長時間労働で仕事がきつく、待遇も良くない。そんな運送業のイメージを変えようと働きやすい環境作りに取り組む運送会社が三重県菰野町にある。裕進運輸(同町千草)。7年前、社員が意見を出し合って考えた「10年後の理想の会社」が、その出発点だ。 2018年に完成した社屋は前面がガラス張りの白壁だ。中に入ると人工芝が敷かれた交流スペースにテントが張られ、おしゃれなカフェコーナーがある。2階には、トレーニングマシンが並ぶジム、クレーンゲームがあるゲームコーナー、テラスにはバーベキューコーナーもある。 新社屋の話が持ち上がったころ、「10年後の理想の会社」を話し合う社員会議が開かれていた。 「この建物じゃ、無理だよ」と言われて奮起 そこで出たアイデアを実現さ… この記事は有料記事です。残り1117文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
和歌山カレー毒物混入事件から25年 現場に花「安らかに眠って」
寺沢尚晃2023年7月25日 18時15分 和歌山市で4人が死亡し、63人が急性ヒ素中毒になったカレー毒物混入事件が発生してから25日で25年を迎えた。この日朝、被害者の会副会長の杉谷安生さん(76)が事件現場を訪れ、花を手向けた。 午前8時ごろ、カレーを提供した夏祭り会場だった空き地に花束を置いた杉谷さんは、しゃがんで手を合わせた。「被害者には、つらかっただろうな、安らかに眠って下さいという気持ちです」と話した。 杉谷さんの家族も当時、高校2年生だった長女がカレーを食べ、数日間入院した。 杉谷さんによると、被害者の会としての活動は現在、特にしていない。それでも「事件を風化させないでほしい。だから毎年手を合わせたい」と語った。 この事件では、2009年に林真須美死刑囚(62)の死刑判決が確定。林死刑囚は再審請求している。(寺沢尚晃) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
割れる真珠の島 「核のごみ」処分場の請願、組合が1票差で撤回に
「役員だけで大事な問題を決めて良いのか」 6月19日、長崎県対馬市の対馬真珠養殖漁業協同組合。年に1度の総会には理事や組合員ら約40人が集まったが、議論は紛糾した。 この約2カ月前、組合の理事会は、原発の使用済み核燃料から出る「核のごみ」の最終処分場誘致に向けた文献調査について、推進を求める請願を市議会に出す方針を決定。組合員の意向を確認しないまま、6月5日に提出していた。 組合員らは報道が出るまで請願について知らず、「組合員を軽視したやり方だ」と猛反発した。これに対し、組合長は「対馬にとって良いことだから進めた」と突っぱねた。 反対16票、賛成15票 推進の請願は取り下げ 総会で採決した結果、16対15(白票4)で反対が上回った。すでに提出された市議会への請願は取り下げることになった。 さらに、次期理事を決める投票があり、この組合長は選ばれなかった。事実上の不信任だった。 「もう少し丁寧に説明してお… この記事は有料記事です。残り1277文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九州北部も梅雨明け発表、平年より6日遅く 全国最後の梅雨明け
2023年7月25日 11時29分 気象庁は25日午前、九州北部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日遅く、昨年より3日遅い。これで全国すべての地方で梅雨明けが発表された。 気象庁によると、九州北部では今後1週間、湿った空気の影響で午後に雨や雷雨の日もあるが、高気圧に覆われ晴れる日が多い見込みという。 梅雨入りを発表した5月29日からの総降水量は、福岡県久留米市の耳納山で1338ミリと平年より76%増えるなど、各地で平年より多い降水量を観測した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【毎日更新】勉強やりかけまた空襲、防空服で就寝 1945年の広島
■■■1945年7月25日(水)■■■ きょうは楽しみにしていたはずのお祭り、なのに…。連日の空襲が森脇瑤子さん、熊本悦子さんの日常を奪います。 学校でのできごと、友だちのこと、家族のこと、将来のこと――。 広島、長崎に住む10代の若者3人が、それぞれの何げない日常をしたためた日記があります。 1945年8月、「あの日」までの日々。毎日、1日分ずつ紹介していく予定です。 昨日と同じように、空襲のため、学校には行かなかった。 今日も、やはり昨日と同じように、学校へ行かれなかった。また、今日は厳島神社の管弦祭であるが、いつものように、少しも、にぎやかでない。店がひとつも出ていない、淋しい、淋しい管弦祭である。 昨日の機動部隊がまたやって来た。何度も警戒警報に入って、もう数えきれないだけ入ったり出たりする。朝掃除をして復習しているとかいじょになって、もう出そうにないので登校した。 朝礼が始まりかけると、また発令されたので、すぐ下校した。家につくと、もうお昼になっているので、お手伝いして食事をすませ、朝のつづきをしようと思ったが、あまりねむいのでねてしまった。おきた時は夕方だった。父に叱られてびっくりして起きた。 夕食の支度をして、ご飯がすむと、少しがくしゅうしようと思って、やりかけると空しゅうになったので火をけした。もうべんきょうが出来ないので、床についた。防空服装はきちんとしていた。 長崎医科大学の医学生秋口明海(あけみ)さん(当時17)の日記(1945年7月25日) 不勉強のせいでもあろうがC先生のドイツ語はますますわからぬようになってきた。 ゲーテ、シルレルなどのドイツ文学研究の点からもドイツ語だけはしっかりやろうとはりきっていたのであるが、学んでいると英語より以上に煩雑なのですっかり嫌になった。 人間はそれにしても実に弱いものである。 前もって自己の戒律―座右銘なぞつくってその通り自己の言動を律しようと思っても片端から破れていく。 恐らくこれは余一人のみであるまい。 これが凡人の常なのか。 人間の最も悲しむべき性情の一つをここに見る。 合衆国陸軍戦略航空軍の司令官カール・スパーツに対し、「広島、小倉、新潟、長崎のうち一つに、8月3日ごろ以降に原爆を投下すべし」との命令書が出された。 記事の後半では、冒頭の日記を書いた森脇瑤子さんのスナップを、研究者の協力を得てカラー化した写真の数々を紹介しています。 この日の広島・長崎 広島 最高気温28.2度… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【そもそも解説】「偽装フリーランス」何が問題? 放置される構造は
働き方は「会社員」と同じなのにフリーランスとして扱われ、法的な保護からこぼれ落ちてしまう「偽装フリーランス」。4月に成立したフリーランス新法の国会審議では、「(偽装フリーランス問題に)適切に対応できるよう十分な体制整備を図る」との付帯決議がつけられるなど、解決すべき社会問題として注目が集まっています。 どんな人が偽装フリーランスに該当し、どんな不利益が生じるのでしょうか。この問題に詳しい鎌田耕一・東洋大名誉教授の解説で、全体像を紹介します。 「労働者」と「フリーランス」は違う … この記事は有料記事です。残り2121文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
覚醒剤計8億円分密輸未遂容疑 同じトルコからの便、日英の2人告発
大山稜2023年7月25日 12時03分 トルコから覚醒剤計約14キロを密輸しようとしたとして、東京税関は、日本国籍の自営業の男(31)と英国籍の自称ジムトレーナーの男(24)を関税法違反の疑いで東京地検に告発し、25日に発表した。2人とも容疑を否認しているという。 東京税関によると、2人はそれぞれ、6月28日にトルコから同じ航空便で羽田空港(東京都大田区)に入国。覚醒剤約7キロずつ、計約14キロ(末端価格約8億6700万円相当)を密輸しようとした疑いがある。 2人が手荷物として預けたキャリーケースは、一部が加工され、外装と本体の隙間に覚醒剤が隠されていた。税関職員がケースを不自然に感じて調べて発覚。2人は警視庁に引き渡されて現行犯逮捕され、覚醒剤取締法違反(密輸)などの罪で7月に起訴された。 税関は、2人が同じ航空便に乗り、同じ方法で密輸を図っていることから、同じ密輸組織から依頼された可能性があるとみている。2人の間に面識はないとみられる。 コロナ禍の行動制限が緩和された夏休みを控え、東京税関は「海外に行く人も増えると思うが、知らない人から報酬目的で荷物を預からないように気をつけて欲しい」と呼びかけている。(大山稜) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カラオケパブ経営女性刺殺事件、懲役20年が確定 被告側は上告せず
2023年7月25日 12時08分 大阪市北区のカラオケパブで2021年、経営者の稲田真優子さん(当時25)が刺殺された事件で、殺人罪に問われた宮本浩志被告(58)を懲役20年とした一審・大阪地裁の裁判員裁判の判決が確定した。被告側の控訴を棄却した大阪高裁判決に対し、被告側が期限の24日までに上告しなかった。 一・二審判決によると、宮本被告は21年6月、同区天神橋4丁目のビル5階のカラオケパブで、稲田さんの首や胸を刃物で多数回刺すなどして殺害した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
札幌の切断遺体、容疑者の母逮捕 自宅から頭部発見、死体損壊の疑い
札幌市の繁華街・すすきののホテルの一室で男性が殺害されて頭部が持ち去られた事件で、道警は25日、新たにパート従業員の田村浩子容疑者(60)を死体損壊、死体領得、死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。この事件では24日、娘で職業不詳の田村瑠奈容疑者(29)と、夫で医師の修容疑者(59)も同容疑で逮捕された。道警は3人の認否は明らかにしていない。 また、道警は札幌市厚別区にある3人の自宅の家宅捜索で、被害男性の頭部を発見した。一部が腐敗しており、歯型から男性と特定したという。 道警によると、浩子容疑者の逮捕容疑は瑠奈、修の両容疑者と共謀して7月1日深夜から2日未明にかけ、札幌市中央区のホテルで、死亡した北海道内の会社員男性(62)の首を刃物のようなもので切断し、頭部を自宅まで運んで遺棄したというもの。 捜査関係者などによると、男… この記事は有料記事です。残り400文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高校生が考えた「図書館で不登校を防ぐ」 教室は息苦しいときもある
神奈川県藤沢市の湘南工科大学付属高校に6月、新たな図書館が誕生した。 気鋭の建築家が手がけた斬新なデザインとともに注目を集めていることがある。 それは「図書館で不登校を防ぎたい」というコンセプト。考えたのは、2人の生徒たちだ。 まとめ役は生徒の代表「図書館大使」 正門の目の前に新築された3階建ての図書館。壁と柱が一体となって構造を支える「壁柱(かべばしら)」がランダムに並び、大小の空間が軒下やテラスを抜けて外へとつながる、おもちゃ箱のような外観だ。 建物内部も完全に仕切られずに緩やかにつながり、図書館と教室、カフェやイベントスペースが見え隠れしながら混在する。 愛称は「HABITAT(生息地)」。壁沿いやテラスなどに椅子やソファが配置されている。「利用者一人ひとりが自分の好きな場所を見つけてリラックスしてほしい」という願いからだ。 設計にあたったのは、東京大学総合図書館などの建築で注目される川添善行・東大准教授らのチーム。それに影響を与えたのが、2019年に発足し、4年間にわたり議論を重ねた生徒や教員、デザイナーや建築家らでつくる新図書館のプロジェクトチームだった。 建築チームから加わった安仁屋(あにや)宗太さん(43)によると、老朽化した図書館を建て直すにあたって、実際の利用者である生徒や先生とじかに対話したいと提案したところ、公募に手を挙げた数十人の生徒と先生が参加した。そこでまとめ役を担ったのが生徒の代表「図書館大使」だった。 「他人と比べられない場がほしい」理由 1年生の秋から2代目・図書… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル