有料記事 山田みう 仁村秀一2023年5月25日 16時30分 特殊詐欺の手口で87歳の女性から現金を詐取したとして、埼玉県警は24日、東京都江戸川区在住の警備員の男(25)を詐欺容疑で現行犯逮捕し、発表した。 男は女性から封筒に入った100万円を受け取った直後に逮捕された。スピード逮捕に貢献したのは、女性と同居する長男夫婦の「連係プレー」だった。女性の異変を見抜いた理由とは――。 草加署によると、男の逮捕容疑は、23日に別の人物と共謀し、埼玉県八潮市の女性に別居の次男などを装い、「喫茶店で席を離れたらかばんがなくなった。仕事で使う大事な書類が入っていた」「100万円くらい用意できないか」といった電話をかけ、女性の自宅近くの路上で現金100万円をだまし取ったというもの。 事件の前、自宅で女性が何度… この記事は有料記事です。残り412文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「国民の財産」の裁判記録廃棄 最高裁が「おわび」 報告書公表
1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件など重大な裁判の記録が相次いで捨てられていた問題で、最高裁は25日、経緯を検証するなどした報告書を公表した。一連の問題を「最高裁の不適切な対応で後世に引き継ぐべき記録を多数失わせた」と総括し、「国民の皆様におわびする」と謝罪。その上で、「国民の財産」である記録の保存に関する規定の見直しや、保存のあり方を議論する常設の第三者委員会の設置といった再発防止策を盛り込んだ。 最高裁は、民事・少年事件などの記録について、保存期間が過ぎれば廃棄する一方、必要があれば「特別保存」すると規定。1992年の通達で、「世相を反映し、史料的価値が高い」や「全国的に社会の耳目を集めた」などの事件を特別保存の対象として示した。 保存ルールはあったのに 少年が26歳に達すると原則廃棄される少年事件の記録も通達の対象だったが、昨年10月、神戸連続児童殺傷事件の記録が廃棄されていたことが発覚した。これを契機に、他にも特別保存の条件に当てはまる記録が捨てられていたことが次々に明らかになった。 最高裁がこの日に公表した報告書は、十分にルールが守られずに記録が廃棄された背景を、「裁判所は紛争を解決するのが第一の役割で、事件が完結して保存期間が過ぎれば原則として廃棄すべきだと位置づけていた」とした。特別保存にあたるかを誰がいつ、どう判断するのかが不明確で、重要な事件だという認識が無いまま廃棄されたケースが70件以上あったという。 再発防止策は 2019年以降は、各地の裁… この記事は有料記事です。残り650文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
En Allemagne et au Japon, le crépuscule de l’idéal pacifiste
Il peut paraître paradoxal, sinon révélateur de l’état du monde, que le G7 se soit tenu cette année à Hiroshima, première ville victime du feu nucléaire, le 6 août 1945, où est gravé sur le monument aux victimes : « Plus jamais, nous ne commettrons la même erreur » – « nous » signifiant l’humanité. Or, dans […]
「大泉洋さんの兄に投票してみたかった」 20代女性、詐偽投票容疑
新谷千布美2023年5月25日 13時00分 タレント大泉洋さんの実兄、大泉潤氏(57)が当選して話題となった4月の北海道函館市長選で、隣の北斗市の20代女性が他人になりすまして投票したとして、公職選挙法違反(詐偽投票)の疑いで道警に書類送検された。任意の調べに容疑を認め、「注目の選挙に興味があった。大泉洋さんのお兄さんに投票してみたかった」との趣旨の話をしているという。捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、女性は4月23日、函館市の知人男性の母親の投票所入場券を使い、投票用紙を受け取って函館市長選の投票をした疑いがある。投票所のスタッフが不審に感じ、女性に声をかけて発覚した。 大泉氏は元市保健福祉部長で、4選を目指した現職に7万票以上の差をつけて初当選した。(新谷千布美) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
亡父がつないでくれた、あの作家との縁 絵本店になったでんきやさん
5年ほど前までは家電製品が置かれていた。 創業133年の「街のでんきやさん」の店舗の1階。 とある縁もあって、そこを改装した。 山形県米沢市本町1丁目。 観光客らでにぎわう上杉神社周辺から1キロ余り南の県道沿いに、「あなたの街のでんきやさん」という看板は見えてくる。 そして「灯油・ガス」などの文字とともに、なぜか描かれているのは「えほんや」という看板。 「えほんや絵瑠夢(えるむ)」 それがこの電器屋さんのもう一つの名前だ。 扉を開けると、表紙が見えるように絵本がならぶ。 商談に使われてきた丸テーブルにも絵本があり、パラパラめくりながらお茶を飲んだり、会合に使われたり。 お客さんが持ち寄った絵本を自由に読めるコーナーもあり、店内に400~500冊の絵本がある。 「店を閉めるか、クリーニング店などに転換するか。それとも貸し出すか」 店舗を改装する必要が出てきたとき、安部美和子さん(72)は頭を悩ませた。 大手家電量販店も進出し、店舗の役割を果たさなくなってきたからだ。 そして、行き着いたのが絵本店。 亡き父の親友はあの作家 背景には父の友人の存在があった。 いまは亡き父は第2次大戦中… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
首相襲撃容疑者が起こした公選法巡る訴訟、大阪高裁が控訴を棄却
松浦祥子2023年5月25日 13時12分 和歌山市の選挙演説会場で岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ込まれた事件で逮捕、送検された木村隆二容疑者(24)=兵庫県川西市=が、年齢などを理由に選挙に立候補できないのは不当だとして国に損害賠償を求めた訴訟で、大阪高裁(本多久美子裁判長)は25日、訴えを退けた一審判決を支持し、木村容疑者の控訴を棄却した。 訴訟記録によると、木村容疑者は昨年の参院選に立候補しようとしたが、公職選挙法が定める被選挙権年齢(30歳以上)に達しておらず、必要な供託金も用意できなかったために実現しなかったとし、精神的苦痛を受けたと主張した。 木村容疑者はこの訴訟で、現行の選挙制度について「立候補が抑制されるから、従って投票行為が抑制される」「国民の信任を得ずとも統一教会などの組織票で当選し、国民に損害を与え続けている」などと持論を展開。安倍晋三元首相の国葬を決めた岸田政権を「世論の反対多数の中で強行した」と批判した。 木村容疑者を巡っては、事件当時の精神状態を調べるため、和歌山簡裁が19日、9月1日までの約3カ月間の鑑定留置を認める決定を出した。(松浦祥子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タウシュベツ川橋梁の劣化加速 「幻の橋」、ついに朽ち果てるのか
中沢滋人2023年5月25日 8時30分 ダム湖の水位変化で見え隠れするため、「幻の橋」と呼ばれる北海道上士幌町の旧国鉄士幌線「タウシュベツ川橋梁(きょうりょう)」。大自然の中で朽ちていく古代遺跡のようなたたずまいが、観光客を引きつける。その橋に、今春、比較的大きな壁の崩落が3カ所で確認された。「11連アーチがつながって見られるのも今年が最後」と言われて久しいが、地元関係者は、いよいよ「その時」の近さを感じている。 NPO法人「ひがし大雪自然ガイドセンター」の河田充代表(63)によると、今年の4月、林道開通直前に、計3カ所の壁面が大規模に崩れているのが確認されたという。山側から見て、左から1番目と7番目の橋脚上部、湖側から見て右から5番目の橋脚上部が今年崩れた場所だ。コンクリート片は2~4メートルの大きさだった。 5月10日、ガイドセンターの現地ツアーに参加した。通行制限がかかっている林道を通り、糠平湖の湖畔に出ると、古代ローマの水道橋遺跡のような構造物がたたずむ。 山側から見ると、10本ある橋脚のうち、6カ所の上部がV字状に大きく崩れ、下にコンクリート壁や内部の石が積み重なっている。 11連のアーチは維持しているが、かろうじて、アーチ曲線部の薄い板状のコンクリートだけでつながっている箇所もある。コンクリートの壁が浮き上がっている所や、至る所に走る亀裂に、「その時」が近いことを感じさせた。 この橋の壁が最初に大きく崩れたのは2003年。このときは十勝沖地震が原因だった。それ以降は17年2カ所、20年2カ所、21年1カ所と自然に崩れているが、いずれも4月に発生している。橋に染みこんだ水が、冬季に凍結して膨張するためコンクリートの劣化が進行。雪が解けた春に、強度を保つことが出来ず一気に崩れるとみられる。1カ月に3カ所も崩落したのは今年が初めてという。(中沢滋人) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
金属盗が全国で急増中 被害件数は茨城が突出、狙われる施設とは
銅やアルミニウムといった金属製の建材や備品の盗難被害が全国で急増している。中でも、被害件数が全国で突出しているのが茨城県だ。いったい、何が起きているのか。 茨城県常総市の下水処理施設は昨年4月以降、すでに6回、金属盗の被害に遭っている。アルミ製の門扉やフェンスが盗まれ、現在も修理が手つかずの状態だ。 「これからも同様の被害を受ける可能性はゼロではなく、どう修復するべきか、まだ決まっていない」。施設を管理する常総市下水道課の担当者は、こう嘆く。 6回目の被害は、今年3月。朝、出勤した職員が気づいた。 高さ140センチのアルミ棒が柵状に連なり、敷地を取り囲んでいたフェンスのうち約480本が外されていた。車の出入りを制限するための門扉も、工具などで取り外されていた。 防カメ設置も相次ぐ被害 同課によると、施設では昨年4月~今年1月にも計5回、同様の被害があり、アルミ棒計600本以上が盗まれた。昨年11月に約60万円をかけてフェンスを修復し、今年1月には警察の協力で防犯カメラなどを設置したが、その後も被害に遭った。 施設は田んぼに囲まれて街灯が少なく、常在している職員もおらず、警戒を続けるのが難しいという。 動きがあったのは、今年5月。常総市内のバイク塗装業の男が、3月に施設から門扉やフェンスを盗んだ疑いで県警に逮捕された。「買い取り業者に被害品の門扉を持ち込んだことが端緒になった」と警察は常総市に説明したという。 名古屋でも、佐賀でも 同様に、金属製の建材や備品が盗まれる被害は全国的に相次いでいる。名古屋市の太陽光発電施設では今年1月、電線計約3100メートルが盗難被害に遭った。佐賀県内の各地でも、道路の側溝に設置している鉄製のふた(グレーチング)が計80枚以上盗まれる被害が2月までにあった。 盗まれる金属の種類はアルミや銅線、鉄など多岐にわたる。 アルミに関しては、世界的に価格が高騰していることが影響していそうだ。 昨年2月のロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、同月の金属価格の主要指標を扱うロンドン金属取引所(LME)で、アルミニウムの先物価格が13年半ぶりに最高値を更新。ロシアがアルミの生産大国のためだ。 現在はLMEの価格は下落傾向にあるが、金属買い取りをする東京都内のリサイクル業者によると、数年前には1キロ100円以下~100円台前半だったアルミ缶の買い取り価格は、現在は160円台と依然、高値の影響が続いているという。 2年間で被害倍増 金属盗の被害が後を絶たないことを受けて、警察庁は2020年から、被害件数の集計を始めた。同庁によると、20年は全国で5478件の被害が確認されたが、2年後の22年は1万368件に上り、2倍近くにまで急増している。 中でも茨城県内の被害は全国最多で1632件(15・7%)。2番目の埼玉のほぼ2倍の件数だった。 なぜ、茨城が狙われるのか。 県警によると、県内では太陽… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ビジョン見えず 新たなヒロシマ生まないためには ICAN事務局長
被爆地・広島での主要7カ国首脳会議(G7サミット)が閉幕しました。主要なテーマの一つとして「核兵器のない世界」が議論されました。その道筋は見えたのか。さまざまな分野の方々に振り返っていただきます。 ◇ G7首脳が出した核軍縮に関する「広島ビジョン」は、期待していなかったにせよ残念な内容だった。ウクライナで核兵器が使われるリスクについて十分に認識しているとは言えないし、核兵器による威嚇や使用についてしっかりと非難していない。 核の緊張が高まるなか、岸田文雄首相が広島でG7サミットを開いたのは良い取り組みだった。G7首脳が平和記念資料館を訪問し、被爆者に会ったのも適切だったと思う。残念なのは資料館での滞在が30~40分と短かったことだ。被爆者と十分なやりとりができたのか、実態を知る時間があったのかどうか。核兵器の衝撃について十分理解せずに資料館を去ることなどできないはずだ。 非常に問題かつ残念なのは、被爆者に会った後に、核兵器の防衛目的の役割に言及していることだ。核兵器の使用は、防衛目的であろうと新たなヒロシマを生み出すことになる。首脳たちが出した文書は「ビジョン」と題されているが、新しい具体的なビジョン(展望)は見えない。包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効を求めているが、条約の採択以来、30年近く続いている要求で新しいものとは言えない。 ロシアのウクライナ侵略、北朝鮮の核の脅威、中国の弾頭数増加などはどれも非難されるべきものだが、G7首脳は他国を名指しで批判するだけでなく、核軍縮に関して指導力を発揮し、責任ある行動を取るなどの基準を自らに課すべきだ。そうしたものは文書から読み取れない。 核の使用を防ぐために有効な… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
いじめ認定まで18年、報告書が指摘した市教委の「つじつま合わせ」
小学校で起きたいじめを、18年かかって教育委員会が認めた。教委はさらに、この間続けてきた隠蔽(いんぺい)についても初めて認めた。「認めて当たり前のもの。18年間、なぜ認められなかったのか」。社会人になった当時小学5年生だった男性は憤りを隠さない。 18年越しの謝罪、どうして 神戸市教育委員会の第三者委員会が、2005~06年のいじめとその後の対応について、学校や市教委の対応を厳しく批判する調査報告書をまとめました。市教委は長年続けてきた説明を翻し、謝罪する異例の展開に。なぜ問題はここまでこじれ続けたのか。11日に公表された調査報告書から振り返ります。後段の年表では問題の経緯と、第三者委の意見を紹介しています。 神戸市教育委員会の第三者委員会が、2005~06年のいじめとその後の対応について、学校や教委の対応を厳しく批判する調査報告書をまとめた。教委は長年続けてきた説明を翻し、謝罪する異例の展開に。なぜ問題はここまでこじれ続けたのか。11日に公表された調査報告書をもとに振り返る。(小川聡仁) 「いじめの認定までに約18年の年月を要してしまった。あまりに消極的な姿勢であったといわざるをえず、もっと徹底した調査を行うべきだった」。19日の神戸市議会教育こども委員会。市教委の長田淳教育長は厳しい表情で頭を下げた。 神戸市立小学校で05~06年、小学5年の男児が同級生から暴行や金銭の要求を受けた。大阪高裁は09年、暴行などをいじめと認め、加害者側に慰謝料の支払いを命じた。しかし市教委側はそれ以降も「いじめの可能性が高いが断定はできない」という立場をとってきた。被害者側は「いじめの存在を隠蔽された」と訴えたが、市はそれも否定していた。 翻った見解 問題について調べていた第三者委の調査報告書は今月11日、改めていじめを認定。これを受け市教委は、いじめがあったことを初めて明確に認めた。報告書はまた、当時の記録を被害者側が情報公開請求したものの、市教委が隠蔽していたと指摘。市教委は19日の市議会で、この指摘を受け入れる姿勢を初めて示した。報告書に沿うかたちで、これまでの見解を次々に翻したことになる。 報告書は、学校や市教委の対応を厳しく批判した。そのひとつは初期対応のまずさだ。 学校の対応、「場当たり的」 いじめが発覚した当初、学校と市教委は「いじめがあった」と認識していたが、その後説明を変え、「いじめであるか判断できない」という主張を続けるようになった。 この経緯について報告書は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル