損害保険会社に保険金を水増し請求していた中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)の和泉伸二・新社長が、25日に開いた記者会見の後に全社員あてにメールを送っていた。社員をねぎらう一方で「改革の第一弾」として、会社支給の携帯電話からLINEのアカウントを削除する内容だった。詳細は以下の通り(原文まま)。 《全社員の皆さんこの度はBP部門の不正請求問題に端を発し、様々な報道により現場に混乱を招き、多くのお客様の信頼をなくしてしまったことに対して会社を代表して本当に申し訳なく謝罪をさせて頂きます。誠に申し訳ありませんでした。 しかしながらそんな中においても皆さんが長年かけて信頼関係を構築して頂いたお客様やご新規でも安心して頂ける対応でご利用くださってるお客様がいらっしゃるという事はこれぞビッグモーターの真髄だと皆さんを誇りに感じています。 私もいち早く現場に駆けつけ皆さんの顔を見てたくさん話しもしたいのですが、先ずは会社の基盤を守るために特に重要なステークホルダーの皆さまや行政に対しての対応を優先させて頂いて出来るだけはやく現場回りを開始したいと考えております。 本日の記者会見でも発表した通り、今後は新体制で再出発していきます。まず私が思っていることはこの難局を乗り切るためには本気の風土改革を行い社員全員がしっかりとお客様の方を向いて仕事ができるようにバックアップさせて頂くことが我々の使命だと思っています。風通しのよい風土を作り上げ各店が主体性を持ち誇りを持って仕事をした頂く体制を築いていきますので改めてこれからも宜しくお願い致します。 改革の第一弾としてまず全店のLINEの使用をすべて止めることにします。 会社支給携帯に入っているLINEのアカウント削除をしてください。 今後の連絡網については取りあえず営業支援システムの社内メッセージにて行います。また使いやすいイントラネットが見つかりましたら使用を検討していきます。 尚、社員同士の個人的の繫がりに関しましては各人の判断使用でお願いします。 最後になりますが、これから全員の力を結集し、お客様満足を追求していけば必ず強いビッグモーターに戻ることができると信じていますので引き続き宜しくお願い致します。》 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【毎日更新】友人が召集、人間の運なんて… 1945年の今日、長崎
学校でのできごと、友だちのこと、家族のこと、将来のこと――。 広島、長崎に住む10代の若者3人が、それぞれの何げない日常をしたためた日記があります。 1945年8月、「あの日」までの日々。毎日、1日分ずつ紹介していく予定です。 ■■■1945年7月26日(木)■■■ 医学生の秋口明海さん(17)は、学校帰りの電車で友人に召集が届いたと聞きました。「人間の運なんてほんとに紙一重」と自分の運命を案じます。 今日は、物象の考査があった。自分が実験してみようと、思っているものを、書く問題であった。私は、電気カバーのことについて書いた。 帰宅途中、高須の祖母の家に寄った。船の駅で、偶然、浩史兄ちゃんと出会った。九州への出張がすんだので帰ったのだ。今度、私の家から逓信局へ通うので、家がにぎやかになって嬉しい。 久しぶりに授業をした。歴史は先日の考査のとき方をおしえていただいた。成績が悪いのでどうしようかと思った。物象は思いもよらない問題を出されたので、めんくらった。私は平素考えたこともないようなことだ。まあまあ考えて書くだけは書いたけど、危うくてどうもしょうがない。とうとう2時間すぎて、生物の時間にK先生の面白いのにはおなかが痛くてたまらない。考査だといっておどかされたあの先生は、ほんとうにおもしろくて大好きだ。Lさんにやくそくの品をいただいてうれしかった。長く保管しようと思った。 大きな重いのをさげてかえるので、肩が痛くてたまらない。やっとなおったので日記を書いた。1週間出していたので抜けている。大急ぎで書いた。食後、妹や弟をつれて氷を買いに行って来た。それから日記を書きつづけた。文法を少しさらえて、床についた。 今日学校からの帰途電車内でDに会って聞くとE、F君などに召集が来たそうだ。 余だって医専に入っていなかったらもう勇躍召されてるにちがいない。 人間の運なんてほんとに紙一重だ。 岐路に立って左に行った場合、右に行った場合と全然異なった場所へ行くように、我々の運命もふとした境遇から思いも寄らぬ将来が聞けて来るものである。 米英中が、日本の無条件降伏を勧告する「ポツダム宣言」が発表した。 米の原爆投下部隊「第509混成群隊」が訓練のために模擬原爆「パンプキン」を投下。この日は、新潟県や静岡県などの国内10地点が投下目標にされた。 記事の後半では、冒頭の日記を書いた森脇瑤子さんのスナップを、研究者の協力を得てカラー化した写真の数々を紹介しています。 この日の広島・長崎 広島 最高気温29.8度… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
駅に溶け込む「盗撮捜査のエース」 一瞬の犯行、見つけるポイントは
平日の午前10時、JR新宿駅(東京都新宿区)。1日の乗車人員が60万人を超える駅のごった返す構内で、ホームに上がる階段を見つめる男性がいた。 黒のポロシャツにジーパン姿。柱に寄りかかり周囲に溶け込む。通勤時間帯ならスーツ、渋谷なら若めの服。時間と場所に合う服を選ぶ。ばれると「犯人」は盗撮を諦めるからだという。 この男性は警視庁鉄道警察隊新宿分駐所の巡査部長、田中淳二さん(38)。一番の盗撮犯検挙率を誇る「盗撮捜査のエース」だ。 最初からエースだったわけではない。警察署のパトカー乗務員から2018年、鉄警隊に異動した。最初はなじみがなく、「一体何の仕事をしているのかよく分からなかった」と言う。がむしゃらに職務質問を繰り返したが、なかなか検挙につながらなかった。 成果を上げられない中で気になったのが盗撮の多さだった。「盗撮している人を見た」という情報提供が分駐所に日々寄せられていた。盗撮犯に目を配ってみようと決意した。 小型カメラの普及などを背景に、盗撮の検挙件数が増えている。7月には性的な部位の盗撮などを処罰する新法が施行された。盗撮は被害者本人が被害に気がつきにくく、検挙は警察官や周囲の人の目にかかる。摘発の現場に密着した。 「警察だ。盗撮したな」 犯人の両手をつかむと・・・ その3カ月後。駅構内を行っ… この記事は有料記事です。残り1532文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Kohei Arihara throws shutout to snap Hawks’ losing streak
Osaka – Kohei Arihara won his rematch with Orix ace Yoshinobu Yamamoto on Tuesday, throwing a six-hit shutout to pitch the Fukuoka SoftBank Hawks to a 5-0 Pacific League win over the Buffaloes and snap his team’s 12-game losing streak. Ten days after Arihara (4-2) took the loss in a […]
「現場に責任なすりつけ」 ビッグモーター整備士が憤慨した社長会見
自動車保険の保険金を水増し請求していた問題を巡り、中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)の兼重宏行社長が25日、記者会見に出て不正の横行を認めた。一方、自身や経営陣の関与については「全くない」と言い切った。 同社の自動車整備士として働く男性は、会見の様子を移動中の車内で見た。「責任をすべて現場になすりつけて『おしまい』。ひどすぎる」。職場に戻ると、同僚たちも苦笑いを浮かべ、退職を口にする人もいたという。 兼重社長が否定した不正の「組織的関与」。しかしこの男性には、組織的な「圧力」を感じる出来事があった。 ある日、男性の上司だった工… この記事は有料記事です。残り565文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
皇室への献上品、新規受け付けず 「宮内庁関係者」の持ちかけ問題で
皇室に献上するとして、果物や加工品などの提供を「宮内庁関係者」を自称する男性が持ちかけていた問題を受け、農業関係者などから宮内庁に問い合わせが寄せられている。献上は基本的に都道府県知事を通じてするもので、宮内庁側が農家などに依頼することはないという。そもそも献上とはどのようなものなのか。 天皇、皇后両陛下の訪問の際にも 皇室へ献上される献上品には食べもののほか、工芸品や美術品などがある。大別すると、次のようなケースがあるという。 一つは、千葉県の「房州びわ」や青森県のリンゴなどのように恒例として献上されているもの。もう一つは、全国植樹祭や国民体育大会などでの天皇、皇后両陛下の訪問に合わせて贈られる都道府県の特産品だ。このほかに、即位や結婚、お子さまの誕生など、慶事を祝う献上品もある。 現在は法令に定め 識者によると、皇室への献上… この記事は有料記事です。残り1078文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
天文台の「生き字引」が日本一の夜空をご案内 手動で動く巨大望遠鏡
天気がよければ、つい夜空を見上げたくなる。宮崎県都城市の「星の燈台(とうだい) たちばな天文台」は、旧高崎町が一般に公開する天文台として開設し、この秋で32年を迎える。設備は最新鋭とはいえないが、天文台の「生き字引」や熱心な指導員の人柄に引き込まれ、望遠鏡をのぞきながら、はるか銀河に思いをはせた。(森田博志) 午後8時過ぎ、天体観測ドームのスリットが横に開く。輝き始めた星と月が現れた。 口径50センチの反射望遠鏡は、重さ約500キロの巨大さ。指導員は、手動でセットしながら説明も続ける。 岩穴口(いわなぐち)栄市さん(47)は「これだけのサイズを手で振り回している天文台は見たことないです」と笑う。現在は、見たい天体に自動でセットされる望遠鏡が主流。でも、縦横自在に望遠鏡を操る姿は、見ているだけで楽しい気分になる。 名誉台長の蓑部樹生さん(77)は「売りは、指導員の話の面白さです。星の魅力をぜひ感じてほしい」と言う。 この蓑部さん、実は天文台の生き字引のような存在だ。 1986年、ハレー彗星(す… この記事は有料記事です。残り898文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
殺害された障害者の息子、安堵の思いから7年 本名明かした母の思い
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で利用者19人が殺害された事件から26日で7年になるのを前に、長男(当時49)を殺害された女性(78)が今月、初めて朝日新聞の取材に応じた。長い間、長男の名を伏せてきた女性は、隠してきたという長男の存在と向き合いながら、「差別に苦しむ家族をなくしたい」と、家族の歩み、事件への思いを語った。 相模原市に住む女性は持病で足腰が弱く、1日の大半を横になって過ごす。そばにある仏壇では、学生服姿の長男が、遺影の中で屈託のない笑顔を浮かべている。 「友だちと遊ぶのは苦手でしたが、囲碁と、歌を歌うのがとても好きな子でした」 長男は小学生のころからいじめに遭った。不安定な情緒や奇異に映る行動が原因だった。中学の定期試験日には「他の生徒が集中できない」と、学校から休むよう言われた。 医師から自閉症と診断された。「今度遊びにおいで」。近隣住民のそんな言葉に喜び、訪問すると居留守を使われ、呼び鈴を何度も鳴らして通報された。学校でも、地域でも。トラブルのたびに女性は「謝れ」と言われ、頭を下げ続けた。 成人した長男は、人目を避けるように夜間に出歩いた。家では「なんでいじめられるんだ」と叫び、女性に暴力を振るった。楽になるはずの子育ては、成長とともに過酷さを増した。耐えきれずに頼ったのがやまゆり園だった。 「困り果て、自信をなくし、家に一緒にいることが嫌になってしまった」 1996年7月、長男は園に入所した。29歳のときだった。以降、顔を合わせるのは月に一度、自宅での面会のみとなった。1時間ほどの滞在中、長男は部屋でひとり音楽を聴いていた。 「息子と向き合うことを放棄した」という20年の歳月を経て、女性のもとに突如届いたのが、事件の知らせだった。 ああ、これでもう世間に頭を… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
父娘でノコギリとスーツケース事前購入 札幌遺体切断、新たに母逮捕
【動画】札幌の切断遺体事件で逮捕された田村修容疑者を乗せた車=原知恵子撮影 札幌市の繁華街・すすきののホテルの一室で、北海道内の会社員男性(62)が殺害されて頭部が持ち去られた事件で、死体遺棄などの容疑で逮捕された職業不詳の田村瑠奈容疑者(29)と父親で医師の修容疑者(59)=同市厚別区=が事件前、一緒にノコギリとスーツケースを購入していたことが捜査関係者への取材でわかった。道警は、2人が事件を計画的に実行した可能性があるとみて調べている。 道警は24日、2人を死体損壊、死体領得、死体遺棄容疑で逮捕。25日には、母親の浩子容疑者(60)も同じ容疑で逮捕した。3人の認否を明らかにしていない。 24日に行われた3人の自宅の家宅捜索で、道警は人間の頭部を発見し、歯型から殺害された男性と特定した。捜査関係者によると、事件で使われた可能性があるスーツケースも見つかったという。 3人の逮捕容疑は、共謀して… この記事は有料記事です。残り588文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「将来の自立への投資」となった福祉 ゆがみは子どもの貧困にも
有料記事 聞き手・田中聡子2023年7月26日 6時00分 「子どもの貧困」をめぐり、さまざまな政策が実施されてきました。重視されているものの一つが、「将来の自立」を目指す教育支援です。経済学者の原伸子さんは「福祉を『投資』と扱うことでゆがみが生じている」と指摘します。話を聞きました。 子どもにも「コストとベネフィット」 子どもの貧困を考える時、根本の「貧困を生んでいる社会の構造」をとらえる必要があります。しかし、いま重視されているのは「将来自立した労働者になるため」の教育支援です。このことには、1980年代から続く福祉国家の変容が投影されています。 60年代に、米国のベッカーら一部の経済学者が経済理論を無理にあてはめて、子どもを幸福を与えてくれる「消費財」や投資の対象と考える「投資財」として扱う理論を打ち出し、子どもを「コストとベネフィット(利益)」の視点でとらえる考えが広まりました。こうした考え方は社会政策にも影響を及ぼすようになります。 市民を労働者に育てるために 私が研究対象とする英国では… この記事は有料記事です。残り1235文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル