原晟也2023年12月18日 17時58分 川崎市高津区の商業施設「マルイファミリー溝口」で11月、複数のフロアで衣類に火をつけるなどしたとして、神奈川県警高津署は18日、中学2年の男子生徒(14)=同市宮前区=を器物損壊と威力業務妨害などの疑いで横浜地検川崎支部に書類送検し、発表した。容疑を認め、「成績が上がらずイライラしていた。火をつければ気分が晴れると思った」と話しているという。 書類送検容疑は、11月22日午後6時ごろ、8、7、5階の三つのフロアに階段やエスカレーターで下りながら、衣類など32点(計4万7640円相当)に火をつけて焼損させ、店舗の業務を妨害したというもの。この2日前に東京都内のコンビニでライターなどを万引きした窃盗の疑いもある。 署によると、生徒は当時、県外の中学に通学しており、放火を同級生に話し、「警察に正直に話した方がいい」と説得され、署に出頭したという。火は消し止められ、客は避難してけが人はいなかった。(原晟也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宝塚歌劇団、非日常の世界の内実 心からの笑顔取り戻すために
記者コラム 「多事奏論」 文化部(大阪)記者 河合真美江 スパンコールいっぱいの衣装がライトを浴びてきらめく。何よりまぶしく光を放つのは、舞台に並ぶ約70人の笑顔だった。9月28日、宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙(そら)組公演の通し舞台稽古を宝塚大劇場で取材した。2日後、その舞台にいた25歳の劇団員が亡くなっていた。 舞台の残像が何度も浮かび、うちのめされた。痛ましい死の背景を追いながらタカラジェンヌの笑顔の裏にあるものの重さをかみしめている。 私が初めて宝塚歌劇を見たのは小学6年生の時。そろそろ初潮で、女という性のままならなさに揺れていたころだ。目の前がぱ~っと開けた。男役も娘役も、おねえさんたちがかっこよく自分を表現していたから。 様々な取材をしてきて、宝塚ファンに女性が多い理由が身にしみてわかった。日本はまだまだ男性が決定権を握る社会で、家庭のことは女性がおもに担うという意識が強い。この現実に立ち向かうため、パワーを得る非日常の場がいるのだと思う。舞台で成長する若い女性の姿に喜びを重ねる面もきっとある。 でも、その非日常の世界の内… この記事は有料記事です。残り914文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九州から北陸で警報級の大雪の恐れ 今季一の寒気、ピーク22日ごろ
大山稜2023年12月18日 18時30分 強い寒気が流れ込む影響で、21~23日は全国的に冷え込みが強まり、日本海側の広い範囲で大雪や吹雪となりそうだ。気象庁によると、九州北部、山陰、北陸の各地方で警報級の大雪となる恐れがある。 同庁によると、北日本や北陸では17~18日に断続的に雪が降り続いている。九州の平地では南にある低気圧の影響で19日から降雪が見込まれるという。 さらに、21日から西高東低の冬型の気圧配置が強まる見込みだ。大陸から今季一番の強い寒気が南下し、北海道から九州までの日本海側で大雪となるという。 寒気のピークは22日ごろ。同日に各地で予想される最低気温は、札幌マイナス5度、東京2度、名古屋マイナス1度、大阪と福岡が0度など。 近年大雪による車の立ち往生が相次いでいることから、同庁や国土交通省は、路面凍結などに注意し、大雪の場合は不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。(大山稜) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛媛・新居浜、民家で3人殺害 被告に無期懲役判決 責任能力が争点
中川壮2023年12月18日 15時23分 愛媛県新居浜市の民家で2021年10月、親子3人を殺害したなどとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた住所不定、無職の河野智被告(56)の裁判員裁判の判決が18日、松山地裁であった。渡辺一昭裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。 起訴状などによると、被告は21年10月13日午後5時45分ごろ、新居浜市垣生(はぶ)2丁目の岩田友義さん(当時80)方で岩田さんと妻アイ子さん(同80)、三男健一さん(同51)の胸などを刃渡り約12・7センチのナイフで複数回刺すなどして殺害したとされる。被告と健一さんは職場の元同僚だった。 検察側は、被告には「被害者らから電磁波攻撃などの嫌がらせを受けていた」という妄想があったが、責任能力は完全には失われていなかったとして、無期懲役を求刑。弁護側は、被告は心神喪失の状態だったとして無罪を主張していた。(中川壮) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「両親と弟は戻ってこん」遺族、眠れぬ夜今も 愛媛・新居浜3人殺害
有料記事 中川壮2023年12月18日 12時59分(2023年12月18日 15時28分更新) 「たぶんトラウマになってるんです。一生続くと思います」 愛媛県新居浜市の民家で2021年10月、80歳の夫婦と51歳の三男の3人が刺殺される事件があった。 両親と弟を突然失った遺族の男性(56)は、事件後よく眠れなくなった。 事件から2年余りが過ぎた今も、睡眠薬を飲んでも2、3時間しか眠れない夜がある。台所でいすに座って換気扇を回し、暗闇の中でたばこを吸いながら、早朝まで何時間もボーッとしている。 男性の両親、岩田友義さん(当時80)とアイ子さん(同80)、弟の健一さん(同51)をナイフで刺すなどして殺害したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた住所不定、無職の河野智被告(56)に対し、松山地裁の裁判員裁判(渡辺一昭裁判長)は18日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。 検察側は、被告が健一さんらから電磁波攻撃を受けていたなどと妄想を抱き、殺害に至ったと指摘していた。 遺族の男性は裁判で、被害者参加制度を使って意見陳述することを希望しかけたが、弁護士と話し合う中で、取りやめた。 「裁判は過去のことばかり… この記事は有料記事です。残り539文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
幼稚園児載せた送迎バスと乗用車が衝突、園児がけが 広島・東広島市
2023年12月18日 15時45分 18日午後2時30分ごろ、広島県東広島市鏡山北の県道で、幼稚園児5人を乗せた送迎バスと複数の車が衝突する事故があった。 広島県警などによると、バスが中央分離帯を越えて対向車線に入り、対向車5台とぶつかったという。12人がけがをしたが、園児5人を含む11人は軽傷の見込みだという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
La Corée du Nord tire un missile capable d’atteindre les Etats-Unis
Des passants regardent un programme d’informations sud-coréen diffusant une image du lancement d’un missile nord-coréen, sur un écran à la gare de Séoul, le 18 décembre 2023. AHN YOUNG-JOON / AP La Corée du Nord a tiré, lundi 18 décembre, un missile balistique de longue portée potentiellement capable de frapper les Etats-Unis, ont […]
店の前ではねられたおやじ 時効を迎えた遺族「心に穴が空いたまま」
死亡ひき逃げ事故の多くは、10年で公訴時効を迎える。容疑者逮捕の一報を待ち続けながら、「時効の壁」によってそれがかなわなかった遺族らがいる。 今年5月30日午前0時。群馬県富岡市で和食店「しば遼」を切り盛りする瀬下(せじも)大樹(だいき)さん(48)は、布団に入りながらずっと寝付けずにいた。米津玄師さんが歌う「Lemon」を聞いていた。 夢ならばどれほどよかったでしょう こんな歌詞から始まるこの曲を聞くといつも、父の姿が目に浮かぶ。 「これで本当に終わりなんだな」 歌詞の通り、夢だったら、と何度考えたことだろうか。今でも、夜に雨が降ると思い出す。 ちょうど10年前の5月30日。午後10時ごろだった。 いつもの、ドアが閉まる音だと思った 「ドンッ」。家のすぐ目の前… この記事は有料記事です。残り1676文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
時効迎えた死亡ひき逃げ、全国103件 10年間を集計、最多は埼玉
全国で、2013~22年の10年間に公訴時効が成立した死亡ひき逃げ事故が、少なくとも103件に上ることが朝日新聞の全国の警察への取材でわかった。死亡ひき逃げ事故をめぐっては、遺族らが時効撤廃を求めてきたが実現していない。 時効が成立した件数がもっとも多かったのは埼玉の13件で、千葉7件▽茨城、大阪6件▽東京、岐阜5件▽山形、栃木、神奈川、福岡4件と続いた。103件のいずれも時効が10年の自動車運転過失致死罪(法改正前は業務上過失致死罪)が適用されていた。 一方、1件もないと回答したのは14県あった。 朝日新聞は死亡事故だけでなく、被害者が負傷したひき逃げ事故についても時効が成立した件数を尋ねた。 多くの警察が「統計がない」などと回答したが、北海道は22年までの4年間で627件に上ったほか、新潟が10年間で約390件、山梨が382件、奈良が233件だった。また長崎42件、岩手・徳島33件、秋田32件、高知21件だったほか、宮城が3年間で9件だった。 警察庁によると、2020~22年に全国で発生した死亡事故は2784→2583→2550件。減少が続いている一方、死亡ひき逃げ事故は93→91→99件だった。 逃走した動機、最多は… ひき逃げ全体の検挙件数は2… この記事は有料記事です。残り625文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
封書110円に、はがき85円に値上げへ検討開始 封書は30年ぶり
封書、はがきの郵便料金を値上げするため、総務省は18日、封書の郵便料金の上限額引き上げの検討を始めた。封書は現在の84円から110円に、はがきも63円から85円に値上げされる見通しだ。いずれも来年秋ごろを想定している。封書料金の値上げは、消費増税をのぞくと1994年以来となる。 総務相の諮問機関である情報通信行政・郵政行政審議会の分科会で検討が始まった。総務省は早ければ来年6月にも改正省令を施行する見通しだ。実現すれば、25グラム以下の定形の封書の郵便料金は84円から110円に、50グラム以下の定形封書も94円から110円に統一される。料金を最も低い定形の封書未満にすると決められているはがきは85円になる。 郵便物数の減少や人件費、燃料費などの高騰をうけ郵便事業は厳しい状況にある。2022年度の郵便事業の営業損益は211億円の赤字だった。赤字は、07年の郵政民営化後、初めて。総務省は上限額の上げ幅について「25年度に黒字化を達成できる最小限の水準にした」と説明している。(鈴木友里子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル