佐賀県唐津市で、豚の伝染病・豚熱(CSF)の発生で殺処分された豚を埋めた場所の付近で、血のような液体がにじみ出ているのが確認された。豚熱のウイルスが含まれている可能性も否定できないとして、県は流出を止める措置をとった。原因は不明という。 唐津市では8月30日~31日、二つの農場で豚熱の発生が確認され、9月8日に2例目の農場の約1万頭の殺処分が終わっていた。 液体がにじみ出たのは、豚の死体が埋められた土地から40メートルほど低い場所ののり面。地元の区長からの連絡が市にあり、県が現地を確認したところ、液体がにじみ出て、付近の川にも流れ出ていた。 県は唐津市と下流にあたる玄海町に、農業用の取水をしないよう連絡。吸着シートなどによる除去や、オイルフェンスの設置といった対策をとった。現場付近からの上水道の取水はしていないという。 豚熱のウイルスは70度程度… この記事は有料記事です。残り119文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風13号、被害確認中に転落死も 千葉・茨城・福島で死者3人に
本州に接近した台風13号は、8日午後9時に日本の南で熱帯低気圧に変わった。上陸はしなかったものの茨城、千葉、茨城、福島の3県で線状降水帯が発生して大雨になり、9日午前11時までに計3人の死亡が確認された。 千葉県では8日午後2時40分ごろ、大多喜町の警察関連施設の屋外で作業中の国家公務員の男性が転落したと、勝浦署に通報があった。男性は病院に搬送されたが死亡が確認された。 同署によると、死亡したのは関東管区警察局千葉県情報通信部機動通信課の技官、神山智志さん(49)=同県習志野市泉町3丁目=で、同僚と2人で台風13号による被害状況などを確認中に、高さ5メートルから転落したという。同署で事故原因などを詳しく調べる。 茨城県では、北茨城市中郷町日棚で8日夜から行方不明になっていた男性1人が9日午前に見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。 8日夜から大雨に見舞われた福島県いわき市でも、人的被害が出ている。いわき市消防本部によると、同市内郷内町で9日午前6時14分ごろ、通行人から「側溝に人が倒れている」と119番通報があった。70~80代とみられる男性で、死亡が確認された。内郷内町は広く浸水被害が確認されている。 市内ではほかに、自宅から逃げようとしたときに何かを踏んで、かかとにケガをした人が1人いる。 福島県によると、いわき市、南相馬市、楢葉町の3市町が8日夜~9日未明にかけて、約16万9千世帯に避難指示を出した。市内の複数の河川が氾濫(はんらん)したとみられるいわき市ではさらに、8日午後9時40分、市内全域に緊急安全確保を出した。 午前6時現在、いわき市では20棟の床上浸水が確認されているが、現在調査中で、まだ増える可能性がある。県道では26件の被害が確認された。 東北電力福島支社によると、8日から福島県内ではいわき市、大熊町、浪江町で延べ1万900戸が停電した。9日午前9時半現在、いわき市などで約500戸が停電している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
AIに奪われる仕事 人間の皮を被った口まねにできぬことは
有料記事 編集委員・近藤康太郎2023年9月9日 12時00分 記者コラム「多事奏論」 編集委員(天草)・近藤康太郎 田んぼで独り、途方に暮れている。災害級の暑さの下、水が足りない。雑草を払い、あぜを掘り返して水を入れ、モグラやカニのあけた穴を足で踏んでふさぎ、全身泥みどろ汗みどろ、足指の血豆が破れ、それでも水がたまらない。 「なぜだ? なにが悪いんだ!」 部屋に帰ってチャットGPTに質問しそうになる。いや、まじめな話。 話題の人工知能(AI)を、わたしはけっこうな頻度で使っている。おもに勉強の相談相手である。 新しい言語を学ぶのが好きで、スペイン語、フランス語、ドイツ語を勉強している(できる、とは言ってない)。ニーチェやバルザックの気に入った文章を、大学ノートに原語で書き写し、ほとんどすべての単語を辞書で引く。翻訳や文法書と引き比べ、なるべく正確に、文章の構造を理解しようとする。 それでも腑(ふ)に落ちない… この記事は有料記事です。残り1025文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「めざせロックン・ローヤー」 弁護士バンドのCDにつく意外な特典
大人のロックが11曲。CDを買うと先着100人に無料の法律相談券がついてくる自主製作アルバムが、この夏、リリースされた。演奏するのは、メンバー6人中5人が弁護士、元弁護士の異色バンドだ。 仙台の男性弁護士たちでつくる「the spring men(ザ スプリング メン)」。メンバーは30~40代で、横田由樹さん(ギター)、丸山孝さん(同)、黒沼裕樹さん(キーボード)、宮本洋一さん(ドラム)の4人が仙台弁護士会所属、ベースの中尾健一さんも元弁護士だ。ボーカルの会社員、渡辺日月(ひづき)さんは最近、オーディションで加わった。 音楽好きの弁護士仲間が集まり、最初のステージは約10年前の弁護士会の新年会の場。年1回のライブを続けてきたが、コロナ禍で中断してしまった。軸足をレコーディングに移し、1年余りをかけて、全曲オリジナルのファーストアルバム「Spring Time(スプリング タイム)」が完成した。 11曲中9曲は横田さんが手がけた。コロナや気候変動を主題にしたり、殺人事件を犯した依頼人の苦悩をイメージしたりと、「社会派」の歌詞が並ぶ。 弁護士による法律相談の料金の相場は30分5千円。バンド内で「高価な特典をつけるのはアウトじゃないか」との声も出たが、景品表示法を詳しく調べ、100人限定ならクリアできそうだとわかった。 横田さんは「弁護士でCDまで出したバンドは珍しいはず。二刀流のロックン・ローヤー(弁護士)をめざしたい」。ライブ再開も検討中。CDは税込み1650円で、通販サイトのアマゾンで買える。(石橋英昭) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
爆心地から距離を置き50年 「被爆者の店」跡地に私財でカフェ開業
長崎市の平和公園近くにあった土産物店「被爆者の店」の跡地に4月、雑貨を販売するカフェが開業した。店を経営する地元出身の女性は、50年ほど爆心地周辺からは距離を置いてきたが、出店を機に少しずつ原爆と向き合い始めた。「心がざわつく場所で癒やしの雰囲気をつくりたい」と思いを新たにしている。 台風接近の8月9日も開店 1カ月前の8月9日。毎年、平和祈念式典の会場となる平和公園の来園者はまばらだった。台風の影響で式典が縮小開催となり、会場も変更された。 それでも公園のすぐ隣にある店は午前中から開いていた。店を営む吉田佳代子さん(65)は「この日はなんとか営業しようと決めていた」。悪天候のなかでも観光客らが訪れ、静かに雑談をしながら過ごした。 店舗が入るテナントにはこれまで、被爆者が人形や書籍を販売する「被爆者の店」があった。病気や障害がある被爆者の雇用の場として、長崎原爆被災者協議会(被災協)が1957年にオープン。新型コロナウイルスの影響で3年前から閉鎖状態が続き、後継テナントを募っていた。 ■50年ぶりの平和公園… この記事は有料記事です。残り864文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風13号被害確認中に転落死も 大雨の千葉と福島で2人亡くなる
2023年9月9日 9時19分 本州に接近した台風13号の影響で記録的な大雨に見舞われた千葉県では8日午後2時40分ごろ、大多喜町の施設屋外で作業中の国家公務員の男性が転落したと、勝浦署に通報があった。男性は病院に搬送されたが死亡が確認された。 同署によると、死亡したのは関東管区警察局千葉県情報通信部機動通信課の技官、神山智志さん(49)=同県習志野市泉町3丁目=で、同僚と2人で台風13号による被害状況などを確認中に、高さ5メートルから転落したという。同署で事故原因などを詳しく調べる。 また、8日夜から大雨に見舞われた福島県いわき市でも、人的被害が出ている。いわき市消防本部によると、同市内郷内町で9日午前6時14分ごろ、通行人から「側溝に人が倒れている」と119番通報があった。70~80代とみられる男性で、死亡が確認された。内郷内町は広く浸水被害が確認されている。 市内ではほかに、自宅から逃げようとしたときに何かを踏んで、かかとにケガをした人が1人いる。 福島県によると、いわき市、南相馬市、楢葉町の3市町が8日夜~9日未明にかけて、約16万9千世帯に避難指示を出した。市内の複数の河川が氾濫(はんらん)したとみられるいわき市ではさらに、8日午後9時40分、市内全域に緊急安全確保を出した。 午前6時現在、いわき市では20棟の床上浸水が確認されているが、現在調査中で、まだ増える可能性がある。県道では26件の被害が確認された。 東北電力福島支社によると、8日から福島県内ではいわき市、大熊町、浪江町で延べ1万900戸が停電した。9日午前9時半現在、いわき市などで約500戸が停電している。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国引っ張りだこのアマチュア落語家 笑っておぼえる防災の知識
ゴスペル亭パウロ・小笠原浩一さん(61) 昨年度は沖縄に宮城、東京にも3回行った。小規模の集まりから、100人を超える自治体の研修会まで、数えてみたら65公演。小笠原浩一さん(61)は県内外で引っ張りだこのアマチュア落語家だ。 興味を持って落語の教室に通い始めたのが49歳。やりたかったのはキリスト教の聖書の教えを伝える福音落語だ。だから高座名は「ゴスペル亭パウロ」。だが5年ほど経った頃、師匠のすすめで防災をテーマにした落語を始めた。これがはまった。 「お風呂のときどうする?はだかんぼやで」 「(海溝型地震は)100年… この記事は有料記事です。残り794文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「秋本議員がお願い通り国会質問してくれた」 風力社長が社内メール
政府の洋上風力発電事業をめぐって衆院議員の秋本真利容疑者(48)が逮捕された汚職事件で、「日本風力開発」(東京)の前社長が、事業参画を目指す青森県・陸奥湾での事業の推進について、「秋本さんに国会質問をお願いした」とメールで社内に伝えていたことが関係者への取材で分かった。依頼の直後に秋本議員が質問すると「お願いした通りにしてくれた」とも報告したという。 東京地検特捜部は一連のメールを押収。単純な収賄罪よりも法定刑が重い受託収賄罪の成立には贈賄側からの明確な依頼(請託)が必要だが、このメールを重要な客観証拠と判断して同罪を適用したとみられる。 関係者によると、再エネ海域利用法に基づく洋上風力事業で、同社は陸奥湾の環境影響評価を2017~19年に実施した。一方で青森県は当時、県内の海域を風や水深、船舶の通行量や防衛施設への影響といった観点で調べ、洋上風力に適するかを示す地図「ゾーニングマップ」を作った。 県は19年2月25日、同社など4社に地図の原案を提供。同社の計画区域は、自衛隊の海上訓練や航空機の計器に影響を与えるとして「立地が困難」「調整が困難」なエリアに区分けされた。 国会質問で「流れが変わる」 事業の実現性を懸念した同社… この記事は有料記事です。残り436文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水俣病の熊本訴訟、結審 救済法の「線引き」不当訴える
水俣病の未認定患者救済のための水俣病被害者救済法(特措法、2009年施行)にもとづく救済対象から漏れた人たちが、国、熊本県、原因企業チッソに1人あたり450万円の損害賠償を求めた訴訟が8日、熊本地裁(品川英基裁判長)で結審した。判決言い渡しは来年3月22日。 特措法をめぐって賠償を求める集団訴訟は、「ノーモア・ミナマタ2次訴訟」として熊本で1405人、大阪で128人、東京で75人、新潟で151人が係争中。 大阪地裁では今月27日に一連の訴訟で最初の判決が出る。新潟も10月に結審予定で、熊本とともに来春の判決が見込まれる。熊本は先行して提訴した144人に対しての判決になる。公式確認から67年が過ぎた水俣病の被害が今も続いていると司法が判断するかが注目される。 熊本での訴訟では、原告の症状が水俣病といえるかどうかといった従来の争点のほか、どこに暮らしていたか、何年に生まれたかで救済の対象者を限定する特措法独自の「線引き」の判断が妥当かどうかも争われた。 最終弁論で原告側は、国が水… この記事は有料記事です。残り198文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学生服、糸まで戻して新品に 「循環型制服」、駒場学園高の取り組み
中学や高校で、卒業と共にその役目を終える学生服。これを繊維原料にまで戻し、もう一度新たな学生服に仕立て上げる「循環型制服」の取り組みが、東京都内の私立高校で始まった。衣類の大量廃棄が問題となるなか、服から服へと循環させる。生徒たちも「学校の新たな伝統に」と意気込む。 7月中旬の放課後、東京都世田谷区の駒場学園高校で、生徒約20人が制服の素材や製造工程について学んでいた。有志からなる「循環型制服プロジェクト」のメンバーで、取り組みについて全校生徒に理解を深めてもらうために活動している。 この日は、制服生地大手の日本毛織(大阪)の社員を招き、繊維の実験などを交えながら話を聞いた。制服の原料は主に羊毛(ウール)。強度や通気性などから制服に適した素材であることや、1着の制服をつくるのに100人以上が関わっていることなどを学んだ。 日本では年間15億着もの衣類が、売れ残るなどして新品のまま処分されているという話も聞き、1年生の遠藤元樹さん(16)は「知らなくて衝撃的だった」と驚く。そのうえで「循環型制服は環境にも優しい。使わない服を寄付するだけで活動に貢献できるのもいい」と話した。 プロジェクトは、戸塚哲夫副校長が制服のリユース(再使用)ではなく、リサイクル(再生利用)で新しい制服を作れないか、と考えたのがきっかけだ。賛同した生徒たちが呼びかけ、今年3月の卒業生からは制服のジャケット79着が寄贈された。現在、これを基に来春の新入生向けのジャケットを製造中という。 どんな工程を経て新たな制服に生まれ変わるのか。 まずは集めた制服からボタン… この記事は有料記事です。残り1419文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル