、患者の抽出範囲が明確ではない論文などを除き、岩手医科大と高山赤十字病院(岐阜)の2本の論文を用いて集計した。 岩手医科大は11~16年に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「売春」目的で来日?夜の街に立つ外国人男性「法律が追いつかない」
横浜最大の歓楽街・伊勢佐木町に隣接する若葉町(横浜市中区)と周辺で、売春などの目的で路上で男性客をとる「街娼(がいしょう)」のうち、「男娼(だんしょう)」として金を稼ごうと来日する外国人男性の検挙が増えている。新型コロナウイルスの水際対策の緩和で、来日しやすくなったことが影響したとみられる。住民の声を受け、神奈川県警が取り締まりを強化している。 JR関内駅から徒歩十数分、マンションやビルが立つ若葉町とその周辺。深夜、雰囲気が少し変わる。 コインパーキングやビルの脇にタイトなスカートの長身の姿。道行く男性が近づき、目が合うとほほえみかける。片言の日本語で「こんばんは。遊びはいい?」。男性と街に消える人も少なくない。 「町の雰囲気が悪く、夜、住民は歩きたがらない」。約1千人の住民が暮らす若葉町町内会の会長、芦原将(すすむ)さん(83)は話す。今年6月ごろから、深夜に路上に立つ外国人が増えた、と驚いている。 町内会と県警は街頭に防犯カメラをつけたほか、情報交換する若葉町地区防犯対策協議会を8月に設置。月に1度、パトロールもしている。 多くはタイ人男性か 「夜、外国人が客引きしている」。住民の苦情を受け、県警は取り締まりを強める。捜査員が男性客を装い、5~9月に若葉町と周辺で、タイ、フィリピン、ペルー国籍の27~53歳の男5人を県迷惑行為防止条例違反(客待ち、客引き)容疑で逮捕した。うち4人は観光ビザで入国し、近くのマンションやホテルに泊まり、深夜、路上に立っていた。すでに帰国したとみられる。 県警によると、男娼の検挙は2019年は2人、コロナ禍の20~22年はゼロだった。昨秋の水際対策の緩和で訪日しやすくなったとみられる。 9月には捜査員57人で路上にいた17人を伊勢佐木署や待機車両に呼び、パスポートを確認した。タイ人男性が13人とほとんどを占め、残りはタイ人女性2人、中国人、日本人女性が各1人だった。「ただ立っているだけ」と話した人もいたが、県警は17人に疑わしい行為をしないように注意した。 売春防止法の適用外 売春は、売春防止法により禁… この記事は有料記事です。残り575文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
パレードに公務員を無償動員 吉村氏「ファンの顔見て批判できるか」
プロ野球の阪神タイガースとオリックス・バファローズのリーグ優勝を祝うパレードが23日、大阪・御堂筋と神戸市で行われた。大阪会場では、おそろいのジャンパーを着て懸命に来場者の対応にあたる大阪府と大阪市の職員の姿が見られた。 大阪では午前にオリックス、午後に阪神、神戸では午前に阪神、午後にオリックスがそれぞれパレード。実行委員会によると両会場で計約96万人のファンが集まり、パレードバスに乗った選手たちに声援を送った。 一方、パレードを巡る大阪府と大阪市の対応には批判がつきまとった。 23日の大阪・御堂筋付近。「ここから先は進めません」「ここで立ち止まらないでください」。背中に阪神、オリックス両チームのロゴが入った白色ジャンパーを着た府市の職員約2500人が、ボランティアで来場者の誘導などにあたっていた。 経済団体や兵庫県などと実行委員会を構成する府市は10月、現地で来場者の誘導などを担う要員として、職員を対象に計約3千人のボランティアを募集。ただ、休日勤務の手当も交通費の支給もない。市では部署ごとに必要な職員数の目安まで示していた。 兵庫県と神戸市も同様に職員の動員を行ったが、公務として扱い、代休の取得も促しており、府市とは異なる対応だった。府市の労働組合は、吉村洋文知事と横山英幸市長に代休や交通費などを求める文書を提出。社会福祉法人「大阪ボランティア協会」も「(今回の活動は)ボランティア活動ではない」「職務と位置づけることが妥当」と文書で要望した。吉村知事は「あくまでも任意」と主張したが、職員からは「上司からボランティアを呼びかけられたら断りづらい」と不満の声が上がっていた。 また、開催経費に充てるため実行委はクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。しかし、府が教員や職員にCFの周知を求める文書を出していたことも判明。教職員組合は「黙示の強制が働く恐れが排除できない」として、撤回を求める事態となった。 府市は寄付の呼びかけを続けているが、23日午後3時時点で目標金額5億円に対して集まったのは約9700万円。結局、経済団体が4億円余りの寄付を集めた。 パレードでは、実行委の名称に「2025年大阪・関西万博500日前!」と題したことも「スポーツの政治利用」と批判された経緯がある。 斎藤元彦・兵庫県知事は22日の会見で、CFが不調だったことについて「少し後で振り返って反省すべきところは反省しなければいけない」と述べた。これに対し、吉村知事は23日、記者団に「多くの職員は盛り上げたいと思ってボランティアをしている。CFは大成功で反省すべきところは何もない。(批判する人は)ファンや選手の顔を見て批判を続けられるのかなと思う」と語った。(原田達矢、鈴木春香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ようやく解けた天井絵の謎 台風で吹き飛んだ後に配置変更?宮司の疑問
57年前に台風で吹き飛ばされ、当時の大工が張り直した15枚の天井絵。その並び方は以前とまったく同じなのか、違うのか。 「これなら合点がいく!」。今年、埼玉県熊谷市の諏訪神社の宮司が長年抱えてきた謎がようやく解けた。ものつくり大(行田市)の横山晋一教授の研究室が調べ、違っていたと分かったためだ。今月1日、台風前と同じだとみられる配置に並べ替えられた。 天井絵は拝殿にある。全15枚。ツバキと椋鳥(むくどり)、竹と虎など植物と動物を組み合わせたものや、鳳凰(ほうおう)などの霊獣を描いたものなどがある。どれも全体的に色が落ちていて白っぽくなっている。 歴史的建造物を専門とする横山教授によると、拝殿は江戸時代の1852(嘉永5)年に建立されたと考えられる。屋根や天井は1966年9月に直撃した台風で吹き飛ばされたが、天井絵は全て回収され、翌年には戻されたという。 何かが、変…… それからおよそ20年後、小柴捷子さん(78)は同神社の宮司に就任した。 台風に襲われた時に宮司を務めていた祖父からは、かつての天井絵の様子を聞いたことがなく、写真も残されていなかった。 ただ、宮司になって初めて天… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル