福岡県那珂川市の市道をランニング中に、ぬれたこけが原因で滑ってけがをしたとして、県内の50代男性が市に1650万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、福岡地裁であった。上田洋幸裁判長は「ぬれたこけを除去するなどの適切な措置を取らなかった」として、市に280万円の支払いを命じた。 判決によると、男性は2020年8月10日午前8時45分ごろ、峠にある市道をランニング中、ぬれたこけで滑って転倒。背中を地面に打ち付け、坂道を約5メートル下まで落ち、肋骨(ろっこつ)が折れるなどのけがをした。 当時、歩道わきの壁から漏れた水で歩道一帯がぬれた状態となり、約5メートルにわたって、こけが歩道の表面を薄く覆っていた。上田裁判長は、「歩道が山地を切り開いたものであることを踏まえても、舗装された歩道の表面に約5メートルもこけが広がっていることが通常であるとは考え難い」とし、「事故の発生を予見し、回避することは十分可能であり、安全性を欠いていた」と、市の責任を認めた。 市は「判決を確認していないのでコメントできない」としている。(西岡矩毅) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「私の2、3倍はできなきゃ」 桂由美さんが中学校で講演 東京・港
日本初のブライダルファッションデザイナーで、昨年12月に東京都港区の名誉区民に選ばれた桂由美さんが19日、区立赤坂中学校を訪れ、2年生約40人に講演した。和装が主流だった結婚式にウェディングドレスを根づかせるまでの道のりや、夢を持つことの大切さなどを語った。講演会は区が主催した。 桂さんは母の経営する洋裁学校で教えたあと、1964年、同区に日本初のブライダルファッション専門店を開いた。海外で本場のデザインを学ぶ一方、「西欧のまねではない、日本独特のドレスをデザインしたい」という志を抱き、国内外で成功を収めたいきさつを説明。「(戦中・戦後の)大変な時代でこんなにやってきたんだから、皆さんは少なくとも私の2、3倍はできなきゃ」と笑顔で語り、「好きなことを、夢を持って頑張ってほしい」と呼びかけた。(滝沢貴大) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
知事、ディスってすみません 「翔んで埼玉」続編で二階堂ふみさんら
続編をつくってしまい、申し訳ありませんでした――。大ヒット映画「翔(と)んで埼玉」の続編(11月23日から全国公開、配給・東映)のPRイベントが19日に東京都内で開かれ、主演の二階堂ふみさんらが、今作の舞台となった埼玉県と滋賀県の両知事に「謝罪」をした。 前作「翔んで埼玉」(2019年公開)は、埼玉県民が虐げられている架空の世界で、GACKTさん扮する「麻実麗」や二階堂さん演じる「壇ノ浦百美」らが、東京都に行くために必要な通行手形の撤廃などを目指して戦うストーリー。「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ」というセリフも話題となり、東映によると興行収入37億6千万円、観客動員291万人を記録した。 一方、今回の「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」では、埼玉に海を作ろうと考えた麻実が、仲間たちと白砂を求めて和歌山県・白浜に向かい、関西地方では滋賀、和歌山、奈良の県民が非人道的な扱いを受けていることを知る。 「自虐ネタ」が満載 「寛大な心で鑑賞を」 埼玉や滋賀などの特徴をいじる自虐ネタが満載なだけに、イベントで二階堂さんは「茶番に付き合って下さってありがとうございます。そして、申し訳ございません」。一方で、「それぞれのルーツに関する思いや、人と人が交じり合っていく大切さ、平和への願いを込めた作品でもある」と思いを語った。武内英樹監督は「愛あるディスり(侮辱)をしていますので、滋賀、埼玉両県の皆様、ぜひ寛大な心で映画を鑑賞して下さい」と話した。 埼玉県の大野元裕知事は「い… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
財津一郎さんを悼む声続々 伊東四朗さん、間寛平さんら
「タケモトピアノ」のCMなどで知られる俳優の財津一郎(ざいつ・いちろう、本名財津永栄〈ながひで〉)さんが14日、慢性心不全のため死去した。89歳だった。 親しかった人たちからは、追悼のコメントが寄せられた。 親交のあった俳優の伊東四朗さんは「六十数年前、石井均一座で化粧前を並べてました、音楽的に趣味が合って、よく楽屋でギター1本、ハモッテました。同年代が逝ってしまうのは寂しいです」とコメントを発表した。 吉本新喜劇のGM間寛平さんは「めちゃくちゃ面白い方でした。僕が吉本新喜劇に入った時には吉本をやめられていましたが、新喜劇にいらっしゃる時の豪快すぎるエピソードを先輩からよく聞きました。ご冥福をお祈りします」とコメントを寄せた。 映画「ふたたび swing me again」で共演した俳優の鈴木亮平さんは発表したコメントで、「財津一郎さんは、生意気だった26歳の自分を温かく包みこみ、同じ目線に立って一緒に歩いてくれました。そういう人間でありたいと、自分も今思うようになりました。財津さんの歩んできた道のりは、きっと新しい世代に引き継がれていきます。心から、ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。 財津一郎さんの孫で俳優の財津優太郎さんはX(旧ツイッター)に「いつもかっこよく、力強く、面白い自慢の祖父でした。祖父は生前『役者は役を演じてはならない。役の人生を生きなければならない』と言っていました。その言葉を胸に、祖父のような見た人の記憶に残る俳優になれるよう精進してまいります」と投稿した。 吉本新喜劇の作家中村進さんは、財津さんが座員だった当時を覚えている。「財津さんにとって、吉本新喜劇にいるのはすごく大変だったと思います。昭和のあのころ、関西弁でない芸人は浮きがちだったから。でも、良い意味で無頓着だったな。弁当なんて、ナイロン袋にご飯もおかずも全部ぶちこんでくる。合理的でしょ。台本を書き出したばかりの僕に、家庭のことまで赤裸々に話して笑わせてくれた。吉本を離れたあとはそれきりだったけど、ユニークな男でした」 財津さんが出演したタケモトピアノのCMは、かつてテレビ番組「探偵!ナイトスクープ」でも特集され話題になった。番組を立ち上げたプロデューサー松本修さんは「あれを聞くと赤ちゃんが泣きやむらしい、ってね。関西らしくダサくて泥臭いCMがここまで広がったのは、財津さんのコメディアンとしての才能あってこそだと思います」とコメントした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阪急電車内で催涙スプレーか、数人がのどの痛み訴え 男から事情聴く
19日午後8時ごろ、兵庫県尼崎市塚口本町1丁目の阪急塚口駅で、「電車内でスプレーをまいた者がいた」と同駅の駅員から110番通報があった。 県警尼崎北署によると、電車内で催涙スプレーのようなものがまかれ、乗客の女性5人がのどの痛みを訴えているが、いずれも症状は軽いという。 署は、スプレーを持っていた30代の男の身柄を確保し、傷害容疑で事情を聴いている。 車内で乗客同士のトラブルがあった、との目撃情報があるという。 電車は大阪梅田発神戸三宮行きの通勤急行。 阪急塚口駅前で待ち合わせをしていた男性会社員は「突然警察官が停止線を張り出し、防護服のような重装備をした救急隊もいて、何か事件が起きたのだと思った」と驚いた様子だった。(森直由、真常法彦、宮島昌英) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
病院出入り口の風除室にクマが居座り、確保 秋田県由利本荘市
秋田県由利本荘市の本荘第一病院で19日夜、正面出入り口の風除室内にクマ1頭が迷い込んだ。クマは午後9時前に県と市が捕獲した。けが人はいない。 県警によると、同日午後6時半ごろ、付近でクマの目撃情報があり、警戒していた警察官が風除室内にクマがいるのを見つけた。県警は周辺を立ち入り規制してクマを風除室内に閉じ込め、県と市が捕獲した。 現場は市中心部の住宅街で、JR羽後本荘駅の北西約800メートル。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍機オスプレイ、使用届なく徳之島空港に着陸 着陸2分前に通知
米軍の輸送機オスプレイ1機が19日午後、徳之島空港(鹿児島県天城町)に事前の使用届なく着陸した。県によると、米軍オスプレイの同空港への飛来は2021年4月以来。けが人や民間機への影響は出ていない。 県港湾空港課によると、機体は午後2時25分ごろ着陸。2分前に同空港管理事務所に通知があった。午後6時現在、駐機したまま。九州防衛局によると、米海兵隊の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のMV22で、危険の未然防止のための「予防着陸」という。 米軍と自衛隊は31日にかけて、九州・沖縄などで離島防衛を想定した日米合同の大規模訓練を実施中で、オスプレイも使用している。陸上自衛隊によると今回の予防着陸との関連は不明で、九州防衛局は「原因など詳細は調査中」としている。 県内では9月にオスプレイが奄美空港へ相次いで予防着陸するなどし、同じ時期に沖縄県や大分県の空港にも飛来した。(加治隼人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クマに襲われ女性死亡か 一緒の男性も負傷 岩手県八幡平市の山林
19日午後2時ごろ、岩手県八幡平市作平の山林で「男女2人がクマに襲われた」と、男性から知らせを受けた人から119番通報があった。県警が現場周辺を捜索したところ、女性の遺体を確認した。クマに襲われた女性の可能性があり、調べを進めている。 岩手署によると、男性は秋田県鹿角市の70代とみられ、車を近くに置いて女性と一緒にキノコ採りのために入山。山中で女性がクマに襲われ、男性は助けようとして逆に襲われ、頭などを負傷した。男性は1人で下山し救急搬送されたが、命に別条はないという。 その後、同署などが現場周辺を捜索し、同日午後5時過ぎに女性の遺体を発見。同署は身元を調べるとともに、クマに襲われたのか死因を調べる方針。(小幡淳一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「日本政府は核禁条約に参加を」 被団協がアピール文を採択
被爆者の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)」は19日、東京都内で全国都道府県代表者会議を開いた。日本政府に対し、核兵器禁止条約の署名・批准や、米・ニューヨークで来月に始まる第2回締約国会議へのオブザーバー(傍聴)参加を求めるアピール文を採択した。 会議では、出席者から「高齢化とともに動ける被爆者が限られてきており、地方の被爆者協会の解散は目の前に迫っている」などとする報告もあった。20日には、被爆者の援護施策の実現や証言活動への支援の充実などを国に要請する。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
シカの食害対策の柵、3分の1破損 国の補助受け設置 検査院調べ
シカの食害から森林を保護するため、森林組合などが国の補助を受けて設置した防護柵を会計検査院が調べたところ、約3分の1が破損していたことがわかった。維持管理が行き届かず、森林に被害が出ていたという。 森林・林業白書によると2021年度の野生鳥獣による森林被害は約4900ヘクタールで、シカによるものが7割を占める。検査院は、北海道や山梨県など19道県の森林組合など143事業者が17~21年度に設置した防護柵(総延長669万メートル、国費約49億円)のうち、623カ所(総延長39万メートル、国費約3億8千万円)の柵を調べた。その結果、約3分の1にあたる213カ所(国費約1億2千万円)が破損し、うち209カ所は点検が長期間行われていないなど維持管理が不十分だったという。 山口県美祢市は、21年度に607メートル(国費約40万円)の防護柵を設置したが、検査院が23年2月に検査したところ、傾いた柵からシカが入り、スギが食害などで枯れていた。検査院は林野庁に対して「防護柵の維持管理の重要性を周知し、適切な維持管理の助言をすべきだ」としている。 林野庁は「検査院の指摘を踏まえて、都道府県に周知していく」としている。(座小田英史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル