2023年4月30日 16時56分 沖縄・宮古島沖の海底で確認された陸上自衛隊のヘリの引き揚げは、4月30日に予定された作業が悪天候のため中止となった。5月1日以降、海の状況を見ながら作業再開と機体の引き揚げをめざす。 引き揚げは、防衛省の委託を受けた民間船舶が実施する。4月29日に海底調査と引き揚げ用のネットを海底に降ろす作業を実施し、30日に引き揚げる予定だった。30日も朝から現場海域に向かったが、悪天候で波が高く、昼ごろにこの日の作業を中止したという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「産んで」に感じ続ける圧力 多様化する家族の形、変わらない社会
子どもを欲しいと思ったことはない。それなのに、「少子化」のニュースが出ると、迷い続けていた。「私たち夫婦には、子どもはいなくていいんだよね?」 造形作家の澤奈緒さん(46)は、8歳年上の実業家の夫と都内で暮らす。 母親から毎日、言葉の暴力を受けて育った。だから自分は子どもを産まないと決めていた。「愛し方がわからない。何より、子どもに同じことをしてしまうかもしれない」。他人の子どもを見ても、うらやましいと思ったことはない。 それでも、「結婚をしたら子どもを産むべきだ」という見えない圧力を感じることはあった。子どもがいる友人に「産んだら人生が変わる」と言われれば、やはり悩んだ。 圧力を感じなくなったのは、40歳を過ぎたころ。「この年だから、誰も産め産めと言わないよね、と。産まない選択をしたのに、産まない理由を探すことがバカバカしくなりました」 澤さんは、子どもも参加できるアート講座を開いている。「私が培ってきた知識を伝えたい。子どもを産まなければ、次世代に何も残せないのでしょうか」。人がそれぞれ選択した人生を、自信をもって歩めるような世の中になったらと考えている。 結婚、出産、決めるのは一人ひとり 関東地方で看護師をしている女性(43)は昨年12月、ツイッターのトレンドワードに心がざわついた。 「未婚のまま40代だと狂う」 思わず、スマートフォンの画面をなぞる指先が止まった。40代、未婚、子なし……。キーワードは、ぜんぶ自分に当てはまった。 32歳の時、不妊症と診断された。政府が打ち出す「異次元の少子化対策」について、「産み育てたい人をサポートするのはよいこと」と思う。その一方で、どんなに「産んで」と求められても応えられない自分に、罪悪感がまとわりつく。「社会の見えない声で、産めない自分は価値がないと責められている気がする」 不妊症とわかるまで、自分もいつかは出産も子育てもするものだと思っていた。「嫁にいかないのか」「仕事ばっかりしてたらいかんよ」「同級生は2人目の子どもが生まれたぞ」。幾度となく地元の知人から結婚や出産を勧められ、母親に不妊症を打ち明けられるまでに10年かかった。涙ながらの告白だったが、母親がありのままを受け止めてくれて救われたという。 「産む産まないについて、社会から価値観を押しつけられたくない。結婚、妊娠、出産。それを決めるのは一人ひとりの自由ではないでしょうか」 「子どもを持つべき」と考える女性は半減 生涯未婚の人が増え、結婚しても子どもを望まない人も増えている。 内閣府の2022年の少子化社会対策白書によると、女性の生涯未婚率(50歳までの未婚割合)は1970年は3・3%だったが、2000年代に入って急激に高まり、20年には17・8%まで上昇した。 国立社会保障・人口問題研究所の21年の調査では、独身の人(18~34歳)のうち、「結婚したら子どもを持つべき」と考える女性は36・6%と6年前の調査と比べ、ほぼ半減。一方で、自分や夫婦の生活を大切にしたいという人が増えている。 個人の生き方や家族のあり方は多様化しているのに、「結婚をして子どもを持つのが普通のこと」という圧力を感じている人は少なくない。 30代以上・未婚・子なしを自虐を交えて「女の負け犬」と呼んだ「負け犬の遠吠(とおぼ)え」を書いたエッセイストの酒井順子さんは、子どもを育てる人たちを大切にすべきだとしたうえで、「出生率を上げるべきだという声が大きくなればなるほど、子どもを持つことを実行していない・できていない人の中には、下を向いてしまう人もいる」と話す。「法律婚だけでなく、シングルや事実婚、同性婚など、いろいろな形の家族があっていい。多様なありようを国が制度として認めることで、『こうしなくてはならない』という重荷は減るのではないか」(江戸川夏樹、渡辺洋介、伊藤恵里奈) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今年最初のサルの赤ちゃん、名前は「ペッパーミル」に 高崎山が公募
倉富竜太2023年4月30日 17時30分 餌付けした野生のサルと触れ合える大分市の高崎山自然動物園は30日、今年最初のサルの赤ちゃんを確認したと発表した。名前は公募で最も多かった「ペッパーミル」に決まった。 高崎山では毎年この時期にサルの出産が始まり、最初に確認された赤ちゃんの名前を公募で決めている。 今年は948票の応募があり、42票が「ペッパーミル」。2位が「ペッパー」(34票)、3位が「サムライ」(29票)、4位が「ミル」(25票)と、日本代表・侍ジャパンが優勝したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にちなんだ名前が多かった。 出産シーズンは8月まで続き、現在確認されているサルの群れ「B群」と「C群」で、今年は計約150頭の誕生を見込んでいるという。 ペッパーミルは雄で、母親はB群のマボロシ(7)。マボロシの第2子。 ヌートバー選手をきっかけに日本代表の選手が行うようになり、WBC大会期間中に大きな話題を呼んだペッパーミルのパフォーマンス。自然動物園の担当者は「サルなのでもちろん野球選手にはなれませんが、ヌートバー選手のように明るく元気に育ってもらえたら」と語った。(倉富竜太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カンボジア拠点「かけ子」ら19人再逮捕へ 別の高齢者への詐欺容疑
2023年5月1日 0時00分 カンボジアが拠点の特殊詐欺事件の電話役だったとして逮捕された日本人の男19人について、警視庁は、別の特殊詐欺事件に関わった疑いがあるとして、全員を1日に再逮捕する方針を決めた。 捜査関係者によると、1月下旬、東京都内に住む高齢男性が「有料サイトの未払いの料金がある」などとするうその電話を信じ、現金計70万円超を指定された口座に振り込んでだまし取られる事件があった。19人はこの事件に、うその電話をかけるなどの役割を担った疑いがある。 警視庁は、19人を含む詐欺グループが、カンボジアのホテルなどを拠点に、2022年4月~23年1月の約10カ月間で約75件の特殊詐欺事件に関わったとみている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
命に直結する渇水、温暖化でリスク高まる 対策のカギは雨水ハウス?
地球温暖化の影響で、1年間に降る雨量の変動幅が増大している。いわば「降るときは大雨に。降らないときはカラカラに」といった状態だ。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)や気象庁は「洪水だけでなく、渇水が起きるリスクも高まっている」と警告する。深刻な水不足のリスクに、どう備えればいいのか。(伊藤隆太郎、グラフィック=米沢章憲) 水資源工学が専門で京都大学工学部長を務める立川康人教授は、悩ましさを打ち明ける。「洪水と渇水の両リスクが高まっているのに、渇水への危機感は薄くなりがちだ」 近年、毎年のように全国各地で豪雨による被害が発生し、注目される一方で、水不足を警戒する声はあまり聞こえてこないという指摘だ。 降水量のブレ拡大、「降る」「降らない」どちらも極端に ただし、そのリスクは高まっている。世界の平均気温は100年間に0・74度上昇した。日本の気温上昇はこれを上回り、100年間で1・3度に達する。気温が上昇したことで、雨の頻度や強さ、降る場所や季節といった降雨パターンが複雑に変化し、雨が降るときと降らないときの差が極端になっているという。 その結果、1日に100ミリ以上の大雨が降る日が増加しているのに対し、1日の雨量が1ミリ未満の「無降水日」も増えている。気象庁の記録では、年間の無降水日はこの100年の間に平均で約10日増え、約240日から250日へと増加した。 渇水のリスクを高めるのは、雨量の変化だけではない。気温が上昇して蒸発量が増え、ダムや川、土中から水が失われる速度も増している。冬場の積雪も減る傾向で、雪解けも早まり、毎年春の水不足の傾向が各地で顕著になっていると立川教授は指摘する。こうした傾向は今後、さらに強まると危惧されている。 水不足が深刻化した場合の影響は広範囲に及ぶ。火力や水力発電には設備の冷却に多量の水を必要としているし、断水となると病院では患者の生命に直結する。首都圏の水不足は、国家機能の低下にもつながりかねない。 持続可能な社会のためには… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「夜行バスで名古屋に移動」 東京の大使館から逃走の外国籍の男確保
2023年4月30日 21時20分 不法残留容疑で名古屋出入国在留管理局(名古屋市港区)に収容されていたインドネシア国籍の男(22)が、インドネシア大使館(東京都新宿区)から逃走していた事案で、同管理局は30日、名古屋市内で男の身柄を確保したと発表した。 同管理局によると、男の身柄を確保したのは30日午後3時20分ごろ。同管理局の職員が名古屋市港区内のコンビニにいた男を発見したという。 男は28日、同管理局から退去強制手続きのために東京の大使館へマイクロバスで移送された。手続きを終えてバスに戻る際の午前11時50分ごろ、周囲に複数の職員がいる中、走って逃げたという。 男は「夜行バスで東京から名古屋に移動した。(同管理局に)出頭するつもりだった」といった趣旨のことを話しているという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
発車する電車に小学生が接触 倒れて線路へ転落、軽傷 阪神深江駅
2023年4月30日 22時30分 30日午後5時45分ごろ、神戸市東灘区深江北町4丁目の阪神深江駅の下りホームで、大阪梅田発高速神戸行きの普通電車と小学2年生の男児(7)が接触した。男児は約1・3メートル下の線路に転落し、おでこに擦り傷を負った。兵庫県警東灘署によると、軽傷だという。 調べでは、男児は母親、弟と3人で電車から降りた後、走り出した車両と接触してホームで転倒。電車が過ぎた後、線路に転落したため、母がホーム上に助け上げた。 男児は電車から降りる直前まで車内で寝ていて、起きて降車した直後に接触したという。接触した電車は緊急停止して37分間止まった。 阪神電鉄によると、この影響で西宮―御影間で運転を一時見合わせ、大阪梅田―西代間で遅れが出た。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
天皇陛下、5年目の活動に変化の兆し お声がけや触れ合いの再開は
ヨルダンの国王夫妻と皇太子を見送ると、天皇、皇后両陛下は近くで取材していた報道陣に歩み寄った。 4月11日、皇居・御所の車寄せ。前日までご一家で静養した栃木県の御料牧場での思い出を「生まれたばかりの子牛がいて」「景色も良くて広々として」などと話した。 ヨルダンの報道陣とは声を掛けながら握手も交わした。その様子を見たカメラマンらから次々に手を差し出されると、驚きながらも笑顔で応えて交流した。 こうした報道陣らに近寄ってのお声掛けは、世の中がコロナ禍から平常に戻りつつある中で頻繁にみられるようになってきた。 側近は「少しでもコミュニケーションを取りたいという両陛下のお気持ちだろう。両陛下はメディアの向こう側にいる国民をいつも意識されている」と話す。 天皇陛下の即位から30日で丸4年。5月1日から5年目に入ります。即位後1年も経たずに新型コロナウイルス感染症が流行し、活動が長らく制限されてきましたが、令和の皇室の活動がいよいよ本格化しそうです。 新たなもてなしの試みも 新たな試みは会見の場でも見てとれる。 外国の大統領夫妻らとの会見… この記事は有料記事です。残り1816文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】天皇陛下、即位4年 皇后雅子さま、長女愛子さまと
2023年4月30日 19時00分 天皇陛下が即位してから2023年5月1日で4年を迎えます。天皇、皇后両陛下は、実際に各地を訪れ国民に寄り添う上皇ご夫妻の姿勢を継承してきましたが、即位後1年を待たず20年に新型コロナウイルスの感染が拡大。公務や式典などが相次いで中止・延期となりました。その後、オンラインでの出席が続いていましたが、この1年は現地での出席も増えてきました。 4月5日、両陛下と長女愛子さまは静養のため栃木県の御料牧場へ。天皇陛下が指し示した桜を見ようと、皇后雅子さまが顔を寄せたところ、互いの頭がぶつかるハプニングがあり、陛下が「ごめんなさい、ごめんなさい」と笑顔で皇后さまをフォローする場面もありました。 同13日には日本国際賞授賞式へ。両陛下はマスクを外して式典に臨み、受賞者のスピーチを笑顔で聞いていました。天皇陛下は式典で「様々な分野の叡智(えいち)を結集し、互いに力を合わせることにより、希望に満ちた未来が築かれていくことを願っています」と述べました。 代替わり後の両陛下と長女愛子さまの歩みを写真で紹介します。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「家で静かに子育てを」男性議員の一言に奮起 女性市議、5割の街で
名古屋市の東に位置し、人口約9万3千人の愛知県日進市。朝日新聞の調べでは、4月23日にあった市議選の結果、当選した女性の割合が初めて50%に達し、全国の市議会のなかで3番目に高くなった。専門家は、背景に「地域特性」があると指摘する。 統一地方選後半戦の同市議選では、定数20のうち、自民1、公明2、共産1、無所属6の計10人の女性が当選した。「波が来ている。ここまで30年近くかかった」。7選した無所属の白井依理子さん(72)は語る。 白井さんが初めて選挙に挑んだのは、旧日進町時代の1991年。名古屋、豊田両市のベッドタウンとして、新興住宅地が多くできたこの街に移り、80年代から子どものためのミニ図書館を自宅に開設したり、自主保育グループを作ったり。続けるうちに、行政の手助けや理解が必要だと感じた。 だが、役所では相手にされず、地元のベテラン男性議員に頼みに行っても「家で静かに子育てしていればいい」と言われる始末。そこで挑んだのが選挙だった。 「はじめは、主婦の私が選挙… この記事は有料記事です。残り1540文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル