第42回大分国際車いすマラソンが19日、大分市であった。障害の程度で各3クラスに分けられたマラソン(42・195キロ)とハーフマラソンに、海外15カ国を含む計188人が出場。秋晴れの大分路を快走した。 最も障害の軽いクラスのマラソンでは、男子が東京パラリンピック金メダリストのマルセル・フグ(37)=スイス=が1時間17分51秒で11回目の優勝を果たし、5連覇を達成。国内勢では鈴木朋樹(29)が1時間23分58秒で2位に入った。 女子は、大会初出場のカテリーヌ・デブルナー(28)=スイス=と、マニュエラ・シャー(38)=同=が1時間35分11秒の同タイムでゴールしたが、着順でデブルナーが初優勝した。最も障害が重いクラスでは、ピーター・ドゥ・プレア(43)=南アフリカ=が2時間31分07秒で、7連覇を果たした。(倉富竜太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
WRC日本大会ラリージャパン閉幕 トヨタが表彰台独占
愛知県豊田市の豊田スタジアムを起点に開かれていた世界ラリー選手権(WRC)の日本大会「ラリージャパン」は19日、豊田市と岐阜県恵那市などでの競技で4日間の熱戦を終え、スタジアムでのセレモニーで閉幕した。 自治体として初めて自動車競技の運営主体となった豊田市は、ピッチの天然芝をアスファルトに張り替えて競技エリアに提供し、観客増や盛り上げを図った。 市などでつくる大会実行委員会によると、スタジアムなど有料観客席で9万300人が競技を観戦。パブリックビューイングなど、各地のイベント会場では5万8600人、移動区間の沿道では38万8千人が、F1と並ぶ自動車競技の最高峰を楽しんだ。 優勝したエルフィン・エバンス選手(英)をはじめ、トヨタが1~3位と表彰台を独占。トヨタ所属で、愛知県長久手市出身の勝田貴元選手は総合5位に入った。 ラリージャパンは2024年も愛知、岐阜県で11月21~24日に開かれる。(中川史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鈴鹿サーキットでオートバイレース中に転倒 大阪の男性が死亡
19日午後3時5分ごろ、三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで開かれていたオートバイのレース中、大阪市鶴見区のオートバイ販売業吉田和憲さん(54)がホームストレートで転倒し、全身を強く打って間もなく死亡した。 鈴鹿署によると、レースには45台が参加。1台が転倒したところに吉田さんらの後続車が突っ込み、計4台が転倒したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【専門家に聞く】刑務所をチェックする視察委、どんな仕組みが理想?
名古屋刑務所の刑務官が受刑者に暴行を重ねていた問題を受け、法務省は、刑務所などの運営を第三者の視点でチェックする「刑事施設視察委員会」制度の在り方を見直している。どんな仕組みをめざすべきなのか。有識者に聞いた。(聞き手・村上友里、高橋俊成) 今回の名古屋刑務所の問題は、刑務所で「行刑改革会議」の提言をふまえた運用がされていたかどうか、反省する機会になった。刑務所全体のあり方をもう一度考えるチャンスだ。 視察委は、閉鎖的な刑務所が内部を外に見せるようになった点で重要な意味はある。ただ、現状は、医師や弁護士ら専門家と、地域の一般市民から構成されている。意見をまとめる際、専門的に踏み込んだ意見を出しづらいという指摘もある。 視察委の権限を高めることは大事だが、仕事をしながら視察委員を務めている人が多く、活動には限界もある。イギリスのように、市民によるチェックとは別に、専従して運用をチェックする「査察官」の仕組みも検討すべきではないか。 名古屋刑務所視察委員会委員長の川本一郎弁護士 今回の事件が起きていた時も視察を重ねていたが、事実関係を確認できなかった。視察委制度が機能不全に陥っていることがはっきりした。視察委が、受刑者の不服や不満を確実に吸い上げる仕組みが必要だ。 無作為に選んだ受刑者への面… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
盛岡で民家全焼、焼け跡から1人の遺体 8歳男児の行方不明
19日午前8時20分ごろ、盛岡市三ツ割の元居和子さん(71)方から出火、木造2階建てが全焼し、焼け跡から1人の遺体が発見された。元居さんの長女(32)も、のどにやけどを負った。 盛岡東署によると、出火当時は元居さん親子と、長女の長男(8)の3人がいたが、長男の行方がわからないという。同署で出火原因や遺体の身元を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「欲しい物はお金払って」ダンディ坂野さんら 非行防止呼びかけ
子どもに防犯意識を高めてもらおうと、警視庁少年育成課は19日、イオンモールむさし村山(東京都武蔵村山市)でトークイベントを開いた。お笑い芸人のダンディ坂野さんや、俳優で小学1年生の永尾柚乃さんが参加した。 イベントでは坂野さんらが子どもらと一緒に「万引き」は窃盗罪という犯罪であることや、防犯標語「いかのおすし」の内容を確認。坂野さんは「欲しい物はお金を払ってゲッツ」。永尾さんは「(夕方を知らせる)チャイムが鳴ったらおうちへ帰ろう」と呼びかけた。 都内の高校生以下を対象に募集した非行防止啓発ポスターの表彰式もあり、都内160校から寄せられた1670点の中から選ばれた12点の作者に賞状が渡された。佐野裕子・生活安全部長は「子どもを狙った性犯罪などが増えている。不安に思ったら気軽に(警察へ)相談を」と呼びかけた。 「いかのおすし」は子どもを犯罪から守る標語。ついて「いか」ない▽車に「の」らない▽「お」おごえを出す▽「す」ぐに逃げる▽大人に「し」らせる――といった意味をもつ。(御船紗子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
施術と称し女性客の下半身触った疑い、元整体院長を逮捕 東京・荒川
整体院で施術と称して女性客の体を触ったとして、警視庁は東京都足立区青井2丁目の職業不詳の男(32)を不同意性交の疑いで逮捕し、19日に発表した。男は「違います。詳しくは弁護士と相談します」と容疑を否認している。 「違います」容疑を否認 荒川署によると、男は7月31日午後、荒川区の整体院で施術を装い、50代の女性客の下半身を触るなどわいせつな行為をした疑いがある。男は当時、整体院の院長で、整体師として施術をしていた。 院内には当時、受付に女性従業員がいたが、男はカーテンなどで仕切られた個室で施術していた。女性客が署に相談して発覚したという。別の女性客1人からも同様の被害を男から受けたという相談があり、署はさらに調べる。(板倉大地) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
戻った観光需要、民泊に関わる苦情も再び増加 「ヤミ民泊」も存続?
コロナ禍で落ち込んだ観光需要の復活を受け、夜間の騒音やごみの放置など、かつて相次いだ民泊に関する苦情が再び増えてきた。民泊が多い大阪市では、地域との調和を図りながら宿泊客を呼び込もうと、関係者が知恵を絞っている。 「早朝や夜間、民泊利用者の話し声やスーツケースを引く音がうるさい」 「民泊に苦情窓口の表示がなく、管理人に連絡ができない」 「指定の場所以外にごみが捨てられている」 民泊対応を担う大阪市保健所には今年度、そんな苦情が寄せられた。担当者が管理人に連絡するなどして、改善を促している。 市によると、コロナ禍が本格化する直前の2019年度は、民泊に関する苦情が521件あった。コロナ禍となった20年度は133件、21年度は102件、22年度は121件。今年度は9月末時点で98件で、単純計算すれば年200件近くに達する見込みだ。 今年度の内訳で最も多いのは、騒音に関する苦情で34件。ごみ(32件)、管理人への連絡先の非表示(24件)、火災の心配(12件)が続く。19~22年度も騒音とごみへの苦情が目立っており、傾向は変わらない。 記事の後半では、民泊トラブルを防ぐ取り組みや「ヤミ民泊」の現状などを報告します。 元々大阪市には、他の自治体より民泊が多い。 民泊は18年に施行された住… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
私の人生、どう着陸させようか 羽田で思う52歳の飛行履歴、終着点
「飛行機の迫力、間近に体感 はとバス、羽田制限区域内のコース人気」 今年7月、そんな見出しの記事が新聞に載っていた。 神奈川県在住のマリー花摘(はなつみ)さん(52)は2カ月後、友人たちを誘ってそのツアーに参加した。 ツアー名は「羽田空港ベストビュードライブ」。 普段は立ち入れない制限区域内を、2階建てバスで約70分間走る。 途中、滑走路付近で約10分間の停車があり、バスから降りて航空機を撮影できる。 友人たちとは「大人の社会科見学」と称して、「首都圏外郭放水路」に行ったことがあった。 埼玉県春日部市にある、水害の軽減を目的とした「地下神殿」と呼ばれている場所だ。 それに続く企画として、わいわい楽しく羽田へと向かった。 目の前で飛行機が飛び立っていく様子は、迫力があった。 一緒に行った友人は「離陸を見る方が好きだからよかった」と喜んでいた。 その言葉を聞きながら「自分は断然、着陸だな」と思った。 それには、ちゃんとした理由がある。 「着陸こそ、パイロットの技量が試される」と考えているからだ。 人生も同じで、始めることよりも、終わらせることの方が難しい。 新卒で入った会社を辞めた時や、結婚生活を終わらせた時。 どちらも自分にとっては、勇気が必要な出来事だったから。 会社を辞めた時 就職氷河期だった1994年、人気だったレコード会社に入社。 営業を担当することになり… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ため池に車転落、目撃した男性は靴を脱いだ 7分間で振り絞った力
午前6時半。高松市香南町の田中義幸さん(37)は自分の田んぼの様子を見に行くため、いつものように車を走らせた。 片側1車線の見通しの良い道路にさしかかったときだ。対向車線の軽貨物乗用車が突然、車道をはみ出し、縁石に乗り上げた。車はそのまま柵を突き破り、ため池に転落した。 「映画の一シーンのようだった」 すぐ我に返って車を止め、110番通報した。その間にも、車は沈んでいく。「行くしかない」。そう覚悟を決めて靴を脱ぎ、ため池に飛び込んだ。 6月19日。水はぬるかったが、むわっとする異臭が鼻をつき、足がつかなかった。「入ったからにはやるしかない」。前方から沈んでいく車のハッチバックに手をかけた。 命の危険を感じながら 何かがひっかかっているのか… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル